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やすみ日記
梅子
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2010年06月21日(月)
「船に乗れ!」3 藤谷治

最終巻です。

こんな挫折しまくる青春小説、初めてですよ。
「自分が凡人である」ということを受け入れる苦痛、を描いた話だと思いました。

才能の限界が見えたとき、このまま続けていけば、そこそこいけるのが分かっていても、音楽をやめてしまうのは、サトルが本当に音楽を愛しているからだと思う。
自分が本物でないことを知りながら、ほどほどの技術で、お金を稼いで世の中を渡っていくのが嫌だという、純粋さ。
高校時代の、2ヶ月の留学が全てを壊しちゃったんだなぁ。

金窪先生、サトルを許すなんて、人が良すぎます。
私なら、玄関先で追い返す!

鮎川さんは、サトルが好きなのかと思ってたけど、何もなしでしたね。
サトルに言われて、オーディション曲を変えたエピソードは、何だったんだろう?

ネタバレ腐感想。

フルートの美少年・伊藤君。 
君、やっぱりサトルが好きだったのか!
告白シーンの美しさに切なくなった。ちっとも気づかないサトル、鈍すぎやで!
本番前に、手まで握られてるのによ!
伊藤君の気持ちを知ってからも、20年以上友情が続いているのは、良かったなと思いました。



2010年06月20日(日)
「特別展 龍馬伝」

「特別展 龍馬伝」(京都文化博物館)に行ってきました。

「龍馬伝」は見てるけど、龍馬のファンではないし、どうしようかなと迷っていたのですが、行ってみたら楽しかったです。色んな人の資料がまんべんなくあって。

結構人が多かったです。老若男女問わず。
着物でお越しの方もいて、素敵だった。「京都 ゆかた割」も使えます(200円引き)。

武市先生の、獄中日記の絵。
なんかほのぼのしてますね…? まわりに牢番がいっぱいいて、くつろいでる。
「牢番から差し入れ貰ったけど、嫌いな食べ物なのでありがた迷惑でした。また持って来られたらどうしよう!」って手紙、毒舌やな(笑)
細かい字でいっぱい書いてあって、几帳面そうな性格が窺える。

久坂さんの手紙は、ちょっと字が汚くて熱血っぽい(笑)

収二郎の、爪で書いた辞世の句は、うわぁぁって思いました。

龍馬ファンの方にも、手紙いっぱい展示してあるので、面白いと思います。

別館の方で行われてる、パネル展も見てきました(こっちは無料)。
衣装や小物、パネルの展示やVTRを流してます。撮影禁止でした。
VTRは、役者のインタビューや、二部のメイキングなど。弥太郎が出てくるシーンは、何度見ても笑える(笑)

グッズ売り場は龍馬のグッズだけでした!
武市展もやってくれたら、いいのになー(笑)
(土佐では、お手紙展やってるそうですが)

ついでに「浮世絵 にゃんとも猫だらけ展」(えきKYOTO)のチケットも買ったので、近いうちに行こうと思います。

余談。
象二郎役の人が、「ちりとてちん」の草々さんだと、つい最近まで知りませんでした。
草々さんの時は「格好いい」と思ってたのに、象二郎は「恐ろしい!!」としか思いませんでしたよ。役者さんて、別人になりすぎだ!



2010年06月19日(土)
船に乗れ!(2) 藤谷治

1巻が、キラキラと希望に溢れた青春小説だったのに、2巻の重苦しい終わり方と来たら…。
「俺は誰よりも賢い」と自惚れる俺様高校生が、恋と音楽に挫折する話です。

南さん、意志の強い女子だと思ってたのに、自分で説明せずに去っちゃうなんて、ガッカリだ。
鮎川さんの方が魅力的に思える。サトルは鮎川さんとくっつけば良かったのに。

家が音楽教育に理解のない南さんが、サトルの留学を死ぬほど羨ましがり、サトルがその深刻さを理解できない、という溝の作り方が上手い。

いくら辛いからって、なんの関係もない金窪先生に当たるなよ、サトル〜!!
金窪先生の件は自業自得とはいえ、大事な人を二人も失って、二巻を終わるとは…。最終巻はどうなるのか。




2010年06月13日(日)
着付けの話

昨日は、蛍を見に行く前、阪急百貨店の閉店セールを見て、くみさん家で着付けの話をしました。

着物を着ていって、一旦脱いで、こう着ますというご説明を。
しかし、くみさんが持ってはった、二部式の作り帯?(お太鼓の形になってないもの)の結び方に苦戦(^^; 
あれ、作り帯って言いながら、普通の名古屋帯並に難しいよ!(笑)
私は、未だにお太鼓結ぶのが苦手です。

******
くみさんが「ツンデレを書くのが苦手で…」とおっしゃってたので、しばらくツンデレ談義。

一番先に思い出すのは、「龍馬伝」の弥太郎。
でも、弥太郎みたいな人が、出ずっぱりで主人公だったら、コメディになってしまって、ちっともロマンチックじゃないな(笑)



2010年06月12日(土)
下鴨神社 蛍の放流

下鴨神社に蛍の放流を見に行ってきました。

お昼頃から、出店や雅楽の演奏などをしてはるようなのですが、私は7時30分頃に行きました。
琴の演奏と、十二単の着付け&舞を見ることが出来ました。面白かったー。
十二単の着付けは、衣紋道と言って、古来より型が決まっていて、宗家が継承していってるものなんですね。知らなかった。

蛍の放流は8時から。
400匹とのことでしたが、思ったほど多くもない?(もっと周り中、ぶわーっと光だらけになるのを想像してた ^^;)
ほのかな光が、ひらひらと舞うのが儚く綺麗。川の水面にも光が映って、風情がありました。
人出は多かったです! 子ども達は、蛍を捕まえてた(笑)
帰りは市バスで。
空いてました。皆さん京阪電車で帰らはったのか?

余談。
先日読んだ、史実の武市半平太に関する本で「牢番からホタル300匹差し入れ」って多すぎ!と思ったのですが、昨日見た感じだと、そうでもないのかも。全部が全部、最大限に発光するわけでなし。

※※※※※
映画「悪人」の予告編
予告編見ただけで泣けた…。
佳乃が思ったより可愛い。お父さんに頭撫でられてるところとか。

「あの人は悪人なんですよね?」という科白。
原作では、光代自身が揺らいでいた印象でしたが、映画だと、納得してないけど世間がそう言うのなら、そうするしかないんだってあきらめてるようなイメージでした。



2010年06月06日(日)
史実の武市半平太

「龍馬伝」関連の話。

武市さん関連の本を読んでます。
「土佐勤王党始末―武市半平太と山内容堂」嶋岡晨

獄中での、奥さん宛の手紙が面白い。
同室の人が、髪ゆってくれたり、親切にしてくれたのに、「クソ虫」ってひっどいあだ名で呼んでたり(^^;
その人が出て行くときに、「もっと武市さんと一緒に居たかった」と別れを惜しまれたのに、武市さんは「あいつが居なくなって、部屋が広くなってせいせいしたわー!」と憎まれ口叩いてる。ツンデレ?(^^;

富さんが毎日差し入れをくれて「卵とじ、めっちゃ美味しいです」と喜んでたり、「一日中雨で、寂しくて眠れません」とナイーブなこと書いてたり、意外と可愛い面も。

牢番から、花の他にホタル300匹差し入れされたのも凄いな。多すぎだよ!

以蔵のことを、手紙で「あの阿呆が」と何度も貶してるのは、しょんぼりした…。

以蔵の最後も悲惨すぎだし、以蔵たちが行った天誅の詳細も、残酷すぎてウッってなるし…幕末は面白いけど、心理的ダメージも大きい…。

あと、この本は、武市さんも以蔵もかなり貶してるので、ファンの方にはあまりお薦めではないです(^^; 私は獄中書簡が読みたかったので、その点では面白かったけど。



2010年06月05日(土)
「陽だまりの樹」手塚治虫

幕末。医師と武士、正反対の二人の友情を描いた話です。
洪庵先生やコレラ治療が出てくるので、「JIN 仁」っぽいですね。

万二郎が、恋人も出世もほっぽって、父の敵を討ちに行くシーン。一本気なところが良い。
最後には、その性格が災いして、「引き返せー!」って言いたくなったけど。

良庵さん。女好きの遊び人だけど、夜鷹のお紺との友情が良いです。
使用人にも見放されたお紺を、たった一人で看病し続けるところとか。

ヒュースケンは女にだらしなさ過ぎだ。お吉さんと添い遂げれば良かったのに!

攘夷派と開国派の動きがよく分かって、面白かったです。
この漫画では、攘夷派はどうしようもない無法者が多いけど(^^;

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ドラマ「鉄の骨」予告編

課長と平太、顔が近い!
キャスト紹介を見てると、萌の先輩が出てこないっぽい?
平太のお母さんが、三橋さんの幼なじみだって言う設定が無くなってる?
http://www.nhk.or.jp/nagoya/tekotsu/special/movie/index.html#01



2010年06月04日(金)
京都情報

6/4〜7/5
「中村佑介の世界展」
大垣書店京都駅前店(イオンモールKYOTO Kaede館 2F)
6月20日(日)と7月3日(土)には、トークショー&サイン会も開催。
http://blogblue.exblog.jp/10659791/

6/19−27
NHK大河ドラマ『龍馬伝』全国巡回パネル展
京都文化博物館 別館ホール 入場無料
番組の見どころや時代背景の解説パネルのほかメイキング映像・衣装・出演者のサイン色紙などを展示。
http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/info/index.html

7/12-18
京都国際マンガミュージアムが「京都 ゆかた割」で無料。
http://www.arashiyama-navi.info/ticket.html

*******
自分用メモです(笑)
文化博物館では、有料の龍馬展も同時開催されます。龍馬の遺品や書簡類などを展示するそうです。
龍馬展と中村佑介展をはしごしてもいいなぁ。



2010年06月02日(水)
「単純な脳、複雑な「私」」池谷裕二

最先端の脳科学を、高校生に講義した内容を、本にまとめた物。
分かりやすくて面白い。へー! って思うことがいっぱい。

体験したことは、脳が忘れても身体が覚えてるという話。
ということは、「明日も愛してる」(安芸まくら)みたいに、短期記憶しか保存できない人が昔の恋人に会ったとき「知らない人だけど、なんか感じが良い」って感覚になったりするんだろうか。

時間も、脳が未来に補正している? とか、今まで捉えてきた世界が変わるような感じで、面白いです。

こういうアウトリーチ活動について、研究者から反対意見が多いってのも、ビックリ。
一部の科学者だけでなくて、一般に公開してくれるのは、私のような理系に疎い人間には大変有り難いのですが。

池谷さんの、睡眠についての記事。
http://www.1101.com/suimin/ikegaya/index.html
・徹夜で考えるより、寝た方が良いアイデアが浮かぶ。
・寝る前の記憶は、定着しやすい。
という話が面白い。

寝る前は、悲しい小説を読んだり、嫌なことを思い出したりしないように気をつけないと(笑)



2010年06月01日(火)
京都 ゆかた割/「着物に合わせる洋小物」

「京都 ゆかた割」
6/1〜利用可。阪急沿線で配ってるそうです。
去年、もらいに行くのが遅すぎて、無くなってたんですよね(^^; 今年は早く貰いに行きたい。
http://ameblo.jp/kimonostation/entry-10544541727.html

「着物に合わせる洋小物」鳴海彩詠
かっわいいvv
ベルトで帯締めとか、スカーフで帯揚げとかやってみたいです。
しかし、これはこの作者さんのように、センスの良い人がやるから可愛いのかもしれん…(笑)
落としてしまうので、なかなか耳には使えないイヤリングも、こういう使い道があるのかーと目から鱗。