くじら浜
 夢使い







じゅんぎとやまごろ   2001年09月20日(木)

じゅんぎは山を登っていました。
じゅんぎは山が大好きです。
だから、山も じゅんぎのことが大好きでした。

さて、この山の名前は やまごろ でした。
じゅんぎの家は、やまごろのところに近かったので、
じゅんぎはいっつも登っていました。

ところが ある日、やまごろが 『CLOSED』になりました。
どうしてかというと、
誰かから「あぶない」と言われたからです。
だからじゅんぎは その日、
夜になってからやまごろに登って、
頂上に着く前に、そこでお泊りしました。

さて、起きたとき、
じゅんぎはまだ日が出てないことに気付きました。
じゅんぎは朝日がのぼった時に、
やまごろのてっぺんまで登る決心をしました。
じゅんぎは家に帰って準備して、朝日がのぼるのを待ちました。
朝日がのぼるとき、じゅんぎは力を入れて やまごろに登りました。

正解!
じゅんぎは出来ました。
じゅんぎはてっぺんまで行って、
うれしい!と思いました。
やまごろは じゅんぎの友達だから傷つけるわけない、
と思いました。

そして、日が沈んだ時に
じゅんぎは下りていきました。

The End

【 9月19日 こころからじゅんぎへ 】






こころの石ころ   2001年09月19日(水)

川がながれてました
中をのぞくとまぁるい石がふたつ
ころころころがってました

その石のはじまりを見たくなったこころは
川のずぅっと上の水のはじまりまで
ぼうけんに出ました
たったひとりで出ました

水にぬれながら 虫にさされながら
やっとたどりついた水のはじまりは
大きな岩の小さな小さな穴から
ほんのわずかなしずくが一滴 ぽとりと落ちて
次の一滴がまたぽとりと落ちて
それが永遠に続いていました

水のはじまりを見たこころは
今度は石のはじまりをさがしました

でもそこには大きな岩と
でこぼこだらけの石しかなくて
それでもこころはまぁるい石を
さがし続けました

すると
歩いていくうちにでこぼこだらけの石は
だんだんだんだん
形が変わってきている事に気づいたこころは
今度は水を見ると
だんだんだんだん
流れがはやくなっている事にも気づきました

うれしくなってまた探しながら歩いていると
川のよこにできた水たまりには
鳥やさかなが水あびをしていて
水はきらきら光っていました
そして石も少しずつまぁるくなってきましたが
それでもまだまだでこぼこです

こころはまた歩き出しました

そして 気がつくと
そこは 最初にまぁるい石ころを見たばしょで
そこにはやっぱりまんまるい石ころが ふたつありました

こころは知らないうちに
石ころのはじまりだけではなくて
石ころのはじまりから終りまで見たのです
そして
水のはじまりも見たのです

こころはまぁるい石ころをひろって
マミィにあげました

【 9月15日 じゅんぎからこころへ 】






台風17号   2001年09月18日(火)

発生しました。
ワクワク ドキドキ






冬眠   2001年09月17日(月)

地球の鼓動を全身で感じ
土の匂いと
木々のざわめきに
耳をかたむけ
眠っている間に冬はもうそこだよ
つきさす冷たい空気で目醒めたら
また新たな歴史が重なるよ






新月   2001年09月15日(土)

明け方に 真っ白な三日月

明日 新月を迎える

真っ赤に染まらない事を
ひたすら祈ってます






獣に還える   2001年09月14日(金)

人が人を殺めることは悪いこと。
誰でも知ってることを人間はやってしまう。

自然界ではその摂理のために 動物同志が食い食われ
それが肉になり土になり 植物にも循環し
それは自然なサイクルだけど
動物の中で人間だけが己の欲の為 権力誇示の為思想の正当化の為に
殺人を平気でやってしまう。

人はヒトには戻れないのだろうか

人は自分が動物だということをいつの間にか忘れ去り
木の匂いを嗅ぐこともなく
土を踏みしめることさえ忘れ
空を飛ぼうとさえしない。

だれもが簡単にできるはずなのに。





初日 最新 目次 HOME