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≫2008年02月05日(火)≫

え!!?気づいたらかれこれ6時間くらいスモッキングの練習をしていたよ…人差し指の限界を感じています。今日の刺繍のクラスで、他の子はみんなレーシングしているのに、ナオは何故か1人でアメイジングなスモッキングマシンでスモッキングをチューターから教わってました。KY!しかし、このマシンが、手動のくせにかなり凄い。数分でいくらでもギャザーが作れる!列や間隔も調節できるし、優れものだな!欲しいな!家に帰ってから、一心不乱にこのマシンで大量に作ったギャザーでスモッキング刺繍始めたら止まらなかった。上達が目に見えるので嬉しいね。慣れれば割と出来ないこともないけど、なんて時間のかかる作業!これを今回のコスチューム中に施さないといけないと考えるだけで・・・・・;9

BGMにブロードウェイラジオ聴いてて、ジャージーボーイズのビッグガールズ、ドントクライが耳から離れない!早く舞台観たいなースコットはどれを歌うのかなー楽しみ!

オフィシャルウェブサイト グレンカーターが貫禄ついてて笑った!
http://www.jerseyboyslondon.com/


プレイスメント、もしかしたら、指輪の衣装係とウィキッドの衣装メイキング両方出来るかも?決定ではないけど、チュートリアルでそんな方向で検討することに……やばくね?ウィキッドの衣装メイキングとか。理想コスチュームの数々!先生絶対ナオの心読んだとしか思えない。駄目なら仕方ないけど、期待せずに期待してる!



≫2008年02月03日(日)≫

日本も冷え込んでいるらしいけど、今日はロンドンも久しぶりに寒かった!天気は良かったけど寒かったー!久しぶりにむたんと会って一週間の近況報告会でした。バーキンで長々と人生の哲学等を語っていたはずが、何故か最後には男女の防寒の違いについてを割と真剣に議論してました。胸毛の意義とかそんなん。楽しかった!家に帰って明日のフィッティング用のコスチュームを縫っていて、形になったところで自分で着てみたら、サイズはメンズだから大きいけど、相当可愛い風に仕上がっていて、一人ではしゃいでいるよ。これ、課題終わったら絶対自分用にも作りたいな。春用に薄目の生地で!19世紀のスモックをベースにしてるAラインのジャケットで、フロントとバックと袖にギャザー刺繍を施してあるんだよ。それに大きい襟と大きいボタンをつけて、スキニーパンツと合わせるデザイン。我ながら素敵だと思うな。昨日はレントを観る前に、その為の布を買いに行って、厚手荒布のコットンとムスリンとウールを購入。布選びは本当重要だから、気合い入れて、満足の買い物が出来た。安い!ああ完成が楽しみすぎるー!



≫2008年02月02日(土)≫

ここ数日泣きすぎて目が常に腫れてる。こんな風に集中した期間に泣くっていうのは、多分ジジをなくした時以来かも。おおお!

ロンドンレントを観納めてきた。一観客として、この舞台を最初から最後まで観れたこと。なんというか、そうするしかなかった。これはきっと、もしかしたら、予めナオのライフの決められた事だったのかもしれない。こんな風にして、ナオの中でレントという作品にケリがつけられて、レントが完全に吸収されていくような。これ以上はもうないんだな、とすんなりと納得するような。寂しいけど、やたら満足。

結局、昔にアメリカや日本や映画で観たレントは全てこのロンドンレントに上書きされて、レントといったらもうナオにとってはこの、マークはギリシア神話に出てくるようなまるで彫刻の様な坊ちゃんで、ロジャーはゴージャスな熱血漢で、エンジェルは最高キュートな男らしいゲイで、コリンズは素敵だけど地味で、ベニーは誰よりも涙もろい良い奴で、モリーンは迫力の40代で、ジョアンは顔もスタイルも良い美人で、ミミはロジャーに首っ丈の可憐な人なんだ。まんまとリミックスにしてやられた!もうアンソニーラップではマークを彷彿させないんだ!かわりに、ミケランジェロの彫刻や絵を見てああマーク美しいな!と思うんだよ。なんという!

いつの間にこんなに好きになっちゃったのか、自分でも不思議すぎる。今では、どうにかしてこのリミックスレントを世界共通メジャーなレントに出来ないかなんて、恐ろしいことを考えてしまうくらい。音楽だって、あの変なクラブアレンジがナオのデフォルトになってしまって、久しぶりにOBCのCDを聴いた違和感たら!恐ろしすぎる。ラヴィボエームでオペラチックに歌い上げないなんて!コンタクトの重低音!ワッチューオウンはマークのソロ!一番の泣きシーン!もう観れないなんて!

あーあーあーあー、どうしよう。じわじわと、どんどんどんどん寂しさと喪失感が体中に広がってる。正直に言って、マークが好きすぎる。何あの人、まるでファンタジーだよ。非現実的すぎる。後日、マークの素敵さと、ミケランジェロとの関係性についてはまとめると思う。エンジェルについてもまとめると思う。そしてリミックスレントの最終的なレビューもまとめる思う。この作品の生き証人として、するべきことをするさ!寂しいよ!



≫2008年01月30日(水)≫

先週の木曜日から今日までお母さんがロンドンに来ていて、ナオも丁度学校がそんなに忙しくなかったし、一緒に観光気分で数日間過ごしてました。トラファルガーSq近くのホテルにリッチにステイしながら、美術館行ったり、映画を見たり、舞台を観たり。贅沢だった!

ナオは、お母さんに久しぶりに会えて凄く嬉しかったのは心からそうなんだけど、自分でもわからないくらい、何故だか小さいことで何度もイライラしちゃって、申し訳ない気持ちでいっぱいだよ。今は悲しくて仕方がないです。後悔は先に立つよと信じて、自分ではなるべく良い方法を選んでいるはずなのに、反射的な行為は悪いのばっかりで、結局後悔ばっかりしてる。嫌になる。反省点をあげればきりがないのでやめとく。明日からまた日常だから、気を取り直して、学業に励みます。お母さんが、快適な空の旅で、無事日本に戻ってゆっくり休んでいれば良いな。



≫2008年01月29日(火)≫

はじめてロンドンで”RENT”を観た。そういう気がする。感動と感謝で涙が止まらない。ナオはこのリミックス版レントが愛おしいし、大好きすぎる!今この舞台が終わらなくちゃならないことが悔しい。酷い。だって絶対にこれは、これから、の舞台なんだから!!こんな奇跡の舞台を、きちんとみんなに理解されないままに終わらせるなんて!シェーム!!でもそれと同時に、この正に奇跡の様な舞台に、最初から最後まで観続けることが出来たことに言葉に出来ないほどの幸運と喜びを感じているよ。ナオの中でレントが完結する。凄い!


エンジェルが亡くなった辺りから、まずマークが泣き出して、つられてベニーが泣いちゃって、そのあとコリンズとロジャーも泣きながら舞台に出てきて、もう何が何だか!涙の連鎖だった。でも、これがレントの醍醐味なんだよね。演じている人たちが感極まって泣いてしまうほどの作品。実際、彼らが何があって泣いていたのかは知らないけど、ひたすらこっちまで寂しくなっちゃったよ。こういう、ケミストというか、舞台の奇跡に立ち会うことができたなんて。物語がぐっとリアルになった。本当に、レントそのものだった。このリミックスされた美術や演出で、だけどレントの本質を全く失っていないショーが観れて、凄く凄く凄く嬉しい!最後は、客席もスタンディングオベーションで、それはそれは、言葉には出来ない感動を味わったよ。クローズが惜しすぎる!!



≫2008年01月23日(水)≫

友達とパブで素敵にブランチして、その後ウィキッド観てきたよ。久しぶりの友達が戻ってきたのでね、一緒に観れて楽しかったー!友達も観終わってウィキッド好きだー!って言っていて、大満足!気に入ると思っていたよ。良かった!ウィキッドは今回で観るのは4度目なのだけど、いつ観ても最後は泣いてしまうな。あと今回は、一人とびっきりのダンサーを見つけてしまって、いつも以上にダンスシーンを凝視してたよ。いつも中央で踊っていて、タンタンの冒険のタンタンにそっくりな子。動き一つ一つがとても滑らかでまるでバレエで、ちょっとジョー君をリマインドするような。着ている衣装も可愛かったな。これは全ての登場人物に共通することだけど。衣装可愛すぎ!観劇中必死になって衣装を覚えようとしているんだけど、毎回2着覚えるが限度。それも結局曖昧だし。それでもこつこつ覚えるしかないのかなー楽しいっちゃ楽しいけどさ。

明日から一週間お母さんが来るので楽しみ!部屋をきれいに掃除して、シーツやカバーやタオルを洗って綺麗に整えて、お母さんの好きそうな食べ物や飲み物を揃えて、こっちも準備完了!一緒に美術館行ったり舞台観たりするつもり。レント!レント!今は丁度オフシーズンだからチケットも良い席取れるかな。ウィキッドですらストール三分の二くらいの客入りだったし。



≫2008年01月22日(火)≫

whatsonstage.comが企画している07年シアターゴウアーズチョイスアワーズに投票してきたよ。でもノミネート作品がかなり限られているので、こっちにナオチョイスを書いておく。

Nao's choice awards 2007

Best Actress in a Play
該当者なし
振り返って、驚くほどに女性の主演しているストレートプレイを観てない。全てオールメイルキャストとかそんなん!ワオ!

Best Actor in a Play
ルーク・トゥリーダウェイ (ウォーホウス)
パペットの馬が本物の馬に見えたのは、デザインや操作のジニアスさはもちろんだけど、彼の馬に対しての演技もかなり大きいところ。お陰様で、号泣。今でも、ジョーイーと馬を呼ぶ彼の声が耳から離れてない。

Best Supporting Actress in a Play
シライシカヨコ (コリオレイナス)
蜷川カンパニーのシェイクスピア。彼女の演技に思わず話の途中でスタンディングオベーションしそうになった。こんな凄まじい演技を観たのは初めて。凄かった!

Best Supporting Actor in a Play
ステファン・ヘイガン (ジャイアント)
アイリッシュ訛りの可愛い坊ちゃん。ミケランジェロのダビデ像そっくりで説得力あるキャスティングだった。

Best Actress in a Musical
該当者なし
誰一人ちゃんと覚えてないや……

Best Actor in a Musical
ルーク・エヴァンス (レント)
恋しそうだった素敵すぎて。彼のお陰で初めてロジャーってキャラクターを理解できた気がする。演技や歌に、もの凄い説得力があった!

Best Supporting Actress in a Musical
ローラ・ミシェル・ケリー (ロードオブザリングス)
こんなに安定したソプラノをミュージカルで聴いたことがなかった。声が本当美しいし、演技も凄い!この凄さは一度前の方の席で観ないとわからないかもしれないけど。

Best Supporting Actor in a Musical
沢山いるよ!一人に選べないよ!
ジェイ・ウェブ (レント)
想像を絶するエンジェルで本当楽しませて貰った。可愛すぎる!
オリバー・thomton (レント)
想像を絶するマークで本当楽しませて貰った。濃いよ濃すぎるよ!
マイケル・Therriault (ロードオブザリングス)
想像を絶するゴラムで本当楽しませて貰った。CGは使ってないよ!
ジョン・パートリッジ (ドラウシーシャペロン)
ひたすら素敵だった!うっとりした!
アリスタ・マクゴワン (リトルショップオブホラーズ)
歯医者さん。ひたすら素敵だった!笑った!

Best Solo Performance
該当者なし ソロパフォーマンスなんて観てない。

Best Ensemble Performance
ロックユー・ホワイトクリスマス

最高。アンサンブルが主役です。キラキラキラキラ!この賞を書きたいが為にこの日記書いてるから。ベストアンサンブルはゆずれない!!!

Best Takeover in a Role
ジョー・ライアン (ロックユー)
クリフリチャードを堂々引き継いだよね!スタンバイだったけど!そして、誰よりも、誰よりも素晴らしい個性的なしっかりした役作りのクリフを堪能させて頂きました!素晴らしかった!

The NICK HERN BOOKS Best New Play
ウォー・ホウス
ナオはウォーホウスの脚本の素晴らしさを声を大にしてみんなに言い聞かせたいくらいだった。特にラスト!

Best New Comedy
ジャイアント
なんといっても、ミケランジェロが主役のダークコメディだからね。そのアイディアに惜しみない拍手!

The SUPERBREAK Best New Musical
ロードオブザリングス
次世代ミュージカル!ファンタジーの世界観が素晴らしいし、その世界観をより完璧なものにするために集まった各界のプロの技に言葉も出ない。凄すぎる舞台。

Best Play Revival
トゥエルフスナイト
古典シェークスピア劇をこんなに洗練された演出で観れて、凄く勉強になった。演出が本当、神がかっていたよ。

The CAMPO VIEJO Best Musical Revival
ジョセフ
ロンドン版はまだ観てないけど、リバイバル有り難うの気持ちを込めて。

Best Director
トゥエルフスナイト
いやもう、かなりかなり悩んだけど、演出だけに焦点をあてるなら、これ。上にも書いたけど、本当に神だった。灯りの使い方や、転換の仕方や効果音、役者の動きとハミングと、セットの使い方、どれをとっても天才的。

Best Set Designer
ウォーホウス
パペットもセットに入るらしいです。それなら迷うことなく、この作品がベスト!舞台の無限の可能性を教えてくれる。実際に舞台上にないはずなのに、優秀なセットと演出の御陰でまるであるように見える。

Best Choreographer
アーニャとダニーのワルツを振り付けた人
ロンドンの舞台ですらないけど!あんなダンスはちょっと反則!美しさの具現化!うっとりして、目からは涙。

The STUART PHILLIPS London Newcomer of the year
該当者なし
誰がウエストエンドデビューかなんて、プログラム買ってないから知らないよ!

Best Off-West End Production
ジャイアント
オフウエストエンドの質の高さに唸った。ロンドンという街に、どれほど舞台が根付いているかを改めて思い知った。

Best Regional Production
ホワイトクリスマス (カーディフ)
キャッツ (ウィンブルドン)
ジョセフ (ブライトン)
選べなんてそんな無茶な!

The NOW MAGAZINE Theatre Event of the Year
ジョセフ公開オーディション
最高に楽しませて頂いたよ!白熱したよ!最後には投票までしちゃったよ!

結構まじめに評したつもり!去年も随分充実した観劇ライフだったな。今年も益々色んな舞台を観れると良いな!

参照
http://awards.whatsonstage.com/



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