ワ ス レ ル タ メ ニ
目次|過去|未来
私は。
すぐ不安になる。
まぁくんの一挙一動に。
振り回される。
ちょっとしたことで。
泣きたくなる。
どうしてこんな風になってしまったのだろう。
「ほんまに?」
私はついまぁくんにそう聞いてしまう。
彼の。
私への気持ちを表す言葉を。
疑っているわけではないのに。
ついそう聞いてしまう。
そのたびに。
彼は。
「ほんまやよ〜。」
と繰り返し同じ言葉を言ってくれる。
ちゃんと目を見て言ってくれる。
安心する。
まぁくんの前では。
力をいれなくていいから。
へらんへらんの私。
けらけら笑うし。
すぐすねるし。
すぐ泣くし。
どうしようもない。
我慢のできないただの子どもだと思う。
あかん。
彼と付き合い始めて。
特に変わったところはないと思っていた。
けれど。
今の私はまぁくん一色だ。
これは私の悪い癖。
落ちつかなくちゃ。
私とまぁくんは。
付き合うと決めた訳ですが。
特に何も変わりません。
そう言うところが。
彼の安心できるところなのかもしれない。
彼は
「俺絶対無理やと思ってたわ。 ほんまにほんまに大事にする」
と言ってくれました。
大事にする。
いい言葉だなぁ。
初詣の帰り。
まぁくんに好きと言えました。
彼は照れるわぁといいながら
「こんな俺やけどつきあってください」
と言ってくれました。
「うん」
と答えた私に
彼はぎゅうをしてくれました。
幸せ幸せ。
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