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ボクシングの中継を見ながら、書いています。
天才の挑戦者と迎え撃つチャンピオン。
輝くキャリアの挑戦者にスポットライトが照れされる。
肩書きではなく、「主役」がすり替わる。
僕は、無意識にチャンピオンを応援しています。
さて。
ボクサーの戦う場所がリングなら、物書きとして戦う場所は頭の中であり、ノートだ。
学生時代、物書きを目指していた私は、プロボクサーを目指していた友人に、そんなことを言った。
二十年近くして、私はまだ、戦っている。
久しぶりに大苦戦中。
劇団の次回公演用の台本だ。
歳を重ねる度に、悩むことは多くなっていく。 悩んでも仕方ないことだとわかっていても、悩む。
どんな中でも、全力で書き上げる。 それが信念。
予定が延びても、投げ出さず、頑張ろう。
チャンピオンは前評判をひっくり返し、善戦している。
劇団の若い子が「台本を書いたから読んでほしい」と短編の台本を持ってきた。 こういうのは、なんだか嬉しい。 自分なりのアドバイスをする。 自分の口から出てるアドバイスを自分が実践しきれていないことはわかってる。
大学でこちらを離れていた女の子が戻ってきて、劇団の稽古に参加した。 不思議とタイミングが重なって、久しぶりのメンバーが続々。
久しぶりのメンバーも、役者として、稽古に交じる。
台本を持って動く姿を懐かしく思う。 台本を持つ手が震えているのに気付いたが、見ないふりをした。 しかし、時間が過ぎると、すっかり以前の姿と変わらなくなり、安心したような気持ちになる。
後半、稽古を止めて、役者陣に自分が演出として何を求めているかを時間をかけて説明する。 ぼんやりした表現を避け、より具体的に話そうと気を付ける。 こういった時間を取るのは久しぶりだが、きっと大切なことだ。
善戦届かず、チャンピオンは判定負。 インタビューで応える「すいません」の言葉が辛い。
いろいろと整理が必要だ。
2013年08月25日(日)
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