「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2006年05月30日(火) 2006年 「イギリスの美しい本」展

2006年5月30日
「イギリスの美しい本」展
会場:足利市立美術館
会期:2006年4月22日〜6月4日

挿絵と装丁
本の国イギリスだけのことはありましゅ。

大量生産、大量消費の現代とは
一味もふた味も違う
重厚な本の数々。

活字にも工夫を凝らし
微にいり細にわたる
挿絵、そして装飾。

本は大切な宝物となるのでありましゅ。

本の第一義は内容の情報でしゅが
装丁によっても
その価値が
大いに高まるものも
ありましゅ。

L.A.S.Ponderにも
装丁が美しくて
愛玩したくなる本が
いくつもありましゅ。



2006年05月29日(月) 1928(昭和3)年 作曲家 佐藤勝 誕生

1928(昭和3)年5月29日
作曲家 佐藤勝(まさる)北海道留萌市で誕生
 1999年(平成11年)12月5日 没

映画音楽、舞台音楽で
活躍した人のようでしゅ。

一番よく人に知られているのは
テレビドラマの主題歌として作られた
「若者たち」でしゅね。

作詩:藤田 敏雄 
作曲:佐藤 勝

2番
君のあの人は 今はもういない 
だのになぜ なにを探して
君は行くのか あてもないのに

”君”を”僕”に入れ替えて
勝手に涙していました。



2006年05月28日(日) 2006年 宇都宮シンフォニーオーケストラ

2006年5月28日
宇都宮シンフォニーオーケストラ
第5回定期演奏会

会場:宇都宮市文化会館大ホール
指揮:石川和紀
ソプラノ独唱:渡辺文子

曲目
ロッシーニ作曲
 歌劇「セビリアの理髪師」序曲
プッチーニ作曲
 歌劇「ラ・ボエーム」より「私の名はミミ」
 歌劇「修道女アンジェリカ」より「母もなく」
ブラームス作曲
 交響曲第1番ハ短調

結成7年目の
若いオーケストラ。
11月に演奏する
グローリア アンサンブル&クワイアーで
管弦楽を担当してくれる人たちが
多数参加しているとのことで
お手並み拝見気分で
演奏会に。

セビリアの理容師は
取り立ててどうということもなく
終了。
下手なアマオケがやると
「やめてけれ、やめてけれ」
と聞こえるこの曲も
無難に演奏。

プッチーニも
無難にこなしました。
ちょっぴり美形のソプラノ
素敵でしゅ。
アンコールで歌った
ジャンニ・スキッキの
「私のお父さん」が
極め付けでした。

お目当てのブラームス
最前列で聴いたにもかかわらず
ずいぶんおとなしく聞こえましゅ。
このまま終わっちゃうの?
と思っていましたが
第4楽章の後半
ようやく盛り上がり
フィナーレは鳥肌ものでした。
良かった、良かった。

目の前で
ノースリーブの
コンサートミストレスの
上腕が動くさまが
なんとなく偉容でした。
エロティックだった
という意味では
ありません。(念のため)



2006年05月25日(木) 2006年 昇天祭

2006年5月25日
今日は復活祭から
40日後の木曜日
ということで
昇天祭(Himmelfahrt)でしゅ。

イエスが死後3日目に
墓場から甦り
弟子達の前に姿を現し
40日間布教をともにし
40日後に弟子達の前から
天に昇っていったという
事実とすればありえない奇跡が
行われたことを
記念する日のようでしゅ。

復活祭はクリスマスとともに
新教、旧教ともに
派手にお祝いするようでしゅが
昇天祭はいかがなものでしょうか?

昨日日本聖公会の信徒の知人に会うはず
だったので訊こうと思っていましたが
会えませんでした。
カトリックの人に訊けばよかったかしら?

というわけで
昨日今日と
J.S.バッハの
昇天祭オラトリオ
Ascenshon Oratorio
BWV11
 カンタータ”その御国にて彼を誉めまつれ”
 Lobet Gott in seinen Relchen

グスタフ レオンハルト指揮
エイジ・オブ・インライトゥンメント管弦楽団&合唱団の
演奏で聴いていましゅ。

1735年に初演されたという
昇天祭オラトリオ
素晴らしいでしゅ。
全11曲中合唱曲は3曲ほどでしゅが
明るく誉め誉めしく楽しいでしゅ。

今年は
モーツァルト三昧の毎日でしゅが
久しぶりのバッハ
新鮮でしゅ。

いずれ、できれば来年バッハ
また歌いたいでしゅ。



2006年05月24日(水) 井上太郎著 わが友モーツァルト

仕事の合間を見て

井上太郎著
わが友モーツァルト
講談社現代新書830
講談社 昭和61年刊
を読み読み。

いろいろな角度から
モーツァルトに言及。

またまた
井上太郎氏の
思い入れたっぷりの文章。

読んでいて楽しいでしゅ。

最後は
日本人のモーツァルト受容に
大きな影響を与えたといわれる
小林秀雄について
論駁。

小林秀雄の
モオツァルトも
読まねば。



2006年05月23日(火) 2006年 ウィリアム・モリス展

2006年5月23日
ウィリアム・モリス展
 ステンドグラス・テキスタイル・
 壁紙・家具・書籍のデザイン
同時開催
 ロセッティとバーン=ジョーンズ 
 〜モリスをめぐる作家たち〜
会場:群馬県立館林美術館
会期:4月15日〜6月18日

ちょっと時間が出来たので
19世紀イギリスの巨人
モリスの展覧会へ。

産業革命下のイギリス、
芸術、産業、社会運動で
モリスたちはがんばりました。

芸術的なデザインを
労働者の家庭にも
というモリスの理想は
なかなか実現されなかったようでしゅが
今ではどこのイギリスの家庭にも
モリスのデザイン製品があるとか。

壁紙はじめ数々のデザイン
精緻でしゅ。

特に美しかったのは
バックライトから浮かび上がる
ステンドグラスのデザイン。
本物を観にいけたら
どんなに素晴らしいことでしょう。

途中ベンチでの
爆睡を含め
あっという間の1時間半でした。



2006年05月22日(月) 2006年 浜田泰介の世界

2006年5月22日
世界文化遺産白川郷・明善寺襖絵完成記念
第7回浜田泰介の世界
会場:宇都宮東武百貨店5階イベントプラザ
会期:2006年5月18日〜23日

東武百貨店のVirgine Recordに
CDを注文に行き
たまたま鑑賞。

富嶽の浜田画伯として
栃木県内でも知名度の高い
そうでしゅが
初めて目にしました。

なるほど赤富士、白富士が
これでもかこれでもかと
何十点も並んでいましゅ。
どれもこれも似たり寄ったりでしゅが
力がありましゅ。

F6サイズで何百万もする絵が
何点も売れていましゅ。
恐ろしいでしゅ。

確かに家に飾るには
いい絵もありましゅ。

これだけ同じような絵を
量産するというのは
芸術家であるのと同時に
有能な職人でもあるわけでしゅね。

富士の他
蓮の四季を描いた
絵の数々も
すばらしく
しばし日本画の世界を
堪能しました。

宇都宮で
大規模な展覧会を
開ける百貨店は
東武デパートしかなくなりました。

がんばって
いい展覧会を
たくさん開いてほしいでしゅ。



2006年05月21日(日) 2006年 パウラ・モーダーゾーン=ベッカー展

2006年 
パウラ・モーダーゾーン=ベッカー展
Paula Modersohn-Becker
A Short,Intensive Festival
儚くも美しき祝祭
時代に先駆けた女性画家
会場:栃木県立美術館
会期:2006年4月2日〜5月28日

この展覧会
先月も平日の昼休み
観にいったのでしゅが
半分も観きれなかったので
再度鑑賞。

休日にもかかわらず
会場はガラガラ。

なんといっても地味でしゅ。
日本では無名の人でしゅ。

絵も地味。
暗く重厚な色調で
観ていてちっとも
楽しくありません。

それでも何か
こちらに迫ってくるものがあり
目が離せません。

この展覧会では
パウラの作品のみならず
彼女の周辺の画家たち
ブレーメン近郊の
ヴォルプスヴェーデに集う
芸術家の作品も
並べてありましゅ。

31歳で産褥熱で死んだ
薄幸の佳人画家。

詩人リルケとの交流や
夫の画家オットー・モーダーゾーンとの確執なども
興味深いでしゅ。

地味な展覧会ではありましゅが
それ相応の意義のある
展覧会といえるでしょう。



2006年05月20日(土) 2006年 第21回 足利市民合唱団 メイコンサート 2万アクセス御礼

20000アクセス御礼
いつの間にやら
こんなにたくさんの人が・・・

1000前後は自分で
アクセスしていると思いましゅが
19000くらいは
インターネット上からの
ご訪問。
うれしいやら
恐ろしいやら。

今後ともどうぞよろしく
お願い申し上げましゅ。

2006年5月20日
第21回足利市民合唱団
”メイコンサート”
会場:足利市民プラザ文化ホール
指揮・テノール独唱:初谷敬史
ソプラノ独唱:九嶋香奈枝
ピアノ:田部井美和子

コール・エッコの指揮者
初谷師が指揮し
団員の一人A子さまが
参加しているということで
足利まで遠征。

第1部は
男声合唱で
多くの合唱団が愛唱歌にしている
「いざ起て戦人(いくさびと)よ」
「希望の島」
「そうらん節」清水脩作曲

愛唱歌としては楽しいでしゅが
コンサートに掛けるのは
なかなか難しいものでしゅ。

ついで女声合唱
これもアカペラで
アルカデルトの「アヴァ・マリア」
「虹のかなたに」
「こげよマイケル」

果敢に女声アカペラに
挑戦でしゅが
平均年齢が高いためか
発声が今ひとつで
届きませんでした。

最後にピアノ伴奏付き
混声合唱で
「翼を下さい」
「ジュピター」
ようやく70人の
大編成の持ち味が発揮されました。

第2部は
ヨハン・シュトラウス2世の
皇帝円舞曲、ウィーンの森の物語
レハール作曲メリー・ウィドーから
独唱、二重唱を含めて何曲か。

これが良かったでしゅ。
特に二重唱「ときめく心に」は名曲。
これを聴いただけで
来た甲斐がありました。

足利市民合唱団
12月には第九
その後4ヶ月で
コンサートは大変でしゅね。

若く優秀なメンバーを加え
発声を強化すれば
素晴らしい指揮者のもと
もっと迫力ある演奏が
期待できるのではないでしょうか。



2006年05月18日(木) DVD ヴェベール監督・脚本・主演 ドン・ジュアン

モーツァルト・イヤー
ということで
モーツァルト作曲
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」を
観たいと思っていましゅが

その前に
モリエール原作「ドン・ジュアン」を
と思い

かなりお高いのでしゅが
DVDのドン・ジュアンを購入
鑑賞しました。

監督・脚本:ジャック・ヴェベール
製作:ジェラール・ジュルデュイ
音楽:ブリュノ・クーレ
原作:モリエール

キャスト
ジャック・ヴェベール
ミシェル・ブージュノー
エマニュエル・ベアール
ペネロペ・クルス

なるほどこういう物語だったのでしゅか。
荒涼たる大地と荒れ狂う海
ドン・ジュアンの悪党ぶり
流石でしゅ。

悪行の果てに地獄ゆき
当然の報いで胸がすきましゅ。

女誑し(おんなたらし)は
女性の敵のみならず
もてない男性の敵でも
ありましゅ。

DVDでは
憎々しいドン・ジュアンのほか
スガナレル役の
ミシェル・ブージュノーが
好演してましゅ。

モリエールの戯曲
(もちろん日本語訳)
読みたいでしゅ。

モー様の歌劇
ドン・ジョヴァンニも
早く観たいでしゅ。

L.A.S.Ponder
もしかして
若い頃
女性に
悲しい思いを
させたことがあるかもしれません。

その報いで
今の悲惨な
生活があるのかも
しれません。


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