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やすみ日記
梅子
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2010年09月23日(木)
経済ドキュメンタリー「カイロスの微笑」

経済ドキュメンタリー「カイロスの微笑」
ー第3回「新機能で勝負、繊維にかける男たち」ー

初めて見ましたが、面白かったー。
機能性素材を売り込む、大阪の商社、
オーガニックコットンで糸を作る工場、
の話。

商社さんは、デザイナーさんが見た目若くておしゃれだった。
同期と一緒に売り込み行ったり、失敗して落ち込んで、夜遅くまで二人でお酒飲んでるの、仲良さそうで良いなぁ。

アパレル業界出てくる小説があったら、読んでみたいかも。
会社員ぽくなくて、自由な感じの人が多くて、面白いと思う。
http://www.tv-osaka.co.jp/kairos/main.html



2010年09月20日(月)
映画「海は見ていた」

CSのチャンネルNECOで映画「海は見ていた」を見ました。
江戸時代の遊女の話です。

前半の、遊女が恋したお侍さんとのオチには、ええ!? となった。
最初の頃の、侍を追い返した後に、耐えられず走って追いかけていくシーンの健気さが良かっただけに、落差激しい。
切ない…。

最後はちょっと長かったかな。
暴風雨の映像は凄く迫力あったのに、夜空を背景に屋根に座ってるシーンがめっちゃ合成で、ずっこけた(^^;

良介が迎えに来て、菊乃さんに「あんた、とうとう立派な人をつり上げたね!」と言われるシーンで終わった方が、後味良かったかも。

風景も、落ち着いた色合いで綺麗だったし、当時の人の暮らしぶりがよく分かる感じで、良かったです。
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2194



2010年09月12日(日)
「トッカン―特別国税徴収官―」 高殿 円

面白かった!
国税局の徴収官の話です。

良いお仕事小説だと思っていたら、主人公の実家の話など、成長モノとしてもホロリときた。
テンポ良いし、キャラ立ってるし、税金の豆知識も身に付く。
犬まで差し押さえるとか、箪笥の取っ手が純金とか、徴収&隠し金エピソードに笑う。

ぐー子は「私なんて、友達居ないし男居ないし…」と嘆いてるけど、(居るじゃない、目の前にエリートの独身が!)と思った(笑)

○○さんに罵倒されるシーンでは、「努力もせずに人を妬むばっかな上に、人を陥れやがって、お前の方こそ最低だー!!」って言い返せば良かったのに、と思った。
主人公が、ここまで打ちのめされる小説も珍しいな。
不自然な主人公持ち上げが無くて、好感が持てる。

クールな鏡さんが、ぐー子の言葉に赤くなってるシーン、可愛い。

今年一番、面白かった本の一つです。
あとの3つは「出星前夜」、「早雲の軍配者」(1月に続編が出る!)、「天地明察」。



2010年09月06日(月)
読書日記

「日出処の天子」山岸涼子

政治的駆け引きが面白かった。

聖徳太子は、母親と上手くいかなかったからって、極度の女嫌いです。
母親が妊娠したときの罵り様は、そこまで言わなくても と思った。

片思いの相手・毛人と、布都姫を引き離すための謀略も、ものすごいな。腹黒過ぎ。
しかし、この聖徳太子は結構好きです。

最後は、見事に、誰も幸せになりませんでしたね…。布都姫も早くに亡くなってしまうし。
中学高校時代に読んでたら、歴史の授業が楽しかったに違いない。

  ★  ★
「福家堂本舗」遊知やよみ 1巻

京都の和菓子屋が舞台。三姉妹の恋愛モノ。
表紙の着物姿が可愛いv
恋愛だけじゃなくて、老舗の暖簾を守る大変さとか、京都のいけず文化(笑)の描写が面白い。
和菓子、食べたいなぁ。


私信。
>あもさん
文体診断ロゴーンの文体一致結果は、女性もあるそうです。
「松たか子」って出た人もいるので。



2010年09月05日(日)
「東京、音楽、ロックンロール」志村正彦

フジファブリック・志村さんの、5年分のweb日記をまとめた本です。
当時を振り返ったインタビューも入ってるので、音楽業界について「へー」と思うことが多い。

アルバム2枚しか聞いたことなくて、志村さんの人となりもそんなに知らなかったのですが、凄い繊細。
「集中が切れるのが怖くて、ご飯を買いに行けない」とか。
常に自分を追い込んで、曲作りのことばっかり考えてるので、「ご飯食べてー! 寝てー!」と言いたくなる日記だ…。
好きなことを仕事にしてる人って、もっと楽しそうかと思ってたよ。

1年間に休みが4日くらいとか、ミュージシャンの方ってもの凄い忙しいんですね。
「『寄生獣』の登場人物に似てると、よく言われる。シンイチか?」に笑った。確かに似てる。



2010年09月02日(木)
「路地恋花」 1  麻生みこと

京都の、職人さんばかりが住んでる長屋の恋愛模様。
連作短編集です。

仕事へのこだわりが面白い!! 恋愛はピュアで可愛い!!
それぞれ、余韻を残す終わり方が良いですね。

製本職人さん作の、飛び出す祇園祭絵本に笑った。
くじ取り役とかお稚児さんとか、マニアックな。

シルバーアクセサリー職人&常連さんの、じれったさよ…!!
(同志社のチャペルとか、地元ネタ過ぎる/笑)

小説家さんのカフェは、実際あったら行ってみたいわ。
どんな小説書いてはるのか、気になるぜ。
「80年で老舗言うたら嗤われるわ」にも吹いた。
ナオミちゃん、嫌がってる割にめっちゃ京女らしいやん(笑)



2010年09月01日(水)
「極める! 京都学」/文体診断ロゴーン

NHKの「極める! 西田尚美の京都学」を見ました。

第1回は「京料理の神髄はだしにあり」
老舗料亭のだし作りを、詳しく紹介。
面白かった〜。
水に、あんなにこだわってるんですね。

次回は、「第2回 京の都は“市”パラダイス」です。
http://www.nhk.or.jp/etv22/mon/

******
「文体診断ロゴーン」http://logoon.org/
をやってみました。
日記を貼り付けた結果、

一致指数ベスト3
1 吉川英治
2 太宰治
3 野間清治

でした。どういう基準だか分からんが、面白い(笑)



2010年08月29日(日)
「ゆれる」西川美和

映画「ゆれる」の、監督自身によるノベライズです。

文章めっちゃ上手!

母は、「悪魔のような弟だな!」と言ってました
私は、小説読んだ限りだと、そんなに悪くは思わないけど。
弟は、裁判で証言したときは、本当に兄が突き落としたんだと思いこんでいたのかも知れないし。



2010年08月28日(土)
大河ドラマ「花神」

総集編をビデオで見ました。
30年位前の作品です。長州の軍師・大村益次郎(村田蔵六)が主人公。

吉田松陰が、着替えを忘れて水を浴び、ふんどし一つで困ってたり。
賢くて美形なのに、ドジっこで可愛い。

大村益次郎も、超地味な主人公ですが、「攘夷の何が無謀だ!」と福沢諭吉にくってかかるとこが格好良い。

桂さんの、益次郎への心配っぷりもほほえましい。
「村田先生に、箔をつけていただきたいのです!」という桂さんの熱弁に、
益次郎が「田舎娘を花嫁修業に出すようなものですなぁ」と笑ってたり。

益次郎と恋仲になる、シーボルトイネさんはもっと清純な人が良かった。
化粧が濃すぎて、イケイケの悪女に見えます・・・。

面白かったです。長州サイドばかりじゃなく、長岡藩や土方歳三とか、敵方も格好良く描かれててよかった。



2010年08月22日(日)
「影法師」百田尚樹

「影法師」百田尚樹

江戸時代。
幼なじみの二人が、一人は異例の出世、一人は極貧の中孤独死という末路をたどる。
二人に何があったのか? という話。

読む前は、親友は、藩の不正を正して解雇されたとか、そういうオチだと思っていたら…。

ネタバレ主人公を出世させるために、自分はわざと失敗したり、主人公の命を狙う刺客を、脱藩して斬りに行ったりと、親友いい人過ぎ!! 主人公に恩があるわけでもないのに、何故!?

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「神去なあなあ日常」(三浦しをん)がNHKーFMでラジオドラマ化されます。
『神去なあなあ日常』(全10回)
9月20日(月)〜9月24日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
9月27日(月)〜10月1日(金) 22:45〜23:00(6-10回)
http://www.nhk.or.jp/audio/prog_se_future.html