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≫2007年10月16日(火)≫

大絶賛の反意語ってなんだ?大不評?レントのレビューを一通り読んできました。想像通りというか。ガッカリとか、未完成とか、そんな感じです。ただ、なるほどなーと思ったのが、イギリスの舞台の批評家はやっぱりイギリス人なので、彼らはきっと、オリジナルレントも好きじゃない。オリジナルですら、大げさでセンチメンタルだと非難ゴーゴーです。ただ、功績は認めているけど、みたいな態度。全体的にネガティブなものが多い中、どこも口を揃えて褒めていたのがトムコリンズ。ナオから言わせて貰えば、可も不可もなく、なコリンズだと思うけど、なんとなくわかる気がするな。つまり、トムコリンズだけは、そのままアメリカのプロダクションにいても不思議ではないほどに、役柄が変わっていないんだよ。そこに気づけば、自ずとどこをどう直せば(というか戻せば)良いかが明確に見えてくるような気がするけど。でもこれで、この傲慢で浅はかなレントリミックスが良い方向に変化すれば良いな。キャストは本当に素晴らしい人ばかりなのだから!

それはそうと。最近登下校中に過去を振り返って今を愛おしむようなことをしています。一年前二年前、仕合わせだったなと今思える。そして、一年後二年後、今が過去になった時にきっと、あの頃仕合わせだったなと思えることも確信してる。それって本当に仕合わせな事だなあと思うんだ。両親や、周りのみんなの御陰です。本当にありがとう!!



≫2007年10月15日(月)≫

好きな映画俳優は、と聞かれれば、ロバートダウニーJr、ハンクアザリア、そしてラッセルクロウです。そのラッセルクロウの新作、アメリカンギャングスターでは、なんと、共演にあのデンゼルワシントン。ナオは数年前には世界で一番素敵なのはデンゼルワシントンだと信じていた時期があるほど、彼のことも好きです。格好いい。ナオと母との間ではもっぱら、映画界の二大横綱として、この2人が随分前から特別扱いでした。その、共演!夢の共演!!最近ちらほらと、ロンドンでこの映画のポスターが見られるようになって、いよいよだな、という感じ。そして、さっき母と話していて、気がついて、ああ、ロンドンなら、プレミアにお二人が来るんではないのかしら…!!即行で調べました。11月7日、レスタースクエアにてプレミア予定らしいです。絶対行くよ!ラッセルクロウは何と言っても、ナオの人生で一番多く見ている大好きな、マスターアンドコマンダーの艦長ですよ、艦長、一目みたいに決まってる!ミーハーだけど、今度ばっかりは仕方ないですね。ああ凄く楽しみだ!

楽しみといえば、今夜がレントオープニングナイトでした。近日中に批評家のレビューが出るはず。こっちもかなり楽しみ。批評家のレビューなんて、あんまり当てにはしていないのが正直なところだけど、今回ばかりは、一人でも多くの人の意見を聞きたいし、プロの視点で観ている批評家達が、どうあの作品を評価するのか気になります。



≫2007年10月14日(日)≫

最近、偶然やら必然やらで、舞台が大好きな日本人何人かに会う機会があって、ああ、ナオが知らないだけで、そう言う人って沢山いるんだなあ、と、嬉しくなりました。みんなそれぞれ、目的は違うけど、ロンドンって本当に舞台好きにとってはたまらなく魅力的な場所なんだ。

それで、昨日も舞台が大好きという方と、ランチしながら沢山お話してきました。その子は、何よりロードオブザリングスが好きみたいで、一緒に話していると、自分がいかにこの舞台を感覚的にしか捉えていないかが良く分かる。何度観ても、その壮大な舞台演出に感動してしまって、例えば、物語として深く考えてみる、とか、役者さんについて考えてみる、とか、いつもなら絶対にやるような、作品を掘り下げて考える、ということを全くしていないなあ、とわかって、面白かった!そんな余裕がないくらいに、凄い舞台なんだ!ともあれ、楽しかったです!あと、流れで舞台の絵を描いてみようということになって、張り切ってホビットに挑戦してみたら、目を疑うほどに微妙な生き物になってしまって、自分の画力に疑いを感じた。おかしいな、もうちょっと描けると思っていたのだけど。

あと、さっきロンドンレント検索してたら、日本の方で、★5つつけてる大絶賛な感想を見つけて、目から鱗。ちょっとその感性を羨ましいと感じてしまった。



≫2007年10月11日(木)≫

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(↑これ使ってみたかった!)ああ、朝から夜まで学校で、眠くて眠くて、ふらふらしちゃう。でも、学んでる、学んでる。絶対に、これでシャツとズボンとあわよくばジャケットが作れるようになる。コルセットとかと違って、かなり活用できる技。今日は袖とかズボンのポケットを作った!やれば出来るやれば出来るやれば出来る。夜は映画についてのレクチャーで、スターウォーズの冒頭を先生がマニアックに解析してました。面白かった。でも、先生が凄い!って褒めてる色づかい以外の全てが黒沢映画に当てはまります。だから、やっぱり黒沢が凄い!!とレクチャー中ずっと思ってました。今後紹介される映画のリストを見たら、知らない、知ってるけど興味がないので見てない、見たけど最後まで見れなかった、見たけど好きじゃなかった、ものばかりで、長いリストに一つもナオがこれこれこれ!と思える作品がなかったのが残念。このリストにある中から一つ選んでエッセイを書かなきゃならないので、困るなあ。それでは、明日も早いのでもう寝ます。お休み!



≫2007年10月10日(水)≫

2度目のプレゼン、なかなか上出来。デザインを進めれば進めるほど、作るのが楽しみになる。今回は、かなりクラシックなデザインで、黒のウエストコートに星のようにビーズやスパンコールを散りばめようと考えています。ああ、楽しみすぎる。クールに決まった衣装になればいいな。中世的で、中性的で。これが初めて、自分で思い通りにデザインした物をそのまま作る、という課題なので、しかもメンズで、なので楽しくないはずがないのね。ああドキドキする!!



≫2007年10月09日(火)≫

今日のレクチャーが、フィルムのジャンルについてで、特にミュージカル映画に焦点を当てた内容だったので、面白かった。ミュージカルといっても、近年のものではなくて、もっと古い時代の話だったのだけど、興味深かった。その後のセミナーで、じゃあ、ノンジャンルの映画っていうのは存在するか否かを話したのだけど、悩みに悩んでドグヴィル?(証明するのは凄く難しいけど、could be...)うーーん、何か良い案が浮かんだ人、教えてください。ありそうで、ない。ちなみにナオは、ジャンルで言うなら、ミュージカルはもちろんだけど、非日常の日常を描いた映画が大好きです。日常の非日常ではなくて。映画は終わっても、キャラクターのその後がずっと続いているような余韻を残すものが好き。マスターアンドコマンダーに、赤ひげ。TVドラマは絶対にホミサイド殺人捜査科。正に、非日常の日常だね。


JosephのUKツアー、キースがナレーター決定って本当ですか!!!????

えーえーえー!!!何それ!何それ!!観たいよ!!観たすぎるよ!!!うそーうそー、凄い!!ナレーターって!まじで!?うわー何それ予想を遥かに上回る展開!絶対何があっても観る。こうなったらもう、リーがツアーにでて、ジョセフとナレーターとベンジャミンの3人がウエストエンドに来れば良いのにね!キースとクレイグとクリスだよー完璧な3人だと思います。あーキースの神声が聴きたい!しかしナレーターとは、ビルケンライト、本当に、わかってるなあ!

うん。12月8日にエジンバラ行ってホワイトクリスマス観て、9日は観光して、10日にジョセフ観て帰るっていう予定でいかがかな。エジンバラ羨ましすぎ!



≫2007年10月08日(月)≫

メンズメンズ!!テイラーリングですよ、いわゆる。デザインもドラフト作りもメイキングも布選びも何から何まで楽しい!既に大忙しだけど、ストレスはありません。これが向いていれば嬉しいな。


さて続々と、ロンドンレントを観た人のレビューが更新されています。かなり、お怒りのご様子。どれもこれも、いちいち頷ける内容です。ナオも、あれからレントについて、時間がありさえすれば、ずっと考えているのだけど、考えれば考えるほど、悔しさで胸がいっぱいになる。冒涜、とも呼べるくらい、レントという作品の良さを根こそぎ剥いでしまったような、印象。一緒に観た友達とも随分この事について話したけれど、何がこんなに悔しいって、今回の舞台を観て、薄々、だけど確実に感じ取れる、どこか、アメリカのレントを見下したような、演出。頭からっぽうな格好つけたバカが、心の中では、あいつらだっせーっとか思いながら、ちょちょいとやってしまったような、そういう気持ちの悪さ。どう思い返しても、レントという作品に愛情と尊敬を持って作ったとは思えない。

レントを最早古いと思ってしまう、新しい世代に訴えるショーを作りたいなら、他でやってください。レントのネームヴァリューを利用するな。それともそもそも、やっぱりイギリスでレントは無理なのかな…なんだかそういう気も凄くするんだ。博愛とか、理解できないでしょう。本音と建て前の国だものね。決して嫌いじゃないけど!イギリスで、エンジェルみたいな人は絶対にいないと思うんだ。困っている人を見かけて、即行で助けるのがヒーロー気質のアメリカン。助けを求められて助けるのが、ジェントルマンのブリティッシュ。レントの登場人物は、絶対にアメリカンだもの。



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