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やすみ日記
梅子
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2011年04月15日(金)
「天空の蜂」東野圭吾

原発を標的にした、テロの話です。

専門的な説明が多くて、読むのが大変だった…。
最後の科白、皮肉が効いてます。

雑賀の動機や背景が、良く分からないままでしたね。
15年以上前の小説ですが、今読むと、ほんま怖い。


小説を読んで、高速増殖炉についてネットで検索しました。
恐ろしすぎる。

「福島原発以上に危険性のある高速増殖炉もんじゅで今起きていること」
http://d.hatena.ne.jp/shiba_yu36/20110329/1301399251



2011年04月06日(水)
「ダークゾーン」貴志祐介

主人公は棋士の卵。

目覚めると、そこは異世界。
人間を「駒」とするゲームで、親友と死闘を繰り広げることになるという話。

最初は、ルールと、登場人物を覚えるのに一苦労。
三局目あたりから面白くなりました。

小説より、映像化に向いてそうな話です。
味方全員のポイント合計を瞬時に弾きだせるとか、棋士の脳みそって人間離れしてる(^^;

それにしても、塚田って嫌なやつ。
塚田視点なのに、奥本の方がいい人に見える。

プロ予備軍、奨励会の過酷さがよく描かれてます。

雑誌と単行本では、現実パートの展開が全然違うそうです。
本は○○オチだけど、雑誌では、大学の心理学実験だったらしい。
記者が謎だったのですが、雑誌版では意味のある存在だったのかしら?

最後まで読んでから、もう一度頭から見てみると、細かく伏線が張られていて、ニヤリとします。

たまたま、「盤上のアルファ」に続いて、将棋小説です。
最近多いんだなーと思ったら、記事にもなってました。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201102280053.html




2011年04月01日(金)
「さよならバースディ」荻原浩

類人猿に言葉を教える、
大学の研究室の話です。

ボノボ(猿)のバースディがとても可愛い。
真に甘えるしぐさや、たどたどしい言葉で伝えようとする様子が、2〜3歳の子どもみたい。

一方、大学って嫌なところだなと思いました。

珍しい題材で、興味深かったです。
真相は、とても悲しい。
その後のバースディや真がどうなったのか、気になる終わり方でした。



2011年03月26日(土)
「女たちのジハード」篠田節子

保険会社に勤める、OL5人を描いた、連作短編集です。

10年くらい前にテレビドラマを見て面白かったので、ふと思い出して読んでみました。

康子が、競売物件のマンションを買う話が面白かった。
ヤクザの脅しに屈せず、策略までめぐらせて、部屋に人が住んでないか調べたり。
すごい行動力。

一話目の、無神経な男の話も面白い。
ある意味、正直で憎めない人やけど。

リサは、自分のことを「玉の輿を狙う計算高い女」って思ってるけど、最終的に、僻地医療志望の医者についていくあたり、いい人だと思う。

解説で「何にもできない紀子が、男性読者に評判いい」と言われてましたが、紀子が男だったら、誰も可愛いと言わないだろうな(^^;

康子も沙織も、打ち込める対象を見つけてるし、後味のいいラストでした。



2011年03月23日(水)
「盤上のアルファ」塩田武士

左遷された新聞記者&33歳無職男
二人が同居して、将棋のプロを目指す、
おっさんの青春小説です。

真田が、秋葉の家に押しかけてきて「ここに住みたい」と言い出し、
後日、若手棋士&犬がたむろして、勉強会を初めてしまうくだりに笑った。

「困ってる人を助けるのが、新聞記者やろ!」
「新聞記者は、警察に『ここに困ってる人が居ます』って知らせるのが仕事や」
「役立たず!」
というやりとりもウケた。

秋葉は、最初はひねた性格でしたが、
最後は、真田が試合に勝ったことが嬉しくて、トイレで泣いてるし。
お人よしで涙もろいキャラに変貌してました。

秋葉を狙う、小悪魔な棋士・佳織ちゃんも可愛い。

将棋を全然知らないけれど、一度やってみたくなりました。



2011年03月03日(木)
「あぁ!美しきモダーンズ」展

ファッションショーの後、神戸ファッション美術館に行きました。
(神戸ファッションマートの隣です)

「あぁ!美しきモダーンズ―東西新世代女性たちの装い―」展。
(和装入場無料)
http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/special.html

雨が降ってたこともあってか、ガラガラ。
ゆっくり見てきました。

着物はほとんど無いです。
2点くらい。赤の十字&水玉の銘仙が可愛かった。

アメリカの1930〜40年代のドレスが可愛かった。
朱色に白のラインのドレスが、特に好き。

グレゴリ青山さんの展示も、面白かったです。
「大正浪漫着物展」のレポート漫画も展示されてました。



2011年03月02日(水)
ファッションショー

公開録音終了後、神戸へ。

センスコレクションといって、友達の通っているウォーキングスクールが主催しているファッションショーを見に行くためです。

公開収録が思ったより長かった上に、JRがボヤ騒ぎで延着。
神戸ファッションマートに着いたときには、友達の出番は終わってました。ごめんなさい〜(。。;

でも、休憩時間に友達と会えて、更に、友達の家族&お友達とお茶しました。
「京都から一人で来たの? 着物で?」と不思議がられました(^^;


その後、漫画家こやまゆかりさんと、センス代表・月乃さんのトークショー。
こやまさんは、モデル業界を舞台にした「バラ色の聖戦」という漫画を描かれてます。

なぜモデル業界を舞台に?
「最初、編集部からは、女子アナか女子ゴルフを描いて欲しいって言われました。
でも、『あの子、私より上手く喋ってる。悔しい!』って言う気持ち、一般人に分かります? 
それよりは、誰でもキレイになりたいとは思ってるはずだから、モデルという美の世界を選びました」

もし、ドラマ化するなら、キャストは?
「ライバルの紗良役は、外見は小雪さん。主人公の真琴は、お笑いの女性がいいかも。北陽さんとかしずちゃんとか」

「悪役でも、その人なりの理由がある、という風に描きたいと思ってます。その人自身は正義だと思ってると。でないと、薄っぺらな人物になってしまうから」

面白かったです。
こやまさんって、ベテランの方だと思ってたら、若くてきれいな方でした。



2011年03月01日(火)
ラジオの公開録音(ゲスト:ANATAKIKOU)

ラジオの公開録音(ゲスト:ANATAKIKOU)に行ってきました。

会場は、大阪・北堀江にある放送芸術学院。
「びび☆ラジ」という番組の収録です(FM85.1毎週水曜夜8:30〜放送)。

学校内の小さな教室が会場で、お客さんは20〜30人。
DJは学生さんで、20歳の女の子でした。若くて元気!

トークの収録が40分くらい(ライブ一曲含む)、そのあと、4曲ライブがありました。
<ラジオ番組内>
1.寒がりのセーターシック

<終了後のアコースティックライブ>
1.てのひらに  
2.ウロコのない魚
3.アーチ、こえて
4.いけないところで

トークは、サイコロを振って、質問に答えるという形式。
赤のアブノーマルサイコロと、青のノーマルサイコロがあります。

1.生まれ変わったら何になりたいですか?(赤)
藤井さん「犬が好きなので、犬」
松浦さん「ドングリです。自然の物なのに、まるで人が作ったかのようなあのツヤ! 帽子までかぶってて。完璧でしょう? 可愛いですよね〜ドングリ」

2.好みのタイプは?(赤)
藤井さん「シャンとした人」
松浦さん「AB型の女の子とは、気が合います」

3.お互いの第一印象は?(青)
藤井さん「僕は覚えてないんですが『学生時代、最初に出会ったとき、藤井君は、その場限りの適当な受け答えをする人だった』って言われました」

松浦さん「バンドを組む前に、一度二人で遊びに行こうってことになって、カラオケに行ったんです。二人とも曲を選ぶ時間が長くて、とてもいたたまれない雰囲気になりました(笑)」

サイコロについて。
松浦さん「赤は全然アブノーマルじゃないですよ。僕らを子どもやと思ってません? 36歳のおっさんですよ! (第一印象の質問を指して)青の方がよっぽどアブノーマルや(笑)」

ニューアルバム「きいちご」について。
松浦さん「木苺じゃなくて、奇異・稚児と書きます。2人編成になって、僕らも生まれ変わって、子どもになったということで…」

他にも色々曲解説があったのですが、要約するのが難しいので、ラジオをお聞きください(すみません)。

収録前に配られたアンケート用紙に、質問を書く欄があったのですが、私の質問が読まれました。

Q.不思議な歌詞はどういう時に浮かぶのですか?
松浦さん「不思議という言葉は嬉しいですね〜。3秒くらい黙祷したい気分です。
歌詞が浮かぶのは、ドングリを見ている時です。
数珠って、どこまでも続いていくでしょう? あんな感じで心が落ち着きます」

DJのはっしゃんさんが「いいですね。ドングリ数珠! グッズとして売り出してみては?」
とドングリネタを広げようと努力されてました(笑)

その後、アコースティックライブ。

「ウロコのない魚」=人間、だということを初めて知りました。そういう意味だったのか!
ゆっくりしたテンポで、最初、違う歌かと思いました。

「ウロコ〜」と「アーチ〜」は、「ニート時代、ベッドでずーっと寝てて、これからどうしようって思ったときに作りました」とのこと。

「てのひらに」は、甘酸っぱい青春ラブソングな感じ。

「いけないところで」は、ライブハウスだと大盛り上がりですが、椅子席なので、皆静かに聞いてました。

藤井さんは、曲によってスティックを変えてはりましたが、途中で筆みたいなもので、シャラーっとドラムを撫でてました。あれは何…?


とても楽しかったです。
文化祭的な雰囲気で、素敵でした。



2011年02月28日(月)
NHK土曜ドラマ「TAROの塔」

「TAROの塔」1・2回を見ました。面白かったー!
ハゲタカと同じプロデューサーです。画面が暗くて音楽が重い。

丹下健三と岡本太郎の友情が良いですね。
太郎が、「万博会場の屋根に穴を空けて、太陽の塔を建てたいんだ」と言い、
建築家の丹下が、最初は反対しながらも、「(そんな凄い発想をするなんて)だから、太郎さんでなければ駄目だったんだ」と最後に言うところ。

母親の岡本かの子。
子どもみたいで、芸術最優先。こんなお母さん嫌やー!(笑)
でも、他人事なら、見てて面白い。
息子がグレなくて良かったね…。
着物も、派手可愛かった。



2011年02月27日(日)
ダウンジャケットから羽根が出た

電車で座った途端、ダウンジャケットから羽根が出てきました。
突然、隣に羽根の山が出来ててビックリ。

必死でかき集めたのですが、なにせフワフワなので、難しい。
茨木〜長岡天神間、ずーっと羽根を拾ってました。
隣のおじさんにも、ちょこっとついてしまった(謝りました…)

ジャケットは丸めて紙袋に突っ込み、
駅から家まで、コート無しで帰って来ました。寒いー!

ユニクロのウルトラライトダウンをお持ちの方、お気をつけ下さい。

帰宅後、確認したら、縦1cm〜2cmくらいの穴が3ヶ所空いてました。
何かに引っかけた覚えはないのですが…。
11月から3ヶ月くらいしか着てないのに(^^;