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やすみ日記
梅子
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2010年04月07日(水)
京都読書空間/テンペスト舞台化

「京都読書空間」
京都にある、ブックカフェ・図書館・古書店などを集めた本。
北白川の私設図書館とか、行ってみたいなぁ。
森毅さんのコラム面白い。「教養は、心のおしゃれなのです」
なんというカッコイイ台詞!(笑)

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池上永一「テンペスト」が舞台化されます。

仲間由紀恵・主演。敵役は生瀬勝久だそう。
朝薫と真牛役が誰なのか、気になるなー。
個人的には、映画にしてほしいけど、琉球王朝のセット・衣装に凄いお金かかりそうだから、無理かしら(^^;
http://tempest2011.jp/

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家で、ダージリンの紅茶を飲もうとしたら、母に「それはお客さん用だ!」と止められました。
で、家用の安い紅茶を淹れたのですが、美味しくない(^^;
私「自分で紅茶買ってくるわ」
母「じゃあ、その紅茶、あんたが居ない間に勝手に飲むわ」
私「何!? 責任とって、安い紅茶を飲んでよ」  
遊びに来てた妹が「なんて、みみっちい話をしてるんや!」と笑ってました。



2010年04月04日(日)
蹴上インクライン〜哲学の道

蹴上インクライン〜哲学の道に行ってきました。

桜満開。
哲学の道、すごい人でした!
喫茶店、どこもいっぱい。歩いてるうちに、妹が、疲れて段々無言に(笑)
着物の人もちらほら居て、素敵でした。

京都駅行き市バスに乗ったのですが、あまりにもギュウ詰めだったので、途中の岡崎で降りました。
「平安殿」という和菓子屋さんのイートインで、抹茶と桜餅を食べました。美味しかったーv

昨日も、家族でお花見に行ってきました。善峰寺に。
桂昌院お手植えの桜は、5分咲くらい。
天気良くて、景色良くて、気持ちよかったです。
近くの十輪寺にも寄りました。しだれ桜満開。

写真は、恵文社バンビオ店のポップ。「船に乗れ!」の人物相関図です。力作だ。
P4161859



2010年04月02日(金)
「神無き月十番目の夜」飯嶋和一

徳川幕府ができる頃、一つの村が消滅した…という史実を基にした小説です。
役人を殺した報いが、村人300人皆殺し。
こんな恐ろしい事件があったなんて、知りませんでしたよ!

村に、一人の武士がやってくる。
数日前まで人が暮らしてた様子なのに、村には一人も居ない。
不審に思ってると、森で村人全員の死体を発見…という場面から始まります。

そこから3ヶ月前にさかのぼるので、鬱度MAX。
検地役人と村人のいざこざが、悪い方へ悪い方へ転がっていく様子が、怖いけど面白い。

伝承しか残ってない事件を、見てきたかのように詳しく描けるとは、小説家って凄いなぁ。

疑問など。
鍛冶屋の佐市はどうなったの? もしかして、最初に出てきた、道案内の吾助と同一人物?(考えすぎ?)
この事態を避けるには、
・隠田を正直に申告 ・吉弥を小頭から外す ・藤九郎から村全員に逐一説明
すれば良かったのかな。難しいですね。



2010年03月31日(水)
「デッドロック」1〜3 英田サキ

アメリカ刑務所モノBLです。
面白かったけど、恋より、事件の真相が気になるよ!(笑)

アメリカの刑務所は民間運営なので、企業が儲けるために、政治家と結託して、法律を厳罰化の方向へ推し進めているとか。
CIAとFBIが、対立してるおかげで、同じ犯人追ってるのに情報を全く共有してないとか(日本の警察と公安みたいなもの?)
アメリカ社会が抱える問題点についての描写が面白い。

ショーシャンクの空に+外事警察orロメスって感じでした。

ディックが復讐すべき相手は、コルブスじゃなくて、マニングでは?
コルブスも、確かに気の毒な生い立ちなんだけど、テロで身内殺されたら、同情する気ぶっ飛ぶと思うけどなぁ。ユウトにあまり共感できなかった。



2010年03月30日(火)
「月に笑う」/「はな咲く家路」

「月に笑う」木原音瀬
表紙は、センシティブ系なのですが、中身はバイオレンスヤクザ小説でした…。
らいらさんに「精神的には甘いですが、肉体的には痛いです」と言われた意味が、よーく分かりました(笑)

雑誌掲載分の「月に笑う1」がよかったです。
語彙が少なく視野が狭くて、でも純粋で、本当に中学生の視点って感じがする。
刑事に「近頃のガキは、食うにも困らないくせに、学校のいじめくらいで自殺する。贅沢だ」って言われて、「じゃあ、僕が刑事さんの子供をいじめるよ。それで自殺したら、同じことを言って」と言い返すところが、印象的でした。

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「はな咲く家路」一穂ミチ
ほのぼのした、やわらかい印象のお話で、心が和みました。
文章が、雰囲気あっていいなぁ。

ただ、日常の心理描写がすごく丁寧なのに、恋愛関係に踏み込む時があっさりし過ぎな感じがする。
「雪よ〜」が先生と生徒、「花咲く〜」が義兄弟だったので、もっと悩むのかなと思っていたのですが。

「雪よ〜」の時、「エロシーン少な過ぎ! 何度もページめくって確かめちゃったよ!」って文句言ってたんですが(笑)、「花咲く〜」を読んで、やっぱりこういう繊細な作風の人は、エロが無い方がよいかも、と思いました。
そんなことより、かずさの就職活動の結果や、葵の目の方が気になる。



2010年03月29日(月)
「黄金旅風」飯島和一

「黄金旅風」(飯島和一)を読みました。

江戸初期。貿易で栄える長崎を、幕府の手から守るため、長崎代官が奮闘するという話。

平左衛門と才介の友情がよかったです。
「長崎代官になって、切支丹を弾圧するくらいなら、酒びたりの放蕩息子と陰口をたたかれるほうが良い」という平左衛門に、
「そんなことを正気で言う、お前が好きだ」と才介。

豪商の父を持ち、皆が遠巻きにする平左衛門に対して、幼馴染の才介だけは対等に物を言い、信頼されてるんです。
平左衛門が、才介に「もし俺が、この先、道を踏み間違えることがあったら、お前の手で殺してくれ」
と頼むところ、グッとくる。

真三郎が、20年振りに才介に再会。体格だけで、才介だと気づくシーンも驚きだ(実際は、才介の弟だったけど)。
恋の力だろう、それは!(笑)

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BShi 男前列伝「気まぐれ猫の反骨 大森南朋×歌川国芳」を見ました。

奉行所の隠密が、歌川国芳を探りに来て、逆に国芳に惚れてるのに笑った。
「国芳は、安くても好きな仕事なら受け、高くてもやりたくない仕事は断り、報酬は弟子に分けて手元には残さず、およそ欲のない人」
という報告書が残ってるそう。
格好ええなぁ。



2010年03月28日(日)
高橋留美子展

高橋留美子展(大丸ミュージアムKOBE)に行ってきました。

割と空いてました。
「うる星やつら」が懐かしかったなぁ。これは全巻持ってます。
小さい人物が沢山居るカラー絵、可愛いですね。色遣いもポップで。

色んな漫画家さんがラムちゃんを描く、というコーナーがありました。
河合克敏さんによる、電柱の上に居るラムちゃん図。そんなシーンあったっけ? 後で読み返してみよう。
絶望先生の人の、ラムちゃんも可愛かった。
http://websunday.net/rumic/

兵庫県公館に行きました。
桜が咲き始め。
外観は古めかしいのですが、中は新しいです。
一つ一つの部屋に、絵画や、兵庫県の歴史についての展示がありました。
ロの字型で、同じような部屋が続くので、迷子になりそうだ(^^;
明治当時の、兵庫県公館のミニチュアがあって、馬小屋付きでした!


手芸店「ユザワヤ」に行きました。
初ユザワヤ! 楽しかったですー。
最近は、ユニクロの服に、デコレーションをほどこす「デコクロ」が流行りだそう。
気になって、ホットフィット(ビーズのシールみたいなもの?)のコーナーを見に行ったり。
可愛い布もいっぱいあったので、帯とか着物とか作れたら楽しいだろうなぁと思いました。和裁できないけど(^^;

※※※
>お友達の皆様
高橋留美子展、券一枚余ってます。
行かれる方がいらっしゃいましたら、差し上げますので、おっしゃってください。会期は31日までです。
P4081802



2010年03月23日(火)
きものクラシックコンサート

昨日、きものクラシックコンサートに行ってきました。

曲目は、ロッシーニ:セヴィリアの理髪師 序曲
    マスカーニ:カヴァレリアルスティカーナ 間奏曲
    サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
    マスネ:タイスの瞑想曲
    リムスキーコルサコフ:シェエラザード
でした。
知ってる曲が多くて、楽しかったです。

バイオリンソロは松本蘭さん。
「ミス着物」に選ばれるほどの美しさ! 真っ赤なドレスが素敵でした。
ツィゴイネルワイゼン、力強くてかっこいい。

指揮は斉藤一郎さん。岩城宏之氏のアシスタントをされていた方だそうです。
肉食系イケメンでした(笑)ダイナミックな指揮ぶり。

コンマスの方の、バイオリンソロもすごくよかったです。若い男性でした。

アンコールは、シュトラウスの「憂いもなく」。
打楽器奏者の掛け声が入るのに、ビックリ。
確かに、タイトルどおりのノリのいい、楽しい曲です。
ホール中を着物の人が埋め尽くして、コーディネートを見るのも楽しかったです。

余談。
コンサート前に、細見・京都副市長による挨拶がありました。
「私は一年の半分を着物で過ごしますが、門川市長はほとんど着物です。市長は、着物を着ているのではなく、京都を着ているのです!」
と、相変わらずの市長自慢(笑)



2010年03月22日(月)
「FLESH&BLOOD」14巻 松岡なつき

ジェフリー、男を上げたな!
和哉がどうなかったのか、分かってない!
ナイジェル切ない…。キットとくっつけばいいのに(笑)

という感じでした。

相変わらず、暦の説明と、平行宇宙がよく分からないです(^^;
タイムトンネルは春分以外に冬至の日も開いて、次は半年後ってこと?

最初は、ナイジェルなんて余計なことを! って思ってたのですが、「母を失ったときのように、お前を死なせたくないんだ」と泣きつかれては、怒れないですよ…。

ジェフリーが格好良くって、ふっふっとにやけてしまう(笑)
でも、ウォルシンガムの手下から、どうやって逃げるつもりなんだ。次巻



2010年03月21日(日)
友禅染め体験・無燐庵・京都市美術館など

友禅染め体験・京都市美術館・無燐庵・「えき」KYOTO に行ってきました。
「伝統産業の日」の期間、着物だと色々無料になるのです。

まずは、みやこめっせで「京の伝統工芸・技の体験教室」の手描き友禅。
白いハンカチに下絵が描いてあって、その上から色を塗りました。
はみ出したり、2色混ぜてぼかそうとしたら失敗したり(最初に塗る薄い色を、端まで塗ってなかった)、色々ありましたが、何とか完成! 
1時間半くらいかかりました。楽しかったです。
先生達も、親切で良い方でした。普段は「染 四君子工房」というところで、体験や実演をされてる職人さん達だそうです。

京都市美術館コレクション展「花から花へ−交感のかたち−」を見に行きました。
花の絵だけじゃなくて、着物姿の女性の絵も色々あって、コーディネートが可愛い。
竹内栖鳳の下絵があって、色々配置を変えてるのが面白かったです。

無燐庵に行きました。
思ったより、小さなお庭。でも、日本家屋や洋館があって、好きな空間です。
一人で着物で着ていた女の子と知りあって、写真を撮り合いっこしました。

みやこめっせに戻って、舞妓さんの舞を見ました。
無料で、一日3回やってるんです。
舞の後、舞妓さんの衣装の説明や、インタビューがあって、面白かった。

「職人の技の実演」も見ました。
組紐・象眼などがありました。見るだけでなく、体験もできます。
刺繍をちょっとやらせてもらったのですが、難しいですねー。がたがたになる。

道を歩いていると、外国人女性に「下駄を撮らせて下さい」と話しかけられ、本当に足元だけ写真を撮ってはりました(笑)そんなこと言われたの初めてだ。

最後は、「アール・ヌーヴォーのポスター芸術展〜クリムト、ミュシャ、ロートレックなど〜」 (「えき」KYOTO)へ。
シンプルで力強く、おしゃれなポスターが多かったです。 良かった。
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