雑記帳

2004年10月31日(日) コンプリート・ロボット

コンプリート・ロボット アイザック・アシモフ著 ソニー・マガジンズ 2004/8/30

ロボット物短編31をまとめたもの。
系統立てて読むにはいい。 既読者も楽しめる。 文庫未収録作品もあり。

評価 ◎(これで軽いなら購入してもいいんだが。。)



2004年10月30日(土) 陽だまりの迷宮

陽だまりの迷宮 青井夏海著 角川春樹事務所 2004/5/18

連作

黄色い鞄と青いヒトデ:電車模型が紛失。
届かない声:不倫?遊園地での一こま。
クリスマスのおくりもの:ぞうさんがなくなった。

海に散骨した両親を偲ぶために、11人兄弟に招集がかかった。先に来たふたりが思い出を話す。ヨモギさん。

死体がでてこないほのぼの日常のミステリー。優しい空気がある。

評価 ○



2004年10月29日(金) 魔王城殺人事件

魔王城殺人事件 歌野晶午著 講談社 2004/9/22

ミステリーランド第5回配本

少年探偵団もの。意外なことに少年向けかくのあってるのかも。<歌野

評価 ○



2004年10月28日(木) 薔薇密室

薔薇密室 皆川博子著 講談社 2004/9/24

第二次世界大戦中のポーランドが舞台。第一次と交互に描写。
奇形。純愛。

「死の泉」等のように資料をおさえた作品。幻想。読了まで1時間。

評価○ 



2004年10月27日(水) 蛍坂(じゅる)

蛍坂 北森鴻著 講談社 2004/9/21

シリーズ第三弾

香菜里屋 工藤
さりげない謎解き。 うまそう。空腹時禁

評価 ○



2004年10月26日(火) 猫

猫 クラフト・エヴィング商会プレゼンツ 中央公論新社 2004/7/25

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4120035387/249-0110996-4501165

お軽はらきり:有馬�魑�
みつちやん:猪熊弦一郎
庭前:井伏鱒二
「隅の隠居」の話 猫騒動:大佛次郎
仔猫の太平洋横断:尾高京子
猫に仕えるの記 猫族の紳士淑女:坂西志保
小猫:瀧井孝作
ねこ 猫―マイペット 客ぎらひ:谷崎潤一郎
小かげ 猫と母性愛:坪井榮
猫 子猫:寺田寅彦
どら猫観察記 猫の島:柳田國男
忘れもの、探しもの:クラフト・エヴィング商會

誰もが名前をしっている(読了したかどうかはおいといて)メンバーが猫について書いたエッセイ。

猫好きなら読むべし

評価 ○



2004年10月25日(月) にゃんこ亭のレシピ(じゅる)

にゃんこ亭のレシピ 椹野道流著 講談社 2004/9/5

突然舞い込んだ手紙は祖母の死を伝えていた。法事に参加するために訪れた地で呼ばれ、レストランをひらくことになった。不思議な力がまだ残り、お狐様が存在する地でゴータはゲイと子狐とともに暮らすことになる。

うーん。ファンタジーといえばそうなんだが、ゲイに関してはさすがホワイトハートx文庫のお約束ということで。椹野のボーイズはこの文庫では風味というだけで詳細描写はないのでながせばきにならない。
それはおいといて、とにかく食べ物がうまそう。空腹時には読まないほうがいい。

評価 ○



2004年10月24日(日) 怪奇鳥獣図巻

怪奇鳥獣図巻 伊藤清司監修 工作舎 2001/1/25

大陸からやってきた異形の鬼神たち

不可思議な鳥獣、異様異体の鬼神たちが次々に登場する「怪奇鳥獣図巻」は、江戸の無名の絵師によって描かれた極彩色の絵巻物。中国古代の奇怪な博物誌「山海経」からの引用を中心としつつ、来歴不明の「妖怪」たちも少なからず顔をみせる。古代中国と江戸期日本のイマジネーションが交差する幻の妖怪絵巻の全貌をオールカラーで初公開。<紹介より

ぱらぱら。おもしろい! 顔、足等が子どものパズルのように組み合わせかえたもの多くみることができる。

評価 ○



2004年10月23日(土) 龍の黙示録

龍の黙示録 篠田真由美著 祥伝社 2001/4/10

血を飲んだためキリストの姿を写した龍緋比古。その血を求める者。
リストラされた透子は、臨時秘書として雇われることになる。そこにいたのは日光を浴びても平気な吸血鬼と「メイド」「少年」「獣」変化する生き物であった。巻き込まれるが、最後には共に歩むことを決意する。

何冊かでそろったようなので読み始める。登場人物紹介と背景説明の巻。このあとどう発展するのであろうか。
(荒巻の空白シリーズをもってくるのはいかがなもの?)

評価 △



2004年10月22日(金) ロボットの時代(決定版)

ロボットの時代(決定版) アイザック・アシモフ著 早川書房 2004/8/10

すべて既読。古さを感じさせない。

評価 ○



2004年10月21日(木) こたつ

こたつ あまのよしたか 講談社 2001/8/24 

こたつと ともだち
こたつの1しゅうかん

耽美系絵をかく天野喜孝の絵本。協力夢枕獏。

ひとりに なって、/ぼくは どくしょを/する ことに した。/ぼくは どくしょが すき。/ひまな ときは、/いつも どくしょ。/さらに どくしょ。/さらに さらに どくしょ。/さらに さらに さらに どくしょ。(こたつと ともだちより)

げつようび。/ぼくは そうじを する。/そうじは すぐ おわる。/あとは ひるね。(こたつの1しゅうかんより)

覗かれてる気分。

評価 ○(著者名に気づいたのは読了後)



2004年10月20日(水) キマイラの新しい城

キマイラの新しい城 殊能将之著 講談社 2004/8/5

千葉に移築されたシメール城をシンボルにファンタジーランドが造られた。社長江里にエドガー・ランペール(13世紀城主)が取り憑き、死の謎を解いて欲しいと依頼。探偵石動がコスプレをしながらあちこちうろつく。

黒い仏系列の話。(クトゥルフはなし)

評価 △(ミステリじゃない)



2004年10月19日(火) Yの真実

Yの真実 スティーヴ・ジョーンズ著 化学同人 2004/8/10

サブタイトル 危うい男たちの進化論

男こそが女になりそこなったものだという事実を明らかにする。
http://www.kagakudojin.co.jp/library/ISBN4-7598-0975-9.htm

こんなにくだけていていいのだろうか。出版社のイメージと離れていた。一般書。

評価 ○



2004年10月18日(月) エミリー ザ・ストレンジ(猫)

エミリー ザ・ストレンジ コズミック・デブリ著 メディアファクトリー 2003/3/28

猫。どこにでもいる女の子。足跡たっぷり。

宇多田ヒカル訳で有名らしい。絵にひかれた。

評価 ○



2004年10月17日(日) 念力家族(短歌・・・)

念力家族 笹公人著 宝珍 2004/9/17

守護霊の目が気になりて千円札交番に届ける兄は独身

上記のような詩が二〇〇首以上収録。

評価 ○(どうでもよくて嫌いじゃない)



2004年10月16日(土) 奪還せよ!(北朝鮮)

奪還せよ! 倉本竜士著 毎日新聞社 2004/6/20

21年前、北朝鮮に拉致された娘を救出してほしい。死期を知った男の願いだった。
4人の男と1人の女が潜入した。

表紙が姉妹の後ろ姿。アジアノワールシリーズらしい。

評価 ○



2004年10月15日(金) ザスーラ(続編)

ザスーラ クリス・バン・オールスバーグ著 ほるぷ出版 2004/9/30

20年ぶりの「ジュマンジ」続編。

「ジャングル探検ゲーム」以外にもう一枚はいっていた。「流星群に突入。回避せよ」。拾った兄弟のゲームがはじまる。

裏表紙のサイコロ。白黒だけの絵。借りてみたらジュマンジ続編。映画は忙しかったが絵本程度ならok。

評価 ○



2004年10月14日(木) 出口のない海(戦争)

出口のない海 横山秀夫著 講談社 2004/8/9

第2次世界大戦時野球部にいた仲間たちの青春もの。

96年に刊行されたものを全面改訂。

甘くまとめてある。

評価 ○



2004年10月13日(水) 壊れた脳生存する知

壊れた脳生存する知 山田規畝子著 講談社 2004/2/26

高次脳機能障害。自分のまわりの出来事の重要性の過小評価をよくする。異様な判断力の低下に気づいたときの驚きと失望。知能の低下はひどくないので、自分の失敗がわかる。失敗したとき、人が何をいっているかもわかる。

障害を負った医者の手記。

「ぼけ」てますから。この言葉が重い。

評価 ○



2004年10月12日(火) 我語りて世界あり

我語りて世界あり 神林長平著 徳間書店 1990/11/30

「わたし」とは何か?名づけられても変容しない。変化するのは常に名をつける側なのだ。自己に名をつける・・・自己が変容する。全体としての「わたし」から遊離しかけているからこその疑問。わたしは「わたし」から隠れながら名を持つ3人と接触する。
この世界は個がない世界である。誰もが誰にでもなれる。

言葉にこだわる神林の世界。

評価 ○



2004年10月11日(月) 恋しい女

恋しい女 藤田宜永著 新潮社 2004/8/20

女好きの家系に生まれた男は、ただひたすら女色の迷路を彷徨い続けた。セカンド・ヴァージンの女と出会い翻弄される。またそれを楽しんでいる。

表紙が耳のアップ。ハードボイルドタッチの遍歴である。

評価 △



2004年10月10日(日) QED 鎌倉の闇

QED鎌倉の闇 高田崇史著 講談社ノベルス 2004/8/5

「”神”は三種類に分類される・・・まず第一が、大自然。次は祖霊。最後は、時の朝廷に対して戦い、恨みを呑んで亡くなっていった人々」・・・<紹介より

あいかわらずの蘊蓄披露である。一応ミステリねたもいれてはあるが、QEDは著者が集めた蘊蓄をひろげるためのものとして認識。

評価 ○(蘊蓄きらいじゃない)



2004年10月09日(土) お元気ですか

お元気ですか 新井素子著 廣済堂出版 2004/9/5

クロスワードハウスに掲載されたエッセイ

新井素子のよさはどこか抜けていること。それを自覚してるとこ。
楽しんでるのがわかること。

小説とは違いぼけぼけがいい。

評価 ○ 



2004年10月08日(金) 8.1

8.1  山田悠介著 文芸社 2004/8/1

8.1:「バケトン」(お化けトンネル)があるという噂をききつけるたびに、詣でる。実は因縁のある場所だった。消えた赤ん坊はどこへ?
写真メール:異常者と呼ばれて喜びを感じる。写真を撮ることが夢。千載一遇のチャンスが訪れる。
黄泉の階段:秘密をうちあける
ジェットコースター:ぶらさがり合戦。ひとりだけ残る。

ひとつのネタだけで書いてある。

評価 △



2004年10月07日(木) 韓国のなかのトンデモ日本人

韓国のなかのトンデモ日本人 野平俊水・大北章二著 双葉社 2004/5/20

サブタイトル 日本では絶対に見られない、韓国ドラマ・映画・AVの世界

AV解説でうけた。日本女AVねぇ・・・ちとみたいようなみたくないような

評価 ー



2004年10月06日(水) 42.195

42.195 倉阪鬼一郎著 光文社 2004/7/25

東京グローバル・マラソンで2時間12分を切れ。
さもないと息子を殺す。
会社の人間には絶対にもらすな。<紹介より

三流に近い二流マラソン選手田村は奇妙な脅迫をうけた。息子の命がかかっている。命をかけたマラソンが始まる。
一流マラソン選手天羽は犯人の指示をうけながら「見て見て私を見て」と妙な感覚で完走する。二つのマラソンを通じて、犯人が意図したことはなにか?

長編本格推理とのこと。

倉阪が描く長編本格推理であるからにして、まともじゃないだろうと変な期待を持って読んだ。或意味まともじゃなかった。

評価 ○(前半○後半△オチ×)



2004年10月05日(火) 謎とき・坊ちゃん(帯つけて欲しい)

謎とき・坊ちゃん 石原豪人著 飛鳥新社 2004/7/30

サブタイトル 夏目漱石が本当に伝えたかったこと

本書は著者が50年以上抱き続けたテーマでもある「坊っちゃん」の疑問にちての考察をまとめ、単行本化したものである<著者紹介より

上記から真面目な物を想像し借り出し。

第一章 名作の裏側には、男色が息づいている
第二章 「越後の笹飴」に隠された隠微な暗示
第三章 校長以外、なぜ全員が独身なのか
第四章 誰も気づかなかった隠れキャラ
第五章 なぜ男3人で釣りにいったのか
第六章 土手を逢瀬する男女の意外な正体
第七章 三角関係が名作を動かす原動力だった
第八章 男の嫉妬が爆発するラスト・シーン!!

著者は林月光の名前を使い「サブ」「薔薇族」等にイラストを掲載していた画家だった。帯にはそのことが書いてあったが、図書館でははずすので中をみてうけてしまった。司書もタイトルだけで購入したのではないだろうか?

評価 △



2004年10月04日(月) サウダージ(続編)

サウダージ 垣根涼介著 文藝春秋 2004/8/10

ギャングスター・レッスンの3人組がまた登場。今回の主役はチームに入れなかった男。
関根はDDと暮らすためにでかい山を踏む計画を立てる。チームをくむために柿沢らに声をかけるが・・・

日系ブラジル人、人殺し、戸籍奪う。女。コカイン。失敗。人情。

アキの恋が関根とかぶってくる。

評価 △



2004年10月03日(日) 火のみち(男の生涯)

火のみち 上下 乃南アサ著 講談社 2004/8/3

終戦を満州で迎えやっとの思いで帰国。母が倒れ、姉は稼ぎに出、少年は幼い弟妹の世話にあけくれていた。母の葬儀代返済のため12才の妹を売れと強要した男を殺害。10年の刑に服することになった。女優への道を歩む妹と会うこともできず、出所後は備前で陶芸をすることになった。名をなした後芙官窯に魅入られていく。

男の性質・陶芸。ともに火である。女性をメインにもってきてないせいか読みやすい。1日で読了

評価 ○



2004年10月02日(土) 方舟は冬の国へ(シンパシー)

方舟は冬の国へ 西澤保彦著 光文社 2004/8/5

監視カメラと盗聴器が設置されている別荘で、初対面の女性、少女と家族を演じる。24才の十(つなし)和人はとまどいながらも何とかこなしていった。存在しなかった夏休みの情景。疑似家族のはずが別のものもうまれた。そして、心の中で女性と話すことができるようになったとき、事態は変わった。

大人のお伽噺として読んで欲しいと記載してあった。

評価 △



2004年10月01日(金) 零崎双識の人間試験

零崎双識の人間試験 西尾維新著 講談社ノベルス 2004/2/5

「零崎一賊」動機もなく道理もなく理由もなく利益もなく目的もなく黙想もなく原因もなく幻想もなく因縁もなく印象もなく生産もなく正当もなく凶器もなく興味もなく命題もなく明解もなく義侠もなく疑問もなく獲得もなく確実もなく暴走もなく謀略もなく尊厳もなく損失もなく崇拝もなく数奇もなく妄失もなく蒙昧もなく欠落もなく結論もなく懊悩もなく応変もなく益体もなく約束もなく正解もなく成功もなく執着もなく終焉もなく根拠もなく困惑もなく負荷もなく風情もなく決別もなく潔癖もなく(以下略)純朴かつ潤沢な殺意のみで人を殺す。殺人鬼。

針金細工のような男「双識」(大鋏使い)が今まさに殺人鬼への道を歩み始めようとしている娘「伊織」を妹と呼び。漫才。

戯言シリーズとの関連あり。基礎知識なしのため作品世界にはいるのに時間がかかった。上の説明は1pを費やして書かれており、一番印象に残った。

評価 △


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