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やすみ日記
梅子
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2012年12月24日(月)
映画「大奥〜永遠」

映画「大奥〜永遠」見てきました。

良かったです! 
悲しい話なので、見る前はどうかな? と思ってたのですが。演技の上手い人ばかりで安定感がありました。
衣装が綺麗! 紅葉や雪の風景も、セットも美しいですね。映画館の大画面で堪能できて良かったです。

予告編だと「綱吉と右衛門佐の純愛」がテーマって感じでしたけど、映画見た印象だと、綱吉が、親の愛という枷から解き放たれて、ひとりの人間として自由に誰かを愛せるようになるまでの話、という感じでした。

右衛門佐が「好きや!」バーン!って押し倒すシーンは、めっちゃ唐突でしたな(^^; ええ!? いつからそんな秘めた想いを!? って、原作既読でも思う。

伝兵衛はアホ可愛かった(笑)老年の綱吉が、「一緒に松姫の弔いをしよう」っていいに来るシーン、無いんですね。残念。

御台所が、口ではつれないこと言いながらも、ずっと綱吉が好きだったっていうエピソードも無しかー。

幼い吉宗と綱吉の会話も好きだったんですが、それもカットでした。



2012年12月17日(月)
青春ぱんだバンド 瀧上耕

滋賀が舞台。
進学校の落ちこぼれ男子が、美少女と仲良くなるため、バンドをはじめる。
…という出だしなので、恋愛ものかと思いきや、友情の話でした。

京都在住ですが、「しがさく」なんて言葉は初めて聞いた。
ローカルネタが多くて、笑えます。
高校生くらいだと、男子は恋愛より友情重視なのかなぁ。ええなぁ、こんな仲間がいて。

主人公が、なんちゃって学生運動しかしてない担任教師に対して、(俺のオヤジは、お前よりもっと立派なんだ)って思うところがジンときた。

ラバウル帰りのおじいちゃんが、戦地でのことを語らないのを見て、
(本当に辛いことは、一生、言葉にはできないんだ)
と思うところも、涙出そうだ。



2012年12月16日(日)
喋々喃々 小川糸

アンティーク着物店を営む女性の話。

デートに着ていく着物のコーディネートとか、四季を丁寧に味わう和風の暮らしとか、心をこめた料理の様子がとても素敵だった。

瞬く星の下「生きてて良かったと思ったんです」「栞って呼んでください」のやりとりなど、繊細な心理描写が美しい。
…のですが、不倫の恋は応援できないよ! 

最後の描写もはっきりしないですね。再会した木ノ下さんは、離婚してたってこと?



2012年12月09日(日)
「ぼくの嘘」藤野恵美

笹川君が森さんの服を抱きしめるシーン、切ない…と思ってたら、直後にあんな展開になるとは!(笑)
森さんが「ゆっくり、水を吸った植物が育つように、恋が育った」と話すところが素敵だと思いました。

最終章の、笹川君はいい男だなぁと思いました。、
「僕は非モテの根暗なんだ!」と笹川君は思ってますが、ねばり強さといい、女子に対して威張らないところといい、カッコいいですよ?

遊園地での、石田さんの正体も、その後のかすみちゃんの行動もビックリでした。石田さん、いろいろ豪快に偽りすぎ!
「百瀬、こっちをむいて」(中田永一)が好きな方は、好きそう、と思います。



2012年12月02日(日)
アクセサリー教室、女子会

12/2、みりな先生(大沢真希先生)のアクセサリー教室に行ってきました。
宇治の、川沿いの景色のいいカフェにて。
今回は、ネックレス。パーツを乗っけて、接着剤でくっつける&テグスでとめる、だけなので、簡単!
先生の見本があるので、パーツを選ぶのも、イメージしやすくて、良いです。
応用して、自分で帯留を作ってみたいなぁ。

終了後は、皆で持ち寄ったお菓子を食べました。
真希先生が、最近、ブログをリニューアルされたそう。
コンサルタントにアドバイスを受けてだとか。
パソコン、超苦手だそうで、ご苦心されてました(^^;
1月から、山科で固定の教室開かれるそうで、通いやすくなりそうです。

夜は、ホタルさん・モリタさん・リョウさんと女子会。
山科の「いなせや」という居酒屋さんにて。

ホタルさんは、最近、近江八幡の着付け教室に通い始めたそうで(一通り着れるけど、正式に学びたいそう)、着物で来られてました。
ポリなのに、アンティークっぽい色合いの素敵な緑色の着物です。

あと「和装ブラって、救命胴衣みたい! なんであんなに可愛くないのか!」っておっしゃってました。
確かにフェリシモくらいしか可愛い和装ブラ、無いですものねー。

あと、「着物にブーツって、アリですよね!」という話。
寒いときとか、草履じゃ足が痛い時とか、便利ですものねー。

りょうさんは翌日から、webデザインの職業訓練校に通われるということで、仕事の話も盛り上がってました。

ホタルさんは、以前、着物のネットショップの店長さんをしてらしたので、そういう求人ってよくあるんですか? とか。

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この日の着物。

寒いので、ファーの襟をつけてました。
着付けのアラもごまかせるし(笑)暖かくて良いです!
帯留めは、先日のきもの文化祭で買った、ブローチです。
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2012年11月23日(金)
山口晃展

「山口晃展」(えきkyoto)に行ってきました。

そんなに混んでませんでしたが、皆、10cmくらいの距離で、じーっと見てるので、なかなか進まず(笑)絵が細かいんですよ。
京都の全景図、ダジャレ(「仁和寺→みんな痔」とか)を全部見てたら日が暮れそうだ(笑)
子犬と山口さんの壁画も可愛い。

茶室は、山口さんが以前、講演会で「好き!」って言ってた、なみなみプラスチック板(何ていうのだろう?)をふんだんに使ってましたね。

電柱を生花に見立てるやつ、電柱好きのらいらさんだったら、この感性を理解できるのだろうか…と思いました。

「鼻にかける」を、天狗の鼻に袋引っ掛けて表現するとか、
「私たち結婚しました(仏の道に進みます)」という、ハガキ(小説「親鸞」挿絵)
とか、小ネタに笑いました。

「画材がどうこう」とか、専門的な話ししてるお客さんが何人かいたので、絵を描いてる人が多かったのかな?

******
展覧会後、駅ビル階段で、外国人のお兄さんに「シャッター押しましょうか?」と英語で話しかけられ、お願いしました。
お返しに、私もお兄さんを撮ってあげたのですが、私はずーっと日本語でした(笑)
身振りで何とか通じるものだ。

アバンティのguで、ロング手袋(黒)を買いました。990円。
ネットだと2色だけど、店頭だと5色くらいありました。
着物にちょうどいい!
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/229508#sizeSelect
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2012年11月19日(月)
「きもの文化祭」

旧・立誠小学校で行われた「きもの文化祭」に行ってきました。

まずは、キモノクロックの撮影。予約してたので、すぐ撮影終了。
今年は、人によって、校内のいろいろなポイントで撮影する方式。

きものフリマを見て、可愛い鳥のブローチ(500円)を買いました。帯留めとして使おうと思います。

「きもの学び舎」の一限目・二限目を聞きました。
一限目は、「着物のカメラ撮影のコツ」。

 身体の左側を前に。
 つま先を揃える。
 右足のつま先をちょっと前に出す。
 左膝をちょっと曲げる。
 袖を、ピシッと揃える(膨らまないように)
 姿勢まっすぐ。肩はちょっと落とす。
 手は、ふんわりと組む。帯より下で(帯が見えるように)
 とっても笑顔で!!

 撮る側は、身体の中心より、ちょっと下から取ると良い。
 (上から撮ると、足が短く見えるしね)

 光に注意。まだらに当たらないように。均一に当たるポイントを探す。

と、色々聞いたのですが、特に袖をキレイにするのが難しかった。
会場がレトロな校舎なので、窓とか可愛かったです。

二限目は、「着物のヘアスタイリングのコツ」。
凄く可愛い髪型だったけど、自分でできるかな(^^;

12:30頃に、ゴン太郎ちゃんが到着。
二人で文化祭見たあと、河原町駅近くの「季の音」で、丼+パフェのセットを食べました。美味しかった。

ゴン太郎ちゃんが、草履で足が痛いとのことでしたので、新京極通りの「くろちく」さんで、足袋ソックスを買いました。
でも、やっぱり痛いとのことで、絆創膏も購入。

その後、ZEST御池の「愛・きもの館」に行って、難ありの夏着物、1000円というのを見つけて、買っちゃいました。

ゴン太郎ちゃんと別れたあと、富小路通の古着屋「MILOW」で、とんびコート(8500円)を買いました。
女性用の可愛いとんびコート、珍しいんですよ! 着物に使えると思って。
毛95%で暖かいし。

お店のお姉さん(可愛い)と話してたら、「着物の上に着られるなんて、考えてもいなかったです」とのことでしたが、昔は女性用のとんびコートって、どういう洋服の上に着てたんだろう?
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2012年11月17日(土)
「平成猿蟹合戦図」吉田修一

ひき逃げを目撃した主人公が、真犯人を強請っちゃおうとするところが始まり。

どうなるんだろうと思ったら、主人公が政治家になり、最後は大団円でした。予想できないよ、このオチ!(笑)

「優しい人間が損をする世の中なんて駄目よ」と思い、立ち上がった人々の話なのですが、あらすじ説明するの難しいなー(笑)
夕子さんが、印象に残りました。
湊さんが、演奏家として一番大事な指を失って、亡くした両親の幻を見るシーンも。



2012年11月13日(火)
「なぜ平日の朝から古着ショップに行列ができるのか」岡本昭史

「日本人の内、100人に一人しか古着経験者はいない」って言われてるんですね。
ビックリしました。私は、割と古着を買うので。

この著者の会社は、「どんな古着でも買い取ります」って方針で、商品として通用しないものは、東南アジアやアフリカに送って、役立ててるそうです。いいですね。

日本では、不要になった衣類の80%が焼却処分されてるってのも、もったいない話だ。

毎週水曜日に値段が下がって、(だから店名が「ドンドンダウン オン ウェンズデイ」)、最後には100円になるって言うのもおもしろい。
「吊り橋効果で、お客さんが服に恋しやすい」そうです(笑)

「団塊の世代は古着に抵抗がある」ってのも納得〜。
母は「古着は買わない主義」なので。
逆に、若者は抵抗感が無いそうです。確かに。

「服の吊り橋効果」も、気持ち分かりますよー。
先日、アンティーク着物店の改装前セール(1日ごとに10%ずつ割引、最終日は90%引き)で、いつ買うか、すごく考えて、開店前に並びに行ったので。



2012年11月12日(月)
「楽園のカンヴァス」原田マハ

美術ミステリー。

絵が好きな人なら、面白いと思います。
美術展開催の舞台裏とか、天才画家の埋もれた名作をめぐる、インターポールや学芸員やオークション会社の駆け引きが、スリリング!

ネタバレ。


ヤドヴィガ、最後までプラトニックならよかったのに! 織絵といい、芸術関係者は、恋愛に自由すぎる。

私がアホで見落としてるだけかもしれませんが、よく分からないことがあります。
結局、ブルー・ピカソがあるのはどっち? 2枚とも真作ってことでいいの?
だとすると、お金なくて病気してる時期に、何のために同じ構図で2枚も大作を?

大原美術館に行きたくなりました。