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やすみ日記
梅子
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2013年03月16日(土)
マンガミュージアム/キモノクロック

京都国際マンガミュージアムに行ってきました。
12時〜6時まで漫画を読み続けて、肩と首が痛いです(笑)楽しかったー。

今度、「シュガシュガルーン」をテーマにした、洋服の展示があるらしいので、20日も行こうと思います。

その前に、同志社の学食に行ってきました。
「アマークド パラディ 寒梅館」
http://tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26004635/dtlrvwlst/545571/

日替わりランチ500円。
学食と思えないほどおしゃれなんです。一般のお客さんが多かったです。
11:30に行ったら空いてました。美味しかった。

で、マンガミュージアムですが。
「伝統産業の日」期間中なので、着物の人がちらほらいました。
折りたたみ座布団を持っていったのですが、役に立ちました。

****************
今年のキモノクロックが公開されました。
http://www.wasou.or.jp/kimonoclock/
CA3E0596-2




2013年03月12日(火)
「花のさくら通り」荻原浩

寂れた商店街に、弱小広告制作会社が引っ越してきて、街おこしする話です。

若者のアイデアを邪魔する、石頭の商店会上層部がリアル。
おかげで、あちこちの商店街を通るたびに「ここにも藪八みたいな人はいるのかしら」と思ってしまう。

和菓子屋の守さんと同じく、私も「広告制作会社」が何するところか、ピンと来てなかったんですが、アイデア満載だが地道な、仕事ぶりは面白かったです。

無口な守さんが、夜中まで新作和菓子の試作を繰り返してるのを見て、仕事ぶりに感動する杉山と、
商店街イメージキャラクター作戦をプレゼンする杉山を見て、「俺と同じ口下手だと思ってたのに、まるで役者だ」と変貌ぶりに驚く守さん。

二人が、手を取り合い、商店街の改革に成功して、祭りの日に、守さんが杉山にお礼を言うところで、グッときました。
大企業に勤めてた時の部下も、杉山のことをライバル視してるかと思いきや、「一緒にCMやりましょうよ! あなたのことは嫌いですが、センスは買ってるんです!」と言ってくるし。杉山、人気者だな!

ユニバーサル広告社シリーズは3作目ですが、杉山は、ケーキ屋の女の子&同僚アルバイト女子からも好かれてるっぽいので、続編あるのかな?

寺の息子と、教会の娘の恋も可愛い。

僧になるためには3年間修行にいかないといけないから、その間、携帯も使えないし、外部とほぼ接触禁止。
どうするか? と言えば、彼女が「托鉢の日を調べて、険しい山を登って、待ち伏せして手紙を渡す」という手段に。すごい根性!
「俺は敷かれたレールの上を走ってるんだ、枕木は卒塔婆だ」というモノローグも笑える。



2013年03月11日(月)
「演劇入門」平田オリザ

戯曲ハウツーです。
小説書く人にお勧めかも。

高校生の書く戯曲は、なぜ説明的セリフの連発か?
という話に始まり、
(例:美術館であることを説明したいからって、入ってくるなり「美術館はいいな〜」と言う登場人物など)

「遠いイメージの言葉から並べていくと、リアルになるよ!」と、わかりやすいアドバイス。なるほど〜。

家族だけの内輪の会話では、父親の仕事すら説明できないので、
半分パブリックな場所に設定するか(病院の待合室など)、
外部の人に来てもらう(近所のおばちゃんや運転手)などのテクニック、なるほどな〜。

優れた劇作家の条件。
1.観察力 2.記憶力 3.想像力
のどれかが優れていること、というのもなるほど。
(小説家も同じっぽいですね)

書くテーマはないけど(戦争反対とか)、書きたい表現は、やまほどある! というのも納得。

平田さんは「役者は将棋の駒」と言ってたら、
「役者を人間扱いしてないんですか?」と訊かれたという話もおかしかった。
演出家の権力性とか、考えたこともなかったよ。



2013年03月10日(日)
ミュシャ展・ジオラマ展・花灯路

昨日、らいらさん・ダリMさんと、着物で京都にお出かけしてきました。

11時に高島屋で待ち合わせ。

ダリMさんは、ミュシャの絵に合うような、柔らかいピンク色のコート+赤い小花柄の着物で、とてもキュート。

らいらさんは、半衿と鼻緒が同じ柄(赤チェック)でおしゃれ!
帯も自分で仕立てはったそうです。レトロ可愛い。

らいらさんが帯を直したいってことでしたので、高島屋の階段でやってたら、
サラリーマンが携帯で話しながらやってきて、慌てて引き返してはった(^^;

5階呉服売り場で、伝統産業の日のパンフレットをもらって、次は7階へ。

「糖朝」でティータイムセット(1400円。点心・粥・スウィーツ)を食べました。
デザートの豆腐花が、ドライアイス入りで運ばれてきて、驚きました。
美味しかったですv

映画「黄金を抱いて翔べ」を見たダリMさんに、「モモさんを演じるなら、理想の俳優さんは?」と聞いたら、「CGで!」との答え(笑)

★ ★

そのまま、同じ階の「山本高樹 昭和幻風景ジオラマ展」に行きました。
(着物で無料です)
http://www.digistyle-kyoto.com/event/tenrankai/takashimaya_1302.html

すっごい良かったです!!
細かいし、大正昭和の風景が懐かしいし。

凌雲閣とか、よく小説なんかで出てくるけど、立体で見ると、素敵だな〜。
食い入るように近くで見ちゃうので、結構時間かかります。

11日までなので、ご注意を!

★ ★

次は、京都産業会館の「きものフリーマーケット」へ。
素敵な帯がありましたけど、私、最近いろいろ買いすぎなので、今回は我慢しました(^^; 草履とか洗える着物などが安かったです。

烏丸駅直結・ラクエの中の「進々堂」へ。
タルトセット(600円くらい)がホットコーヒーおかわり自由だったので、3人ともおかわりしました(笑)

らいらさんは、アイスに、赤いソースをスプーンで乗せて、「王蟲」を作ってました。
「(目が赤くて)怒ってるから、早く食べないとv」と言って、嬉しそうに食べてはりました。
らいらさん…(笑)

★ ★

その後、地下鉄で京都駅に移動し、
「知られざるミュシャ展 −故国モラヴィアと栄光のパリ−」へ。
http://plaza.harmonix.ne.jp/~artnavi/10pab/250331-isetan-mucha.html

素敵でしたv 
ダリMさんによると、東京でも今、展覧会やってるんですね。

京都劇場エリアの「がんこ」で、晩御飯。

やわらぎ弁当(1200円)を食べました。
量多いかな? と思ったら、全然平気でした(笑)
着物パスポートで、504円以下のドリンク無料ということで、カシスオレンジを頼みました。
美味しかったv

★ ★

地下鉄で東山駅まで移動。
「花灯路」へ。

綺麗でした。
が、人いっぱいな上に、坂道を長々と歩かせてしまって、すみません、お二方。

晴れてて、気温も暖かくて良かったのですが、花粉・黄砂・PM2.5のトリプルにより、目がかゆいわ、鼻水出るわで、「これさえなければ最高なのに!」という感じでした。

★ ★

着物で、地下鉄・市バス・ミュシャ展などが無料になる、
伝統産業の日は、〜20日までです。
http://www.densannohi.com

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2013年03月07日(木)
高島屋のリサイクル着物市

先週の日曜、京都・高島屋のリサイクル着物市に行ってきました。

ホタルさんとご一緒でした。
たっぷり一時間はかけて見て、買ったのは、ポリの着物1枚でした。
バラ柄で3千円。

「嵐山よしむら」の化繊の着物も凄く可愛かったのですが、2万円…(><)手が届きません。

ホタルさんは、アイボリーっぽいの着物に薄ピンクの帯で、薄い色+薄い色のコーディネートが、都会的でおしゃれ。帯締めと帯留めだけ濃い色で際立ってます。
(着物は無地っぽいけど、実は縞なのです)

私は、久々に着物着たら、着付けに必要なものを探すのに時間がかかってた(^^;
安全ピンで半衿つけたら、グダグダになったので、ショールで隠してます。
(写真左)
おまけにショルダーバッグなので(買い物時には便利!)、ちゃんとした着付けの人から見たら、「なんじゃこりゃあ!」と思われること必至。

「季の音」でランチとパフェを食べました。
ここはいつも空いてるので、良いです。

「ツモリチサトとか撫松庵とか岡重くらい可愛い着物が、一万円以下で買えるような世の中になれば、着物女子ももっと増えるかも」
と言ってたら、
ホタルさんが「そもそも着付けが難しいから、着る人いないんじゃ?」とおっしゃってました。

******
余談ですが、

金曜日に、心斎橋のH&M、gu、ユニクロに寄って、
カーディガン(1500円)・ジャケット(千円)・パールネックレス(500円)・フレアスカート(千円)・ワンピース(2千円)と山ほど買い物したので、自重しようと思いつつ、

今日、ホタルさんと別れた後、ジャンブルストア(古着屋)でシャツ(900円)を買ってしまった! 

洋服は、本当に今、安いなぁ。
4月には、心斎橋に「フォーエバー21」ができるし、バーゲン待たなくても、いつでも可愛い服が買えるよ。

着物も、もうちょっと安くなってほしい。
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2013年02月26日(火)
webクリエイター試験、合格しました!

webクリエイター能力認定試験・上級、合格しました!

規定93%、自由99%でした。
どこが間違ってるかは書いてません。
規定は、クリッカブルマップとtoransparentを間違えたんだろうとわかるけど、自由の1%はどこ間違えたんだろう?



2013年02月23日(土)
シャイロックの子供たち 池井戸潤

銀行の支店で働く、いろんな人の視点から描く連作集。
企業小説家と思いきや、ミステリー。
「七つの会議」と構成が似てますね。

組織で働く理不尽さや、何のために仕事するの? といったことを考えさせられます。
それにしても、池井戸作品の銀行や大企業は、ろくでもないところばかりだ。

ちなみに「シャイロック」が分からなくて、調べました。
「ベニスの商人」に出てくる金貸しだったんですね。

ネタバレ。
社内恋愛のOLが出てきたり、優秀な人が実は・・・という真相も「七つの〜」と似てる。
けど、最後の最後のオチにはびっくり。
岩本は何で殺人容疑をかぶってまで、西木の手助けを? お金だけ受け取って、知らん顔もできたはずだけど。

愛梨は、軽いけど仕事がデキる上司・西木のおかげで、泥棒冤罪から救われたけど、現実には疑いかけられたら、晴らせないことが多いんだろうな。

現実には、西木みたいな上司はあまりいなくて、古川みたいな、部下の悪口を言って、自分の点数稼ごうとする人の方が多いだろうし。

「出世とか関係ない社員の方が、暖かみがあって、仕事しやすい」みたいな一文には同意。



2013年02月06日(水)
脳で念じると動く

ワールドビジネスサテライトで、「脳で念じると飛ぶ、ラジコン」と、「脳で念じると動く機械の腕」を紹介していて、「新世界より」か「鋼の錬金術師」の世界!? とビックリしました。
最先端技術って漫画かアニメみたい。

「枕カバーにプリントする広告」も紹介してましたが、私だったら、帯に広告っていうのはどうだろう? と思います。
お太鼓部分に広告貼って、イベントで歩きまわって、宣伝するの(笑)半衿にちっちゃく広告っていうのも面白いかも。



2013年02月05日(火)
残穢 小野不由美

リングみたいに「はっきりした怖さ」じゃないので、そこはかとなく怖い。
霊とか、信じちゃうタイプの人は読まないほうがいいかも。

土地の記憶を辿って、戦前・大正あたりを探り当てるところは、探偵物みたいで面白いのですが。

「一家心中は他の殺人に比べて、軽く報道される」とか「寺の人間にとって、死は普通のこと」、住人の流動性とか、冷静な分析が興味深かったです。

あと、主人公=作者のようなので、夫妻の暮らしぶりがちょっと伺えるのも、読みどころ。



2013年02月04日(月)
烏に単は似合わない 阿部智里

女子大生のデビュー作です。

平安時代風ファンタジー。
4人のお后候補が入内をかけて競う。お互い、実家の将来がかかってるので必死。

主人公は、姉の代わりに入内した、ぼんやりした素朴な子。
他の野心むき出しの姫と違って、若宮のことを純粋に想ってるので、主人公が選ばれるのかと思いきや、最後は怒濤の展開に。
これまでの見方が覆されます。

最初は、ファンタジーなのに松本清張賞? と不思議でしたが、最後まで読むとなるほど! って感じです。

ただ、4家と宗家の複雑な人間関係を頭に入れるのが大変でした。
宝物庫で会った下男が実は若宮? とか予想してたことが全部違ってた(^^; 
(多分、今上帝ですよね)
私の想像力は平凡だ。