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やすみ日記
梅子
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2012年07月01日(日)
ドラマ「トッカン」

ドラマ「トッカン 特別国税徴収官」始まりました。

空撮から人物アップとか、イラスト入りで用語解説とか、映像凝ってますね。
登場人物も、イメージから外れた人が居なくて、下手な人も居ないので、良い感じ。

鏡トッカンは、原作だと「怖い顔」だけど、ドラマでは「可愛い目」って言われてましたね(笑)
けど、土手の上で仁王立ちして「Sするぞ!」とか、
立て板に水のように、銀座マダムを追い詰めるところが、良い感じ。

昼の宣伝番組見た限りだと、ぐー子と鏡トッカンのほのかな恋愛ネタはやらないのかな?(一切触れられてなかったので)

ミステリマガジンで連載してる「トッカン 3rd おばけなんてないさ」だと、二人の仲がちょっと進展しそう!? って感じです。



2012年06月22日(金)
「民宿雪国」樋口毅宏

第1章(シュール過ぎて怖い)を読んだ時は、どんな話になるか分からなくて、
最後まで読んだ今は、グロくて、意外な展開で、お腹いっぱいです。

面白いけど、後味は良くない。
好きな人は凄く好きだろうけど、苦手な人は苦手だろうなという作風。

国民的人気の画家が、実は虚像の人生を送っていて…という話。

実在の知識人の談話が織り込まれたり、実際にあった事件にかかわりのある人物が出てきたり。
ん? 画家にも実在のモデルって居たっけ? と一瞬思ってしまった。

元はと言えば、暴力オヤジが悪いのに、あっさりあの世へ行ってしまうなんて。
縛って、地下室に放置しといたら良かったのに。

お母さんが、画家と一緒に家を出なかった理由は何だったのかなぁ。
起こる出来事は、めちゃくちゃ濃いんだけど、登場人物の心理描写は少なめでした。



2012年06月21日(木)
「永遠の0」百田尚樹

アホな軍上層部のせいで、人がバタバタ死ぬので、読むのが非常にしんどい。読み終わって、疲労困憊です。

リアルな筆致で、真珠湾の時に、帰れないと分かっていて、最後に笑顔を見せて飛び去っていく同僚パイロットとか、光景が目に浮かびます。

それにしても、特攻しか手段がないなんて、その時点で負けたも同然なのだから、日本はさっさと降伏すべきです。
ガタルカナルの、ザル作戦を立てたクソ軍人は、万死に値する。

「特攻隊は狂信的なテロリスト」って言った新聞記者に、
元特攻隊員が「あんたに何がわかる? 残された家族のために、遺書に強がりしか書けなかった者の気持ちも想像できんのか!」と叫ぶシーンが泣けた。





2012年06月20日(水)
「我が家の問題」奥田英朗

家族のささやかな問題をテーマにした短編集。

「夫とUFO」のラストがジンと来た。
奥さんが奇抜な格好をして、「これからお父さんを救いに行きます!」というところ。

結婚したこともないのに、色々身につまされる(^^;
「会社に身の置きどころが無い」っていう話とか、全然他人事じゃないよー。
「結婚して子供がいれば幸せ」とか、世の中そんな簡単なものじゃないんだな…。



2012年06月02日(土)
陽明文庫 明宝展

5/27、「陽明文庫明宝展 王朝文化の華」京都国立博物館
に行ってきました。
http://youmei2012.jp/

松福さんからお誘いいただきました。
最終日で、人がいっぱいでした!

藤原家の直系・近衛家のお宝の展覧会です。
藤原道長の日記とか、日本画、雛人形など。

ちょうど、大河ドラマ「平清盛」で、藤原忠実や頼長が出てるので、あの辺の人たちの子孫が、まだ続いてるんだと思うと、凄いなー。

人形の道具が細かくて、ビックリ! 人形用の雅楽の楽器まであるんですよ。

青磁鳳凰耳花生は、大阪市立東洋陶磁美術館にも同じデザインのものがありますね。

博物館内の、お茶室でお茶会がありましたので、急遽参加。
広くて綺麗なお庭でした。お茶室も立派!

和菓子は、近衛家の江戸時代の菓子帖から再現された「山吹餅」。
色がきれいで、美味しいです。

京阪で四条まで出て、錦市場の「いけまさ亭」でランチ。
どんぶり(850円)を食べたら、凄いボリュームでした。美味しかったー!

今日の着物。
松福さんは、紬です。細かいチェック柄でモダン。
私は、単の銘仙でした。
(先日、「シカゴ」で買ったもの)
P5273324



2012年05月23日(水)
「キャプテン・アメリカはなぜ死んだか」町山智浩

現代アメリカのかかえる問題点やゴシップを描いた、痛快なコラム。
アメリカって底抜けだなぁ。

有名ノンフィクション本が嘘ばっかりとか(「感動乞食」って言葉は上手い)、
「ブッシュちゃん」ってアニメをやってるとか、知らんことばかりでしたよ。
パン屋襲撃。そんなご近所、怖すぎます。

解説が、解説になってなくて、ラブレター過ぎて笑った。



2012年05月22日(火)
「人を助けるすんごい仕組み」西 剛央

「人を助けるすんごい仕組み――ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか」
ボランティア経験のない大学の先生が、ツィッター等で、日本最大のボランティア組織を運営する話。

失敗や批判は、ボランティアをやらない理由にはならない(目的が一番大事)。
送った荷物に住所を書いてもらう(不用品が送られてこないように)
批判するときは、労いの言葉をかけてから(抱えてから揺さぶる)
とか、なるほどなるほど! というアイデアがいっぱい。

救援物資が、県などで山積みになって受付ストップしてるのに、小さな避難所には届いてないって皮肉。
なのに、このボランティア組織は24時間で配達しちゃう。凄い行動力!



2012年05月21日(月)
「ジェノサイド」高野和明

寝る間も惜しんで読みました。

最初は、日本の大学院生と、アメリカ人の傭兵に、何のつながりが? とピンとこなかったのですが、ヌースと対面したあたりから、グングン面白くなります。

韓国人留学生があまりに出木杉君なので、「いつか裏切るのか?」と邪推しながら読んでました。

ケントは、お父さんのことを「愚痴っぽくて負け犬根性」と酷評してたけど、最後まで読んだら、凄く立派なお父さんやんか!

大統領が、とってもブッシュっぽい。

ネタバレしない方が面白いと思うので、これから読まれる方は、レビューとか見ないほうが良いです。

ヌースをキモいって言う人と、猫っぽくて可愛いっていう人に別れてたけど、私はリトルグレイを思い描いて、可愛いと思いました。



2012年05月20日(日)
京大博物館「日食展」に行ってきました。

京都大学総合博物館「日食展」に行ってきました。
http://tenchi-meisatsu.jp/news/2012/04/38/

初めて来たので、常設展も充実してて面白かった!
吹き抜けでジャングルがあったり、象の骨やら、動物の剥製やら。
ミュージアムショップも、面白い物が色々売ってた。

日食展は、映画「天地明察」で使われた星図や渾天儀、渋川春海の直筆本などが展示。
北極出地に使う道具、大きいな!

渾天儀は、20日11〜14時半に運び出しイベントをやるそうです(最終日なので)。
巨大すぎて、エレベーターに乗らないから、吉田神社の神輿担ぐ人などが来て、階段から運びだすそうです。

ちびっ子相手に、お姉さんがガイドをしてはったので、横で聞いてました。
古事記で、日食がどういう神話になってるかとか、源平合戦で、平家だけ日食が起こるのを知ってたりと言った、日食の歴史。面白い。

11時に来たのですが、「4次元デジタルシアター」の整理券が11:30〜の回、配布終了で、ゲットできたのが13:30〜の回だったので、それまで暇でした(^^; 本を持ってきたら良かった!

一旦、外に出て、京大の学食「カンフォーラ」で日替わりランチ(570円)食べて、戻ってきました。

「4次元デジタルシアター」、面白かったです。
3Dメガネで見るのですが、私は今日、コンタクトじゃなくて眼鏡かけてきたので、眼鏡の上から眼鏡(笑)
面白い内容だったのに、朝からの疲れが出て、最後ちょっとウトウトしてしまって残念(^^;
イトカワに関するクイズは正解しましたよ。イエイ!

+++++++
帰りは、「信三郎帆布」に寄って、ショルダーバッグを購入。

あと、寺町通の「シカゴ」に寄って、銘仙の単(4千円)購入。
大正ロマンっぽくて気に入ってます。帯、どんなの合わせようかな。

「LOFT」で、散々悩んで、お弁当箱購入。
3段が欲しかったんだけど、売ってないんですよね。
量的には、男性用2段がいいんだけど、デザインが可愛くない!
ので、女性用二段で大きめの物を買いました。

日食メガネは、河原町ブラブラしたけど、売ってるところを見つけられなかった



2012年05月19日(土)
「震える牛」相場 英雄

怖くて、読者が震えます。
外食でハンバーガー・ハンバーグを食べられなくなる。

食の安全をテーマにした、社会派推理小説。
帯に「現代版・砂の器」って書いてあるのですが、共通点は、被害者がとっても善人だってことくらいかしら。

この犯人は、砂の器と違って、同情の余地無しだけどな!

巨大ショッピングセンターの高額テナント料→廃墟化とか、リアルな話が多くて、どこまで実話なの!? と戦慄。