青春の思ひで。
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雪が降ってますよ……。 そんなに降る地域じゃないのに。 しかも3月。
弟は今日、入試です。 寒い中、頑張ってるでしょう。 私の母校に受験しに行ってます。
姉が言えるのは
大丈夫だ!頑張ってくればいい。
これだけです。
いい学校なんでぜひ合格して欲しいです。
昨日、我が家の桜の木に花がつきました。 桜の花が咲いたんだよ。
昨日、私は正式に合格通知をいただきました。 桜が咲きました。
大丈夫だ、だいすけ!絶対受かる!
今日のような雪は風花です。 神様が咲かせてくれた雪の花です。
2001年03月07日(水) |
サクラサクラサクラサクラサクラ |
サイタ!!
合格しました!!
お料理。うまくいかないことだらけ。
ひとり暮らしをするにあたって、料理を自分で作れるようになれ、と最近いろいろ作らされる。
まず、カレー。恥ずかしながらひとりで作ったことありません。「えー、作り方わかんなーい」とか言ってたら、弟が「姉ちゃん、だせー。僕でも作れるのに」とか言われるし。
カレーは上手くできましたよ!!
柊さん、慧琉さん、鍋はそろそろ季節からはずれるんで、カレーなら上手くいけますよ。
昨日の昼は焼きそば。まあ、これは簡単なんだけど、松葉杖で動けない父上のために作りましたよ。野菜を切って、炒めて。誰かのために作るのは手間もヒマもかけてでもやる価値があるんですけどね。
今日の昼はナポレオンスパゲッティー。 だけど、自分ひとりのために。めんどくさいのよー。やる気が起きぬままにんじんをぶった切ってました。
スパゲッティーはね、多少水っぽいものだけど、まあ、ちゃんとできました。
問題はおまけで作ろうとしたにんじんを砂糖で煮たやつ。
あれを作ろうとして、鍋を盛大に焦がしました。真っ黒。焦げ臭い。換気扇フル回転。
あーうー。やっぱり自分のためだけに料理しようとすると、なんか奇抜なことをやらないと気が済まなくて、それで、いつも失敗しちゃうのよね。ひとり暮らしで料理なんて、たぶん凝ったことはしないし、するとしたら、また変なものを作ろうとして、失敗するんだろうなぁ。
私の叔母が作る卵焼きがとてもおいしくて、その秘訣をこないだ教えてもらったんですけどね、まだ作ってみてないです。上手くできると、これは感動もののおいしさになりますよ。
うまくできるといいな。
ナポレオン・スパゲッティー??
……違うよ、ナポリタンだよ……。
壊滅的に料理、ダメだ、私。
昨日、卒業しました。 波乱万丈ではあったけど、幸せな高校生活でした。
私が、3年前に入学したのは県下3位の(私立も入れると4位か)県立の進学校です。例年にない高倍率で内申書が激悪い私には難関でした(内申書の点が足らないだけで、実力的には相応だったと思うけど)。
でも、なんとか入学できたんですよね。いろいろ友達を蹴落とした形で。 だから、私は絶対この学校で頑張らなきゃいけない、と思いましたよ、最初は。
4割くらいは私も悪かったと思うんですけど、1年の時にクラスの中で孤立しました。同じ中学の奴にあることないこと噂をばらまかれて。で、まあ、中学生みたいな嫌がらせをされるんですけど、私も心が広くないので、いちいち傷ついたり、むかついたりして、クラスの連中を憎んでました。でも、私を除くと楽しそうなクラスの人たちを憎むのが嫌だった。で、結果。退学しようと思いました。高校浪人をやって、もう1ランク上の高校に行こう、と思った。
結局、そこまで踏み切れなかったし、当たり前だけど、各方面から止められてね。1年の生活は諦めました。まあ、そのころには私は完全に女の子たちのグループから抜けて、独りだったんで、風当たりも和らいできたしね。
だけど、ラッキーなことにそのころ部活(放送部)の中では上手くいってて、友達もできたし。……好きな人もできた。3年生の先輩で、恐ろしいことに私は12月に告白をやらかした!今考えると、このときの私、サイテーですよ。12月!!受験も最大の山場だっちゅーのに!!……別に私はすぐに返事が欲しかったわけじゃなくて、卒業するころにもらえればいいかな?ぐらいののんびりした気持ちでしたけど。一週間後には付き合ってました(死)。
だけど、この恋はあっさり終わります。付き合いだした直後から元彼女とのいざこざがあって。どうも先輩はその辺をすっきりさせてなかったみたいで。元彼女の方も私に「付き合ってなんかないよ」とか嘘を付いてて。なんか、結局、私が元彼女から男を奪った悪女(笑)のようになって。まあ、そのとおりといえばそのとおりなんですけど。でも私は元彼女のことを知らなかったわけだし、決断したのは先輩だし。で、そんなこともあって、私の気持ちが冷めちゃって、4月には別れました。遠距離になる前に。
で、1年の時の最低なクラスから抜け出せる喜びと、先輩と別れてやさぐれた気持ちを持って、2年生になりました。……この時間がなければ私の高校生活なんて本当に灰色でしたよ。幸福な気持ちはいつもこの時間に直結します。まあ、このクラスでも、私、微妙に浮き気味だったんだけど、友達はたくさんできたし、クラスの雰囲気がすごくよかったから。
私が何故浮いたかと言うと、勉強してなかったからです。このクラスは選抜クラスだったんで、みんな恐ろしいほど勉強してたし、うちの学校はそういう人の方が綺麗だったりかっこよかったりするんですよ。美男美女(……それは言い過ぎか)で勤勉実直な集団の中で、怠け者で遊び人の私はそりゃもう見事に浮きました(笑)。課題を出さないと堂々と先生に宣言してクラス中を凍りつかせたり(笑)。いまだにこのことはよく言われるんですよね。「あれはびっくりした」って(笑)。
まあ、でもそんな私の面倒を見てくれたりする友達もいて。運動会の準備とかその娘たちのおかげですばらしい時間を過ごすことができました。ありがたいことです。
が、そのころ、部活の方が険悪になってきた。私は2年のはじめから、友達のいる文芸部の方と掛け持ちしてたんだけど。なんか考え方が違ったのよね、放送部の娘たちと。どうしても気があわないっていうか。
でも、それは冷戦状態のまま、幸せな2年生は終わっていくんです。
2年生のクラスのみんなには本当に感謝してるし、愛してる。私は成績で足をひっぱりまくりで、生来の性格からコンプレックスばっかり持って、いじけて、さらに勉強しなくなって、素直じゃなかったけど、本当に好きでした。
今の好きな男とも出会えたし(笑)。
嫌な予感(なかば確信)を持ちつつ、3年生へ進級。予感的中!!当たり前と言えば当たり前だったけど、選抜落ち!!選抜に残ってたら、半数の人とはクラスが同じだったんだけど。私はみんなの仲間になれなかった。
勉強してなかった私が悪いだけのことです。
だけど、私はまた失敗した。今度は9割、私が悪いけど。またクラスで孤立しちゃったんですよ。隣の楽しそうなクラスに入れなかったことをいつまでも引きずりすぎて、新しいクラスの一員になるタイミングをすっかり逃しました。
でも、1年間何とかやっていけた過去があるので、平気と言えば平気でした。クラスでの団体行事はつらかったけど。弁当もひとりで食べてたし。だけど、弁当は見かねた去年のクラスの友達が一緒に食べようって言ってくれました。そんなわけで私は自分のクラスより隣のクラスに入り浸るようになるんです。好きな男も拝めたしね。
自分のクラスから逃げつつ、隣のクラスに入り浸ることでそれなりに楽しかったです。3年生も。
運動会はまた全然違う理系の選抜クラスと合同のブロックだったけど、そちらには友達がいたんで、楽しくやることができました。だけど、やっぱりみんなの仲間になれてたら、って思ってたけど。
運動会が過ぎたら、文化祭の準備で私は学校をサボるようになりました。もう、3年の頭に放送部の方はやめてて。文芸部一筋で、原稿を書いたり、他の人の原稿をワープロ打ちしたり、印刷屋に交渉に行ったりして。学校サボって友達と二人でミスドで、電源を奪ってワープロ打ちしてました。この友達も勉強嫌いな遊び人だったんで、二人でいると「だめだよ。やっぱり学校サボるのはよくないよ」とかどっちも言い出さないので。「もう、いっか。次の時間もサボっちちゃえ」となって、ひたすら部活に励んでました。その友達は部長だったんだけど、私はヒラ。副部長は別にいたんだけど、私が蹴落としました。例えるなら、文芸部が新撰組で、部長が近藤勇で、副部長が山南敬介で、私が土方歳三(笑)。
でも、こんなに怠け者で遊び人の私も文化祭が終わったら受験を意識するようになりました。それからの放課後は隣のクラスにまぜてもらって、勉強はじめました。意志薄弱なんで一緒に勉強してくれる人がいなかったら勉強しなかったと思う。基礎の基礎もわかってない私を面倒見てくれた友達、本当に感謝しています。
そうして、センターを受けて、二次試験を受けて、昨日に至るんですが。
卒業式の卒業生代表は、去年のクラスメートで、隣のクラスの、主席争いの一員の、とてもとても笑顔の優しい、女の子から見た結婚したい相手ナンバー1の(笑)、素晴らしい男の子でした。彼が私たちの代表で私はとても誇らしかったです。
答辞を読んだ女の子は、特に面識があるわけじゃないんだけど、ひとつひとつの言葉がとても深くて、泣かされました。
話したことなんかなくても、同じ高校の中で私たちは同じ仲間だったな、って思いました。
「仰げば尊し」なんて時代遅れのように思ってたけど、歌ってると声が震えて仕方なかったです。最後の校歌も……。
今まで卒業式で泣いたことなんかなかったけど、恥ずかしいくらい泣きました。
素直に泣ける自分で、泣ける高校生活で、ほんとうによかったと思っています(泣けない人がいけないとは言ってませんよ)。
愛すべき友達、愛すべき先生方。
ほんとうにありがとうございました。
限りなく感謝しています。
そして、制服やバーバリーのハイソックスや携帯電話や茶髪やミニスカートなどなど。私を「女子高生」という幸福な記号にしてくれたものも、愛してる。
何度も何度も、思い出し、懐かしがり、後悔し、満足するのでしょう。
ありがとう。
大好きでした。
また会いましょう。
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