雑記帳

2003年09月30日(火) 夏休み(単純)

夏休み 中村航著 河出書房新社 2003/6/30

妻の友人の夫が失踪した。妻とその友人は家出した。戻ってきた夫と彼女らを迎えにいく。

というだけ。
キーワードはラベル化。前作「リレキショ」でもそうだが、この作品でもこだわっているようにおもえる。妻の母をどう呼ぶか。「お義母さん」「おかあさん」「ママ」という記述が出だしである。とくにかわったとこもないけどなんとなく気になるかな。

評価 △



2003年09月29日(月) 七度狐(化かし合い)

七度狐  大倉祟裕著  東京創元社  2003/7/30

季刊落語の新米編集者緑は、春華亭一門会の取材で杵槌村(狐村)へ行った。継承者を決めるための大事な一門会をなぜこのような山奥で行うのであろうか。その地には浅からぬ因縁があった。前古秋が失踪した地であったのだ。彼が最後に考えていた「七度狐」の見立てにより連続殺人事件が起きる。

短編集「三人目の幽霊」ででてきた間宮緑の長編である。長編のほうが読みやすいかな。

評価 ○



2003年09月28日(日) 真名仮名の記(書道)

真名仮名の記  森内俊雄著 講談社 2001/6/25

書に関する短編集

書より道具に視点があててある。墨や硯や筆。こだわりを感じた。

評価 △



2003年09月27日(土) ヒミコの夏(植物はお友達♪)

ヒミコの夏  鯨統一郎著  PHP研究所  2003/8/22

祐介はイネの中に立つ少女(穂波)をみつけた。
警官に両親を殺され、穂波だけが助かった。「ヒミコが日本を滅ぼす」不可解な言葉を彼女はもらす。

植物と会話ができる少女をもとに話はすすむ。日本中で人気のある米(ヒミコ)が回りの植物の繁殖を押さえる力をもっており、食した男性の受精能力もなくすという設定。ありがちだが よみやすかった。

せっかく女の子でたのに活躍なし。。残念

評価 △



2003年09月26日(金) マッチメイク(プロレス)

マッチメイク 不知火京介著  講談社  2003/8/7

第49回江戸川乱歩賞受賞作

プロレス団体の新人聡が主人公。
リング上で聡が所属する団体の会長、佐々木が倒れ、死亡する。蛇毒によるものであった。誰が犯人か?

プロレスはみる機会がない。その裏側を描いた作品であり、興味深かった。一気に読了。ミステリとしては。。。。。

評価 △



2003年09月25日(木) 幻の女(かくれんぼ)

幻の女  ウィリアム・アイリッシュ著 早川文庫 1976/4/30

妻と大喧嘩。ゆきずりの女と時をすごし帰宅してみれば、待っていたのは死体だった。誰も覚えていない女を捜してかけずり回る。

女につながるヒントを見つけたと思うたびに待っているのは死体。何回も繰り返す。連載をまとめたもののような印象を受ける。細かい点はおいといて盛り上げては落とすの繰り返しはサスペンスらしい。

評価 ○



2003年09月24日(水) 自転地球儀世界�掘覆櫃い叩�

自転地球儀世界�掘‥鎮翹Ъ�&一条理希  徳間デュアル文庫  2003/9/30

サブタイトル 異世界からの来訪者

あらすじ略

帯には 『田中芳樹が創世する異世界物語 待望の書き下ろし最新作』
とあり著者がみえなかった。読み始めて違和感があり表紙をよくみたら 『&』ついてた。。。。。。。(くそぉ)

�気�現実世界での叔父姪のお約束活劇(魔術っぽい)
�兇�異世界でののしあがり(アルスラーンぽい)

�掘�。。いきなり�機き兇里△蕕垢絃匆陝�。。なんなんだよ。。
作品をあずかったから冒険はできないのかもしれないがプロローグにするな。。。

評価 ×



2003年09月23日(火) 蜉蝣〜かげろふ〜 (緊縛)

蜉蝣〜かげろふ〜  若合春侑著  角川書店 2003/6/30

女給の帰依は美術学校の裸婦モデルになる。 視線に感じ、少しずつ変質していく。レイプ、緊縛絵のモデル。破滅までを描く。

女性作家がかいたSM小説とのこと。描写自体は薄味である。精神面の変質をえがきたかったのであろう。(実用書ではない。)女性むけである。

おやつさんにすすめられました。読んでみて内面を探りましょう。(おもいっきりうちわねただな。私信、人を踏み絵代わりにするな。>おやつ)

評価 △(旧漢字、仮名遣いが時代とあっていた。)



2003年09月22日(月) 時効 (雑学)

時効  長戸路政行著 自由国民社 

サブタイトルあなたは時効で得する人か・損する人か?

85年出版のものを2003年に改訂

法律って。。。法律って。。。 こんなもんだなぁ。
ぱらぱらみてるだけ



2003年09月21日(日) バトル・ロワイアル�供淵拭璽潺諭璽拭�

バトル・ロワイアル��

前作で逃げ延びた男をうちとればゲームに勝利。

読後感はターミネータ。 �靴い弔任發弔�れそうなラストだった。

評価 ×



2003年09月20日(土) 交尾(児童書)

交尾 高柳美知子・松本徳重監修 子どもの未来社 2003/8/20

交尾の写真集。児童書5年生向け。

そのものずばり。ゆたかで科学的な性教育を とのことですが、子どもなら素直にみれたんかなぁ。

評価 ○



2003年09月19日(金) 汝の名 (変身)

汝の名  明野照葉著 中央公論社  2003/8/15

サブタイトル woman

あーー つまらない男にひっかかってしまった。このままでは終わらないわ!!里矢子は決意した。

成功した女社長陶子のもとへ里矢子が金を無心しにきた。引きこもっている久恵と陶子のいびつな生活。久恵は陶子になりかわろうとした。

リセットもの。前作と設定がにてるような。。。まったく新しい設定でかかないかな。

評価 △



2003年09月18日(木) おほしさまかいて! うたがみえる きこえるよ (カール)

おほしさまかいて! 偕成社 1992/9
うたがみえる きこえるよ 偕成社 1981/12 エリック・カール著

おほしさまかいて!;絵描きが描く。星 太陽 木 女 男 家 犬 猫 鳥 蝶 花 雲 虹 夜 月 星 カールらしい展開と色使いである。

うたがみえる きこえるよ;感覚絵本 絵を みながら、じっと 耳を すませてください ほら、なにか きこえてきませんか 絵本のなかの バイオリニストが かなでる 美しい 色と形から あなたの心に ひびく曲を かんじとってください<紹介より モーツアルトのバイオリンコンチェルト作品K63にあわせてみてください。とのこと。色がはじけ、形が踊る。
楽しめた。

評価 ○



2003年09月17日(水) 銀河の魚(青)

銀河の魚 たむらしげる著 メディアファクトリー 1998/11/4

ある山の中の湖に小さな島があり、その島に変わった形の天文台が建っています。

このフレーズから始まり、天文台に住んでいる二人はボートで不思議なところへ旅立ちます。

たむら氏の作品は透明感のある色調がいい。特にこの作品では宇宙的に青、黒をつかっており好みである。(宇宙のいろはたしか白緑だったけど。。細かいことはおいといてイメージにあってればよし。)

評価 ○



2003年09月16日(火) 怖い本4 (タイトルどおり)

怖い本4  平山夢明著  角川春樹事務所 2003/7/18

勁文社からでた『超』怖い話シリーズ。より抜粋したもの。

50篇収録。語り口はお約束どおり。ぱらぱらにはいいかな。

評価 △



2003年09月15日(月) 死体洗いのアルバイト(都市伝説)

死体洗いのアルバイト  坂木俊公著 イースト・プレス 2003/8/1

サブタイトル  病院の怪しい噂と伝説

WEB上でよく訪れていた都市伝説サイトから出た本。内容はタイトルとサブだけで十分わかることであろう。

http://www.med-legend.com/

中身はいっしょなんだけど、紙を媒体にしたほうが読みやすい。

評価 ○(趣味というだけ)



2003年09月14日(日) 西の魔女が死んだ(ほんわか)

西の魔女が死んだ 梨木香歩著 小学館 1996/4/20

西の魔女が死んだ。母方のおばあちゃんのことをまいとお母さんは「西の魔女」とよんでいた。2年前喘息の発作をきっかけに登校拒否になったまいはおばあちゃんのところへ行った。そこで魔女修行にいそしみ立ち直る。

ラストのガラスになぞった跡「ニシノマジョ カラ ヒガシノマジョ へ オバアチャン ノ タマシイ、 ダッシュツ、 ダイセイコウ」をみて祖母の死を実感。

児童書だが 大人がよんでもいい作品だとおもう。

評価 ○



2003年09月13日(土) タイムスリッパー秀吉 (中途半端)

タイムスリッパー秀吉  堤有楽著 文芸社 2003/7/15

23才の木下茂は戦国時代にタイムスリップした。中村の木下藤吉郎とまちがわれ、後の秀吉になる第一歩をふみだした。蜂須賀党をまとめ信長の知己をえた。(中略)斉藤道三と信長の有名な逸話まで。

中途半端だ。プロローグだけなんだろうか。ハードカバー一冊つかってここまでしか話がすすまないのに深く描いてるわけでもない。うわっつらだけの流れをおっていて、目新しさもない。

評価 ×(タイトルだけで読んだ)



2003年09月12日(金) 俗信の論理 (民俗学)

俗信の論理  板橋作美著  東京堂出版 1998/9/10

「家の中で笠をかぶれば、叔母の、陰部が臭くなる」(長野県北安曇郡)

<俗信のとらえかた>:でたらめ? 断片的で非体系的なのか? 変異形 言われていないこと 全体性 禁忌 統辞連鎖と範列集合
<俗信の仕組み>:対立・反意 相同・同意 入れ換え群 相関関係 言い換え 
<文化の論理>:定義 分類
<各論>

俗信がでたらめでないということを示すために取り出した例が。。叔母の陰部。。。 出だしで著者の意図通りこけてしまった。楽しんだ。

評価 ○(趣味だな。。)



2003年09月11日(木) プレシャス・ライアー(SFらしい。。)

プレシャス・ライアー  菅浩江著 光文社 2003/6/25

バーチャルリアリティの世界をさまよいオリジナリティ探す詳子は、ソルト・ペッパーにであう。認識とは?現実とバーチャルとの境目は?記号表記(シニフィアン)記号内容(シニフィエ)から世界はなりたっている。それが混乱すると世界が崩壊する。詳子は自己に自信がもてなくなっていく。

プレシャス・ライアー;たいした嘘つき

自己欺瞞と一人芝居。設定に目新しさなし。結びに関してはいうまでもない。それ以外のなにかがあるのかといわれても何も感じなかった。

評価 ×



2003年09月10日(水) くらのかみ(座敷童子)

くらのかみ 小野不由美著 講談社 2003/7/31

ミステリーランド 第一期(これで全部読んだな)

本家の跡取りを決定するために集められた親子。財産がらみのおもわくで動きがとれない親たちはさておき、子ども達は楽しくすごしていた。死人遊びで子どもがひとりふえるところから物語ははじまる。毒をもられ、沼にさそいこまれ。。。誰が犯人?

時事ネタがはいっていないので、誰が読んでもそれなりに楽しめると思う。一期のなかでは一番かな。小野不由美は悪霊シリーズもあり、経験があるぶんうまい。座敷童子の「おもしろそうだから」という理由で出現がいかにも子どもらしくていい。

評価 ○



2003年09月09日(火) 透明人間の納屋(朝鮮)

透明人間の納屋  島田荘司著 講談社 2003/7/31

ミステリーランド第一期作品

お隣の真鍋さんはいつも僕と一緒にいてくれた。子どもの僕に真剣に対してくれた。いつだって、どんなことでも僕に答えてくれた。いつも鍵がかかっている納屋に透明人間になる薬がかくされていた。天国のような国へいこうといつもいってくれた。

僕は真鍋さんにひどいことをいった。いなくなってしまった。

オチ朝鮮問題。子供向けの題材としてはどうかな。対象がわからない。

評価 ×



2003年09月08日(月) 動物好きに捧げる殺人読本(擬人化)

動物好きに捧げる殺人読本  パトリシア・ハイスミス著 創元推理文庫 1986/3/29

短編集
象、駱駝、犬、猫、豚、鼠、馬、鶏、猿、ハムスター、鼬、山羊

ねたばれ

動物達が犯人。擬人化してありそれぞれの思いが興味深かった。人間と動物のやりとりで人間が負ける。好きこのんで殺人にはしるわけでなくやむにやまれずなりゆきでのこと。罪悪感なし。楽しめた。

評価 ○



2003年09月07日(日) グロテスク(嫌な女?)

グロテスク  桐野夏生著  文芸春秋  2003/6/30

妹と友人が娼婦として殺された。独白と二人の手記。

嫌な女を楽しめると聞いてよんでみたが、ただ素直なだけと感じた。特に目新しさはない。この分厚さを読ませるところは桐野のうまさであろう。

評価 ○(記憶はすでにうすれてるが。。)



2003年09月06日(土) 陰摩羅鬼の瑕 (いまいち)

陰摩羅鬼の瑕  京極夏彦著  講談社ノベルス  2003/8/8

榎木津と関口が招かれた烏屋敷。4人の花嫁が死亡している。5人目の花嫁を迎えるとき謎が解ける。

微妙に立地点がずれてるだけのもの。
パターンがみえてきてページ数のわりに読みやすい。前作を読了していないとおもしろさが半減(いや 8割減る)のが欠点である。

評価 △(目新しさなし)



2003年09月05日(金) 漢字の民俗誌(まじめ)

漢字の民俗誌  丹羽基二著  大修館書店 1998/6/1

姓氏研究家として名高い著者が、人名・地名の漢字に託された意味や、文字にまつわる習俗を紹介しながら、日本人の生活感・人生感を浮き彫りにする。漢字への愛情に満ちた一冊。<紹介より

うんちく本です。

姓氏にこだわりすぎの感はあるがおもしろかった。

評価○



2003年09月04日(木) 花に舞(短編)

花に舞  高田崇史著  講談社ノベルス 2003/7/5

サブタイトル  麿の酩酊事件簿

ショパンの調べに:コンサートで弾けないピアニスト
待宵草は揺れて:没落家のお茶会
夜明けのブルー・マンデーを:カクテルレシピ盗用
プール・バーで貴女と:ハスラー。毒の盛り型。

結婚相手を自力で見つけるのが家訓の勧修寺家。そのご大層な家柄についてはいってはいけない。あくまで自分だけの力で相手を。。。と ばたばた主人公。

酔うと頭脳明晰気障な男に変わる。(お約束どおりその間の記憶なし)パターンにのっとっている。最後のお相手もすでにみえみえだし。。。軽い。

評価 △



2003年09月03日(水) 輝く日の宮(うんちく本)

輝く日の宮  丸谷才一著 

源氏物語うんちく。

ヒロイン邪魔である。 

前生がでたとこで、引いた。夢落ちは蛇足である。解釈をわかりやすく伝えるための狂言回し。 オーバーラップさせて、のめりこませるのが目的かもしれないが、現代の記述はいらない。旧仮名遣いも1990年代を舞台にしているのと、源氏との距離を縮めるためだろうけど中途半端である。読みやすい旧仮名遣いはムードをかもしだすためのものであり、必然性がない。小説という形をとらず、丸谷が「私はこう推測します」と前面にでてきているうんちく本のほうが好みだったかもしれない。

評価 ○(うんちく部分は楽しんだ)



2003年09月02日(火) 支那そば館の謎(印象ゼロ)

支那そば館の謎  北森鴻著  光文社 2003/7/25

サブタイトル 裏(マイナー)京都ミステリー

元泥棒の寺男が女性記者にのせられ、住職の助けを得て謎をとく連作。

薄味でした。たぶんまったく記憶にのこらないとおもう。

評価 △



2003年09月01日(月) 歴史を彩った恋人たち(ネタに。。。)

歴史を彩った恋人たち  山崎洋子著 講談社 1994/9/19

詳細略

日本の有名な組み合わせ羅列。
女性が描くせいかやけに辛辣であった。女の子に夢をもたせてくれよぉ。。。

評価 △


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