2006年10月16日(月) |
TBS 明るいほうへ明るいほうへ |
TBS開局50周年記念 明るいほうへ明るいほうへ 金子みすゞの生涯特別編 2002年1月4日放映 のビデオを鑑賞。
脚本:清水曙美 音楽:城之内ミサ 演出:清弘誠 監修:矢崎節夫 プロデューサー:石井ふく子
出演 金子テル(みすゞ):松たか子 三宅健、野村宏伸、中田喜子、 香川京子、渡部篤郎、菅野美穂、 高岡早紀、岡本信人、三田村邦彦、 渡哲也、山辺有紀 ほか
来る今週末10月21日 混声合唱団コール・エッコの 演奏会で 金子みすゞ作詩 鈴木憲夫作曲の 「みすゞこの道」を 歌いましゅ。
終曲のソロを歌う ぱたさまが このビデオ(市販されている)について 言及していたので はるか昔録画しておいたのを 思い出しました。 観ないでそのままお蔵入りに なっていたのを探し出し 今日鑑賞。 2時間20分があっというまでした。
主演の松たか子が美しすぎて みすゞの後半生の悲劇性が いまひとつのような感も ありましたが さすがによくできていましゅ。
今では考えられないほど 女性の立場が弱かったころの みすゞの短い生涯が 余すところなく 描かれていました。
そして実の姉弟なのに 恋愛感情を抱きあって苦しむ みすゞと弟のやりとりが このドラマの重要なポイント。
このビデオの存在を 思い出させてくれた ぱたさまに 感謝。
2006年10月15日(日) |
茂木一衛著 モーツァルトのおもちゃ箱 |
茂木一衛(もてきかずえ)著 モーツァルトのおもちゃ箱 春秋社 1989年 を読了。
宇都宮市立図書館で 除籍リサイクルとなった本を 貰い受けたもの。
タイトルからして 軽い読み物と思いきや 譜例がたくさん出てくる 楽曲分析。
楽譜がほとんど読めず キーボードが弾けないので かなり理解できず。
ただし文章は 駄洒落の連続で笑えましゅ。
初期教会作品にもっと光を! というはじめの章に15ページも 費やしているのにも K.337ミサ・ソレムニス、K.339ヴェスペレを 歌っているわたくしには 好感が持てましゅ。
分析は主として 協奏曲、特にクラヴィア協奏曲に 関するものでしゅが 最後に 魔笛について はちゃめちゃに論じていて 楽しめました。
こういう本が 図書館から除籍されて 人々の目に 触れなくなるのは残念でしゅが そのおかげで わたくしの 書棚を飾ることになりました。 めでたしめでたし。
2006年10月13日(金) |
2006年 山種美術館コレクション展 |
2006年10月13日 午後休みを取って
山種美術館コレクション展 美しき日本の情景 会場:宇都宮美術館 会期:10月1日〜11月5日 を鑑賞。
予算がないための チープで安易な企画 と思いきや すごい作品が ぞろぞろ。
日本画専門の 山種美術館の 錚々たるコレクションが かつて文化不毛の地と言われた 宇都宮で観ることができるなんて。
上村松園、横山大観、前田青邨、 川端龍子、東山魁夷、奥村土牛 本物を目の当たりに観て しばし呆然。
特に東山魁夷の大作 「満ち来る潮」の 迫力、すごいでしゅ。 画面から 今にもしぶきが降り注いで 来るようでしゅ。
山種美術館の傑作 58点が 東京まで出向かなくても ここ関東の極北 宇都宮で観られるなんて 感激でしゅ。
公立美術館の 苦境が伝えられる中 頑張っている 宇都宮美術館に 大拍手でしゅ。
2006年10月12日(木) |
DVD チューリヒ歌劇場 フィガロの結婚 |
図書館から借りた フィガロの結婚のDVDを鑑賞。
はじめうとうとしていると やがて観たことのある 舞台が・・・。
これは9月13日に観たばかりの チューリヒ歌劇場の フィガロの結婚でした。
観たばかりでしゅが アンサンブルの妙で またまた観てしまう。
やはり 伯爵夫人のエヴァ・メイが 高貴な印象で ずば抜けていましゅ。
カルロス・ショーソンのフィガロは 軽妙さが足りません。
ロドニー・ギルフリーの伯爵 高貴さと傲慢さが今ひとつ。 若すぎるのでしょう。
もちろん歌は抜群。 舞台美術がやや簡素で 物足りません。
それにしても よくできたオペラでしゅ。
モーツァルト歌劇の 最高傑作であることは 間違いありません。
ロレンツォ・ダ・ポンテの 台本の素晴らしさも いうことがありません。
このチューリヒ歌劇場の フィガロ NHK−BS2で放送してくれた おかげで DVD買わずにすみました。 助かりましゅ。
NHKはもっと オペラの放送してほしいでしゅ。
2006年10月09日(月) |
2006年 栃木[蔵の街]音楽祭 |
10月8日、9日の両日開催の 第18回栃木[蔵の街]音楽祭
4つのコンサートを中心に オープニングコンサート エントランスホールの リレーコンサート フリーコンサートなど 2日間とはいえ なかなかの内容でしゅ。
本当は今夜の バッハ・コレギウム・ジャパン の演奏会を聴きたかったのでしゅが 事情で メインステージの フリーコンサートを ちょっぴり聴きに 行ってきました。
聴いたのは 立野政幸リュート 横浜バロックコリステン 飯田妙美、福島恵子チェンバロ、フルート
半分夢うつつで聴きましたが 横浜バロックコリステン演奏の J.S.バッハ作曲モテット第6番 もろもろの異邦人よ、主を賛美せよ を聴けたのは大収穫でした。
ホント栃木市の 音楽レベル高いでしゅ。 この音楽祭 長く続けてほしいでしゅ。
2006年10月07日(土) |
アイブル編著 モーツァルト年譜 |
J.H.アイブル編著 武川寛海 訳 モーツァルト年譜 <モーツァルト叢書5> 音楽の友社 昭和49年 を読了。
音楽カレンダーの 役に立つかと思い 日本の古本屋のサイトから 通販で買いましたが あまり役に立ちませんでした。
それにしても モーツアルトの一生 よくもここまで 記録が残っていたものでしゅ。
本人も家族も 日記をつけていたわけでもないのに。
もっぱらアマデウス本人と 父レオポルトの手紙が 材料でしゅね。
伝記と違って いついつどこに泊まったとか 何を作った、演奏したとかの 淡々とした記録で 迫力はありませんが それなりに楽しめましゅ。
愛妻コンスタンツェの 記録が少ないのが残念でしゅ。
2006年10月05日(木) |
チューリヒ歌劇場 皇帝ティトゥスの慈悲 |
かねてNHK−BS2で録画しておいた チューリヒ歌劇場公演 モーツァルト作曲 歌劇 皇帝ティトゥスの慈悲 のDVDを鑑賞。
配役 ティトゥス:ヨナス・カウフマン ヴィテルリア:エヴァ・メイ セスト:ヴェッセリーナ・カサロヴァ セルヴィリア:マリン・ハルテリウス アンニオ:リリアーナ・ニキテアヌ プブリオ:ギュンター・グロイスベック
合唱:チューリヒ歌劇場合唱団 管弦楽:チューリヒ歌劇場管弦楽団 指揮:フランツ・ウェルザー・メスト 美術:イザベラ・バイウォーター 演出:ジョナサン・ミラー
収録:2005年6月チューリヒ歌劇場
うーん いきなりスーツにネクタイ! 古代ローマ帝国のはずなのに かなりの違和感。
セットも簡潔。
女声陣のマスクも エヴァ・メイを除いて 気に入りません。
それでも歌に ぐいぐい引き込まれましゅ。
大至急書き上げなければなかった のでレシタティーヴォは 弟子に書かせたとされる ティトゥス この公演では レシタティーヴォのところは 素のせりふになっていましゅ。 そのため全体の時間が短縮され 2時間10分に収まっているので あまり長さを感じさせません。
ストーリーは 復習劇に対して 慈悲で応えるという お決まりのものでしゅが さすがモーツァルト。 音楽は聴かせましゅ。 アリア、重唱、合唱とも 聴き応えのある曲が並び ストーリーを救っていましゅ。
死の年に書かれた この歌劇 先日読んだデントの著書では 博物館行きと 書かれていたようでしゅが なかなかどうして 観応えがありました。
2006年10月04日(水) |
1945年 組曲「アパラチアの春」 初演 |
1945年10月4日 アーロン・コープランド作曲 組曲「アパラチアの春」 初演
残念ながらこの組曲 多分聴いていないのでしゅが 2006年10月21日 混声合唱団コール・エッコ演奏会で アパラチアの春 ブラスバンドの伴奏で 歌いましゅ。
Simple giftという曲と 一緒に歌いましゅ。
とっても親しみやすい曲でしゅ。
コール・エッコが ブラスバンドを呼んで 演奏するのは 初めてでしゅ。
果たしてどうなることでしょうか? 乞う、ご期待。
2006年10月03日(火) |
2006年 夢の中の自然 館林美術館 |
2006年 夢の中の自然 〜昭和初期のシュルレアリスムから現代の絵画へ〜 会場:群馬県立館林美術館 会期:2006年9月16日〜11月26日
うーむでしゅ。 何がなんだかわかりません。 しかし心の奥底に 迫ってきましゅ。
作者の心象風景というのでしょうか。 不思議な画面が 並んでいましゅ。 でもなんだか 居心地悪いでしゅ。
解説では 「不条理なる風景」と 言っていましゅ。
現代作家では 真島直子と 平野公が 圧倒的でした。
午前中時間が取れたので わざわざ館林まで 出かけましたが 疲れました。
2006年10月02日(月) |
デント著 モーツァルトのオペラ |
モーツァルトのオペラ エドワード・J・デント著 石井宏・春日秀道訳 草思社 1985年
図書館から借りて読了。 大著でしゅ。 読むのに大変時間が かかりました。
著者のデントは 1876年生まれ 1957年没の イギリスの音楽学者。 イギリスで イタリア、ドイツオペラの 英語上演に尽くした人だそうでしゅ。
モーツァルト後期の7大オペラ イドメネオ、後宮、フィガロ、 ジョン・ジョヴァンニ、コシ、 皇帝ティートの慈悲、魔笛 について微に入り細にいり 言及。うーん、 読み応えありましゅ。
50年以上前の本でしゅが 今でもその価値を 失っていましぇん。
ただイドメネオ、ティートについて 博物館入りと言っていましゅが それは当たりませんでした。
モーツァルトのオペラ 観るのがましゅましゅ 楽しみでしゅ。
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