2005年07月30日(土)  「蒼天航路」34巻

ついに陸遜が出た。
思ったより普通で拍子抜け。
呂蒙様の方が良い意味で裏切られた…。

というか、無双に影響受けすぎである。

でも、メインはやっぱり曹操閣下なのである。
年老いても覇気は段違いである。
劉備に怒鳴り込む曹操様。
「漢中王」に貫かれる曹操様。
水没した樊城の模型に頭を突っ込む曹操様。
どれとっても、やっぱりかっこえぇのだ。
出番はちと少ないが…。

そんで、関羽。ひたすら関羽。
神様になっただけある。
額に矢を受けても死なないぞ。
ていうか、最強だぞ。
何しても死なないぞ。
反則キャラじゃないか?
でも、陸遜に倒される訳です。

これからついに三国三つ巴大戦です。
主要キャラは出きった気がする。
あとはコマを進めるだけ。

それにしても孔明さん…良いキャラしているよ。
最初のどぎつさがどんどん薄れて寂しくなったけど。
これからは軍師として、頑張ってください。
まともな貴方に期待します。


2005年07月29日(金)  「KANABALIZM」 田中加奈子

■KANABALIZM  著・田中加奈子

ブックオフにジョジョのゲームを探しに行ったら、発見。
運命の出会いを感じて、購入。
以下、作品毎に感想。


・竜鬚虎図
他の作品と絵柄が全然違う。線が細い。
人食い虎の封じ込められた絵に描かれた女の子と、絵描きの少年の話。
派手な戦闘シーンとかは全然無いし、お色気下ネタもそれほどでも。
でも、話に引き込まれるなぁ。きっちりまとめてある。
親に対する思春期の葛藤、とかまで描かれている(深読みしすぎ)
あと、人食い虎が出る当たり、山月記みたい。
そういう文学的知識も持ち合わせていらっしゃるのでは…田中氏。
こんだけ描けていれば、速攻連載持てたのでは…と思うが、
やはり、そこは人の好みがあるのだろうな。
私は大好きだ、この人の漫画。


・洒落市
江戸時代らしき舞台背景。墓荒らしで貧しい人に金品を配る義賊が主人公。
ただ、呪いがかかっていて、墓を荒らすたびに、身体が白骨化する。
まさに骨身を削っている。
主人公・洒落市やら、雷帝・黒天狗のコスチュームが格好いい。
胎児の着物なんて、普通じゃデザインしないでしょ。さすが田中氏。
黒天狗は、雷帝=中国では閻魔という伏線が憎い。うまいなぁ。
墓に埋もれた子供を救出する為、完全白骨化するのだが、
その、骸骨が子供を抱くシーンで、背筋がゾクゾクした。
すげぇ描写だ…。こんな漫画家居ないよ…。


・クリーチャーズ
遠い未来の地球を舞台にしたSF作品。
人類は月に移住。地球は知能を持った虫たち(昆虫人間)の楽園に。
その虫退治を命ぜられた、女死刑囚と蚕蛾の昆虫人間とのラブストーリー。
とっても人情味溢れるお話でありました。
蚕蛾のウーライは、「毛深くて、マッチョで、フル○ン」な外見ですが、
いわゆる憎めないお馬鹿キャラで、ずいぶん人気有った様子。
あぁ、こりゃ人気出るよ、と素直に思ったキャラでした。
死刑囚・隗(くまる)も、男をたぶらかす悪女だが、過去が過去だけに憎めない。
最後はハッピーエンドでジーンと来る。
普通のカップルじゃなく、異色中の異色(ていうかあり得ない)ところが素敵だ。


・コタンコロカムイ
キターーーーーーーーーーー!!!!!!!
噂には聞いていたが、これ、すごい。アイヌ漫画だよ、アイヌ漫画!!
もうね、ホロホロの必殺技以上にアイヌ語が頻出。(ホロケウ=狼も出た)
きちんと下調べの元に構成されていて、すばらしい出来!キレのいい作品。
これで続編描けるよ、十分いけるよ。というのは妄信的か?
フクロウの女の子(ていうか雌)が、人のカタチを借りて、人間を守る。
反対に、人間が魔物として、人間を脅かす。
千匹の獲物を狩ると、魔物…というかその身が獣と化してしまう。
そして、元人間の獣と、人間のカタチをした獣の葛藤を描いた作品。
…うーむ。これって、ホロホロの伏線に使えそうじゃないか…?
アイヌの考えって、人間とその他の生き物ってのは対等なんだな、と思った。
あと、自然に対する考え、これがインディアンと似ている気がする。
なんにせよ、自然の厳しさを知っている民族の思想は、格好良いと思う。
少しは見習え、現代人。
消費するだけが、生きるって事じゃないんだ。


・三獣士
読み切り版。結構覚えていた。連載版の一話目と余り変わらない感じ。
以下、シャラマー様の尊い愛の定理。

人の命は儚い→強い自分に殺されれば永遠になれる→それが愛

アモーレ、とか、ラ・マン(愛しい人)とか連呼するシャラマー様。
熱いお人である…どっちかつうと、連載版の方が威厳がある。
これ、続いて欲しかったなぁ、面白い漫画だと思うよ。本当。
余談だが、悟空とジャイロ・ツェペリは同類項ではなかろうか。



総合感想。
買 っ て 損 無 し 。
この時期のジャンプって、こういう漫画載せていたのだねぇ。
仏ゾーンも連載出来たはずだ、こりゃ。
いつから形態変わって、規制が激しくなったんだろう。
ジョジョ五部の辺りからだろうか(by.荒木氏発言より)
もったいないなぁ。
規制吹っ飛ばせば、田中氏も武井氏ももっと面白いと思う。
…あと、アンケート制度が無くなればね…。
しかし、過ぎ去った事を悔やんでもしょうがない。
今のジャンプにこういう濃い漫画の掲載を求めても無理だろう。

「昔のジャンプはよかったなぁ」と懐古する為の良い材料を手に入れた、
と言っておこう。うむ。


2005年07月26日(火)  「少年�◆廖\醤彁�

■少年�◆ |�・西炯子


うおぉぉぉぉん。

号泣。せつねぇ。せつねぇ。
吐き気がするだけ、胸が締め付けられた!!

だめだ…、私、この人以上の少女漫画家見つけられない…。

エロ受験生・さとくんと、天然文学少女・山王みちるの恋、ラスト。
3角関係になって、どうなる事かと思った。
そして、私は、渚くんの方がもちろん好みだ。
しかし、山王さんは、絶対さとくんを選ぶ、と信じていた。
だからこそ、どうなるか気になっていた。
渚くんをどう振るのか…。

感想書くの止めだ!

読んだら分かるので、立ち読みで良いから読んでください。
このシリーズ、どれ取っても泣けます。うぇぇえぇぇ(泣)

毎度の事だけど、いい終わり方をする。
続きが読みたい。
一生続いて欲しい。
そう思える作品ばかり、描かれます、西先生。

畜生、最高だよ!!


2005年07月25日(月)  映画「ヒトラー〜最後の12日間〜

邦題:ヒトラー 最後の12日間(2004・独)
原題:The Down Fall
監督:オリバー・ヒルシュビーゲル
出演:ブルーノ・ガンツ、アレクサンドラ・マリア・ララ、コリンナ・ハルフォーフ、ウルリッヒ・マテス


さて、映画の話。念願の「ヒトラー」を観た訳です。
前評判通り、すごい映画だった。

エルサレム紙「戦争を美化している」と言われていたが、まさにそう。

自害したヒトラーの後を追って、崩壊してゆくナチス政権。
ソ連の砲撃を受け崩れ行くベルリンの建造物のごとく、
銃口を自らへ向け、次々と倒れる人々。

血の赤は全くなく。
画面は、くすんだ廃墟の色と、ナチスの制服の色で構成される。
なんとまぁ、全体が暗い映画だった事か。

バタリバタリと、ナチスへの忠誠を守り、自決する人達。
美化、と言われても無理はない。
これって、美しいのかもしれない、と感じてしまった。

宣伝大臣のゲッペルス夫人。この人が一番すごかった。
「ナチ社会以外で子供を育てたくない」と、言い放ち、
ヒトラーの死後、6人(?)の子供を毒殺。
そして、自らも、夫と共に自決する。

あと、少年少女兵の自決もすごかった。
三つ編み結った、女の子が、上司に撃ってくれ、と懇願する。
恐る恐る銃を握る兵士…こいつもまた若い。
最期、彼女は、敬礼していた。
きっと、叫んだ言葉は「ハイル・ヒトラー」なんだろうな。
後を追うかの様に、先の兵士も、頭を打ち抜く。

なんという信念!!

良い事なのかどうかはワカラン。
ただ、それが平然と行われるのが、戦争なのだろうなぁ。
カミカゼを思い起こす。あと、ひめゆりとか。
恐ろしいものである。

主人公の秘書・ユンゲ。
彼女に接するヒトラーは、優しかった。
部下の処刑を下すヒトラーは、鬼だった。
どっちも、ユンゲは見たわけで。
だからこの映画は出来た。

ヒトラーって、なんなんだろうな。
ユダヤ資本のハリウッドでは、総叩きで悪役に。
しかし、この映画では…ただの人に見えた。
地下基地で、ひっそりとエヴァ夫人と略式結婚式を挙げる。
その時の彼は、やけにかしこまって見えた。
鬼の総統も、人間だったんだろうな。

だからこそ、なぜ、狂気の如きユダヤ人虐殺を行ったのか。
そして、なぜ、ソ連に負けたのか。
歴史的に知識がない為、勉強して、もう一回観たい。



以下お馬鹿感想。

なんで、ナチの制服はあんなにかっこいいのか!!!
ソ連軍人出てきたけど、やっぱりナチが格好いい!!
戦渦で、ろくに物資もないはずなのに、なんであのデザイン。
素敵すぎる!!
そして、ヒトラーの悪名が、あの制服に箔を付けていると言っても過言では…。
戦闘中の、外套一つとっても、素敵なのである。
なんで?どうして?わからんから悩む。

そして、ハーケンクロイツがこれまた、かっこいいのである!!
これは余談だが、我が故郷のシンボルは卍―まんじ―であるが、
これを見たある外国人旅行客は、「ナチスの都市か?」と思ったらしい。
また、マンホールのマークに卍を採用したところ、制作会社が型を作り間違え、
出来たのは、なんとまぁ、ハーケンクロイツだった…とかいう笑えない話もある。
だから、ちょっとだけ親近感もあったり。

本国行って、ナチの軍服欲しいなぁ、と思った。
ミリタリーオタクなんかではないし、制服フェチでもない。
しかし、ナチの制服だけは、なぜかこの胸のときめきを禁じ得ないのだ。
でも、自分で着たい、とかいう訳ではない。
というか、アレを着た独逸男性が家に欲しい。


2005年07月21日(木)  「ケルト・ファンタジィ」 井村君江 画・天野喜孝

■ケルト・ファンタジィ 英雄の恋   著・井村君江 画・天野喜孝

原価1900円を500円くらいでGETしたやつ。
天野氏だから問答無用で購入。相変わらず素敵です。
FFは天野氏キャラデザが外せません。
ステータス画面のあのおどろおどろしい感じが…って、脱線。

クー・フーリンの伝説は、結構やり手でした。
師のスカアハの天敵、オイフェを負かして、子供産ませるだなんて!!
私のクー様じゃなぁぁぁぁい!!
クー様は純潔なのぉおお。とか、言ってみる。
金子氏のクー・フーリンが頭から抜けない。
あの、優美なクー様がね…。
しかし、伝説では、口から火を吐くとか、目が7つとか言われてる。
金子氏の感性ってすごいなぁ、と思う。(また脱線)
最後は、戦場で死ぬところが、やっぱ英雄だぁ。

そんで、王女グラーニャとディアドラっつう人がヒドイ。
この時期の騎士は「誓約(ゲッシュ)」というのに重きを置くのだが、
このお姫様共は、屈強な騎士に一言難題を放つ。
「私を攫って連れ出して!それが貴方の誓約よ!!」と。
泣く泣く(?)従う騎士達であるが、忠誠を誓った主をも裏切り、
王様から姫様奪い取ってまで、守る誓約とは一体…?
結局、2人を攫いだした2人の騎士は、殺されちまいます。
女って、怖いッス。

でも、一番の悪女はアーサー王の妃だな。グウィネヴィア様。
妖精に育てられ、騎士として洗礼を受ける為、城を訪れたラーンスロットに一目惚れ。
そんでもって、ラーンスロットも王妃にぞっこん。
年上の色香に惑わされたのでしょうかね(深読みしすぎ)
ここで、王妃が自分の立場をわきまえればよかったんじゃ!
あっという間に二人はラヴラヴな仲に。
人目を忍んで逢い引きを続け、しまいにゃそれが円卓の騎士仲間にばれて、
アーサー王と戦争起こすまでに発展しちまいます。
ていうか、アーサー王も王妃見限れよ…。と思う。

ちなみに、私の脳内では、某ゴルフ漫画の影響があるので、
ラーンスロット様は悪者じゃないです(依怙贔屓)
どうも、先入観がある為、王妃が悪いと思ってしまう。
実際、物語も王妃が惚れた弱みにつけ込んでいるように見える。
その決定打が以下の一説。つたない表現ですがご披露を。

のちにラーンスロットは、エレインという王女との間に子供をもうけます。
まぁ、それにも、いろんな策略があったんですがね…。
生まれた子は最強の騎士サー・ガラハッド。円卓の空席「危難の席」に座る運命です。
折しも、アーサー王が丁度遠征から帰宅。
円卓の騎士一同、そして問題の王妃も参加する盛大な宴席が行われ、
それにはエレイン王女とラーンスロットもお呼ばれしましたとさ。
そこで、王妃との一悶着があるのです。

王妃「あんた、私を裏切ったわね」
ランス「…」
王妃「今夜、私のへやにいらっしゃい。王女の部屋に行ったら許さないからね」
ランス「そんなご無体な!いつも貴方の言う事を聞いているじゃないですかぁ」

と、ラーンスロットは言っておりますが、口先だけ。
夜中に使いが迎えに来て、お部屋に忍び込んだ時は、上機嫌。
情事が終わって、夢の合間にも王妃への愛を声高らかに謳う始末。つまり、寝言。
なんなんだよ、円卓の騎士…。
しかし!その使いが導いた先は、実は王女の部屋だったわけで。
隣の部屋で、ラーンスロットはまだかまだかと待ちこがれていた王妃。
それを聞き、怒りと嫉妬をこめ、大きく咳払いを一発。

ガバッと飛び起き、隣の王妃を見つめると…それは、エレイン王女だった!!

ランス「あちゃー、えらいことしてもうた!!」

パンツ一丁(その時代はパンツではない)で廊下に飛び出すと、
そこにはすごい形相の王妃が立ちふさがって居るではないか!!

王妃「このぉぉぉ裏切りぃぃ者ぉぉぉ!!宮廷から出てお行き!!!
    そして、もう二度と私の前に顔を見せるでないよ!!キィィィ!!」

少女漫画の、あの、衝撃を受けているシーンを思い浮かべてもらいたい。
ラーンスロットは、正気を失い、その場に倒れたそうです。まさに少女漫画。
その後、城の窓から飛び出し、植え込みのイバラに切り刻まれながらの逃避行。
その間に彼の精神は崩壊してしまう訳でございます。
というか、円卓の騎士でしょ、あんた…。
まぁ、それほどまでに、王妃を愛していたんですかね。


でも、王妃が悪いよなぁ。
幾分脚色あれど、結構我が儘言ってるんですよ、この王妃。
貴方が貞淑だったら、ラーンスロットもアーサー王も喧嘩せんですんだのに。
読んでいて、なんつう女だ!とちょっと腹立ち。
アーサー王で満足しておけ!王妃だろう!!と。
…一番可愛そうなのは、アーサー王かぁ。
友人に妻取られてんだからな。
キチンとアーサー王伝説読みたくなった。


後半、ほとんど王妃バッシングです。
ケルト神話点で関係なし(笑)




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