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やすみ日記
梅子
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2008年09月16日(火)
下鴨神社 名月管弦祭

「下鴨神社 名月管弦祭」に行ってきました。
開始30分前に到着。早すぎかな? と思いましたが。
鳥居の前にお店が出ていて、みたらし団子に行列が! 「出町ふたば」さんは、既に豆餅が完売。もっと早く来ても良かったかも。

境内に入ると、既に正面席は満席。左側の後ろの方に座りました。
最初は、ご挨拶や祝詞・お供え物の奉納。

その後、尺八・琴・雅楽の演奏などがありました。
琴のアレンジが現代的で格好良かったです。
雅楽に詳しいくみさんとご一緒だったので、解説していただけて、面白かったです。
「『蘭陵王』は難しい曲だけと、演奏できるようになると凄く気持ちいいんです」とか。
あと、「下鴨古楽会」の篳篥の人がもの凄く上手いとか(私には、言われるまで違いがよく分かりませんでした ^^;)
蘭陵王は昔の王様で、あまりの美貌で兵が見惚れてしまって士気が下がるってことで、戦場で仮面を付けていた、という故事を元にした舞楽です。どんだけ美青年やねん(笑)

月も綺麗でした。
ちょうど森から顔を覗かせた瞬間、月の周りだけ雲が晴れて、ぽっかりと明るい光が現れました。
5時半から9時まで3時間半もあり、ちょっとおしりが痛かったですが(^^;風流な催しで、楽しかったです。



2008年09月15日(月)
おいしいお店、若冲

今日は、JR長岡京駅近くの「槐(えんじゅ)」というお店に行きました。
鯛のあら炊きコロッケが特に美味しかった! ゴボウが入ってて、珍しい味わい。あげだし豆腐もサーモンの春巻も、さっぱりしてて美味しい。
食べ過ぎて今、お腹が苦しいです(^^;

大阪市立美術館の常設展で、若冲と応挙の展示をやってるそうです。見に行きたい。
〜10/19(日)まで。
近世写生画 −応挙と若冲−
http://osaka-art.info-museum.net/standing.html



2008年09月14日(日)
「漢のお値段ご融資します」水瀬結月

タイトルと表紙からイロモノ系かと思ってたんですが、話がしっかりしてて面白かったです。
水瀬さんには珍しい、男らしい受で「押忍!」「〜っす」が口癖。
和太鼓への愛情とやる気が感じられるのが良し。
最初の、攻のクール陰険ぶりも良いですね。
巻末のおまけイラストがかわいい。



2008年09月13日(土)
BSマンガ夜話「ハチクロ」

BSマンガ夜話「ハチミツとクローバー」を見ました。
大の大人が、マンガについて熱く語りまくっていて、面白い(笑)
「犬のミドリちゃんの怖い顔は、楳図マンガのようです」という視聴者のコメントに笑いました。

夏目房之介さんの解説も面白かった。
花本先生のセリフが文字化けしてるシーンで、「本来、透明な存在であるはずのセリフが、文字化けとして(竹本君に)認識されてるんですよ! これがハチクロの世界観です!」とか(笑)
コマ割りがいかに変則的かとか、モノローグの多重性、視点移動の激しさとか、気づかなかったことがいっぱいで、勉強になりました。

脚本家・佐藤大さんの、オーバーリアクションな熱い語りも面白い。
ブルートレインのつながりとか、気づかなかったです。なるほど。

岡田斗司夫さんの、「はぐちゃんは創作モンスター」という解説も面白い。
私は恋愛物だと思って読んでたので、最後に花本先生とくっついたのが、何で??という感じだったのですが、創作のための踏み台(言い方悪くてごめんなさい)として選んだと言われると、まぁそうなのかもしれん。

男性陣が「山田は苦手」と声を揃えて言ってはった理由を聞きたかったのですが、はぐちゃんの話に終始してしまって、言及されませんでしたね(^^;

私は、1巻が出たときに、美大のわいわい楽しそうな雰囲気が良いなぁと思って読み始めたのですが、こんなに一般的に人気が出るとは思いませんでした。
細かいコマで情報量が多くて(悪い意味でなく)おたくっぽいというか、マンガを沢山読んでる人が好きそうな漫画だと思っていました。
が、今現在の状況を見ると、おたくっていうより、普通の女子が胸キュン恋愛物として読んでる感じですね。

マンガ夜話を見る度に、私も誰かと一つの作品について語り合いたいなぁと思います。どなたか、チャットでどうですか?(笑)



2008年09月12日(金)
ブックオブジイヤー

あもさんの日記に、「『ダヴィンチ』からブックオブジイヤーを聞かれた」と書かれてましたが、もうそんな時期なのか!

私の今年一番は、「夜は短し歩けよ乙女」(森見登美彦)だと思っていたのですが、「悪人」(吉田修一)を読んで考えが変わりました。今年はこの二冊!
…と言いつつ、池上永一の「テンペスト」(琉球王朝物)が、あらすじだけで超面白そうなので、読んだらまた変わるかもしれないです。
今年は、本の当たり年でした。

BLでは「月も星もない」(久我有加)と、「午前五時のシンデレラ」(いつき朔夜)が1番です。

読み返し回数では「美しいこと」(下)がダントツなのですが、廣末の性格がやっぱりむかつく…。
去年は、全ての本の中で一番が「美しいこと」(上)、一昨年は「箱の中」でした。我ながら、木原信者だ(^^;

今年は、いつき朔夜さんに出会ったのが収穫。「ウミノツキ」以外全部面白かったです(ウミノツキはつまらなくはないけど、合わなかった)。



2008年09月07日(日)
東寺のガラクタ市

東寺のガラクタ市に行ってきました。
11時頃に到着。弘法市に比べて人が少ないので、のんびり見られます。
書をその場で書いて売ってる、浴衣姿の女の子が居て、格好良かった。
切り子のグラスとか和箪笥とか鼻煙壷とか、面白いもの・きれいな物を眺めてるだけで面白いです。
探していた雨下駄も買えました! 1500円。
外国人のお客さんも多くて、熱心に着物を見てはったり。
天気が良くて、東寺の蓮池もきれいでした。



2008年09月06日(土)
「京都老舗―暖簾のこころ」

「京都老舗―暖簾のこころ」(米原有二, 藤田あかり)を読みました。
京都の老舗、36店の歴史が紹介されていて読み応えありました。カラー写真も豊富。
画材屋さんの彩雲堂。流派ごとに絵筆が違うとか、大正〜昭和初期が一番、絵の具の色数が多かったという話、へーと思いました。
木版画専門の出版社とか、柿渋屋さんとか、珍しい職種の話も興味深い。
海老芋と棒鱈を炊いた「いもぼう」、美味しそうvv 
知らないお店も沢山あって、行ってみたくなりました。
「できものと店は大きくなったらつぶれる」「商売は牛のよだれ。細う、長うやらないかん」などの言葉が印象的。
やたらと支店を出したり、異業種に手を広げたりせず、分をわきまえて、本来の商売を守っていくという考えのお店が多くて、京都らしいですね。



2008年09月04日(木)
「他人同士」秀香穂里

仕事描写が濃くて、面白かったです。雑誌編集者の過酷ぶりがリアルだ。BL版働きマンのよう。
その分、ラブ少なめ。恋愛未満な感じで終わってますが、心理描写が丁寧なので読み応え有りました。
秀さんは、これがデビュー作で、元は同人誌で発表してた作品なんですね。上手いなぁ。

顔が良くて仕事のできる、自信満々な主人公が、ルームシェアしてた相手を、酔った勢いで押し倒そうとしたら、立場逆転…という話です。

主人公の自惚れっぷりが揺らぐのが、なかなか楽しいv 相手に惹かれてるのに、心の中でしつこく否定しようとしてたり。無駄無駄(笑)
受に比べると、攻は素直な年下わんこ攻で、いまいち印象が薄い。いつ受を好きになったのか? とか、よく分からないままでした。



2008年08月31日(日)
BLについて、独り言

「BLを読まないなんて人生を損している! 」
…かどうかはともかく、沢山本があるので、読んでみたら好みの本が見つかる可能性があるのでは?と思います。

私にとっては、職業物が豊富なところが良いです。
一般書の男女の恋愛物だと、仕事をがっつり書いてるのがあまり無いので(私が知らないだけかもしれませんが)。
あと、主役二人が男性だと、他人事として読めるのも良いと思う。
木原さんの本、女性主人公だったら痛くて読めん、と思うのが多数(「LOOP」の前世話は辛かった)。 あと、切ないのが良いところかなと、前に多紀さんとも話しましたね。
現代の男女の話だと、障害を設定しようがないと言うか(不倫とか兄姉とか何でもありになってきてる気がするし。時代物で身分差なら好きですが。でも、吉田修一は面白い。結ばれそうで結ばれないところが)

少女漫画が好きな人で、BL読む人と読まない人の差は、どこで決まるんだろうなぁ。私にとっては、同じようなものなので。
最初に読んだBLが、くりこ姫さんの「銀の雪、降る降る」だったので、少女漫画の世界をそのまま踏襲している感じで、違和感なく入っていけました。あの頃(1992年)は、ピュアな学園ものが多かったですね。



2008年08月29日(金)
「京のわる口、ほめころし」石橋郁子

「京のわる口、ほめころし―京の不思議と素敵な話」(石橋郁子)を読みました。

日々の暮らしに息づく、京都の伝統について書かれた本です。
出てくる風習や、考え方が美しいなぁと思いました。四季の移ろいを敏感に感じ、畏れや感謝の気持ちを忘れず、分相応に暮らす。素敵なことですね。
写真も綺麗で、見応え有りました。
京都に住んでますが、知らないことがいっぱいで、面白かったです。さかさ箒の意味とか、ぶぶづけの真意とか。
近所に買い物に行くにも着物を着替えるとか、少しの距離でも、よその家にあがる時は必ず足袋を履き替えるとか、昔の人の、身だしなみに対する美意識って凄いですね。