くじら浜
 夢使い







風が教えてくれたもの   2009年11月21日(土)

崩れかけたレンガ造りの朽ちた建物の横を抜け
誰もいない公園の路地裏から
やっと人の気配のする大きな道に出た

街灯にぽつりぽつりと灯が燈りはじめたころ
見あげると
久しぶりに晴れわたった青い空には
まだ白い三日月が笑っていた

道行く人は襟をたて
お母さんに急かされながら足早に手を引かれる女の子

風の匂いが教えてくれたものは
まだ季節の色を残した冬の始まり








井戸の中 ��   2009年11月18日(水)

見下ろすと果てしなく深く暗く、まるで吸い込まれるような巨大な穴を、ふたりは息を呑んで覗いていた。
雑草の生い茂る裏山の中ほどにある、竹柵でかこまれた古びた井戸を、ぼくとナナは毎日まいにち飽きもせずに覗きに通っていた。
ねぇ、あの水のしたはどうなってるの?
ひとつ年下のナナはいつもぼくに質問ばかりしてくる。
あの水の下は空とつながってるんだ。
その巨大な穴のずっとずっと奥のほうには、溜まっている水の表面がそこだけ白く光に反射され、そして覗き込むふたりの顔を、また逆に照らしていた。







復活宣言?   2009年11月16日(月)

放置プレイ中のHPをようやく復活させました。

HTMLやらタグやらアップロードの仕方やら、すっかり忘れてしまい四苦八苦してしまいました。

今回もゆっくりのんびりやっていきますので、なが〜い目でみてやってください。






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