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2010年02月07日(日) |
2月7日のlesson de ラ・パレット |
厳しい寒さが続く冬の只中でしたが、大勢の皆様に足を運んでいただき、 公開レッスンを行うことができました。 今回は、久しぶりに小学生の生徒さんが2名となり、基礎的な楽曲について、充実したご指導を伺うことができ、 ピアノを指導する私たちにとっては、より参考になる内容となったように思います。 また、フランスの現代作曲家、ミュライユの作品も取り上げられ、幅広い内容となりました。 詳しい曲目は以下の通りです。
****************************************** 11:00〜 バルトーク;ミクロコスモス(第3巻)より 82番、83番 J.S.バッハ;シンフォニア第6番 E Dur BWV792 モーツァルト;「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 (きらきら星変奏曲)C Dur K.265 12:00〜 ベートーヴェン;ソナタ Op.10-2
13:00〜 バルトーク;ミクロコスモス 97番、100番 J.S.バッハ;シンフォニア No.4 メンデルスゾーン;無言歌集より 乗馬 Op.102-3 ドビュッシー;子供の領分より 雪は降っている、 小さな羊飼い、ゴリウォーグのケークウォーク
《休憩》14:00〜14:40
14:40〜 J.S.バッハ;平均律2巻より 2番 ショパン;ソナタop.58
16:10〜 ラヴェル;ソナチネ ドビュッシー;12のエチュードよりアルペジオのために ミュライユ;さよならの鐘と笑顔 ******************************************
この日の公開レッスンで一番印象に残ったのは、お二人の生徒さんが弾いた ミクロコスモスについて、楽譜がいかに正確に記されているか、 そして、それを音にする際に、どのようなことに留意したらよいか…という点でした。
ミクロコスモスは、一見、書かれている音楽は短くシンプルで、 それほど難しくないように思えますが、細部について知れば知るほど、 音楽的内容の奥深さに感嘆させられます。 幼い頃から、このような内容を意識した指導を受けることができたら、 お子さんはどれほど成長するだろうか…と思うと同時に、 指導する立場として、どれほど注意深く音楽と向き合わなくてはならないか、 改めて考えさせられました。
また、後半では、ドビュッシーの音楽の作り方について、改めて考えさせられました。 ドビュッシーの音楽は、一般に考えられているよりもずっと、特殊で緻密で、 取り組む際には、非常に注意深くあらねばならないことなど、 これは、自分自身が勉強していく上で、不可欠な点について考えさせられました。
他にも、長く考え続けていきたいお話が沢山あり、有意義な一日でした。
次回は、4月11日。 お申し込みをお待ちしています。
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