「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2006年06月29日(木) オペラ映画 皇帝ティートの慈悲

オペラ映画 皇帝ティートの慈悲を
宇都宮市立図書館から借りて鑑賞

モーツァルト作曲
カテリーノ・マッゾーラ台本
ピートロ・メタスタージョ原作
2幕のオペラ・セーリアK.621
皇帝ティートの慈悲

配役
ティート:エリック・タピー(テノール)
セスト:タティアーナ・トロヤノス(メッゾ・ソプラノ)
ヴィテッリア:キャロル・ネブレット(ソプラノ)
アンニオ:アン・ハウエルズ(メッゾ・ソプラノ)
セルヴィーリア:キャサリン・マルフィターノ(ソプラノ)
プブリオ:クルド・リドル(バス)

ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
演出:ジャン=ピエール・ポネル
1980年ローマ

初めてティートを鑑賞。

歌劇場での収録ではなく
フォロ・ロマーノをはじめとする
ロケでの映画。
素晴らしいポネルの演出
楽しめましゅ。

ただ盛期のローマではなく
現在の遺跡・廃墟での
撮影なので
少し違和感がありましゅ。
それでも歌劇場での録画よりは
よっぽど迫力がありましゅ。

恨み・復讐と
それに対する皇帝の慈悲
単純なストーリーでしゅが
ポネルの演出で
登場人物の性格が
詳しく描写され
魅せましゅ。

アリア・重唱・合唱も
聴かせましゅ。
特に最後の合唱
盛り上がりましゅ。

図書館にかかるビデオがあることに
感謝。

こういう素晴らしいビデオを観ると
手元に置きたくなりましゅ。

図書館の資料だと
貸し出し中で
借りられないこともあるし
盗難・摩滅・破損で
観られなくなることもあるので。

少し時間を置いて
また観たいでしゅ。

もっと時間が
欲しいでしゅ。



2006年06月27日(火) 2006年 神楽展、みどり降るころ

午前中時間が出来たので

佐野市立葛生伝承館で
神楽展、併催 歌舞伎と浄瑠璃人形
を鑑賞。
会期:2006年4月15日〜7月4日

合併で消滅した葛生町でしゅが
葛生を中心に伝わる
牧歌舞伎その他に関する
展示を鑑賞。

後継者不足で消滅していった
民俗芸能と
今なお頑張って
保存会を作り
継承している
民俗芸能を
比較する。

DVDの鑑賞もしましたが
はっきり言って
単調で
長時間の鑑賞は
苦痛でしゅ。

そのあと隣の
佐野市立(旧・葛生町立)吉澤記念美術館で
みどり降るころ
併催 陶芸-青いろいろ-
会期:2006年5月13日〜7月2日
を鑑賞。

東山魁夷の「朝雲」など
緑にちなむ
十数点の絵画と
青磁を鑑賞。

今まさに緑のむせ返る季節
さまざまな緑を
小美術館で
森林浴の気分でしゅ。

ほとんど人のいない
平日午前のいなかの
美術館。

「こんなことしていていいのか」
という内なるかすかな声を
聞きながら
忙中閑あり。

そして例によって
堪えられないのが
美術館での爆睡。

気分爽快で
午後の仕事に向かう
L.A.S.Ponderでしゅ。



2006年06月26日(月) 1786年 モーツァルト ホルン協奏曲第4番 完成

1786年6月26日
モーツァルト
ホルン協奏曲第4番 変ホ長調 K.495 完成

この曲をはじめホルンのためのいくつかの作品は
年長の親友「ロバのロイトゲープ」のために
作曲されたということでしゅ。

ロイトゲープ
Ignaz Leutgeb (1745? - 1811)
はザルツブルク出身、
ザルツブルクの宮廷楽団で
ホルンを吹いていたが
ウィーンに出てホルニストとチーズ屋を
兼ねたそうでしゅ。

この曲も聴いていると思いましゅが
CDが今手元にありません。

オイルポット20
のBGMで
第1楽章のmidiが聴けましゅ。

明るく華やかで
思わず浮かれ出したくなる
楽しい曲でしゅ。

次第に困難になっていく
ウィーン生活。
ロイトゲープのおかげで
つかの間の底抜けに明るい
ひと時を持てたのでした。



2006年06月25日(日) 1948年 沢田研二 誕生

1948年6月25日
元ザ・タイガーズの沢田研二 
鳥取市で誕生

子どもの頃テレビで
グループ・サウンズ「ザ・タイガース」
ときどき聴きました。

印象に残っているのは
安井かずみ作詞 村井邦彦作曲の
「ラブ・ラブ・ラブ」

ジュリーは気障で
嫌いでしたが
この曲は好きでしゅ。

曲が良かったのかもしれません。
「ラーブ、ラーブ、ラアアアブー
愛ーあるう限りー」と
ジュリーが絶叫するのが
堪りませんでした。

ディスク安く入手できれば
聴いてみたいでしゅ。



2006年06月22日(木) 1788年 モーツァルト ピアノ三重奏曲ホ長調 完成

1788年6月22日 
モーツァルト 
ピアノ三重奏曲ホ長調 K.542 完成

室内楽の最高形態は
弦楽四重奏だそうでしゅが
ピアノトリオも
捨てがたいものがありましゅ。

というわけで
カール・ズスケ(ヴァイオリン)
マティアス・ブフェンダー(チェロ)
ワルター・オルベルツ(ピアノ)
1988年、1989年ドレスデン・ルカ教会
のCDを聴きながら
この記事を書いていましゅ。

モーツァルトの
ピアノトリオ
いいでしゅ。

ほっとしましゅ。
焼酎のレモン割りでも飲みながら
聴くには最高でしゅ。

実際焼酎のレモン割りか
グレープフルーツ割りを
飲みながら
いつか
のんびり聴いてみたいものでしゅ。

このCDモーツァルト:ピアノ三重奏曲全集
(ドイツ・シャルプラッテン・レコード)
TKKC15110
L.A.S.Ponder
那覇に学会で行ったとき
CDショップで偶然見つけ
残り少ない滞在費を気にしながら
「買え!
 買いなさい!!
 買わないと後悔するぞ!!!」
という
いつもの幻聴にそそのかされて
購入し27度線を越えて
持ち帰ったものでしゅ。

ピアノ主体のこの室内楽
晩年のモーツァルトの
苦境を感じさせない
明るさ。
何度聴いても聴き飽きません。



2006年06月21日(水) 1868年 ニュルンベルクのマイスタージンガー初演

1868年6月21日
リヒャルト・ワーグナーの
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」初演

1868年のこの日も
今日と同じ夏至。

暑い中出演者、スタッフ、観客とも
汗だくだったのではないでしょうか?

それともドイツは
涼しかったのでしょうか?

ワーグナーもほとんど
観ていません。

しかし前奏曲は
先日もCDで聴いたばかりでしゅ。

ワーグナーは前奏曲、序曲だけ聴いても
すごいでしゅ。

彼の歌劇、楽劇
じっくり鑑賞したいでしゅ。



2006年06月19日(月) 1948年 太宰治 土左衛門(どざえもん)

1948年6月19日
太宰治 
1948年6月13日入水心中後
土左衛門となって発見される。
 1909年6月19日誕生
 
太宰は
若い頃から心中未遂事件を
繰り返していましたが
最後には
山崎富栄と玉川上水に入水。
ついに完遂しました。
そして誕生日と同じ
6月19日に
土左衛門となって
発見されたのでした。

TBSドラマ特別企画「太宰治物語」が
2005年10月10日
放映されました。

伊藤歩演じる山崎富栄が
すごくL.A.S.Ponder好みで
こういう女性となら
L.A.S.Ponderも
心中しても良いかと思いました。

心中って現実的には
悲惨でしゅが
ロマンティックで
どうせ死ななければならないのなら
心中も良いかと
思うことしきりでしゅ。

でも太宰は
この時
山崎富栄と紐で
固く結ばれていたのでしゅが
太宰は最後激しく抵抗した跡があるとかで
ちょっと
みっともないでしゅ。

どうせ心中するなら
渡辺淳一の「失楽園」のように
楽な方法で
死にたいものでしゅ。



2006年06月18日(日) 2006年 ディック・ブルーナに学ぶ

2006年6月18日
美術館に行こう!
 ディック・ブルーナに学ぶ
 モダン・アートの楽しみ方
会場:宇都宮美術館
会期:2006年4月29日〜6月25日

小・中・高校生は無料といい
ディック・ブルーナといい
お子様向けの
企画展かと思いきや
なかなか大人でも
楽しめる内容でしゅ。

もちろんメインは
ミッフィー(うさこちゃん)をはじめ
乳幼児向け絵本作品。

なつかしいでしゅ。
我が家でも子ども達が
小さい頃
よく見せたものでしゅ。

単純な太い線と
6色の原色(ブルーナ・カラー)。
それだけで
さまざまの展開をみせる
ブルーナの構成力に
舌を巻きましゅ。

ブルーナの作品ばかりでなく
宇都宮美術館所蔵の作品も交えて
飽きさせません。

2006年企画一覧を見て
やや失望でしゅ。
宇都宮美術館も
予算削減で
チープな企画しか
打てなくなったのでしょう。

今年は
宇都宮美術館振興会(友の会)に
入るのはやめました。
それでも年数回は
行くことになりそうでしゅ。



2006年06月15日(木) コヴェントガーデン 魔笛

以前NHK−BS2で放映し
DVDに録画しておいた
モーツアルト作曲
歌劇「魔笛」K.620を鑑賞

配役
タミーノ:ウィル・ハルトマン
パミーナ:ドロテア・レシュマン
パパゲーノ:サイモン・キーンリーサイド
ほか

合唱:コヴェントガーデン王立歌劇場合唱団
管弦楽:コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮:コリン・デーヴィス
2003年 ライヴ録画

いやあ楽しいでしゅ。
衣装は少し違和感がありましゅが
舞台装置はなかなかでしゅ。
ドイツ語のジング・シュピール
イギリス人頑張ってましゅ。
3時間があっという間でしゅ。

タミーノ、ザラストロに
やや高貴さが欠け、
パパゲーナにも
少し魅力に欠けましゅが
パミーナの豊満な
エロティシズムに免じて
我慢でしゅ。

パパゲーノの演技も
きわどいところでしゅが
まずまずでしゅ。

合唱も素晴らしいでしゅ。

歌劇の上演を
観にいくことは
ほとんど不可能でしゅが
テレビ放映を
録画して
ソファーに座り
(疲れたら寝そべり)
鑑賞できる幸せ。
100年前、200年前の
王侯貴族にもできない
愉悦でしゅ。

日ごろ不祥事を乱発し
放送の不偏不党を
蔑ろにしている
NHKでしゅが
こういう番組を
放送してくれることは
大歓迎でしゅ。

NHK改革で
放送チャンネルを
減らすなど
とんでもないことでしゅ。

L.A.S.Ponder
残念なことは
貧弱な再生装置しか
ないことと
ゆっくり鑑賞する
時間に恵まれないことでしゅ。



2006年06月13日(火) 石井宏著 モーツァルト タイム・カプセルの旅

石井宏著 
モーツァルト タイム・カプセルの旅
音楽之友社 1992年
を宇都宮市立図書館から
借りて読了。

モーツァルト最後の3年を
新資料を基に
小説風に再現。

おもしろくも悲しい
場面の数々。
息を継がせません。

パパ・ハイドンに
めでたくも
愛人がいたとか
コンスタンツェの留守中に
アマデウスが
アロイジアと
ねんねこんこ
していたとが
コンスタンツェに
ばれてしまったこととか
唖然でしゅ。

悲惨な晩年を
一気に駆け抜けた
モーツァルトでありました。


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