くじら浜
 夢使い







十三夜    2001年10月28日(日)

少しづつゆっくりと膨らんでいく
その姿はなによりも美しく
気高い満月よりも
まだ未熟なその光は
どこまでも透明にまっすぐに
ひかり輝く

満月未満の十三夜






アヤシイ会員証   2001年10月26日(金)


アヤシイ人妻同盟
からアヤシイ会員証が届きました!
はなび会長、多謝多謝!
ゆめつかいどっとこむのバナーにしよかな(爆)







森の中へ    2001年10月23日(火)

そこは陽射しがまったく届かぬほどに樹々が生い茂り
その樹はあくまで高く
見上げれば天に突き刺すように真っ直ぐに伸び
でんと構えた何本もの大木がふたりを迎えた

肌に直接沁みる冷気は
細胞のひとつひとつに語りかけ
それは覚醒と同時にふたりの眠気を促がす

宇宙はたしかにここにあり
ぼくの存在は君を認め
君のぬくもりこそがぼくを認めた

敷き詰められた枯葉の上に
背からおろした毛布を一枚
ふたり一緒に包れば
互いの細胞は一瞬のうちに溶け合い
その大木の脈動につながり
その枝葉の意識につながり
その光線の調べにつながり
そのざわめきの彎曲につながり

たとえばこれが宇宙の果てならば
たとえばこれが大きな力なら
透明な透明な
森の中は
ここにある






東京にふる星   2001年10月19日(金)

ぼくたちに星がふる

ここにもこんなにたくさん星がふるんだ と

ポツリと君がつぶやいた












雨の新月   2001年10月17日(水)

10月16日 新月
夜更けに音もなくふりだした雨に 目が醒めた

空の闇は いっそう深く
見えない新月は なお濃い雨にその身を濡らす

見えるはずのない新月の位置を確認し
確かに打っている鼓動を
ぼくは
ただここで感じている






戦場の唄 ��   2001年10月12日(金)

突きささる感情のやいばで
傷だらけになった翼を
たたかう戦士は湖畔でやすめた

戦場にも つかの間の休息は必要

自らの再生力を信じ
傷めた翼を 舌が擦り切れるくらいに舐めまわし
流れおちた血は湖へと伝わる

ほっ とひとつ息をつき
その両の手ですくった水鏡に
ほんのわずかの笑みが返ってきたら
君はもう大丈夫

その微笑みの後ろからは おおきな三日月が
君の手のひらを照らしているから
反射は何倍にもなって返ってくるよ

照らされて
反射して
立ち上がり

そして また
戦士は戦場へと向かう






夢をみた   2001年10月09日(火)

枕元から流れる未明のラジオのニュースが
意識下で交差して夢をみた

天から降る赤い雨に濡れながら
うろたえ怯える老人たちをむりやりかき分け
泣き悶えて地面に這いつくばる子供たちをかまわず踏み越え
ぼくはケティだけを背負いながら
出口を求めて必死に逃げていた


ぼくが醜いのか
戦争が醜いのか






赤いもの   2001年10月08日(月)

かつての湾岸戦争で、
「 アメリカの銃で流される血と、イラクの銃で流される血の
どこに違いがあるというのか。 」
と、言った人がいた。

正義も悪も宗教も地域もそこには関係なく
人の血は皆赤い

時代の英雄たちが 血を踏み台にして成り立ったのならば、
ぼくはそれらのすべての英雄たちを否定する。






Child Moon   2001年10月05日(金)

穂のゆれに

産声あかく

弧にそまる


【 10月5日 じゅんぎからこころへ 】









Moon Light   2001年10月04日(木)

月光に
照らせし戦士
歩をすすめ
めぐる赤は
脈々と






The fall Haiku    2001年10月03日(水)

Cabin neer the woods;

A very beautiful sight;

And also critters



【 10月 2日 こころからじゅんぎへ





ビルの谷間の真っ赤な大きな塊   2001年10月02日(火)

それが、産まれたばかりの満月だと気がついたのは
しばらくしてからだった

赤くあかく真っ赤に燃えて
それはビルの谷間の低い位置に
異様な光を放ちながら
わずかずつだが
ゆっくりとゆっくりと
上昇していった

あかい真っ赤な
まるい真ん丸な
大きな満月





≪ ≫ 初日 最新 目次 HOME