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海老日記
管理人(紅鴉)
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2006年01月19日(木)
物部日記・ふと、言われてしまったこと。

 さて、物部日記もそれなりにいろいろ書いてきました。私の身の回りの人々の奇行を脚色つけて書きなぐったヘルレイザーと愉快な仲間達編やら汝豚をにるなかれ編など。

 しかし、昨日ある人に指摘されたのですが、
「物部。海老銃のことについてあんま書かないよな」
 


 え?




 で、改めて考えてみると確かに自分の生活については色々と書いてきたけれど、海老銃の部員物部としての活動には全然ふれていないことが判明してしまいました。
 反省。っていうか、この頃まったく文芸活動していません。
 ショーック。
 書いた記憶のあるのは部内誌に書いている妖怪小説くらいです。
 大学内で配布する『海老ジュニア』とか対外向けの『begin-u』とかちょっと頑張らなければ。
 まあ、今日はまた熱を出しましてもう寝ます。

 ばらさばらさ。




2006年01月18日(水)
真超深TION

今年になって、初めての書き込みかと思います。
遥日創です。
次はさて…いつになることか…

今日も今日とて、ムシの世話です。
日に日に、個体数が少なくなり、
ついに産卵も確認できなくなったので、
ちょっと青くなっておりました。
偶然にも、昨日、ムシ採集に行く約束を先輩としていたので、
連れて行ってもらいました。
感謝感謝です。

さて、
現在、担当(…補佐?)しているムシは、非常に動きが早いので、
捕まえるのが、結構、大変だったりします。
しかも、肺活量がものを云ったりするので、
またまた、大変だったりします。
ムシ採りで肺活量? と思うかもしれませんが、
そんな方法もあるのですよ…としか云えません。
ムシ嫌いの方には無理な方法かも。

…そもそも、ムシが嫌いなら捕まえようとしませんね。

そして、
ある程度、捕まえて、研究室に戻ったわけですが…

…違うヤツが大量に入ってました。
えぇ…目的のムシを上回る勢いで…

…結構、青くなりましたよ。




2006年01月17日(火)
物部日記・『大事なことって意外とあっけなく露見しますよね』


 前回のあらすじ 
   リルリルが誰か知らない人にはさっぱりわかりませんが、とりあえずリルリルに一年ぶりくらいに会った訳です。どうやら私の隣の部屋に住んでいるはずなのに、後からやってきたヘルレイザー鎌足さんはそこに住んでいると言いました。どっちが住んでいるのだろうと思ったら、何故かヘルレイザーさんは私の上の部屋に住んでました。ってことは今は誰が隣に住んでいるのだろうと思うと、やっぱりリルリルさんだったわけです。
 で、早速訊いてみます。

「で、リルリルさん」
「dhsuigh8q4eu48t3***1!hahaha」
「いえ、もうその何語か知りませんけれど異国の言葉はやめて」
「なにやらシリアスムードざますね」
 そうである。そろそろこの何かごわごわしたしこりを片付けよう。
 何から、訊こう。そう、まずは。
「ヘルレイザーさんに私と会うように言ったの、リルリルさんなんでしょう?」
「そうザマス」
 普通に認めてくれた。
「あなた、ちょっと見た感じに落ち込んでいたので、若い女子をちらつかせてリフレッシュしてもらうことにしたザマス」
 お前なんだそれは 。と急にツッコミ入れたかったが、確かにリフレッシュしてしまったのでこの際それはおいておく。
「あの人、何者なんですか?」
「ヘルレイザー鎌足、ザマス」
 いえ、職業とか経歴とか聞きたいんですけれど。
 しかし、赤の他人、それも女性。ついでに同じ学校の上回生にあたる人の個人情報を訊こうとするのは何か変な気もして、やめた。つまりあれだ。あの人は、そういう人なのだろう。
「ところで、お二人の住宅事情がさっぱりわからないんですけれど」
「101号室にわたくし大毬瑠璃瑠(おおまり るりる)。102号室に物部君。その上の202号室にヘルレイザー鎌足と弟で受験のために居候しているあーたくん。ザマス」
 なるほど、ヘルレイザーさんの部屋から聞こえてくるのは弟さんの声だったのか。
 お兄さん安心しちゃったよ。
「……いえいえ、あの人去年の6月に挨拶に来たときリルリルさんの部屋、101号室に引っ越してきたって言いましたよ?」
「だから、その時はわたくしの部屋に住んでいたザマス」

 ……わけわかんねえ

 混乱している私を見かねて、リルリルは蛇口の水を止め本格的に説明モードに入った。
「ですから、去年の夏頃にあの人はわたくしの部屋に居候を始めたザマス。で、秋口に物部君の部屋の上の人が引っ越したので、そこに新しく入居した、ザマス。了解?」


 ……そういうことだったのか!
 なんだか答えを聞くと(それでもかなり特殊なシチュエーションだけれど)わかってしまう。
 つまり、ヘルレイザーさんはなんでか知らないけれど朝倉キャンパスなのに南国市に引っ越すことにして、物件が決まるまでリルリルさんところに住んでいた。で、私の家の上の部屋が空いていたからそこに移り住んだのだけれど、ド鈍感な私はそんな気配も察知できず謎の人など思っていたのか。
 なんだか説明くさいけれど。
「お二人って、お友達だったのですね」
「腐れ縁ザマス」
 即答だった。まあ、こういう場合は仲いいのだろう。
「なんでヘルレイザーさんは南国市に?」
「それは訊いてくれない方が嬉しいザマス」
 それも即答だった。まあ、そういうことは、そうなのだ。昔から、噂だの事情だのには疎かった。今回も、乗り遅れた気分だけれど、面倒だから知りたくないフリをしていよう。危ないものには近付かないほうがいいのです。

 けれども

「あの、リルリルさん」
「何ザマス。わたくしはそろそろお友達に寝ゲロを吐かれたプランターを掃除したいザマスが」
 それでか。
「あ、どうしても一つ訊いておきたいことが」
「さっきから質問ばかりザマス。ま、どうぞ?」
 私は、首をかしげながら質問した。
「私って、リルリルさんといつ出会いました?」
 リルリルは、首をかしげた。
「……? 高校が、一緒だったザマス。すぐに転校したので半年くらいでしたが」
「……そうでしたっけ」
「わたくしが一方的に覚えていただけザマス。妙にちゃらちゃらしたデカイ男子がいたことを」
 さいにございますか。


「もう一つ、プライベートなこと訊いていいですか?」
「何ザマス。質問は一つだったはず。……ま、どうぞ?」
「ヘルレイザーさんって、仕事何なんですか? いや学生だから、アルバイトか何かですか?」
「ヘルレイザー鎌足ザマス」
「それ、源氏名でしょ」

 ……いや、

「もしかして、この地球にはヘルレイザー鎌足って職種があるんですか?」
 リルリルは、頷いた。
「物部君も、何度かお世話になているザマス」
「そうでしたっけ?」
「愚痴聞いてもらったザマス?」
「ああ、はい。……え、何?! ヘルレイザー鎌足って人の愚痴聞く仕事なんですか?」
「厳密には違うザマスが、まあやってることはそれ。未成年男性専門の派遣カウンセラー、のバイトザマス」


 ……そうだったのか!!

「って、私一度もお金払ったことないですよ。……もしかして今から請求?!」
 リルリルは、首を振った。
「知人ザマスから、ただで南国に呼んだザマス」
「そうザマスか……」


 どうしよう、ちょっと色々ツッコミ所満載だこの状況。
 けれど、そう、まず聞くべきことは。
「未成年男子専門なんですね」
 これでも私はナインティーンだ。
「じゃあ、あれですか? 私が二十歳になったら、もう愚痴は聞いてもらえないと」
 リルリルはもうこちらを向いておらず、プランター磨きを始めていた。けれど、答えてくれる。
「っていうか、留学するそうザマス」



 マジザマスか!?