「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2005年08月31日(水) パイナツプリン

パイナツプリン
吉本ばなな著
角川文庫
平成4年
角川書店
再読

平成元年刊行の単行本で
かなり以前に読んでいましゅ。

ばなな初期のエッセイで
たどたどしいでしゅ。

それでも
浅草や銀座の話
TUGUMI連載当時の様子など
おもしろいでしゅ。

ばななの小説は
深刻な内容のものもあり
笑いながらとは
いかないのでしゅが
エッセイは
このころから
笑えましゅ。



2005年08月29日(月) 1923年 BWV25「わがからだ健やかならず」初演

1923年8月29日
三位一体祝日後第14主日
J.S.バッハ作曲
カンタータ第25番
わがからだ健やかならず
Es ist nichts Gesundes an meinem Leibe
BWV25 ライプツィヒで初演

この作品
トン・コープマン指揮
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
のCDで聴いていましゅ。

このCDのタイトルは
「汝の怒りによりてわが肉体には全きところなく」
となっておりましゅ。

題名から想像されるとおり
しんねりむっつり
憂鬱になりそうな曲でしゅ。

第5曲でようやく
リコーダー3本、オーボエ2本の伴奏で
明るい曲想のアリアになり
終曲第6曲では
賛美のコラールとなり
救われましゅ。

歌うとしたら
おもしろいのは
終曲のみでしゅので
あまり楽しみは
ありません。



2005年08月28日(日) TUGUMI

TUGUMI つぐみ
吉本ばなな著
中公文庫
中央公論社
1992年 
読了

毎年8月末になると
読み返すこの青春小説。

西伊豆と思しき
小さな観光港町で
繰り広げられる
十代後半の少年少女の
ひと夏の青春。

性悪の美少女つぐみが
ヒロインのようで
実はこの小説の
主人公は
語り手の「まりあ」ではないか
と思う今回の読後感でしゅ。

吉本ばななの
最高傑作とは
思っていませんが
なぜか晩夏になると
習慣のように
毎年毎年
読み返してしまう
懐かしさあふれる
小品でしゅ。

文庫本だけでなく
単行本も持っていましゅが
山本容子の
装丁も
素晴らしいでしゅ。



2005年08月24日(水) 1992(平成4)年 桜田淳子 結婚

1992(平成4)年8月24日
韓国発の反社会的カルト教団
統一教会(世界基督教統一神霊協会)の
国際合同結婚式がソウルで行われ
桜田淳子が結婚。

桜田淳子は
元祖・桜田の壷
売価100万円(推定原価1万円)
を芸能界で売り歩き
総すかんを食いましたが
この日
合同結婚式で
見ず知らずの日本人信者と結婚。

ちょっぴり淳子ファンの
L.A.S.Ponder
一瞬淳子をgetした日本人信者を
うらやましく思ったものでした。

先日バーゲンで買った
淳子の2枚組みCDを
聴き
彼女の
確かなアイドル性を
再認識しました。

謀略的カルト集団
統一教会に
毒されることがなければ
その後も
芸能界で
活躍が期待されていただけに
とっても
残念でしゅ。

でも彼女の歌は
永遠でしゅ。



2005年08月22日(月) 1723年 BWV77「汝の主なる神を愛すべし」初演

1723年8月22日
J.S.バッハ作曲
カンタータ第77番
汝の主なる神を愛すべし
Du sollst Gott, deinen Herren, lieben
BWV77 ライプツィヒで初演

ということで
今日は
トン・コープマン指揮
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
のCDを聴いていましゅ。

冒頭からトランペットが
パンパカパンパカ
にぎやかでしゅ。

全6曲中
第1曲と終曲が
4部合唱という
典型的な
バッハのカンタータでしゅ。

この曲も
ちょっと
歌ってみたいと
思わせる曲でしゅ。



2005年08月21日(日) 「源氏物語」男の世界

「源氏物語」男の世界
田辺聖子著
講談社文庫
1996年講談社
読了

先日読んだ
「源氏物語」の男たち
の続編

薫、桐壷院、頭の中将、朱雀院
点景の男たち
について言及。

どの男も
なかなかでしゅ。

光源氏と
兄、朱雀院と
朧月夜の
長い三角関係が
興味深いでしゅ。

L.A.S.Ponder
個人的には
思いを遂げて
悶々のうちに死んだ
柏木衛門督が
お気に入りでしゅが
この本では
言及されていません。

女性作家田辺聖子から見た
源氏世界の男たち
男女の仲を知り尽くした
田辺氏の面目躍如でしゅ。



2005年08月20日(土) 2005年 合唱団あき コンサート2005夏

2005年8月20日
合唱団あき
コンサート2005夏

宇都宮市文化会館小ホール

ハインリッヒ・シュッツの
Cantiones Sacraeから
を演奏するというので
期待して聴きに行きました。

今回は
電子オルガンの通奏低音つき。

いやあ
難しいでしゅ。
SWV61,62,63,65の4曲が
演奏されましたが
SWV65 Heu mihi Domineが
比較的よい演奏でした。

ルネサンス、バロックを演奏する
一般合唱団が少ない
栃木県で
よく頑張っていましゅ。

練習日が土曜でなければ
L.A.S.Ponder
移籍も考えてしまう
内容でした。

今後も
ルネ・バロの演奏に
力入れて欲しいでしゅ。

第2部でよかったのは
三好達治作詩 木下牧子作曲の「鴎」
中島みゆき作詞作曲 須田和宏編曲 「時代」
でした。

コール・エッコでも
演奏する
宮本和史作詞作曲 「風になりたい」は
あきの方がいい演奏のようでしゅ。

カミサンは
第2部最後の
松本隆作詞 平井夏美作曲 
源田俊一郎編曲の「瑠璃色の地球」を
えらく気に入っておりました。

第3部
池澤夏樹作詩 木下牧子作曲
混声合唱組曲「ティオの夜の旅」
何度か聴いていましゅが
なんだかよくわかりませんでした。

木下さんの曲には
すごくいい曲と
なんだかわからない曲と
2種類あるようでしゅ。 

盛り上がりに欠ける
第3部でしたが
アンコールは
第2部の
「瑠璃色の地球」
「風になりたい」を
もう一度歌い
でうまくまとまりました。

L.A.S.Ponder学生時代
合唱団あきには
宇都宮短期大学音楽科の
学生さんが何人かいて
とてもレベルの高い合唱団でした。
L.A.S.Ponderあこがれの
H.K.さんもいて
入りたかったのでしゅが
かないませんでした。

はるか昔を
思い出して
涙していましゅ。



2005年08月18日(木) 1951年 俳優 柴田恭平 誕生

1951年8月18日
俳優 柴田恭平 誕生

L.A.S.Ponder
最初に彼を観たのは
多分1980年
宇都宮市文化会館
「心は孤独なポアロ 」
東京キッドブラザース ミュージカル
でした。

惚れ惚れするほど
いい男でしゅ。

L.A.S.Ponderも
彼ほどの肉体と
演技力があれば

ないものねだりを
したものでした。



2005年08月17日(水) 888(仁和4)年 仁和寺 落成

888(仁和4)年8月17日
京都の仁和寺が落成。

仁和寺といえば
今ちょうど読んでいる
瀬戸内晴美の
「中世炎上」で
ヒロイン後深草院二条と
妄執ともいえる
愛欲生活を送る
性助法親王(しょうじょほっしんのう)が
仁和寺の第10代御室の阿闍梨(あじゃり)でしゅ。

愛人を実の弟たちに抱かせる
後深草上皇もすごいでしゅが
それにのって
仏道にそむき
愛欲の道をひた走る
性助法親王も
すごいでしゅ。

中世、政治からは
遠ざけられ
奢侈と愛欲に生きざるを得ない
皇族の生活も
もののあわれでありましゅ。



2005年08月16日(火) 「源氏物語」の男たち

「源氏物語」の男たち
ミスター・ゲンジの生活と意見
田辺聖子著
講談社文庫
1993年講談社
読了

L.A.S.Ponder
田辺聖子の源氏世界に関しては
いろいろとお世話になっていましゅが
またまた
ミスター・ゲンジと
ミスター・夕霧に関して
多大な示唆を受ける。

光源氏も若い頃はともかく
中年以降は
ご苦労なことでした。

L.A.S.Ponder
贔屓のミスター・夕霧も
柏木衛門督の未亡人
女二の宮に関しては
ずいぶんのご執着
ちょっと強引で
えげつなく迫りすぎではないでしょうか?

雲居雁一筋の夕霧殿も
落葉の君(女二の宮)に
子沢山で
妻の座にでんと
腰をすえた
雲居雁にはない
優雅さを見出し
心惹かれるのも
むべなるかなでしゅ。

源氏物語の世界
ますます
おもしろいでしゅ。


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