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2009年06月07日(日) |
6月7日のlesson de ラ・パレット… |
梅雨入り前の晴れた一日、以下の内容で公開レッスンを行いました。 いつもは、ほぼ生徒さんの年齢順に、前半に1時間のレッスンを3コマ、後半に1時間半弱のレッスンを2コマなのですが、今回は、いろいろな事情があって、通常とは違ったタイムスケジュールでレッスンが行われました。 休憩時間が短く、慌しくなるかと思いましたが、いつものアットホームな雰囲気の中でレッスンができたことが、とても嬉しく思いました。 取り上げられた曲目は以下の通りです。
****************************************** 11:00〜 バルトーク:ミクロコスモス第2巻より J.S.バッハ:インヴェンション 11 D.スカルラッティ:ソナタ K.32、K.420
12:00〜 ベートーヴェン:ソナタ 第23番 op.57 ブラームス:4つの小品 op.119 ショパン:エチュード op.25-1
《休憩》13:30〜14:00
14:00〜 ショパン:エチュードop.10-8 バッハ:平均律2巻より7番 エチュード Op.39-8
15:00〜 ラヴェル:水の戯れ モーツァルト:ソナタ Kv.457 終楽章
16:00〜 バッハ: 平均律2巻 第2番 ハ短調 ドビュッシー:12のエチュード 1番 ショパン:エチュード op.10-8 ******************************************
この日のレッスンで印象に残ったのは、タッチについてのお話です。 …といっても、理想のタッチがどう…ということではなく、もっと細かい、けれども、実際にピアノを弾く際には、意識できなければならない数々の事柄でした。
例えば、中学1年生の生徒さんに対して、 「力むのではなく、集中力のある音を出す」 「きちんと弾こうとしないと、自分が思っているのとは違うタイミングで発音してしまう」 …という基本的な事柄を、そして、大学を卒業した生徒さんには、 「音楽の音=熱量」 という、音に対するセンスの問題とも思えるような事柄まで。
また、 「手首が手の甲よりも少し高くならないと、指先が内側に入らない」 …といった解剖学的な視点からのお話もありました。
全てのレッスンが終わった最後のまとめとして、基礎の問題について、 「いつでも元に戻らないとダメ。一つやったら元に戻る」 「自分の積み重ねは自分で一つ一つやらないとダメ」 「難しい曲を汗って早い時期に弾かないほうがよい」 というお話があり、ピアノを学ぶというのは、本当に、様々なことを丁寧に時間をかけてやることが大切なのだと改めて思いました。
次回は、8月2日です。 お申し込みをお待ちしています。
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