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≫2007年04月27日(金)≫

オクスフォードstが火事で閉鎖してるよーーかなり酷い状況。昨日学校帰りに見たときはまだ何ともなってなかったのに、今朝通学中に見たら完全に閉鎖。大量のバスが学校前で待機してて驚いた。そのまま夕方まで籠もりっきりで作業してて疲れも集中力もギリギリになって夕方6時ごろロックユー観るんだと最後の力を振り絞って学校を出て、オクスフォードstが未だ閉鎖中の事実に打ちのめされた。真っ直ぐ歩けば10分で劇場なのに…凄い人混みと迂回しなきゃいけない面倒さに完敗。そこまで気力が残ってなかった。ああジョー君観たいよーーこりゃあいつになったら観に行けるのか無期延期だよー無理ーー!

一日学校にいてお昼もそこそこにずっと作業してるのにどうして全然進まないの。今日もやっとこ袖のサンプルが出来たっきりだよ。確かに本のコピーからインチサイズにドラフトおこしなおしてそれをモデルのサイズに合わせて調節してパターン作って布を裁ってマーキングして縫っての作業は時間がかかるのは当然だけど、でも教室を出るときにこの疲労感に袖一つっていうのがなんだか癪!!いやいや、袖は袖でも普通の袖一つとパフも一から作って一応スタンドにフィッティングまでは済んだのだから上出来かなあ。そう思わないとこの先もやっていけない。月曜にファイナルピース用の布を買いに行って後はひたすら作る。自画自賛だけどヴィクトリアンボディースはやっと余裕で作れるようになりました。為せばなれ。あれつうかもう週末??明日休み??あれ??



≫2007年04月26日(木)≫

チューター無しで一体どうやってこの複雑な衣装を作れっていうの。それでもせっせと本を参考にしたり頭ひねりながら今日も一日頑張りました。円周の求め方なんてとっくに忘れたよ。πってなんだ!!ああ、弱気になったりネガティブな思考になるのは絶対に嫌だけど、どうしようもない。先が思いやられる…とほほ。

でもみんな、知ってた?来週からもう5月なんだよ、5月は週一で舞台観劇の予定なのよ、楽しみすぎる。多分07年のピークです。取り敢えず即行でジョー君が観たい観たい観たい。(予定外…!)



≫2007年04月25日(水)≫

ひとまず、ココナッツオケの感想は写真を交えつつ後日!凄い人と音だったよ。

今日は学校帰りにまづはCSMの校舎へお邪魔し見学!友達に案内して貰ってその迷路のような校内を色々見せて貰っちゃった!面白かったよー全然うちのLCFとは違ってかなりやっぱりアートっぽい!見せて貰った校舎は舞台美術がメインらしくて、パフォーマンススペイスとかもあって素敵だったよ。良いもの見せて貰いました。

その後そのままバスでバービカンまで行って蜷川カンパニーのシェイクスピアを観た。友達が事前にチケを購入済みで、サンドウィッチ片手にゆっくり劇場入り。中でまた他の友達に合流して、ナオ達は2階席の一番前。かなり観やすい良い席だったよ。蜷川さんの舞台を観るのはなんと初めてで、まったくどういう傾向なのかとか全然知らないでしかも演目すら知らないでのこのこ行ったんだけど、良かったよー!セットはかなりシンプルで転換もほとんどなくて、だけど見せ方が上手いねさすが。衣装は何やらデザイン画無しでフィッティングしながら徐々に創り上げたものらしく、たしかにドレープの感じとか絶対にパターンからでは出せない。色合いも良かったしアジアテイストで素敵だった。正直コルセットとかもう良いからナオもああいう格好いい衣装を早く作りたいよ!

今回はコリオレイナスというシェークスピアではマイナー?な演目で、だけど日本語上演だったし内容はつかめた。シェークスピアの戯曲に唸るよ。凄すぎる。話の展開やセリフまわしが上手すぎる。そしてそれを演じる役者さん達も凄かった。特に母親役のシライシカヨコさんはの見せ場はミュージカルならショウストップ確実。拍手できなくて悔しかったもん。あんな”演技”を観たのは生まれて初めてかも。本当に内容とかそういうのより彼女の演技に涙がでそうだった。凄すぎ。イギリス上演だから、言葉での演技というより表情や動きやセリフの強弱やそういうところで演技をしていたように感じる。特に主役のカラサワトシアキさんのセリフまわしは早口言葉の様だった。それはそれで凄い。日本人がイギリスでシェイクスピアを日本語で上演するってかなり奇妙な話だけど、堂々と素晴らしい舞台だったよ!!観れて本当に良かった!ほのや有り難う!!

ああ、シェイクスピアの戯曲を片っ端から日本語と英語で読みたい衝動。時間さえあれば…!!!



≫2007年04月22日(日)≫

スピタルフィールズで食べ歩き。ライスボールにハルマキにベジカレーを満喫。満腹。マーケットでは服やアクセサリーや雑貨も山ほど売ってるのに買ったものは全て食べ物という、そういう日頃の欲求というかなんというか、物欲より確実に食欲。でも美味しかったー!!天気も良かったし、ロンドンマラソンのお陰で心なしか人も少なかったし、マーケット日和だった!屋台のお店は安いし量もたっぷりだし思いっきり食べたい時には最高だね。美味しいし!

明日はギネスレコードにチャレンジします。ココナッツオーケストラ。スパマロットのキャストとココナッツ奏でてくるよ!授業が時間までに終わるかが心配なのだけど、記念ココナツ欲しいし!!楽しみだーー!!

http://www.montypythonsspamalot.com/coconutorchestra/



≫2007年04月21日(土)≫

絶対にキース!もしくはロブ!もしくはクリス!!ジョセフオーディション、今夜もむたん宅へお邪魔して熱きたたかい見届けた。そして念願叶ってジョンディープさようなら!あの顔は画面に映るたびに気持ち悪かった。でもさあ、番組見る前はかなりがっかりなメンツと思ってあんまり期待もしてなかったけど、見るうちに愛着沸いてしまうねやっぱり。今残ってる人たちはみんな頑張れって思えるよ。アントニーもリーも先週に嫌って思ったほど嫌ではなかったし、それぞれ良いところあるよね。でもこれジョセフのオーディションだから!ナオは絶対にキース押すよ!!今回も歌と演技のパフォーマンスだったから、一体いつになったらダンス見れるんだろう。ダンスはクリスがかなり期待できそうだよねむたん!!あとロブ!!



≫2007年04月20日(金)≫

感動で、もう、泣く寸前。この一週間息つく暇もなく忙しくて、朝9時から夜7時までとか、日が延びて外がまだ明るいから時間の感覚が変だけど、ずっと学校で作業とかで、家に帰っても持ち帰った作業を夜中までやってて、先日も書いたけど疲労でどうにかなりそうだった。

それで、なのに今日がこの一週間のまとめのプレゼンで、朝一番でふらふらになりながらも学校に行って準備して、グループのデザイン画が壁一面に貼られた時の感動というか、達成感というか、もの凄い愛情と、誇らしさと、自分のいる環境の素晴らしさに言葉もない。もっと出来ることもあったし反省点もあるけど、嗚呼このグループ最高だと心から所属意識が芽生えてしまった。衣装とメイクと特殊効果の学科から2、3人ずつランダムに集められた8人のグループで、ナオのいるところはナオ以外みんな生粋のイギリス人。とにかく喋る喋る歌う歌うでかなり賑やか。初めはついて行くので精一杯でグループワークってことが一番のストレスになってたのに、苦楽というか苦を一緒に乗り越えるうちにいつの間にか馴染んでて、このグループの為なら何でもしよう頑張ろうっていう気持ちになった。みんな素晴らしい子達で、このグループで本当に良かったと思う。

今後は今日プレゼンをしたデザインをそれぞれ衣装は衣装、メイクはメイクとウィッグ、特殊効果はパペットで制作して、最後に全体で写真撮影。なんて充実した密度の濃いプログラムなんだろうね。他のグループのデザインもどれも素敵で未来のデザイナー達に囲まれての授業はなんて刺激的で感動的なんだろう。本当に本当に本当に、ここにいる自分の恵まれてる環境に感謝しかない。自分でも驚くくらい、理想そのものだよ!疲れなんて、この仕合わせの前では何でもないね。もう何があっても頑張れる。好きすぎる。来週からの怒濤のメイキング作業は今考えるだけでも恐ろしいくらい大変になりそうだけど、一ヶ月半後に全て完成してグループで写真を撮るときのことを考えれば手なんか絶対に抜けないし、前に進むしかない。正にアメとムチ。ぞくぞくするね。しかしまあ、週末は休みます。というか休め。



≫2007年04月18日(水)≫

疲れと、情けなさと、武者震いと、わくわくしてるような感情が交ざっていっそ思いっきり泣いてみたくなる。やらなきゃならないことが山のようにあって、ほんの小さなナオの望みすら実行できそうになくて悲しい。だけど気持ちは全くネガティブでは無くて、むしろ晴れ晴れしてるような、ちょっと複雑な心境でござい。余裕な時間は無いので日記だけさささと書いて心の整理をしよう。

今考えなきゃならないのは、自分の任された衣装。例えそれがどんなに自分の趣向から外れてそうでも、グループで創るということが何よりも大切。だからナオは与えられた資料を持ってどれだけ”良い”、最大限に効果的な衣装を作れるかを考えればいい。その制限された感じにぞくぞくする。ヴィクトリア時代の、産業的で、版画的で、貧困を象徴して尚かつ2人1役の母親の良い面と悪い面を背中同士でくっつけた白黒の衣装。このかなり共通点の無い様なコンセプトを一つの衣装で表現する。これがナオの仕事。ヘンゼルとグレーテルのオペラ。グループで凄い勢いで展開される話し合いについて行くのが精一杯で同時に自分の意見を考えて発言なんてとても今のナオの語力じゃ難しい。だからせめてそこで決まったことにどれだけ忠実にかつナオの個性を活かしてデザインできるか。デザインとドローイングなら誰にも負けないよくらいの心意気で挑まないとやっていけない。頑張るしかない。

グループワークが4時間半くらい続いて、その後は英語クラスで2時間。先日のファッションレクチャーをレコーディングしたやつを聞き直してまた一からメモを取る作業。目眩がする。レクチャーの英語はかなりアカデミックでTOEFLを思い出す感じで聞きやすいんだけど、内容が如何せん。ファッション…嗚呼!このレクチャーではまづ文化(Culture)とは何か、から始まって、一つは文化とは人生そのものだ、という意見ともう一つは文化とは芸術鑑賞やオペラ観劇や文学を学ぶことだ、という意見。やっぱりナオは文化って何でもかんでも全てをまとめて括るんじゃなくて、ある程度厳選されるものだと思うな。100年後にも残っているようなもの。だから一瞬の流行廃りこそが大切なファッションなんて理解はできるし勉強もちゃんとするけど、ナオの人生を通しては関係ないし興味もないままなんだ。ただ、ファッションが時代を反映、象徴するスタイルにまでなれば、話は別。それは史実のコスチュームになり得るからね。ヴィクトリアンとか、ヒッピーとか、パンクとか。

頭を使うことばっかで大変だよ。他のことなんてもう一切考えられない。わがままかもしれないけど。しばらくは自分のことだけ考えているかも。世界情勢も、日本情勢も知らない。そこまで考える余裕は一切無い。



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