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やすみ日記
梅子
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2010年11月07日(日)
雅楽の演奏会

くみさんに誘われまして、雅楽の演奏会に行ってきました。

場所は、谷町九丁目の大阪国際交流センター。

雅楽については、ほとんど知らないので、ホーとかファーとかきれいな音が鳴ってるなーという感じで、リラックスして聞いてました。
衣装がきれいだった。
舞を舞ってるのは女性だけど、衣装は勇ましい感じ。

帰りは、くみさんの同級生の方と、ミヅキさん・らいらさんと、総勢8名で、お食事しました。
忍術研究会の活動とか(笑)京都のニンジャレストランの話とか、色々面白かったです。
皆で、京都にもんじゃ焼き食べに行きたいですね! という話をしてました。



2010年11月06日(土)
「めづめづ和文化研究所 京都」小栗左多里, トニー・ラズロ

京都で、色んな伝統文化を体験する、コミックエッセイです。

和菓子とか、気になってた体験が、分かりやすく可愛い絵で載ってて、楽しかったです。
香道も、また体験してみたい。

雅楽のこともちょっと載ってて、明日の予習にも良かったです。

町家の前の竹垣(?)、「犬夜来」って名前だったのか…。知らなかった。



2010年11月02日(火)
「マークスの山」高村薫

のりこさんにオススメされたとおり、ハードカバー版で。

終盤、警察が犯人を割り出してからの流れは、面白かったです。
中盤は、描写が詳細過ぎて、読むのがしんどかった(^^;
警察内部の描写がリアルですね。

・警官同士が、縄張りを争っていがみ合ってる
・警官が大勢出てきて、あだ名が付いてる
・孤高の美形モテ男が犯人
という点で、「オリンピックの身代金」を思い出しました。

母が昔読んだというので、感想どうだった? と訊いたら、「これが女の書く小説か! と思った」とのことでした。
私は逆に、合田刑事の、加納兄妹に対する思い入れのウェットさは、女性作家っぽいかもと思いました。
 ★  ★
先日のファッションショーで聴いた曲が気になってます。

声はピチカートファイブっぽい。
「戦場に行くならエレガントな服着て」
というような歌詞。
ネットで検索しても、見つかりません(^^;



2010年11月01日(月)
「エイキエイキのぶっちゃけ隊!」影木栄貴

DAIGOのお姉さんによる、コミックエッセイです。

影木さんが、お母さんに「BLやめて、普通のマンガだけ描けないの?」と言われて、
「BLは私の魂なの!! 描けなくなったら、私が私でなくなるのよ!!」と涙ながらに必死で説得する場面、笑った(笑)
その後、「あなたの人生です。信じる道を進みなさい」とFAXくれたお母さん、ええ人やな〜(笑)

全体的に、ほのぼのとした家族愛が、可愛い絵で描かれていて、楽しかったです。
政治家の家族って、大変なんだなと思った。
おじーちゃん(竹下元首相)が亡くなるシーンに、ホロリときた。

こんな凄いコネがあるのに、自力で頑張って就職して、激務の仕事しながら、マンガ描き続けてデビューって、偉いなー。



2010年10月31日(日)
新開地映画祭

新開地映画祭に行ってきました。

ウォーキングスクールに通っている友達が、ファッションショーに出るので、それを見に。
ファッションショーの他に、ステージでメイクやスタイリングなどの実演もありました。

髪の乾かし方は参考にしたいです。
私は癖毛なので、超広がりやりすくて困ってます。
・普段の分け目とは逆方向に乾かす。
・前髪と頭頂部をマジックカーラーで巻く
・サイドの髪は、後ろから前へ乾かす。
以上が、ふんわり、まとまるコツだとか。

スタイリストさんが服の買い物に同行してくれる、というスクールがあったのですが、4時間4万円、一年間37万円くらい(洋服代別)。
これに通う人は、どんなお金持ち!? この受講料だけで、ユニクロの服が一年分(もっとか)買えるよー!

美とかモテとかに、ろくに関心のない私には、ありがたみの分からないイベントだったのかも。
トークショーも「男心を掴む仕草」というテーマだった(^^; けど、それより、取材協力したというマンガの話の方が面白かったな(バラ色の聖戦という作品)

帰りは、去年と同じ、喫茶「エデン」に寄りました。
なんと、マスターが私たちのことを覚えてました!
「奈良と、京都から来た人でしょ?」と…。

去年撮った写真を頂きました。
お客さん一人一人写真をファイリングされてたので、覚えてはったんですね。凄い。
一年間振り返ると、去年と何にも変わってないです(^^; (髪型も一緒)



2010年10月25日(月)
高島屋百華展(京都市美術館)

高島屋百華展(京都市美術館)に行ってきました。
着物好き・レトロ美人画好きには、楽しい展覧会でした。

「アレ 夕立ちに」竹内栖鳳
近くで見ると、意外と雑? 勢いのある線です。
青と赤のコントラストが綺麗。

原画&それを元にした友禅の展示があって、面白い。
北野恒富の美人画ポスターも、素敵。

今朝、ビデオで映画「序の舞」を見たので、上村松園さん関係者の作品が気になる。
二番目の師匠・幸野楳嶺の手紙とか、息子・松篁さん、孫・淳之さんの絵とか。
松園さんが表紙を描いた、高島屋の会報誌もありました。
http://plaza.harmonix.ne.jp/~artnavi/10pab/221029-kyotosi-takashima.html

   ★
帰りは、歩いて「まつひろ商店」へ。
がま口買って、八周年記念でくじ引き引いたら、手ぬぐい頂きました。
   ★
更に歩いて、大村益次郎暗殺の地や土佐藩邸跡を、見てきました。
土佐藩邸跡は、今は旧立誠小が建ってます。その向かい側には、幕末マップがありました。



2010年10月24日(日)
万城目学さんの公開授業

関西大学で行われた、万城目学さんの公開授業に行ってきました。

「21世紀活字プロジェクト」の一環で、読売新聞社が主催しているものです。
一昨年は、あさのあつこさんが来られたそう。
http://www.kansai-u.ac.jp/mt/archives/2010/10/post_167.html

関西大学の先生との質疑応答形式でした。
創作のコツとか聞けて、面白かったです。
一部ご紹介します(Aが万城目さん)

Q.面白い文章を書くコツは?
A.大阪出身なので、面白くないことを言ったときの、周りの空気に耐えられない。
 自然と、ウケる文章書かないかん、と思うようになりました。

Q.エッセイで桜庭一樹さんに質問されてた、椅子のメーカーを教えてください。
A.14万円くらいします。
 ただし、腰が治る椅子はありません。悪化のスピードが遅くなるだけです。

Q.森見登美彦さんと交流ある?
A.全くの他人です(笑)
 二年前、二人で焼き肉を食べに行ったら、森見さんは肉をひっくり返しませんでした。僕が全部焼いてあげたんですよ!(笑)
 あとは、半年に一回くらいメールする仲です。

Q.タイトルについて
A.書く前につける派です。
 変なタイトルだと、会議で変更しようが無いのが良いです(笑)

Q.作風変えるの、勇気要りませんか?(「かのこちゃん〜」について)
A.バレないように、少しずつ変えます(笑)
 編集者には「ホルモーみたいなの、書いてください」って言われましたが、自分の責任で変えました。
 同じ物を、縮小、再生産して、駄目になっても、編集者のせいにはできませんので。

Q.「鴨川ホルモー」で、登場しなかった大学から、「東西南北の位置やったら、うちの大学もあるのに!」って言われません?
A.言われます(笑)
 その頃は、無職で、グーグルマップ見ながら適当に決めたので。
 まさかその後、映画になるなんて思いませんし。



2010年10月23日(土)
西宮ガーデンズでお能

西宮ガーデンズで行われた、お能の無料公演に行ってきました。

阪急西宮北口駅に直結の「西宮ガーデンズ」。
初めて行きましたが、広いですねー。百貨店にイズミヤにLOFTに映画館。何でもあります。

お能は、4階のスカイガーデンで行われました。
階段状のコンクリートに座って鑑賞。

解説付きで、面白かったです。笑い声がしょっちゅう起こってました。
最初に、お能と演目について。
次に、囃子方の説明。
その後、ダイジェスト版の「羽衣」でした。

衣装が綺麗だった。
大阪の山本能楽堂の主催です。天女役の方、多分、前に見学に行ったときに教えてくだった先生だと思います。

パンフレットも配っていただいて、分かりやすい公演でした。
本日・日曜日は、6時半〜「土蜘蛛」をやるそうです。
http://nishinomiya-gardens.com/event/1/2010/10/24



2010年10月22日(金)
「雨に添う鬼」秋山香乃

武市半平太と岡田以蔵の話。

表紙が、超、手に取りにくい!! (アニメチックなんです)
中身は、普通の歴史小説なので、確実に表紙で損してるかと。

精神的に痛い話でした…。
お互い相手を思いやってるのに、すれ違って憎み合ってしまう、悲しい師弟愛。

武市さんは、以蔵のことを可愛いと思ってるんなら、口に出して言ってやれよ。言葉足らなさすぎだよ。

以蔵は、武市さん以外にも目を向ければいいのに。
久坂が、餞別だと言って財布をまるごと渡してくれるシーンは泣けた。
龍馬も久坂も、以蔵を心配してるのに、以蔵は武市さんしか目に入ってないんだなぁ。




2010年10月21日(木)
「晋作 蒼き烈日」秋山香乃

読み終わった後、満足感でいっぱいです。
長州は、禁門の変から考えると、よく幕府に勝てたなぁ。
各藩の動きも分かりやすくて、面白かった。

松下村塾時代。
晋作と久坂が、夜な夜な討論します。その内容の一つが「松蔭先生は童貞か否か」で、吹いた。
国の将来と同列に語ることか(笑)

晋作が軍艦を勝手に買っちゃって、桂さんが「あいつは何様のつもりだー!」って頭抱えてるシーンも笑う。

長州や会津に比べると、薩摩は腹黒くて嫌な藩だなぁ(−−;

長州の殿様を見てると、土佐もこれくらい理解あったら良かったのに…と思ってしまう。

晋作は、傲岸不遜で、外国人には「魔王のよう」とか言われちゃうのに、寂しがり屋で繊細で仲間思いだったりして、良いキャラクターでした。