初日 最新 目次 MAIL HOME


やすみ日記
梅子
MAIL
HOME

2009年11月15日(日)
京都きものフェスティバル

「京都きものフェスティバル」に行ってきました。
エコバック型染め体験、スタンプラリーを体験。面白かったー。

型染め、はみ出さずに出来たので、ホッとしました(笑)いっぱい入るので、帰りにショールを入れるのに重宝しました。

スタンプラリーは、室町通り等の、着物の会社や和雑貨のお店を回る、というものでした。
色んな展示があったり、立派な町家の中を見せてもらえたりして、楽しかったです。

写真は、京都芸術センター(元明倫小学校)。レトロでかわいい建物です。

くろちくさんに初めて行ったら、可愛い和小物がいっぱいで、また今度ゆっくり来ようと思いました。

途中で、高級セレクトショップ、「shina」さんも覗きました。
凄く立派な町家の、奥の蔵にあるお店。
「誉」って、どーんと書かれた暖簾が見事だった。
http://www.shinanet.jp/

新風館のtawawaさんで食事。
着物パスポートで、京野菜ジュースがおまけでつきます。美味しかった。
カレーも美味しかったけど、野菜が大きくて、噛むのが大変だった(笑)

今日、ご一緒したくみさんは、着物をレンタルされていて、レトロな色合いがとても可愛かったです。
他にも、室町通りに着物の方が溢れていて、見ていて楽しい一日でした。

スタンプラリーの抽選の方は、5時頃行ったので、ほぼ終わってました(^^;
残りの景品の中から、エチケットブラシを頂いて帰りました。
PB281325



2009年11月08日(日)
「若冲ワンダーランド」ミホミュージアム

滋賀県甲賀市にある、MIHO MUSEUMに行ってきました。
JR石山駅からバスで50分くらい。座れない人がいるほどの混みっぷりでした。
紅葉がきれいでした。

現在、特別展「若冲ワンダーランド」が開かれています。
不便な美術館だから、土曜でも空いてると思ってたら、大盛況!! 若冲人気、すごい。

受付から美術館まで、徒歩7分くらい。電気自動車も走ってます。
近代的なトンネルを抜けると、美術館が現れます。

建築物が凄くって、口ぽかーんと開きました。これだけで、もう満足しそう(笑)
ルーブルのガラスのピラミッドを設計した、I・M・ペイ氏の作です。


肝心の「若冲展」も凄く良かった。
鳥獣花木図屏風、前にも観たことあるけど、人混みでゆっくり観られなかったので、今回はじーっくり観ました。グラフィックアートみたいで凄いなぁ。若冲、鳥大好きなんやな(笑)
葡萄や梅など、水墨画も渋くて良いですね。
照明など、展示の仕方も良くって、良い展覧会でした。

常設展「オクサスのほとりより 東西文明の架け橋・古代中央アジア」も見応えありました。
説明書き読んでたら時間がかかって、結局、一日美術館に居ました。12時頃到着して、5時前まで。
世界史をだいぶ忘れているので、あまり理解できてませんが(^^; 「スキタイ」「アレクサンドロス」あたりは、「ヒストリエ」(岩明均)思い出しながら見てました。
あと、エジプトの豪華なアクセサリーは、「王家の紋章」を思い出す。

レストランは、12時頃行列が出来ていたので、2時頃にランチを食べました。
特別展を見た後、チケットに日付印を押して貰って、一旦戻ってきたんです。
おにぎり膳は無くなってたので、手打ちそばを頂きました。美味しかったv

持参したお弁当を、テラスで食べてる人たちも居て、賢いなぁと思った。
あと、日差しが強くて、日傘持ってきたら良かったなーと思いました。

帰り、5時あたりのバスは本数が少なかったのですが、臨時便が出ていたので、思っていたより早く帰れました。良かった。



2009年11月03日(火)
「きもので集う園遊会」に行ってきました。

「2009西陣きもの・帯フェスティバル〜きもので集う園遊会」に行ってきました。

1時15分頃、上賀茂神社に着くと、ステージでは芸妓さんの舞が行われているところ。

辺り一面、着物の人でいっぱいで、壮観でした。
その後、お抹茶とお菓子を頂きました。芸妓さんのお手前も見られて、素敵。

その後、着物・帯コンテストの展示会場へ。
これに投票しないと、抽選会への参加資格が得られないのです。
大勢並んではって、中に入ったらすぐに進まないと行けないので、ゆっくり考えでる間が無かったです(^^;

最後に抽選会。
じっと座っていたので、凄い寒かったです〜。
何にも当たりませんでした。残念。

帰り、バス混むかなーと思ったのですが、上賀茂御園橋から乗ったら、そんなに混んでなかったです。


そのまま、足を伸ばして、堂本印象美術館へ寄りました。

「和装美人から洋装美人へ」の後期の展示を見るためです。
ポスターにもなってる、「美人図」。可愛いコーディネートですね! 地味色着物に襦袢が赤で。
黄色の半襟もかわいい〜。
上村松園も、美しい。
杉浦非水が1点あって、嬉しかった。
後期の方が充実してますね(笑)

甲斐庄楠音と、秦テルヲのスケッチ、前期とは違うページが展示されてました。
甲斐庄は、絵の横に細々と字を書いてて、面白い。

14・15日は、関西文化の日で無料になるそうなので、洋服の方にも、良かったらオススメです。



2009年11月02日(月)
「神様のカルテ」夏川草介

現役のお医者さんの、デビュー作です。

信州版Drコトーみたいな話なのかと思っていたら、医療版・森見登美彦でした(私見)。

話は面白かったんですが、先行作品を下敷きにしてるっぽいところが気になった…。その分、キャラクターの魅力が弱いんですよね。
安曇さんや学士君のエピソードは好きなので、森見登美彦っぽい部分さえなければ楽しめたのに!! 表紙も真似してるみたいで微妙…。編集さんは、こういうところこそ、訂正して欲しかった。

作者と共通点の多い主人公が、友人から褒めちぎれてるのも、ちょっと寒い。
その後のエピソードで、主人公がいいやつだというのは分かるので、余計なこと言わないでほしかった。

でも、最先端の大学病院に背を向けて、激務で報われることの少ない地域医療に打ち込む主人公には好感もてる。
「一に止まると書いて正しい」。主人公の名前の由来も良いし。

なんか色々、惜しいところの多い作品でした。



2009年11月01日(日)
映画「重力ピエロ」

映画「重力ピエロ」(伊坂幸太郎・原作)をDVDレンタルで見ました。
こんなに切ない話だったとは…。

悲しみという重力を背負った、家族の絆の物語。

辛いことも笑顔に変えてしまう、お父さん役の小日向さんが良かったです。
(手を繋いで)「産もう」
「春は、ピカソの生まれ変わりなんだよ」
「妻は自殺なんかしません」
あたりで、もう涙が止まらん。

最後に予告編を見たら、また泣いてしまって、泣きすぎて、目が痛いです。
音楽が、静かで綺麗で、凄く良かった。

もの凄い兄弟愛ですね!
最初、心配性の兄→弟だと思っていたら、弟の「大事なときには兄貴が居たから。居ないと不安なんだ」にやられました。最後の最後に、大告白!



2009年10月31日(土)
「武士の家計簿」磯田道史

「武士の家計簿―加賀藩御算用者の幕末維新」(磯田道史)を読みました。

加賀藩の会計係だった家が、幕末〜明治にかけて残した家計簿。
それを元に、武士の暮らしを読み解いたノンフィクションです。
凄い面白かった!

江戸時代の武士も、リストラ・借金・子どもの教育など、現代人と同じような悩みを抱えてたんだな〜と思って、親近感湧きました。

武士特有の悩みもあって、どんなに貧乏でも、親戚付き合い・年中行事にはお金をかけないといけなくて、大変だなぁと思いました。

子どものお祝いに鯛が買えないからって、絵に描くんですよ! なんという、いじらしさ。

維新後、会計能力が買われて明治新政府にスカウトされ、活躍するくだりは読んでて爽快でした。
周りの士族の没落っぷりがリアルで、哀れでしたけど(泣)そんな商売のやり方じゃ、失敗するに決まってる…。

来年、映画化が決定しています。楽しみv


※※ 萌え話 ※※
主人公・直之のモテモテっぷりがすごい。

殿様には、「彦蔵」という呼び名を与えられ、可愛がられたり(当時の武士は、本名を呼ばないしきたり)。
威張り散らすので皆に嫌がられてた、姫様の付き人にも気に入られて、何かと呼び出されたり。
皆に恐れられていた上司にも、好かれたり。
(全て、元同僚の証言。直之の息子も似たような性格らしい)

どんだけ四方八方にモテモテなのか…!



2009年10月30日(金)
「美しきアジアの玉手箱」神戸市立博物館

火曜日(27日)に、「美しきアジアの玉手箱 シアトル美術館所蔵 日本・東洋美術名品展」
(神戸市立博物館)に行ってきました。

烏図が良かったです。
一羽一羽に個性があって、ほんとに動き出しそう。かっこいいなぁ。

俵屋宗達・画、本阿弥光悦・書の、和歌絵巻も素敵。
鹿の絵、かわいい。
書は、ななめに配置されてて、モダンですなぁ。

北斎の五美人図。
様々な職業の女性が描かれているのですが、説明がなければ、どんな人だかさっぱり分からん(^^; これも、構図が洗練されてますね。

千鳥の絵も好きでした。
シンプルだけど、奥行きがある。

陶磁器が充実してました。
ウサギのお皿、かわいい。
中国・韓国など、色んな国の青磁・白磁などが見比べられて、良いですね。


常設展示に、明治時代の、髪型のミニチュアがありました。
洋風日本髪の「束髪」。かわいいなぁ。
これって、当時の人は自分では結んでたんだろうか? すごいな。


夜は、多紀さんと塚口で待ち合わせして、晩ご飯をご一緒しました。

私が「『電脳コイル』、ハラケンからヤサコへ、告白の返事か聞けると思ったのに、何もないまま終わってしまった!」と嘆いていたら、多紀さんに「思春期の恋なんて、そんなもんですよ☆」と軽くいなされてしまいました(笑)

あと、「BLで、山の猟師さんの話は無いんですか?」と尋ねたら、「動物好きの読者が多いから、難しいのでは…」という答え。なるほど。

「今年一番のBLは?」とお聞きしたら、すっごく幸せそうな顔で「崎谷はるひの新刊です」とのこと。その時の多紀さんの顔は、とても輝いていました(笑)
私は、「愛と混乱のレストラン」の3巻です。



2009年10月29日(木)
「和装美人から洋装美人へ」堂本印象美術館

「和装美人から洋装美人へ -大正・昭和の女性像- 」(堂本印象美術館)に行ってきました。

大正〜昭和初期の着物姿、とっても可愛かったです。
半襟とか帯締め、凝ってるなぁ。着方も柔らかですね(帯板入れてないみたい)。
この頃は、ふっくら美人が流行だったのかな。

小林かいちも3点あって、嬉しかったです。かわいー。
「現代少女」(中村大三郎)の着物、ハッキリした色合いで可愛い。

上村松園、品があって凄く綺麗だった。線が柔らかくて、色合いも優しいですね。
キリッとした感じの、鏑木清方とは対照的。京都と東京の違いなのかなー。

ポスターにもなってる2点の絵は、後期のみの展示でした。今回は見れなかったので、もう一回行きたいです。

堂本印象美術館、初めて来ましたが、建物かわいいですね。
堂本印象デザインの椅子も素敵だし、ステンドグラスからドアノブから照明から、全てかわいい。

しかし、場所は不便でした。
市バス、立命館前から乗るとギュウギュウなので、10分ほど歩いて、わら天神前から乗りました。こちらは空いてて、本数も多いので良かったです。

着物だと無料なので、他にも着物の人が居るだろうと思っていたら、私だけでした(^^;



2009年10月28日(水)
「サンデーとマガジン 創刊と死闘の15年」大野茂

「サンデーとマガジン 創刊と死闘の15年」(大野茂)を読みました。

NHKで放送された「ザ・ライバル」の本バージョンです。
漫画好き・出版に興味ある人なら、もちろん面白いと思います。

両誌の編集長に萌えました!(笑)
校了日が同じなので、仕事終わりの小西編集長が内田編集長に電話をかけて、飲みに誘うんです。
それを聞いた他の部員達も、内田編集長に「行ってきてくださいよ」とけしかけて。
公認の仲ですね!(笑)
二人で漫画界を良くしようと熱く語り合って、涙声で歌いながら夜道を帰る。
くーっ、良い友情ですねえ!

後年、内田編集長が先に亡くなるのですが、小西編集長は「寂しいとは思わない。思い出している限り、その人は生きているのと同じだから」と言っています。深い愛情を感じる、良い言葉だなぁ。

マガジンが、大人向け劇画路線に移っていくのに対して、サンデーは「子供を守り、健全に育てる漫画を」と当初の路線を守り通します。
小学館、昔は、お固い真面目な出版社だったんだな…。



2009年10月27日(火)
「課外授業ようこそ先輩」山口晃さん

NHK「課外授業ようこそ先輩」(画家・山口晃さん)を見ました。

山口さんの「教室の中から、未来のものを探してみよう」というお題に対して。
小学生が「黒板。だって、これから色んな情報が書かれていくでしょう?」という答え。
深いな!!

難しい言葉もあったと思うけど、子供達はじっと真剣に聞いていて、えらいなーと思いました。

最後に、山口さんが
「自分が一人でポツンと生きて、孤独だなーと思うことがあるかも知れないけど、過去や未来のことを知ると、色んなつながりの中で、自分が生かされてるんだなと分かって、ちょっと不安が紛れるかもしれません」
という話をされていて、ジンときました。

次回(明日)は、「奇跡のリンゴ」の木村さん。これも見ます!