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2005年01月16日(日) ■ |
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センター試験 |
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今日と昨日はセンター試験が大学であった。 普通の学生皆々様は休校になるのだが、新入生歓迎運動実行委員会ヒラ役員の私は受験生に教室を案内する仕事をしていた。 人と話すのが苦手な私には、見知らぬ高校生に自分から声をかけるなんてことが本当に出来るのか不安だったが、なんとなくできた。緊張はあったけれど、不安はなかった。それはひとえに新実(上記の委員会はこう略される)の腕章を腕に巻き、自分に与えられた地区があったからだ。 人は何かに所属する、拠り所があるということで力を増す。それは自分の行動に責任を持ってくれる他人がいることで前に進むことだけを考えられるようになるから。そういう人間は、けっこう多い。 例えば宗教や法律はそういうものではないだろうか。
でもそんな私よりも、受験生を案内しながら馴れ馴れしいまでに笑顔で話しかける部長(私の直属上司)の方が、ずっと優秀だと思う。
ニュースで聞いたのだけれど、今日の試験で高知大ではトラブルがあったらしい。だからどうこうというわけでもないのだけれど。
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2005年01月13日(木) ■ |
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ミズ・ブロッサム |
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物に名前をつけるという習慣は古来よりあるもので、小さな子がぬいぐるみにミギーとか慎吾とかつけたり刀匠が鍛え上げた刀に名を与えたり軍が原子爆弾に愛称をつけたりとか飼っている犬に人間名をつけたり大鋏にマインドレンデルなんてつけたりするのは、もう人間の本能なのだなーとか考える。 擬人法というものを、どうして人間はするのだろう。周りにも人はいっぱいいるのに、それでも友達は本だけ、とか恋人はノートパソコンみたいな人もいっぱいいる。かくいう私もそんな感じ。 でもたまに考える。なんで、命のない物に命のある者の反応を求めるのだろう。 ……嘘、今思いついて言ってみただけ。
結論。 それはやっぱ寂しいからではないだろうか。他の人間と生きていればストレスを感じるものだ。価値観の違い、経験の違い、思想の違いがぶつかって、精神的な疲労を感じるのは常で、おそらくダメージ0で済むのは一人きりの時間。そういう時人間は自分の価値観を百パーセント肯定してくれる何かが欲しくなるのだと思う。 自分の価値観に沿って、決して自分の期待を裏切らない、自分だけのおもちゃ。 『名付ける』って行為はそういうことなのかな、なんて思ったり思わなかったり。
閑話休題
さて、何が言いたいかと言えば、私もたまに物に名前をつけてみることがある。あまつさえ、物の三人称に「彼女」なんて使ってみる。 彼女の名はミズ・ブロッサム。重量六キログラム。高さ一メートル(本来の姿にすれば十メートルは超える) 付き合いは一年。 私が所属する高知大学吹奏楽団の備品。金管楽器のチューバ。 金管楽器の最も低音をパートとする無骨な金属。
けれど、その体は曲線で造られ、温まらないといい音を出さず、一日触れなかっただけで調子が悪くなるという人間のような奴。
昔、チューバの表面に映った桜の花弁を見たときから、自分の使うチューバにはそんな名前をつけている(嘘。昨日思いついた)
何が言いたいかと言えば、名前付け遊びはおもしろいと、まあそれだけ。
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2005年01月12日(水) ■ |
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このままだと三十秒持ちませんっ!! |
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朝起きると、とてもお腹が痛かった。
痛かった。どれくらい痛いかと言うと、「トイレに行きたい」とか「我慢できない」とかじゃなく、本当に錐でお腹をキリキリやっちゃってるような痛みが襲ってきた。内蔵の位置なんてしらないけれど盲腸ピンポイントでやられているような感覚だった。痛くて動けないのだ。 朝のまどろみも、寝ぼけ眼の今日の午前六時三十五分には存在していなかった。
どれくらい悶えていただろうか、その内痛みが引いた。チャンスである。このままほっとして寝入ってしまえば第二波がくるのは目に見えている。とりあえずトイレに行く。
まだ学校に行くのに時間が会ったので寝る。うん、眠い。 このごろ気付いたのだが、高知の朝は寒い。毛布を出さないと震える。私は寝相が悪いのでよく毛布を蹴飛ばしているのだが(何故か掛け布団は着ていて、下の毛布だけが足元に転がっている)夜明け前寒くて目を覚ます経験をこっちで初めてした。 何者だ高知。
そんなことを全く考えず、起きたら今日の授業の準備をしようと考えていると、朝日が昇っていた。 結局あれ以降眠れなかった。
だって、布団に入ったと同時に、再び腹痛が襲っていたから。 お腹が痛いという気持ちと、寒くて起き上がれないという気持ちが半々で、どっちつかずのまま三十分。布団の中で苦しんでいた。おかしい、確かにあの後正露丸を呑んだのに。正露丸が効かなくなっている?
これから授業を受けるのに、この体でもつのだろうか? 手を伸ばす。 掴んだのは、褐色のビン。私は生まれて初めて、意識的にルールを破ることを自分に許可した。 正露丸のビンには、こう書かれていた。 『十五歳以上は三粒お飲みください』
四粒いった。
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