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海老日記
管理人(紅鴉)
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2005年01月11日(火)
突発モラトリアム

 物部の将来決して言いたくない科白ベスト3

1位 勘弁してください
2位 しちゅーきに
3位 その時は花でも供えさせてもらいますから


 この内二つはもう発言済み……



2005年01月09日(日)
豚の背油って、知ってる?


 朝起きて、昨日の晩の肉鍋を洗うことにした。
 一晩放置された鍋は、何故か真っ白になっていた。
 あれ?
 おかしかった。なぜ金属光沢を失って、真っ白になっている鍋。それがどのような現象を示すのか私は一瞬考えた。

 カビ? 絵の具? 小人の仕業? 化学変化? 何かが卵を産んだ?

 けれど、昨日の晩に食べたもの、それから経過した時間を考えたとき、一つの言葉が頭の中をよぎった。


 豚の油


 ……。そう、洗うのを忘れていた鍋に、溶けていたラードが結晶化し、鍋の表面を埋め尽くしていたのだ。




 全身を駆け巡るおぞけ。
 頭のてっぺんから体の先端めがけて流れていく冷たい気配。
 

 そして、頭上で聞こえた誰かの言葉



 汝、豚を煮ることなかれ



 たわしを片手に物部は蛇口を捻った。



2005年01月08日(土)
豚ばら肉が鍋で踊る

 内なる誰かが囁いた。お前、続くのまま一ヶ月放置ってどういうことでございますか?


 というわけで豚を煮た。
 喰ったまずいっ!

 思わず句読点が抜け落ちるほどの味の悪さ。何が悪い、悪いのか? ただお湯の中に豚ばら肉を限りなく入れただけなのに。


 敗因を考えれば豚肉は熱を加えすぎると硬くなると言うことと、ポン酢を入れて煮込んでしまったことだと思われる。
 もうその二つの条件だけで奇蹟など起こらないことは明確だ。しかし一人きりの料理ではそんなことにも気付かない。なんとかなりそうな気がして、歯止めがかからなくなるのだ。やはり、議論というものは大事なものなのだと受け止めながらそれでごはんを二合食べた。もう、しんどくて洗い物を忘れて寝てしまった。

 六時間後の悪夢も知らず。

 

                        続く