主人公は棋士の卵。
目覚めると、そこは異世界。 人間を「駒」とするゲームで、親友と死闘を繰り広げることになるという話。
最初は、ルールと、登場人物を覚えるのに一苦労。 三局目あたりから面白くなりました。
小説より、映像化に向いてそうな話です。 味方全員のポイント合計を瞬時に弾きだせるとか、棋士の脳みそって人間離れしてる(^^;
それにしても、塚田って嫌なやつ。 塚田視点なのに、奥本の方がいい人に見える。
プロ予備軍、奨励会の過酷さがよく描かれてます。
雑誌と単行本では、現実パートの展開が全然違うそうです。 本は○○オチだけど、雑誌では、大学の心理学実験だったらしい。 記者が謎だったのですが、雑誌版では意味のある存在だったのかしら?
最後まで読んでから、もう一度頭から見てみると、細かく伏線が張られていて、ニヤリとします。
たまたま、「盤上のアルファ」に続いて、将棋小説です。 最近多いんだなーと思ったら、記事にもなってました。 http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201102280053.html
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