ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ |
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2002年11月30日(土) | 日々は僕のもの |
こんなに人を嫌いになれるなんて知らなかった。 知りたく無かったよ、こんなこと。 いつも見ていた。 君を見ていた。 それなのに。 なんにもみたくないしききたくないししりたくない。 そんなわたしは誰ですか? |
2002年11月27日(水) | ごめん、うっとうしい |
君の笑顔が、悪い、うっとうしいんだ。 すきだったよ。 言葉のはしっこ捕まえては喜んでた時期もあった。 でも、今は違うんだ。 活字だけでつながってる、わたしたちって、 そんなにも、もろいのでしょうか。 フェイスマークで、ほら、すき、って気持ちも伝えられるかもよ。 |
2002年11月23日(土) | ごめんなさいの力 |
たったひとことで、 ほら、こんなにも遠くにいける |
2002年11月22日(金) | わたし遠くで泣いている |
明日久しぶりにKに会うことになった。 嬉しい。 そんな些細なことで、すごく喜んでいる幼い自分に気付く。 ちょっとかわいいかな、なんておもって。 掲示板に書き込んでくれているひと、 どうも、ほんとうに、なんていったらいいのかな、とにかく、ありがとう。 本当に。 |
2002年11月16日(土) | 愛知ってる? |
永遠に続くかのような薄暗がり。多分ここは路地裏。 わたしは敗北者のように地べたに座っていた。というより、座るしかなかった。ハルのせいだ。 ハルはすごくうれしそうな、どうしようもなく綺麗な笑顔を浮かべて、わたしを殴る。蹴る。ティーシャツのすそをハサミで切る。 「おかしいね。本当に、おかしい」 ハルがそう云って、笑う、子供みたく。 やめて、とわたしは小声で云ってみる。小さな小さな声で。 「煩い、黙れ」 ハルがわたしの頬を平手打ちする。パン、とカタカナでいい音がする。 「パン、っていったね。すごくきれいだ」 ハルがわたしの鞄の中をあさる。ピンク色のポーチの中から、口紅を取り出し、わたしの頬の上を滑らせる。何か字を書いているようだ。そして、これまたポーチの中から鏡をとりだし、わたしの醜い顔を映す。パン、と書いてある。 「あんまりいい音、したもんだから」 と、云って、ハルはわたしの唇に、口紅をそわせ、そしてまた鏡。いびつに縁取られた唇は、子供がハンバーガーを食べた後のようだ。 「やめて、やめて、やめて」 ハルが突然泣き出す。わたしは何もしてないのに。 「助けて」 そう云って、ハルは逃げ出した。路地裏の向こう、光の世界へ。 その後姿は本当にきれいだったよ。 |
2002年11月11日(月) | そして終末の声 |
わたし、ここに、いない。 |
2002年11月07日(木) | わたしここにいない |
わたしなんて本当は存在しないのです。 ここにいる、だなんて嘘っこなんだ。 振り切ってしまっていいよ。 駆け抜けてよ、このビルヂングの合間を。 全ての人を愛し、 軽蔑し、 そして。 そしてわたしはいないのです。 |
2002年11月05日(火) | K先生の転勤 |
あたしが好きになった人たちは、みんなあたしのそばからいなくなってしまうんだ。 あの人もあの人もあの人もそう。 「さよなら」とかなんとか言ってさ。 あたしも去ってしまいたい。 君のもとからね。 さよなら。 |
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