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やすみ日記
梅子
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2010年10月16日(土)
「院展」

「院展」(心斎橋大丸)に行ってきました。
人が多かったです。
作品は大きいのに、通路は狭めなので、見るの大変。
小菊の絵が、綺麗でした。

心斎橋〜なんばをブラブラしました。

H&M、凄い人出!
コートが可愛かったのですが、迷ってしまって買えなかった。
人が少ない時にまた来たいです。

「きもの屋」に行きました。
なんばの方にある、激安リサイクル着物店です。
凄く分かりにくい場所だった(^^;

難ありの着物が200〜300円。きれいな着物が2000〜3000円と、確かに安いです。
お店の人は放っておいてくれはるので、商品を見やすい。
姉妹店の大福屋で、草履(1260円)を買いました。

トンビコートや東コートがあって、気になりました。
http://kimono-ya.co.jp/



2010年10月15日(金)
「ルリボシカミキリの青」福岡伸一

生物学者のエッセイです。
やわらかい文章で、読みやすくて面白かった。

著作で間違いを書いて、ウィキペディアにも載せられた。超恥ずかしい!
って話に笑った。

アメリカ留学時代を描いたエッセイで、校閲の人から「ビルの見える位置が違う」と地図付きで指摘された話。
なんという博識!
でも、福岡さんは「自分の印象を優先したいので」と訂正を訂正したそうです。

表紙が、ザラッとした紙に黒と青の二色で、きれい。



2010年10月14日(木)
「プライド」真山仁

「ハゲタカ」の作者の、短編集です。
どれも、長編の出だしだけのような話ですが、着眼点が面白かったです。

「一俵の重み」
事業仕分け人VS農水省の官僚
のほほんとしてるが、実は凄腕な官僚。いいとこ取り男です(笑)
自給率のからくりとか、農業マメ知識面白い。
明らかに政治家の方が間違ってるのに、仕分けされてしまうのが悲しい。

「医は…」
一匹狼医師VS出世した医師。
実は、一匹狼医師が出世できなかったのは、出世医師が影で邪魔してたからでした。
親友だと思ってたのに! という話。

最後に、出世医師が、とっても良いポジションを一匹狼医師に与えて、終わりです。
ゆがんだ友情の形だったのかしら(^^;

「絹の道」
遺伝子学者が研究所を辞めて、自然な養蚕をやろうとする話。

絹織物についての薀蓄が面白いです。
オスしか生まれない蚕とか、今は遺伝子改良でそんなことまでできるのか!

効率重視の不自然な品種改良を行うと、しっぺ返しをくらうというテーマ。
「ルリボシカミキリの青」でも、狂牛病とミツバチの回で語られてましたね。

「プライド」
洋菓子メーカーの内部告発。
告発者が○○さんじゃなければ良かったのにな…。
○○さんはプライドを貫けても、他の人々の生活はどうなる、と思ってしまった。

「暴言大臣」
唯一、後味が悪いです。面白いけども。

「ミツバチが消えた夏」
報道カメラマンから、養蜂家に転職した男の話。

全世界で起っている、ミツバチ失踪事件について。
「ルリボシ〜」は品種改良原因説でしたが、こっちは農薬原因説です。
本当のところはどうなんだろう。関連書読みたくなってきた。



2010年10月13日(水)
「序の舞」宮尾登美子

日本画家・上村松園がモデルの小説。映画にもなりました。

明治〜昭和初期の、京都画壇の様子が分かって興味深い。
着物や髪型の描写が細かくて、素敵。

松渓先生の誘い、断ればいいのに!
最初は徳二、再会後は太鳳先生が居るからと、断ればええやん。
二度も妊娠させといて、一切責任を取らない松渓先生より、太鳳先生か徳二の方がいいのに。

しかし、津也も、松渓先生・太鳳先生と二股かけて便宜を図ってもらっておいて、「女は損だ」って、そりゃ無いよ。
自分ひとり被害者みたいに言うけど、津也にも責任あるやん。

太鳳先生(竹内栖鳳)の、嵯峨の別荘も、高台寺の別荘も、行ったことあるよ〜とニヤニヤしてしまった(笑)
嵯峨の方はボークスの所有で、高台寺の方はレストランになってるのです。
京都が舞台なので、場所が思い浮かんで面白かったです。



2010年10月10日(日)
半襟など、染めてみました

半襟と帯揚げと足袋を、染めてみました。

半襟と足袋は、黄ばんじゃって、洗っても取れなくなってたので。
帯揚げは、同じ色のが何枚かあるので、一枚は他の色にしようと思って。

「ダイロン」の赤と黄を混ぜて、オレンジにしました。
注意書きをよく読んでなくて、無理にフタをこじ開けたら、閉まらなくなった(穴空けて、使うのが正しいです)

要らない鍋で、20分くらい煮たら、OK。
煮る前に、水でぬらしておくっていうのを、ついつい忘れてしまいます

半襟→帯揚げ→足袋と、徐々に染料を足して色を濃くしていきました。

次は、緑色と水色、染めてみたいなぁ。



2010年10月07日(木)
万城目さんの公開授業

万城目学さんの公開授業に申しこみました(10/23関大・千里キャンパス。無料)。
定員500人で抽選です。行けるといいな〜。
http://katsuji.yomiuri.co.jp/kyouyo/



2010年10月05日(火)
携帯の機種変更

携帯の機種を変更しました。

長いこと使っていて、auから「2年後にその機種は使えなくなります」という葉書をもらったので。
ついでにプラン変更もしたので、Eメール無料&家族通話無料で1100円くらいの基本使用料になりました。
薄い携帯にしたかったのですが、どれも2万円以上でしたので、結局、分厚い携帯(1万円)を選びしました。
ポイントが8000円分たまっていたので、実質2000円です。

あと、充電器の台が1000円って言われたので、買いませんでした。
今は、台だけでそんなにするのか! 
直接、携帯本体にコード突っ込んで充電してます。

テレビ・音楽・お財布ケータイと、機能多いけど使わないよ〜。
その分、薄くして欲しい。
プランも複雑すぎて、説明されたけど覚えきれん。

今からこんなんじゃ、おばあちゃんになった頃は、電話もネットも意味不明の世界だわ(^^;



2010年10月03日(日)
京都大アンティークフェア

「京都大アンティークフェア」に行ってきました。
JR長岡京駅から、パルスプラザまで直通バスがあることを知ったので、今回はそれで行きました。
が、帰りは、バス停の場所が分からず、かなりウロウロしました。
(道を曲がったところにあった)

バスが一時間に一本でしたので、ネットカフェで時間つぶし。
内装がおしゃれで、過ごしやすいカフェでした(ヒーリンフィーリンというチェーン店)。

最終日だったので、着物を半額にしてるところが多かったです。
が、結局、私は何も買わず。
着物を着る機会が少なくて、春に買った帯もまだ締めてないしなぁ…と迷ってしまって。

母が、おっきな金魚鉢を買ってました。



2010年10月01日(金)
「価格破壊」城山三郎

ダイエーの創業者がモデル。
メーカーが小売価格を決める世の中で、安売り店を始める男の話です。

矢口は、現金一括払いで、問屋から安く仕入れて安く売るので、同業者から睨まれます。
肉を卸してもらえず、自分で牛を買ってきて、さばきます。
「大卒の社員にそんなことさせるなんて!」と非難されるのですが、今だったら、京大卒の猟師が居るくらいなので、そこまでくそみそに言わなくてもと思う。

家電メーカーは、矢口のスーパーに卸した問屋を突き止めようと、あらゆる手を尽くします。
望遠鏡でのぞいたり、隠し番号入れたり。
スパイ小説か! と突っ込みたくなる。
そんなにまでして、強制的に高い価格で売らせようとするなんて、えげつない。

「流通は、生まれ持った才能を必要としない。運がまわってくるまで、しつこく努力できるかどうかにかかっている」という、主人公の信条が印象に残りました。

流通のしくみがよく分かるので、面白かったです。

城山作品読むの、「官僚たちの夏」に続いて二作目ですが、文章が読みやすい。
出だしの、主人公の性格を印象づけるシーンが上手。
ありそうであまり無い名前で(尾頭とか)、登場人物の名前が覚えやすいです。

未だに、価格再販制度の残っている出版業界は、この先どうなるんだろうなぁとか、色々考えてしまった。



2010年09月30日(木)
「福家堂本舗」遊知やよみ 2〜11

「福家堂本舗」最終巻まで、読みました。

長女の話が良かったです。
家のために、本当の自分を隠してきた長女が、やっと好きな人に対して、素直になれたシーン。
「欲しいものは?」と聞かれて、両手を広げるところが、キュンと来た。

職人の健ちゃん。
自分の成功より、仲間のことを優先する、縁の下の力持ち的なところがいいですね。

最後も面白かったです。
少女漫画の割に、恋愛より「世間体の重さ」を描いた作品だったなぁ。