2006年11月25日(土) |
チューリヒ歌劇場 後宮からの誘拐 |
2006年11月25日 この春NHK−BSで放送された チューリヒ歌劇場 モーツァルト作曲 歌劇「後宮からの誘拐」 の録画DVD-Rを鑑賞。
出演 太守セリム:クラウス・マリア・ブランダウアー コンスタンツェ:マリン・ハルテリウス ブロントヒェン:パトリシア・プティボン ほか
チューリヒ歌劇場合唱団・管弦楽団 指揮:クリストフ・ケーニヒ
NHKが今年放送した チューリヒ歌劇場の シリーズのひとつ。
フィガロや魔笛に比べれば 最高の作品では ありませんが やはり楽しいでしゅ。
筋立てに やや無理があるものの 敵役オスミンの 憎憎しげながら 愛嬌ある演技・音楽で 何とか楽しめていましゅ。
ヒロインたちのマスクも まずまずで もちろん演奏は すばらしい。
窮地に陥った ヒロインたちが 最後は太守の 悪に対して 善で報いる 寛大な処置で ほのぼのとした ハッピーエンド。
筋を知っていても わくわくしましゅ。
楽しい土曜日でした。
2006年11月23日(木) |
1978年刊 高橋英郎訳編 モーツァルトとともに一年を |
高橋英郎訳編 モーツァルトとともに一年を 木耳社 1978年 第1刷 2005年 第2刷 を読了。
モーツァルトに関する 記事を日々並べるとともに 彼の膨大な手紙の中からの いくつかを 原文と高橋英郎の訳で 挿入したもの。
L.A.S.Ponderの 音楽カレンダー執筆の 役に立つかと思い 購入しましたが それほどは 役に立ちませんでした。
それよりも モーツァルトの手紙を 原文(多くはドイツ語、 一部イタリア語)で 読めたのが 楽しみでした。
ドイツ語とはいえ オーストリア訛りの上 L.A.S.Ponderの 貧弱極まりないドイツ語力では ほとんど解読不能でした。
でも日本語訳では 味わえない 語呂合わせ(脚韻)などは おもしろかったでしゅ。
モーツァルト・イヤーも あとわずか。
せいぜい 彼の音楽を 存分楽しむことに いたしましゅ。
2006年11月21日(火) |
1994年 DVD ザルツブルク・マリオネット・シアター 魔笛 |
2006年11月21日 DVD モーツァルト作曲 歌劇「魔笛」 ザルツブルク・マリオネット・シアター 1994年ドイツ・グラモフォン製作 を鑑賞。
音楽 フェレンツ・フリチャイ指揮 RIAS交響楽団 RIAS室内合唱団
ザラストロ:ヨーゼフ・グラインドル 夜の女王:リタ・シュトライヒ パミーナ:マリア・シュターダー タミーノ:エルンスト・ヘフリガー パパゲーノ:ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ パパゲーナ:リサ・オットー モノスタトス:マルティン・ヴァンティン
ただの人形劇と思ったら 大違いでした。
ただの人形に 命を吹き込むのは 人形遣いの腕と すばらしい音楽。
ただし全編ではなく 英語の解説付きで 105分のダイジェスト版。 字幕もなく ドイツ語上演なので 少々不安。
でも魔笛は 何度も観て おなじみなので ほとんど不自由しない。
とにかく楽しめました。
人形劇が こんなに面白いのも 題材が魔笛だからでしょうか。
L.A.S.Ponderも 埼玉県足立町立志木小学校の 人形劇クラブで 活動していたのでした。
突如よみがえる 小学校時代の思い出。 懐かしいでしゅ。
2006年11月20日(月) |
1805年 フィデリオ 初演失敗 |
1805年11月20日 ベートーヴェン作曲 歌劇「フィデリオ」 アン・デア・ウィーン劇場で初演
この歌劇 11月15日に初演の 予定でしたが ナポレオン軍との戦争のため 順延となり 結局この日初演。
ところが 聴きに来たのは ドイツ語のわからない フランス軍兵士がほとんど。
それで初演は 散々だったということでしゅ。
ルートヴィヒはその後 2度の改訂を施し 現在上演される 形に近づいたとのことでしゅ。
来年2007年は ベートーヴェン没後180年。
L.A.S.Ponderが 今わらじを脱いでいる グローリア アンサンブル&クワイアーも 来年はルートヴィヒの ミサ曲ハ長調を 演奏する予定でしゅ。
今年はモーツァルト・イヤーで アマデウスに明け暮れしましたが 来年は C調ミサを中心に ルートヴィヒの作品を 聴きまくることに なりそうでしゅ。
フィデリオも 図書館にビデオテープが あったと思いましゅので 年が明けたら ゆっくり鑑賞したいところでしゅ。
2006年11月19日(日) |
2006年 ニキ美術館 |
2006年11月19日 ニキ美術館
かみさんと那須の 絶景一望閣に泊まりに行った 翌日那須のニキ美術館へ。
以前かみさんを 連れて行ったときは 作品の貸し出し中で ロビーと売店しか開いておらず それでも ビデオを観るなどして 2時間ほど過ごしたのでしゅが 今回は 全館を観て回る。
L.A.S.Ponder自身は すでに3〜4回来ているので 展示換えのない全作品は おなじみ。
エジプトシリーズの 古代エジプトの神々 美しくも妖しく 何度観ても魅了されましゅ。
超大作「ブッダ」もいいでしゅ。
肥満した女性が 圧倒的迫力で迫る 「ナナ」のシリーズは いささか食傷気味でしゅ。
かみさんの反応は 今ひとつでしたが 今回も楽しいひと時が 過ごせました。
またいずれ行ってみたいものでしゅ。
2006年11月17日(金) |
2006年 とちぎ美術探訪 |
2006年11月17日 とちぎ美術探訪 県内ミュージアムが誇る 日本絵画の名品たち
会場:栃木県立美術館 会期:2006年10月29日〜12月10日 主催:栃木県立美術館 栃木県教育委員会 下野新聞社
いよいよ予算不足で チープな企画 と思いきや 意外な名品に出会えて うれしいでしゅ。
ちらしの表を飾る 日光山輪王寺宝物殿蔵の 狩野探幽作「釈迦三尊像」など すごい迫力でしゅ。
わざわざ日光まで 行かなくても 宇都宮で観られるのでしゅから 堪えられません。
小品では 鹿沼の川上澄夫美術館蔵 川上澄夫作「鬼ごと」など 「初夏の風」に匹敵する 傑作でしゅ。
県内とはいえ よくぞこれだけ集めました。
しかし 地方公立美術館の惨状は すさまじいようでしゅ。
以前日本経済新聞紙上でも 栃木県立美術館が 予算不足のため 開館日を減らさざるを得ない 現状を報じていました。
栃木県立美術館では 1日開館するのに 20万円かかるそうでしゅ。 それが出せずに 開館日がどんどん減っている そうでしゅ。
また所蔵作品を 保存修復する予算がないために 修復不可能なほど 作品が傷んでしまっているのを 止めようがないことも 報じられていました。
一体栃木県の 文化行政は 何をやっているのでしょうか。 ぷんぷん。
2006年11月15日(水) |
DVD 1976年 コーミッシュ・オパー・ベルリン フィガロの結婚 |
1976年7月 コーミシェ・オパー・ベルリン オペラ映画 フィガロの結婚 のDVD ドリームライフ事業部 を図書館から借りて鑑賞。
モーツァルト作曲 ボーマルシェ原作 ロレンツォ・ダ・ポンテ台本 ヴァルター・フェルゼンシュタイン ドイツ語版翻案脚色演出
配役 アルマヴィーヴァ伯爵:ウヴェ・クライシヒ 伯爵夫人:マグダレーナ・ファレヴィチ フィガロ:ヨージェフ・デネ スザンナ:ウルズラ・ラインハルト=キス ケルビーノ:ウテ・トロケル=ブルクハルト ほか
指揮:ゲーツァ・オバーフンク 美術:ラインハルト・ツィンマーマン 衣装:エレオノーレ・クライバー 合唱指揮:ゲアハルト・ヴュトナー 演奏:コーミッシュ・オパー・ベルリン管弦楽団・合唱団 収録:1976年7月4−8日
ドイツ語のフィガロ なかなかいけましゅ。 といっても 知ってるドイツ語はちらほら。 でも聴いててほとんど 不自然さがありません。 さすがフェルゼンシュタインでしゅ。
スーブレット役のスザンナ ぴったしの顔つきでしゅ。 伯爵夫人ロジーナも 気品があり憂いあり どんぴしゃでしゅ。
もちろん演奏は抜群でしゅ。 アリアはもちろん 三重唱から七重唱まで アンサンブルも絶妙。
旧東ドイツで これほどすばらしいオペラが 上演されていたとは!
夢のような一夜でした。 L.A.S.Ponderを 一時であれ すべてを忘れさせ これほど幸せに してくれるオペラは フィガロと魔笛くらいでしょうか。
このDVDも 買って所有したくなりました。 はてしない購入欲、所有欲との 戦いでしゅ。
2006年11月13日(月) |
1968年 ロッシーニ没 |
1968年11月13日 作曲家ジョアッキーノ・ロッシーニ パリ近郊のパッシーにて没。 1792年02月29日生まれ。
L.A.S.Ponder 今年はモーツァルトイヤーで アマデウス作曲、ボーマルシェ原作の 歌劇フィガロの結婚 何回か観ましたが その前段となる ロッシーニ作曲、ボーマルシェ原作 歌劇セビリアの理髪師 まだ観てないでしゅ。
ロッシーニの最高傑作 セビリアの理容師 序曲だけは何度も聴き 有名なアリアも聴いたことは ありましゅが 歌劇は観ないことには 始まりません。
図書館に1本だけ ビデオがあったので 早く観たいでしゅ。
さてロッシーニさん 前半生で数々の業績を上げ 一財産作り 後半生はほとんど仕事せず グルメとして 楽しい人生を送ったそうでしゅ。
死ぬまで働き続けなければならない L.A.S.Ponder まったくうらやましい限りでしゅ。
2006年11月12日(日) |
2006年 グローリア アンサンブル&クワイアーvol.14 |
2006年11月12日 グローリア アンサンブル&クワイアーvol.14 生誕250年記念 ザルツブルクのモーツァルト 会場:栃木県総合文化センター メインホール 指揮:片岡真理、内田等 合唱とオケ:グローリア アンサンブル&クワイアーvol.14 ソプラノ:小林晴美 アルト:岩森美里 テノール:小林彰英 バス:太田直樹 モーツァルト:内田潤一郎 ピアノ:荻町なつこ、清水聖美
L.A.S.Ponder 10ヶ月歌い続けてきた モーツァルトの演奏会でしゅ。
メインは 荘厳ミサ K.337 ヴェスペレK.339 どちらもモーツァルト ザルツブルクを出奔する 直前の名曲でしゅ。 他にアヴェ・ヴェルム・コルプス 聖なるマリア、神の母
直前まで不安だったヴェスペレも 何とか演奏。 アマデウスの世界を堪能しました。
お客様も996名入場、 当初心配された赤字も出さずに済みそうでしゅ。
グローリア アンサンブル&クワイアー自体 今年は崩壊の危機にありましたが 多くの人々の努力で 何とか持ち堪えました。
いやあこの一年 モーツァルトに明け暮れました。 手元にあるモーツァルトのCDを 車の中で聴きまくり ヴェスペレは 音取りCDも含めて 何百回聴いたことか。 入浴時は防滴スピーカーで聴き 毎晩聴きながら眠りにつく 毎日でした。
しばらくはアマデウスのCDとはお別れ。 あと見残しているオペラの ビデオ、DVDを鑑賞するつもりでしゅ。
2006年11月11日(土) |
2006年 キエフ・オペラ アイーダ |
2006年11月11日 キエフ・オペラ ダラス・シェフチェンコ記念 ウクライナ国立歌劇場 ヴェルディ作曲 歌劇「アイーダ」
会場:栃木県総合文化センター メインホール
指揮:ヴォロディミル・コジュハル 管弦楽:ウクライナ国立歌劇場管弦楽団 合唱:ウクライナ国立歌劇場合唱団 バレエ:ウクライナ国立歌劇場バレエ団 演出:グナチュク
キャスト アイーダ:オクサナ・クラマレヴァ ラダメス:オレクサンドル・フレツ アムネリス:テチヤナ・ピミノヴァ ほか
栃木ではめったに 観られないので 観に行ってきました。
ただし席はC席6000円なので 最上階4階のサイド最後席。 ステージの一部が見えません。 オペラ高いでしゅ。
全国ドサ回り公演のため 舞台装置は最小限。
衣装はそれなりの 立派なもの。
音楽は立派でした。 ソロ歌手はよく歌っているし 合唱も少人数の割には重厚な響き 管弦楽もすばらしいでしゅ。
合唱団員が少ないためか エチオピアの捕虜たちが 一人もおらず アモナスロ(エチオピア王)一人 というのは いかにも不自然でしゅ。
タイトルロールのアイーダが 太りすぎなのが 不満でしゅ。
ラダメスも太りすぎ 合唱団員も 肥満体が多く ちょっと気になりましゅ。
最後席なので字幕がよく見えず残念。 しかしオペラグラスの 威力絶大でしゅ。 コントラバスの弦まで見えました。
今年はオペラにはまった一年でしゅ。
お金と時間と自由があれば 東京でもヨーロッパでも オペラ観にいきたいでしゅ。
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