昼休み川面を眺めこれからの仕事のことを考えている
根回しのできないボクの後始末これが最後と心に決めて
打ち合わせ重ねてできることなのに今日も動かぬ不惑のボクは
次々にやらねばならぬことが出てジクソー・パズル解くよな気持ち
あれこれと試作を続け穏やかな秋の陽徐々に傾いてゆく
雨の音激しく揺れる胸のうち語るがごとく続いておりぬ
夕方の暮れ切る空を仰ぎつつひとつの区切りつくこと思う
残された時間を計りできることできないことを仕分けしている
曇り空仰いでどうかお願いと思いたくなる異動の間際
秋晴れの空を仰いでこれからの展開などを指示しておりぬ
2002年10月21日(月) |
あした天気になりますように |
異動まで片づけたいと思うからあした天気になりますように
厳しくも優しいボスの消息を見つけて思う懐かしい日々
砂時計見つめるような心地して引継ぎ事項書き出している
どう分ける境界線に悩みつつ引継ぎ準備始めておりぬ
突然の内示を受けて段取りをあれこれつける午後のひととき
右左物を動かす算段をできないボクは留守番させて
連休が明けて冴えない顔をして電車に揺られ職場に向かう
出雲路を走る若人照らしてる秋の陽射しの強さを思う
秋日の穏やか過ぎる陽射しなど浴びつつ仕事続けておりぬ
先輩の訃報を告げる電話来て物思いする連休初日
秋の川静かに流れ染めていく木の葉の色を思い浮かべる
何事もないよな顔で作業する心に走るうすら寒さよ
登録を削除しますかそれだけで断ち切るものも数々あれば
彩雲の流れる空の行く末を考えながら仕事に急ぐ
2002年10月07日(月) |
ジェット・ストリーム |
昨日今日重なる刻のはざまにてたゆたうものを見つめておりぬ
燃えさかる炎が照らす伝統の重さを思う夜のひととき
新人を教えることの難しさ感じながらもマニュアル作る
明日からの仕事の手順考えて事務所の中を走り続ける
小枝散り広がる空の広さなど眺めて今日は台風一過
台風の近づく気配感じつつ書庫に走れば潮の香強く
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