2005年10月02日(日) |
俵万智著「ひまわりの日々」 |
俵万智著「ひまわりの日々」 福武文庫 1998年ベネッセコーポレーション 再読
初めて読む本と思ったら 2度目でした。
俵万智の第3歌集「チョコレート革命」 当時の日々を綴った エッセイでした。
劇作家つかこうへいとの関わりや ワンコリアフェスティヴァルなど 歌人の社会との関わりが 丹念に綴られており 興味深いでしゅ。
初めてのバリ旅行記も おもしろいでしゅ。
単行本は 1995年刊行でしゅので 今から10年前になりましゅ。
不倫を綴った チョコレート革命から 本物の未婚の母となった 俵万智。
今後どのような 文章を見せてくれるのか とっても楽しみでしゅ。
2005年09月29日(木) |
ビデオ「ミュージック・オブ・ハート」 |
つい先日中古で買った 映画ビデオ「ミュージック・オブ・ハート」 Music of the heart ロベルタ・ガスパーリ原作自叙伝 ウェス・クレイブン監督 メリル・ストリープ主演 1999年アメリカ のビデオを鑑賞。
ニューヨークの貧民街の 小学校にやってきた ヴァイオリン教師ロベルタ
数々の困難を乗り越えて 10年続いた課外授業。 しかし市の教育委員会は 音楽授業への資金打ち切りを決定。
クラスの存続のため 立ち上がるロベルタと校長、保護者たち。 子ども達が弾く "We Shall Overcome”の旋律が たまりません。
彼らは困難にもめげず クラス存続のため 子ども達による 救援コンサートを企画しましゅ。
そこに イツァーク・パールマン アイザック・スターンら 超一流ヴァイオリニストが 駆けつけ カーネギーホールでの 演奏会は大成功。
財団を立ち上げ スラム街の小学校の ヴァイオリンクラスは 無事に存続を果たすという ハート・ウォーミング・ストーリーでしゅ。
メリル・ストリープ演ずるロベルタ グロリア・エステファンの校長 などよく演じていましゅが 主役を食ったのは ヴァイオリンを始めて手にする スラム街の子ども達でしゅ。
荒廃した地域で 自尊心を失った子ども達。 このまま成長すれば 犯罪者になりかねない子ども達に 自尊心と自信を植え付け 立派な青年に導いたのは 音楽。
子ども達を導く 音楽の力を見せ付けたのは この春観た フランス映画「コーラス」を 髣髴させましゅ。
2005年09月27日(火) |
2005年 ハンス・アルプ展 |
20世紀彫刻の開拓者 ハンス・アルプ展 群馬県立館林美術館 9月11日〜11月27日 を鑑賞。
初めて聴く名前でしゅが 館林美術館のページで チラッと観て 滑らかな曲線が 気になり 昼間時間が取れたので 行ってみました。
彫刻、レリーフ、絵画、テキスタイルなどが ありましたが やはり圧倒的なのは 彫刻それもブロンズでしゅ。
滑らかな局面のトルソが なんとも言えません。 半ば抽象的でしゅが 妙に実感がありましゅ。
平日の昼間とあって 観覧者は10名にも満たず。 美術には縁のなさそうな 中高年のおじさん、おばさんばかりでしゅ。
睡眠不足で 美術館に出かけ 膨大な展示に疲れ果て 例によって 途中ベンチで爆睡。 後はスッキリでしゅ。
2005年09月26日(月) |
1916(大正5)年 作曲家 柴田 南雄 東京で誕生 |
1916(大正5)年9月26日 作曲家 柴田 南雄 東京で誕生 1996年2月2日 没
L.A.S.Ponder 度肝を抜かれたのは 随分昔 東京文化会館で聴いた 東京混声合唱団の演奏会。 柴田 南雄の 混声合唱と尺八のための「追分節考」作品41 東京混声合唱団委嘱
合唱団員が ステージと客席全体に展開して 次々に歌い出す 今は当たり前になった シアターピース。
なんとこの曲にはスコアが無く 指揮者の指示で 曲を構成していくのだとか。
シアターピースの第1作。
きっちりした和音の響きが 合唱だと思いこんでいたので とっても新鮮でした。
2005年09月22日(木) |
1978年 サンディニスタ民族解放戦線臨時政府樹立 |
1978年9月22日 ニカラグアで ソモサ軍事独裁政権に反対する サンディニスタ民族解放戦線の 臨時政府樹立。
中米ニカラグアの人々が 自由を獲得した日でしゅ。
L.A.S.Ponder 三多摩青年合唱団に わらじを脱いでいたとき 混声4部合唱で 「サンディニスタ讃歌」を歌い 日本のうたごえ祭典 合唱発表会で 入賞しました。
サンディニスタ讃歌 作詞・作曲 MEJIA GODOY CARLOS ARTURO カルロス・メヒア・ゴドイ 訳詞 濱田 滋郎
♪1. 進めわれらはサンディニスタ かざせ革命の旗 開け歴史のとびらを 起こせ解放の嵐を
進めわれらはサンディニスタ めざせ明日の光を 築こう愛のニカラグア 守ろう自由の祖国
われらの太陽は勇士サンディーノ 燃える怒りをわかるかヤンキー
http://utagoekissa.web.infoseek.co.jp/ でmidi音源がきけましゅ。
堂々たる行進曲で ニカラグアの苦難の歴史も よく知らないで 歌っていましたが とっても気持ちよかったでしゅ。
録音が手元に残っていないのが 残念でしゅ。
2005年09月21日(水) |
瀬戸内晴美著「煩悩夢幻」 |
瀬戸内晴美著 煩悩夢幻 角川文庫 角川書店 昭和49年初版 昨日読了。
恋に生き 歌に生きた歌人 和泉式部 彼女を主人公に めくるめく 愛欲の世界を描いた 長編小説。
悲惨な2回の結婚を挟んで 二人の親王との 愛欲の日々。
あっさりではありながら 官能的な 性愛描写に どきどきしながら 夢中で読み耽ってしまいました。
処々にはさまれる 清少納言、紫式部に関する 作者の描写も 興味深いでしゅ。
横尾忠則のカバーも 素敵でしゅ。
たまたま古本屋で 激安入手した この素晴らしい小説も 今は絶版のようで 古書店でしか 入手できないようなのは とっても残念でしゅ。
2005年09月19日(月) |
1902(明治35)年 正岡子規没、34歳 |
1902(明治35)年9月19日 正岡子規 東京根岸の子規庵で没、34歳。 1867(慶応3)年9月17日(旧暦)誕生
俳句の革新を図り 短歌の革新も目指しました。 古今集を否定したため 問題を起こしていましゅ。
いろいろと面白い 人だったようでしゅ。
赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり 子規
大学の高層階から 東南東の方角に かすかに筑波山が 望めましゅ。
雲なき筑波に 翩翻と翻る 赤とんぼが 目に見えるようでしゅ。
2005年09月18日(日) |
吉本ばなな著「ハネムーン」 |
吉本ばなな著 「ハネムーン」 中公文庫 中央公論社 2000年 発行 読了
昨日東京からの帰途 夢中で読了。
1997年の作品
やはり死と再生が 基底にある作品でしゅ。
それにしても ニートな二人。
結婚して どうやって食べていけるのか。 不思議なところでしゅ。
主人公達が 訪れる オーストラリアの ブリスベンでの日々が まぶしく うらやましいでしゅ。
2005年09月17日(土) |
2005年 サイエンス・トンネル@日本未来科学館 |
2005年9月17日 工業高校のクラス会で お台場の 日本科学未来館に集合。
クラス会で 博物館見学ツアーというのも 工業高校ならではでしゅか?
日本科学未来館に勤務する 同窓生の計らいで 入場無料の上 インタープリター(解説員)による 丁重な解説ツアー。 1時間半充実のツアーの後は 1時間半の自由見学。
2005年9月16日〜11月17日の サイエンス・トンネル 細胞から宇宙まで マックス・プランク研究所(ドイツ)が とらえた世界を目撃せよ。 を鑑賞。
とても3時間では観きれません。 マックス・プランク研究所の プレゼン上手、宣伝上手に 舌を巻ましゅ。
5時半からは 台場DECKSの小香港の 鴻星海鮮酒家で ささやかな中華料理。
集まったメンバーは 工業高校の卒業生らしく 理工系の職場で ささやかにお勤め。
華々しく出世した人間は 一人もいないけれど 寂れ行く日本工業を 地道に支えている。
L.A.S.Ponderひとり わき道にそれた感があるも それもまた人生でしゅ。
2005年09月15日(木) |
1945年 オーストリアの作曲家 アントン・ウェーベルン 射殺、61歳 |
1945年9月15日 オーストリアの作曲家 アントン・ウェーベルン Webern,Anton ザルツブルク近郊で アメリカ軍兵士により射殺、61歳。 1883年12月3日誕生
戸口でタバコに火をつけたところを アメリカ軍憲兵に射殺されました。 タバコ病ではありませんでしたが タバコが命取りになりました。
L.A.S.Ponder 昨日たまたま クリストフ・ポッペン指揮 ミュンヘン室内オーケストラ ヒリヤード・アンサンブル のCDで ウェーベルンの 作品を聴きました。
バッハ作曲ウェーベルン編曲 リチェルカーレBWV1075
ウェーベルン作曲ポッペン編曲 弦楽四重奏曲室内オーケストラ版
弦楽四重奏のための5つの楽章 作品5弦楽合奏版
いずれも 不安定な和音を含む 玄妙な演奏で ウェーベルンの面目躍如といったところでしゅ。
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