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≫2007年09月22日(土)≫

今日はロンドンとっても良い天気で最高でした。まさに公園日和ですね。食に関して節約を始めた友達と一緒に、食にあまり今までの様にはお金をかけないぶらりセントラルしてきました。公園気持ち良かった!!そして思っていた以上に自分は牛柄の靴が欲しいんだという認識を改めてした。牛柄良いよね、似合うかどうかは別として、シマウマよりは絶対に良い。色々靴を見てまわってたのだけど、どれも可愛いなー!牛柄はメンズしか見かけなかったけど、レディースも本当可愛い。秋冬こそホビットの本領発揮の季節なので、その辺り慎重に、赴くままに牛とか買わないように気をつけます。牛とホビットは、ない。あ、でも、白と茶色の牛なら……あるいは……



あと一週間で聖地が聖地でなくなります。意識した途端に寂しいよ。この1年半、あの場所に近づくだけで、挙動不審、異常な心拍数、腹痛、同時に、生きている喜びのようなものも体中で味わってきた。もしかしたらもう観れないかもしれない。これが最後、と意識せずに、前回観たステージが最後になるかもしれない。それでも、最後は笑って、心からのありがとうを伝えられれば良いなと思います。10月からはナオはトッテンナムに出現しません。それでもクリスマスには、エジンバラもしくはカーディフにて、寒い寒い言いながらホットチョコレイトでも飲んでるんだろーな!もちろんスタバで!!



≫2007年09月21日(金)≫



でーーーーーーーたーーーーーーー!!!!!
ついについに劇場に写真が出た!マークとモリーンは見つからず。それより何より、エンジェル!!!!エンジェル!!!ピンク!!!何故はだか、何故毛もじゃ、何故マツゲ!!!可愛い可愛い可愛い良かったーおかっぱじゃなくて良かったーー!!!肩にかかってる白いふさふさした、多分ジャケット?あんなの着たら絶対可愛い。落ち着いたらまたゆっくり何かコメントしたいです。今はとても、無理!!!あと、今日は、ダースベイダーと議長に会いました。ダークサイドに勧誘されました。喜んでOK!光栄です。あと、ナショナルギャラリーは本当に未知。ミケのところにレダの白鳥が追加されていて、うっとり。慈しみの白鳥とレダのキスはとてもロマンチック。クールベさんとドーミエは離ればなれになっていました。やっと気づいたか!二人を一緒に飾るナンセンス。

<落ち着いたので上記の写真についての追記>
というか、落ち着くどころか絵まで描いてしまったのだけどね、勢いで!ハズカシー!いやあ、ナオも、少なからず動揺しましたよ、劇場前で直視はできませんでしたよ、写真も斜めからしか取れなかったですよ、あの、ピンク!もう、キャラ、違いすぎるよね、絶対、アメリカのエンジェルは、少なくとも、毛はないよね。脱毛だよね、身も心も女より女らしいよね。しかもいいよ、毛だって、服着てれば、見えないんだから。さらさらの金髪より体毛主張して、わざわざメインポスターで見せてるなんて、何かの宣戦布告だよきっと。受けて立つよ、というより、受け入れるよ、易々と!!誰よりも濃いアイメイクだって、良いよ、可愛いよ、瞳がキラキラしているよ。顔と身体が、マッチ、してない…よ…。嗚呼。ミミロジャーコリンズはまあ、現代的で素敵だよね。紫の人は、多分ジョアンなんです。一体どうしたんですか。どこにいくんですか。弁護士…!早くマークとモリーンも出ないかな。マークが、ロッキホラーのブラッドの様だったらもう最高だな。濃すぎるロンドンレント!!!






颯爽と歩くダースベイダーと、議長、近い!近い!ジェダイの風になびくマントは素敵だった!テムズ沿いを徘徊する奴ら。地球に何か用ですか。


あーあーエンジェル可愛い可愛い可愛い!うざくて本当ごめん。でも、やっぱり可愛すぎる。さっきオフィシャルマイスペースでリハの写真をいくつか見て、その可愛さに唖然。パソコンの前でやばいやばいやばいって悶えた。コリンズとエンジェルが手を取り合って歌ってる写真があって、それが、もう、なんというか、身長差!!!おいいいい!!あーーまじでやばい。これ、何これ、やばすぎる。あんな小さくて可愛い子が、うちに住みなよ、お返しは千回のキスでいいよ!とか言うなんて、反則だよ、反則!!あーなんだか、これ、現実を直視できない。舞台、観たいけど観たくない、というか、観れる気がしない。目をそらしてしまいそう。ロンドンレント、危険だよ!危険すぎる…。キャスティングが神がかってる。大ヒットの予感。エンジェルはさ、ドラァグクイーンなのかな。それとも、マジ・ゲイなのかな。マッチョ系。アメリカンな、サンタコスプレのエンジェルはさ、性別は確実に女じゃん。みんなのお母さんの様な存在じゃん。だけれどさ、この写真を見る限り(というか…)絶対その役作りなさそうじゃん。天真爛漫な、クリスマスでも裸で街歩いちゃうような、ちょっと頭弱そうな、ビール大好きな男っぽいゲイって感じじゃん。夜は絶対にパブにいる。フットボール観戦大好き、みたいな。わ!イギリス!!駄目だ、妄想が止まらない。しかも今ふと、エンジェルの最期を考えて泣きそうになった。そうだ、この子、エンジェルなんだ…



≫2007年09月20日(木)≫

か、かだいが……何だか正に今の自分の趣向すぎて、申し訳ないくらいだ…どうしよう、これで、このままで、いいのかな。影響が、明らかすぎやしない。地上はキリコ〜デュシャンくらいの20世紀初期、天上はロココで、パターンは割と普通というか、当時のまま、サイズをかえてみる。ヒーローはヒロインよりちびで、クリスチャンなヘブンというよりは、ギリシア神話。もう、頭の中は、そこにルソーも加わって、めちゃくちゃだ。何これ、空回り?スーツは、着る人と、描く人によっては、凄く格好いいと思います。あれだ、だから、ナオには、無理だ。メイキングの授業では、メンズのシャツとジャケットとかを作れという課題なのかな。だぼだぼの、つなぎ、じゃ、駄目かな…

あ、でも思ったけど、割とリサーチがちゃんと反映されているアイディアかもしれない。危機に陥ると、自画自賛でテンションを、あげる。


(それにしても今の課題、ストーリーが全くナオの好みとは対極にあるような話で、どうも登場人物に愛着が持てないのが残念。偽善と偽善と薄っぺらな愛と、頼りない主人公とうざったいヒロインと、かなりマッドな天上の人々、唯一のまともなドクターは、だけど主役2人の愛の犠牲となって、お亡くなり。死んでなお向こうの世界でこの2人に振り回されて、本当に不憫。愛の物語をどうせやるなら、こんなちっちゃい一目惚れじゃなくて、もっと、長い年月をかけた壮大な、恋愛というよりは無償の愛に近いくらいのでっかいものをやってみたいな。ロミジュリといい、妖精の王といい、これといい、愛の期間が短すぎる。みんなせっかち!)



≫2007年09月17日(月)≫

2年ぶりくらいにテートモダンに行って、戦争が与えた芸術への影響について考えてみた。好き嫌いで言うなら20世紀以降の現代アートと呼ばれるものの殆どは好きではないし、わざわざ展示品を見に行きたいとも思わないのだけど、まあ、ナオの個人的趣向はさておき、歴史の流れとして、美術史がこう流れたのはなんとなく理解できる。それほど、第一次、第二次世界大戦とは凄まじかったのだな、と。想像でしかないけれど。というのも、例えば他の美術館に見れる20世紀以前の作品と、この戦下戦後の作品とでは、その芸術家の技術、というよりは、精神的な面で大きく違いがあるように思えた。普通の精神では表現出来得ない、というか。20世紀初期の作品を一度に見て、何より恐ろしさを感じた。画家の狂気。それが、美しいはずがない。見ていて気持ちの良いもののはずがない。鑑賞が目的の作品というよりは、訴え、提案、デモ。きちんと美術史をアカデミックに学んだ訳ではないので、素人意見ではあるけれど、何か、美術という根本がちがうのに、戦前戦後の絵やら彫刻やらを、同じ美術、芸術、アートと呼ぶことにどうしても違和感と反発を感じる。ただ、もの凄いメッセイジ性はある。理解も出来る。その上で、ポストモダン、20世紀後期、21世紀の、今、の作品は一体どこへ行くのやら。この時代に、芸術の名の下で作品を創っている人々に聞いてみたい、と思った。

まあ、改めて書くほどのことではなく、テートモダンに行こうが行くまいが、常々思っていることなのだけれど。カンジンスキーやポップアート、レディメイドを経てポロックだ、と思ったその向かいに、立派な大きいモネの睡蓮が掛かっていて、益々このギャラリーの展示方法にすら疑問。

さてこれから2週間、本気で生活します。夏休みが終わるから、学校が始まるから、とかそういう理由じゃない。もっと、切実。



≫2007年09月15日(土)≫

目覚めと同時になんだかどうしてもマッシュポテトが食べたくなって、作ってみた。これが、期待以上に美味しくて、1日でじゃがいも4つ消費してしまいました。主食です。昔、アメリカで食べたマッシュポテトをずっと忘れられないでいて、機会があるごとに色んなマッシュを試したのだけど、どれも違う気がする。その違いがようやくわかった。レストラン等で食べるマッシュポテトはみんな暖かい。その上にまた暖かなグレイビーソースとかがかかってる。これはこれで美味しいのだけど、あの、アメリカで食べたやつは、冷たかったんだ!デリのポテトだもの。冷たかったに違いない。朝作ったやつを、無精でチンもせずにお昼に食べて、は!っとした。これだ…!!でも、一日の食事がマッシュポテトだけじゃいけない、と思って、そうだ今日はサウスバンクのフェスティバル!屋台で美味しいものでも頂こうと思って、意気揚々と小銭をにぎりしめ出かけてみれば、凄い人・人・人!しかも殆どの食べ物が£4〜5で、ナオの手持ち金£2,50では手も足も出ませんでした。本当に残念。しょんぼり帰って残りのマッシュポテト、完食。ごちそうさま:9



≫2007年09月12日(水)≫

絵が上手くなりたいので必死で練習します。今の自分の絵も決して嫌いじゃないし、どちらかと言えば大好きなのだけど、これからはもっと俯瞰な感じで人物を描けるようにしてみたい。例えば、身体の線だけを把握してるんじゃなくて、もっと、洋服の柄だとか、皺だとか、アクセサリーの輝きだとか、そういうところを客観的に描く。例えば、鉛筆で手当たり次第に描くんじゃなくて、ペンで必要な線だけを捉える。その上で動作をつけられるように。それが、絶対これから役に立つ。1日、20人くらいか。明日これだ!という紙を買いに行こう。まずはそこから。

関係はないけど、自分を見直すという目的で、今までで好きになった絵を描く人。

ミケランジェロ
彼の絵や彫刻の御陰で人間の身体の美しさを思い知った。

エゴン・シーレ
その美しい身体を美しい線で表現すること。

ゴッホ
描きたい、という気持ち。欲求。

ターナー
本物、が持つ輝きというかオーラというか、写真とはやっぱり違う。

バクスト
肖像と衣装の一致。

クールベさん
そして写実。目に映るものを、そのまま描く。

ルソー
絵と現実の絶対的境界線がない。ターナーもそうだけど、見ていると自分が絵の中にいるような、絵の世界がこっちに広がっているような錯覚。静かで広い。風景という言葉が合う。本当に、まるで、ただそこに在る。



≫2007年09月11日(火)≫

9月11日です。6年経って、随分あのショッキンな出来事も記憶から薄れていって。街を歩いたり飛行機に乗ったり、そういう事にも危機を感じなくなって、歴史に残る惨事だったけどもう昔のこと。そうじゃない。そこから派生した戦争はまだ続いていて今も人が亡くなっていて、いつになったら戦争はなくなるのか、なくならないのか。ただ、まだ絶対に忘れちゃいけない、何も出来ないからせめて。


美しいものについて

美術や音楽に美しさを感じることは凄く沢山あって、あとは自然とか人間とか生き物。今日ちょっと日記に書きたいくらいに、文章、日本語、に美しさを感じた。震える。それは、とても短いストーリーで、少年の目を通して、命について書いてあるものだったのだけど、本当に美しかった。ナオは、あまり本など読まないし、何か物語りを知るならそれは、映画やテレビや漫画や音楽や、舞台。ヴィジュアルがメインの媒体なら、ストーリーを通して美しいものは目で美しいと感じられるし、音楽なら耳で。文字を読んで、頭の中に無限に広がる美しさを、なんだか初めて知ったような気がするよ。凄いなあ!色も、形も、メロディーもなくて、美しいなんて。

そうやって、ひがな一日美しいものについて考えていて、思わず図書館でルソーの画集なんかを借りて、そしたら急に、何故だかイタリアの古典歌曲が聴きたくなって、ヴァージンに寄り道。視聴の出来るCDをいくつか見てたら、most beautiful love themeという、クリムトの接吻がジャケになっているCDを見つけて、最早イタリア古典歌曲は全く関係なかったけれど、なんとなく、ゆっくりソファに座って聴いてみた。初めは、そういう括りでクラシカルを聴く事をちゃかす風な気持ちだったのだけど、全て聴いて、見事!と、すっかり愛の気分。

その中で、おおおと思ったのが、まづ、チャイコフスキーのロミオとジュリエット。頭をかかえた。ああなんていう甘いメロディー。それからブルッフ、バイオリンコンチェルト、なんだかもう、バイオリンという楽器そのものが愛の楽器な気がしてならない。全部で20曲が入ってるのだけど、最後の3曲、ベートーヴェン皇帝第二楽章、ヴィヴァルディマンドリンコンチェルト、ラベルのボレロが笑っちゃうくらいにそれぞれの愛?の形でした。ベートーヴェンのは反則だよ。あれは。他のに比べて愛の範囲が広すぎる。印象として。ヴィヴァルディはあの時代の旋律とマンドリンの音色がぴったりでうっとりしてしまう。そして何故最後にボレロ…言うまでもなく、今もなおナオの頭にはこのエンドレス・ボレロが流れています。正直ちょっと、忌々しい。

あと、一つ、ヴォーン・ウィリアムスのトーマス・タリス・ファンタジアのオープングテーマ、多分、言葉で聴いても知らない人が殆どだろうけど、これ、ナオの大好きな映画、マスターアンドコマンダーで使われている曲で、映画では哀しいシーンにとても効果的に使われていて、ナオもそのイメイジで曲を聴いていたので、愛のテーマの一つに挙げられていて驚いた。

聴きながら、愛とは美に密接しているよな、と思った。愛ね、愛かあ。



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