カタルシス
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2002年08月09日(金)  発売日 

本日スプリングベルのミニアルバム『SMOKY SMOKY』とバイクメン&Bambi『WONDER6』の発売日でした。
諸々の事情により今日はSBの方のみタワレコ新宿店で予約していた分を仕事帰りに受け取り。

感想は聞かないで下さい。


2002年08月06日(火)  広島の日 

昨日に引き続きブルームのライブがある日。引き続きっつっても休みは取りませんでした(笑)ブルームのライブっつってもワンマンではないので。

過日ご紹介申し上げました カレイドスコープさん主宰の広島出身アーティストの宴が本日の『広島ナイト“まぁ〜来てみんさい”』な訳でございます。説明は不要と思いますが、カレスコさんもブルームさんも広島出身なんでございますですよ。ハイ。

仕事を終えて会場の高田馬場PHASEに駆けつけると、もうひとしきりの入場が済んでいて 入り口のところで係員に征されているのは20〜30人ってところでした。係員が「ぴあチケットをお持ちの方はご入場頂けます」と言っているのが聞こえたので、ぴあチケットを持っていた私はそのまま会場に入ろうとして その場にいた20〜30人からものすごい形相で睨まれます。
後ろから係員に腕を引っ張られ、階段を降りかけた体が引き上げられました。
「チケットをお見せ下さい!」
…何その剣幕。チケットチェックは下じゃんか。 周りを取り囲む人達と係員に見えるようにチケットを掲げましたら 途端に手を離され、勢いで階段の1・2段足がもつれました。思わず上を振り返ると、目が合った瞬間に視線を反らして入場整理を再開する係員の後ろ姿。

ムカ。

一言詫びがあっても良いんじゃないのか今のは。そのまま大げさに転がってやれば良かったか?
…いやいや、つまらぬことで腹を立てても何も良いことはありません このまま放っておきましょう。いつか奴には罰が当たることでしょう、きっと当たるでしょう。当たるに違いない。 当たれ。(念)
そう自分を納得させて入り口に向かいました。

その場の雰囲気で推し量ると、どうもライブハウスのチケットよりも ぴあチケットの方が先に入場だったことで一部の客が不満を訴えていたようです。確かに、その時外でたむろしている人達の手にあるチケットはPHASEの店売りチケットで、駆けつけた時に変だなぁと思っていたのです。
そんな経緯で苦情処理にイライラした係員がさっきのような行動に出たのだろうと考えれば、少し気の毒にも思えてきますが、それも そもそもは入場指示の手際が悪かったための結果な訳で。イベンターだかライブハウスのスタッフだか定かではありませんが、結局彼らが蒔いた種であって情状酌量は却下です。身から出たサビなんじゃ阿呆め!(毒)

チケットチェックの場でドリンク代を払い フライヤーの束を受け取ると、その上にちょこんと何かを乗せられました。
「?」
「本日のお客様全員に差し上げています」
それはお馴染みの広島名物 もみじ饅頭でした(笑) さっきまで悶々としていた気分がちょっぴり和んだ瞬間です。

カレスコの声かけで集まったアーティストはブルームの他にイズミカワソラ、モモノミコト、スナッパーズ、MCに小田静枝という面々でした。
…言って良いかな。えーと、なかなか微妙な面子?(勿論ブルームも含めて) 音楽に疎いワタクシ、聞き知っていたのはカレスコ&ブルーム以外はスナッパーズだけでした(爆)

広島原爆投下の日を大切に思う広島人の想いには感動もしましたが、イベント自体は少々自分らよがりな雰囲気が否めず、音楽も私的にはイマイチでした。これまたブルームさんも含めてになっちゃうんですけどね。(苦笑)最近視線が白々としてきた自分が嫌になります…

ブルームはまたアコースティックに逆戻りで、途中カレスコのドラム児島さんがパーカッションとして加わったり、別の仕事の帰りに陣中見舞いに立ち寄ったベースの山口くんをステージに引きずり込んだりと、アクションを起こしてはいましたが そんなサプライズよりも声や演奏で納得させて欲しいもんだわ… と思ってしまうのでした。
昨日のワンマンで山口くんがブルームの2人と全然アイコンタクトを取らないのが気になって、アンケートに「何か淋しかった」みたいなことを書いて出したら、今日のステージではひっきりなしにギターと見つめ合い 微笑み合い かまい合い…
そこまでやれとは言ってませんが… というくらいのアイコンタクトの応酬を見ながら、私の他にもそのことを訴えた人がいたのだろうかと、少しだけ思いました。

スナッパーズとカレスコさんは バンドでババンとはっちゃけた演奏を披露。カレスコは440でも聴いた曲があったので、付け焼き刃ながら予習を済ませておいて良かったと思いました。この2組に関しては この規模の箱で見られるのは多分貴重なことなんだと思いましたが、名前しか知らないので いまひとつその実感がなく、割とボーっと聴き過ごしてしまいました。

全プログラム終了後、ドリンク交換をしようとロビーに立っていたら後ろから声をかけられ振り返ります。そこにはネットや郵便でのやり取りをしている山口県在住の知り合いが立っていました。ほんの数回、しかも軽く挨拶を交わす程度の面識しかなかったのに 仕事着姿の私を見分けるとは驚きました。昨日今日と連日の東京ライブだったので、休みを取って上京していたとのこと。今夜もう一泊して明日帰る予定だと言っていました。このライブのために遠征したなんてエライ!(意味深)
日帰りで宇都宮や 一泊して熊谷や仙台や ましてや連泊して広島&大阪へ遠征したことなど、まるで大昔のようですわ〜…(したことあるんじゃん/苦笑)

ライブハウスを出る時に 一人に一つずつオタフクソースを手渡され、どうも本来の目的とは違う部分で気分が昂ぶっているらしき自分に 気付くのでありました。
いやはや、お疲れ お疲れ(笑)


2002年08月05日(月)  0930 パート2! 

今日はお休みを取っているので、朝からたまっていた洗濯物を処理!土日に外出が続いていたので干せなかった布団も久しぶりに干しました。昼には全てが終わって気分は爽快です。

本日一日わざわざ有休を取ったのは そんなことの為ではありません。夕方から Bluem of Youthのライブが川崎 CLUB CHITTA であるのです。仕事を切り上げても ちと距離があり開演に間に合うか厳しかったし、半どんにしても仕事着で向かわねばならないのが嫌になりまして、そんならいっそ気前よく一日休んでしまえ!ってな訳でございます。だいたい、この猛暑の中で時間を気にして駆け回るなんて 絶対にしたくなかったのでござんすよ(苦笑)

会場時刻に合わせてゆるゆると 適当な格好で現地に向かいました。今回整理番号が遅い方だったので別段慌てる理由もなく、開演時間までに中に入れればいいやと一人でのんびりしておりました。

丁度一月前の7/5に同じ場所で千綿ヒデノリ氏主宰のアコースティックイベントにお呼ばれした時は、全面に椅子が据えられていましたが、今回はブルームワンマンライブ、しかも夏!ということで やる気満々っぽく椅子は皆無のオールスタンディング。私が入場した頃は前方はすっかり埋まっていて、密度の薄い後ろ1/3くらいの中に混ざるような感じでした。

くるりと周辺を見回すと存外あっさりと友人達の姿を発見でき、何の問題もなく合流。フルメンバーだと10人くらいになる仲間のうちの3人とそのお友達2人(どちらも別アーティストのライブで面識あり)の中へ落ち着いたくらいに客電がオフになりました。
ライブの始まりです。

ここ何回かアコースティックが続いていましたが、6月に「8/5はバンドだよ」とメンバーから直接聞いていたので、今日のバンドスタイルは前々から楽しみにしていました。彼らのステージはどう考えてもバンドの方が好きなので。

ベースは5年来のサポートメンバー山口くん。去年の夏くらいから時々別のベースがサポートに入るようになったので、アコ続きで一緒の姿を長らく見ていなかったことも加わわり今回の参加をちょっと心配していましたが、ちゃんとスケジュールを合わせてくれたみたいです。浜崎あゆみや深田恭子、Forder5その他の活動にツアサポ・レコサポベーシストとして、またコンポーザーとしても関わっていて、最近では中村一義のコラボレーションユニットにも参加している ご多忙な若者なのです。18歳での初仕事が元・光GENJI赤坂晃のステージサポートだったってんだからスゴイやっちゃ。身長187cmのナイスガイ(笑)ちなみに自分と同学年… なんだかヘコみます。

ここのところ特定の人にサポートが落ち着かないドラムも、時々手伝ってくれていたお馴染みのドラマーさんで、「ああ、今回は彼なのか…」って認識でした。久しぶりの所為かテンポがゆるくて重たい雰囲気… どうかしっかり叩いてやって下さい(苦笑)

久しぶりのワンマンだったのだけれど、イマイチ盛り上がり切れずに終了。これは自分の受信の仕方がいけないのかな?と反省点を探ろうとしているところへ アンコールの登場があり、場内が沸き立ちます。

「ここでゲストの紹介です。英語でいうとワイフ?」
というボーカルの言葉に、何故か寒い空気が流れる会場。メンバーにも伝わったらしく、ギターが慌てて付け加えるには「フランス語でいうとマダム?」
…それだったら英語ではミセスじゃないのか? 一体何が言いたいんだこの人達は…

「あー、呼んだ方が早いね。うん。 オクサマー!!」

え?おくさまって 0930??
場内は先ほどの盛り上がりを取り戻します。と、同時に胸をなで下ろすような安緒の空気が漂いました。まぁ、“ワイフ”と言われたら誰でも“配偶者”を想像しますわな(苦笑) ライブのステージで自分のかみさん紹介することもないだろうけれど、いかんせんボーカルの英訳が大失敗でした。それにしても、あの一言で寒々しい風が流れるあたり、まだまだ色んな方向に熱〜いファンがいるってことなんでしょうな。ははははは…

0930とは地方のイベントで一緒になったのがきっかけでメル友になったのだそうです。それも割と最近のイベントだったので、メールでここに誘いをかけたのが実現するというのは本人も半信半疑だった模様。
0930は現在『笑っていいとも!』水曜日の隔週レギュラーで、知名度は断然彼女らの方が上でしょうね。
先日WESTで偶然ステージを見たばかりだったので、Oさんと2人で「また0930?!」とビックリ仰天致した次第でございます。(笑)

お約束の『山田くん』の歌詞を ベースの「山口くん」に変えたりして遊びながら賑やかなアンコールとなりました。
ワンマンライブなのに『山田くん』でいいのか ブルーム?! と思ったら、更にその後2曲持ち歌がありました(当たり前)

今回のライブ、個人的にはアンコールが一番盛り上がった気がしたなぁ…(苦笑)


2002年08月04日(日)  若様侍♪ 

先日レンタルしてきた大川橋蔵主演の『若様侍捕物帖』を観ました。これがまた大ヒットでして、すっかり橋蔵ブームの到来です♪
『幕末の動乱』を観て火が点いちゃいまして、『雪之丞変化』と続いて今回の大ヒットに辿り着いてございます。何年か前 市川雷蔵とセットでマイブームだったことがあるので、私にとっては第2期ブーム。

彼らはほぼ同時期に人気を博していた若手の俳優で、雷蔵は「雷ちゃん」、橋蔵は本名の丹羽富成(にわ・とみなり)から「トミィ」という愛称がついていて、どちらもすこぶるキュートな青年でした。

雷蔵は『眠狂四郎』の当たり役で有名ですが、ニヒル過ぎて私はあまり好きではなくて、濡れ髪シリーズと呼ばれるちょっぴり喜劇混じりで二枚目半くらいの役どころが一番のお気に入りです。橋幸夫と共演している『花の兄弟』は べらぼうにオススメ!後は勝新太郎と一緒にデビューした『花の白虎隊』。ぶちカワイイです。

対する橋蔵の当たり役と言ったらやはり『銭形平次』でしょうね。それでも『新吾十番勝負』などの長期シリーズや『月形半平太』などのシリアスものも 相当の人気だったようです。でも私は『若様侍〜』推し♪ 素性も年齢も全てが謎な若様。内容は『暴れん坊将軍』みたいなもんだけど、どこの誰だかは視聴者にも解らないというすごい設定(笑)それに、松平健よりも線が細くて立ち振る舞いが優雅です。お顔も涼やかだしねv
昔の俳優さんは歌舞伎や日舞のお家に育った方が多いので 本当に姿勢や動きが綺麗です。男性も女性もみんな洗練されていて、うっとりしちゃいます。特に時代劇は様式美ですからね、見てくれも精神も。

さささ、いかがでしょうか。この記載を見て東映・大映の時代劇に興味を持つ方いらっしゃらないかしら!ちょっと香港電影に通づるものがあるんですけどね(苦笑)ナンセンスさ加減とかが。それでも、この時期の映画はツボにはまると癖になる魅力を持っています。パワフルさだけは間違いなく本物です。

同志募集中なのです。


2002年08月03日(土)  映画と中華 

「『SPY_N』観に行かない?」
友達のWさんからメールがあったのが先週のこと。Wさんは元々ブルームのFC集会で知り合った人だが、なかなか多趣味な人で他にも好みが共通する部分があり、ブルームとは関係ないところでの遊び友達にもなっている。今回のお誘いは“香港映画好き”という共通点が縁を呼んだことだった。
彼女自身は香港映画というよりも、映画全般が好きな人なのだが 昔からレスリー・チャンのファンといういうことで、彼の出ている作品を観ているうちに香港の映画にも目が向くようになったんだそうだ。私もレスリーは嫌いじゃないので、彼女がレスリーファンだと知った時にはえらく盛り上がったものだった。

『SPY_N』という映画は藤原紀香が主演?の日本と香港の合作アクション作品。ノースタントとのふれ込みだったが、映画館での番宣やTVCMを見た感じだとおそらく… いや、十中八九 三流作品(笑)自分一人では行かずにいたであろうところへ お誘いを受けたので、Wさんとも久しぶりだし この際映画を口実に会って遊んで来ようという気で話に乗ったのであった。

事前に映画館と上映時間を調べて決めた待ち合わせは、10:30に渋谷。早い時間の方が空いていると思い、一番早い10:45からの回を選んだ。そんなに人気のある作品ではないだろうし、初めの10分は番宣だから 10:30に集まれば大丈夫じゃない?という目算であった。
ところが…

時間通り待ち合わせの場所に着くとWさんは先に着いていて、一緒に誘ったらしいMさんと2人で何やらしきりに電話をかけている。通話を終えた彼女達に「どうしたの?」と声をかけると、
「やってないんだって」との返事。
「何が?」
「『SPY_N』」
「…え? だって始まったの先週でしょ?のんびりしてて上映が終わっちゃ困るから今日にしたハズ… 時間や映画館調べて来たんだよね?」
「うん。でも、ネットで調べたの水曜日くらいだった。昨日は確認してない。」
「…マジ?」

既に前売りを買っていた私とMさんが持っていたチケットの裏を見ながら、行ける範囲の映画館を手あたり次第にあたったが、どこの館も「昨日までで上映終了です」という返事だった。封切り1週間で上映が終わる映画なんて聞いたことないぞー!(^^;) そんなに動員がなかったのか?!
ひとしきり電話をかけ終えた我々は1館だけ上映している館をつきとめた。銀座三原橋、場所的には何も困ることない所だが、
「…1日1回の上映で、時間は最終の回だって。」
最終の回と言っても19時頃なので 大して遅いわけではないのだが、その事実が判明した段階の時刻は午前11時。上映までは8時間もの余裕があった。

「…どうしようか。」
「何か別のもの1本くらい観ても良いよね。間にお茶とか食事とかはさめば大丈夫じゃない?」
「そうだねー、せっかく集まったんだから遊びましょう。」
前売りを買っていなければ、この作品にこだわることもなかったろうに、少しの安さにつられて買った前売りが かえって高くついてしまった。それでも3人で時間をつぶすのは全然苦にならぬことだし、せっかくだから遊んでしまえ!ということで ポジティブに方向転換。

まずは渋谷の交差点を渡りTSUTAYA内のチケットぴあで近郊の映画館を調べる。Mさんはちょっと抜けてSBのCD予約をしにタワレコへ向かうが、程なく戻ってきて映画館探しに参加。場所は渋谷、新宿、池袋あたりが無難だろうとターゲットを絞ると、池袋の文芸座で『ロード・オブ・ザ・リング』『モンスターズインク』の2本立てを上映しているのをが目に入った。映画好きのWさん、『ロード・オブ・ザ・リング』はもう何度も観ている作品なのに「これ良いかも!」と超乗り気。2作品合わせれば5時間くらいの時間がかせげるので、どちらの作品も特別興味はなかったけれど まぁ良いかな、と判断。観ればそれなりに楽しめると思ったし、MさんもWさんと一緒に何度か『ロード〜』は観ていて、全然観たことがないのは私だけなので 観ておいて悪いこともなかろう。と思った訳だ。
一番近い開始時刻が13:15とわかり、移動を開始。

目的地に着くと外看板に2作品の上映スケジュールが貼り出されていて、13:15だと思っていた開始時刻が12:30になっていた。12:30だともうほどない時刻なので、急遽昼食を取りやめて その回に入ることにする。出てから早めの夕食でも良いやね、ってことで。
どうやら2館を使い時刻をズラして同じプログラムを上映していたようで、13:15に開始の館も確かにあったようだ。それでも、早めに入れたことで結果的に時間のロスを減らせたので これまた結果オーライという感じ。

吹替版の『ロード・オブ・ザ・リング』は字幕に追われて画面を見逃すということもなく、私的には快適な3時間を過ごすことができた。WさんもMさんも、吹替は初めてだったから新鮮に観ることができたようだ。何でもマニアの間ではこの作品、字幕が良くない!という厳しい評価があるらしく ファンタジーのニュアンスをより原作に近い感覚で受け取れるのは吹替版の方!と言われているそうだ。観終えたWさんも
「…納得。」と感嘆を漏らした。
自称“活字中毒”のWさん、壮大なるこの物語の原作を読破している。原作付きの映画は必ず原作を先に読んでから観に行くという鉄壁のポリシーを持つ人なのだ。
不読書家の私には到底マネのできない偉業である(苦笑)

続く『モンスターズインク』の方は字幕上映。何の期待もせずに観たこの作品がまた存外面白くて、3人で大はしゃぎ。特にWさんは
「マイクの声、ビリー・クリスタルじゃないかな〜?」と言いながらエンディングテロップを凝視して、キャスティングを確認するや否や
「やっぱりー♪」と喜声をあげた。
…声で解るの?外国の役者さんが。つくづく映画好きなんだねー… またもや心底感心する。

思いのほか満足した我々は映画館を出てすっかり時間の経った池袋を歩き出した。銀座へ出るなら丸の内線に乗ればすぐなので、食事は銀座よりも勝手知ったる池袋で。と、何度か行ったことのある台湾飲茶の食べ放題へ行きたいと言われ、私が案内役になる。

制限時間は2時間。女性は2500円で食べ放題のこの台湾飲茶は、テーブルで注文し放題という形式のもの。注文を受けてから調理を始めるので、初めに蒸しものを頼んでしまうのがポイントだ。人数に合わせてくれるから無駄も出ないし、普通のおばちゃんたちが一般家庭みたいな台所でせっせと料理してくれるのが、私のお気に入りなトコなんである♪ ただ、一度行くと これでもか!ってくらいに食べてしまうので、次に行くまで間を空けたくなるのが 難点といえば難点であり…
まぁ、食べ放題なんだから、食べたいもの食べたいだけ食べて良いのよね? ね?ね?!ね!!

そんなこんなで 時刻がようやく19時に近づいてきたので、膨れたお腹を抱えながら銀座へ繰り出し 冷房のかかる地下道をギリギリまで使って三原橋を目指す。最寄り駅は東銀座だったが乗り継ぎの便が悪いので銀座からの徒歩を選んだ。
東銀座は学生の頃バイトに通った駅なので近辺のことはちょっと知っている。この時目指していた映画館は任侠映画の2本立てだとか、何年も遅れた話題作だとかを こぢんまりと上映するような ひなびた映画館で、三原橋の地下をくり抜いて建っている穴ぐらのような、夜になると屋台が1・2店たなを広げるような、そんな場所だった。任侠映画の代わりに日活ポルノ系の上映がかかることもある(笑)魔都の影を少しだけ感じられる空間。

存在を知ってはいたが実際に訪ねるのは初めてだったので、ちょっとドキドキ。着いてみると小さい館が2館、大きい館(といっても規模は控え目)が1館の3館で構成されているらしく、『SPY_N』は小さい方の1館で最終の回1回のみの上映になっていた。
ちなみに、大きい方の館では『少林サッカー』が絶賛上映中だ(笑)


さて。最大の目的である『SPY_N』だが、“日本の腕利き女性ICPOが殉職した相棒の敵を追って香港に乗り込み、地元の若い警官とタックを組んで敵を討つ”というのが大筋のストーリー。予想した通りの三流映画だ。香港のアクション映画にストーリー性を求める気はなかったが、藤原紀香とアーロン・クウォックのカップリングには違和感を覚えてNG。年齢的にはアーロンの方が上のハズだが、どう見ても青二才にしか見えない(^^;) 実年齢よりも若く見える外見は彼のウリでもあるのだろうが、藤原紀香の女の迫力?みたいなものに気圧され気味で ちょっとね…。バランスが悪かった。

主演のア−ロン・クウォックという人、香港明星界の四天王に数えられるほどのトップアイドルである。アイドルっつっても日本の“若さがウリ”みたいなものではなくて、歌も踊りも役者もこなしてなおかつサービス精神が旺盛で…って人の代表みたいなもの。彼以外の四天王はアンディ・ラウ、ジャッキー・チュン、レオン・ライといった面子で、いずれも30代後半〜40代という いい大人達だ。
でもアイドル(明星)。
押しも押されぬ大スター 香港明星四天王!

ちなみにMさんはアンディ派。Wさんの好きなレスリーは一人で四天王に匹敵するくらいの人気者。私が明星系で好きなトニー・レオンってどの辺の位置にいるのかしら…(^^;)ゞ 『少林サッカー』でブレイクしてるチャウ・シンチーと同期で、2人一緒に子供番組でお子さまたちに振り回される司会者だったのにね。
この際 四天王にレスリーとトニーを足して六歌仙とか、更にシンチーとイーキン・チェン辺りを加えて八武衆とか いってみてはどうだろう。(…“歌”は良いにしても“武”ってのは却下かな/苦笑)

…いいよ、どうせトニーはロンリーウルフだから(涙)


と、いう訳でムービー&チャイナな一日、満腹のうちに劇終☆


2002年08月01日(木)  P.S. 

そんな訳で今朝は切符を買って出勤。
帰りになってやっと定期券が買えました。
期日ギリギリに更新するのはやめましょう…

Mさん宅から頂いた謎の柚子ジュース、彼女のTさんは「マズイかも」と言っていましたが、これが結構イケまして。
と、言っても ドクター・ペッパーやマンゴーラッシーを普通に飲める私の味覚では 他人様の同意は頂けないかも知れませんがね。

以上“昨日の追記”でした。


2002年07月31日(水)  人生はドラマよりも劇的だ 

仕事の後 突然社長が食事に行くと言い出して私と社員さんが1人つかまった。
定期が期限になるから 日付が変わる前に帰りますから! と宣言はしたものの、どうせ終電に間に合わないのは目に見えている。早めに買っておくんだったと後悔しても 間に合いそうがなかった。

信濃町の事務所からタクシーに乗って 四谷荒木町界隈へ繰り出す。社長のいつものコースだったが、新しい店を見つけたというので いつもの行きつけではなく別の店に連れて行かれた。
『に○家』と書かれたのれんを「『にわや』?」と読んだら「『にわけ』です」と店員に返された。どんな意味があるのか全然解らない店名だなぁ… と内心思うが「そうですかー」とお茶を濁して入店着座。福岡餃子のお店で、ウリは一口餃子と豆腐だそうだ。よく解らないセレクションだなぁ… と内心思う。

2時間くらいで開放されたので、終電で帰れそうだった。喜んで四谷三丁目の駅へ向かおうをしたところを社員さんに止められた。
「『さかもと』に寄っていきましょう!」
『さかもと』というのは社長いきつけの小料理屋で、食べに行くといえば『さかもと』、接待といえば『さかもと』といった具合に 足繁く通っていた店だ。しかし、先日ちょっとしたトラブルがあり 以来パッタリと訪ねなくなったらしい。社長のお気に入りだった所為もあるし、うちでDMも作ってあげていた時期があったので私も直接店主とやり取りしているし、いつだかは母をご馳走に連れて行ったりもした。
ここはひとつ 挨拶に伺った方が良いだろう、ということになった。なってしまったので、泣く泣く駅を後にしたのである。

ひとしきり餃子屋で食事を済ませているので、軽いものを頼んで世間話… というか、社長の話を肴に杯を重ねていく社員さんの横で 日本茶とお茶請けで相づちを打つ私。あまり好ましい客とは思えぬ2人の来店を 店主はことの他喜んでくれた。どうもうちの社長との不和を気にしていたようで、
「Mさんと これさんが来てくれるってことは まだHさんとの縁は断ち切れてないと思って良いよね」
と言っていた。Mさんってのは社員さんのことで、Hさんはうちの社長ね。
なんでトラブったのか知らない私が 微妙な顔をしていたのに気付いたのか、店主はいきさつを話してくれた。
「先日Hさんが来て下さった日に若い女の子のお客さんが来て盛り上がっていたんですけれど、どうもその声が耳に障ったらしくて 客を選びなさい!とお叱りを受けました。その日のお連れ様が大事なお客様だったらしいんですよね。それでもうちにしてみたらHさんも女の子達もお客様には違いない訳でして…」
そらまぁ、そうだわな。常連に叱られたからって 楽しんでいるお客さんに水を差すのも店主としてはナンだよねぇ。

「その日Hさんのご予約があったなら、やたらなお客さんがかぶらないように手配もしたんですが飛び込みだったものですからね。しかも女の子達の方は前々からのご予約のお客さんだったんですよ。」
うちの社長が我が儘を言って 申し訳ありません。って感じだったねー(苦笑)社長と店主、双方から事情を聞いている社員さんは「しょうがない人だよな」って苦笑い。一件の後も店に通っているのだから 社員さんの軍配がどちらに上がっているかは明白だった。
「それは災難でしたね…」と言ったら 店主が笑って付け足した。
「その女の子達っていうのがEさんのお友達でね。もちろんHさんには言わなかったけど(苦笑)」

Eさんとは以前うちに務めていた私と同年の女の子だ。この店のアルバイトをしていたのを引き抜かれて(?)社長秘書として採用されたのだが、日に日に社長のお天気屋加減に我慢できなくなってきて イライラしていたところを突然解雇された、非常に気の毒な人だ。同年で偶然にも共通の友達がいたことに縁を感じたし、人柄もサバサバしてて結構気が合っていたので とても残念だった。
何が残念かって、結果的に社長と縁が切れたことは良かっとして 突然『解雇』っていうのがイヤだったよね。辞めるなら彼女の方から三行半を突きつけてやれば良かった。もちろん当人も考えていたみたいだけど、「負けるみたいで悔しいからもう少し頑張る!」って言って気張ってた。それが裏目に出ちゃったのが とにかく悔しくてね。
過日 社長の気分を害したお客さんというのが、その彼女のお友達だった訳だ。

「え、縁(えにし)を感じる!」と思わずのけぞった。
「Eさん元気でいるよ。今度一緒に飲みにいらっしゃいよ。」
店主は何もかもわかっているような顔で 軽くそんな声をかけてくれた。ここが社長の行きつけだと知っていても時々飲みに来るというEさん、社長に会うよりも この店主と疎遠になることの方が嫌だったんだろう。そんな気持ちはよく解った。


…で。
結局終電なんて乗れなくなる訳ですよね。Mさんは端からタクシーで帰るつもりだから、心おきなく泥酔しているし、私ももう電車では帰れない時間だったので Mさんと一緒にタクシーに乗ることになった。彼は国立在住なので方向が同じなのである。
これまでも何度となく同乗して帰っているのだが、毎度毎度お説教を食らうので ぶっちゃけた話あまりご一緒したくない。酒入ってるからくどいし、降りるまで1時間以上あるんだもん(涙)

ところが、今回は深酒が過ぎたのか 乗り込んで程なくしてウトウトとし始めた。おお?これはもしかしてラッキー?と思ったのは大間違い。このことが 後々大問題を引き起こすのだ。

「高速に乗って『国立・府中』インターで降りて下さい。降りたら道教えますから…」とまず告げた社員さん。四谷三丁目で乗ったタクシーは交差点を直進して弾丸道路へと向かう。私は一瞬「?」と思ったが、今更引き返すこともできまいと黙っていた。

「ちょっと!運転手さんなんで高速に入らなかったの?!」突然社員さんの声がした。四谷三丁目で「高速」といったら『外苑』のインターから乗るのが通常だ。私の「?」もその為だったが、そんな大事になると思っていないから 声をかけそびれてしまった。

「こんな渋滞する道わざわざ選ぶなんてどうかしてるよ。どうするの?ねえ!」
酔った上に食ってかかってる。ちょっと怖いです…
運転手さんの方も口ごもって言い訳しているみたいにゴモゴモ言っているので更に始末が悪かった。すぐに謝って次なるルートを取れば良いのに、
「え… 戻り…ます?でも、ここまで来ちゃったら戻れないですよねぇ… どうしましょう。えっと、あの…」
こ、これはマズイな運転手さん 要領悪すぎだ(><;)
「メーター止めて下さい」
ひぃぃ、間違いなく怒ってるし!
「え、でも…」
「止めて下さいッ!」
う、運転手さ〜ん!

結局戻るに戻れない大渋滞だったので、仕方なく次のインター『初台』から高速に乗る。メーターは動いたままだ。
高速を走っているうちに また社員さんが睡魔に襲われた。私はボンヤリ電灯や標識を眺めていたが、車が出口に向かったので、道を知る社員さんに声をかけて起こした。すると、
「…ここどこ?」
はい?

高速の出口なんてどこも似たような風景だし、何度か一緒に帰っていたけれど私にはその違いがわからなかった。泥酔していた社員さんが寝ぼけているのだと思った。ところが、
「運転手さん、どこで降りました?」
「…」
「運転手さん!」
ま、まさか また間違えたの?! 大丈夫かこの人ー!

「僕は『国立・府中』っていいましたけど、どこで降りたんですか!こんな道僕知りませんよ、どうやって帰るんです。」
「あー… ええと確か『調布・府中』だった か、な。」
「違うじゃないですか! ちょっと地図持ってるでしょ、見せて下さい!」
…ま、マジですか? 私起きて見てましたけど、ちっとも気付きませんでした。や、役立たずですか??

「運転手さん寄せて。停めてこれを見て下さい、ホラ。」
「あー… 違いますね。出口…」
おいおいおーい! なんでそんなに要領を得ないんだこの人はッ(泣)これ以上社員さんを怒らせるなヨ〜!
「1つ手前で降りちゃいましたね。入り口も間違えてましたけど高速のインター知らなかったんですか?」
「…ええ、まぁ はい。」
「知らないなら聞けば良かったでしょう、何で聞かないんですか。運転手さん出身は?」
「はぁ、秋田ですぅ」
「東京来て何年目ですか」
「3… 年かな。」
「3年?3年も居て知らないの? …タクシー運転するなら少しは道を勉強しなさいよ。」
「はぁ…」
「せめて高速の出入り口くらいは 覚えておくんですね。」
「はぁ…」
「で、この後どうします?僕は1銭も支払う気ありませんよ。」
「…え?」

泥酔していたハズの社員さん、すっかり酔いが醒めてしまったようでビシビシと運転手さんを追いつめ出した。
「このまま家まで送ってくれるのか、くれないのか。降ろすにしてもここで降ろされても困りますから、次のタクシーが捕まえられそうな駅まで連れてって下さいね。あなたが決められないなら会社に電話しますから。あなたは悪くないんですよ、道のわからない人を運転手として雇っている会社が悪いんです。あなたの上司の人に僕が話をつけますよ。」
あからさまに脅しですわな。さすがにのんびり運転手も「会社に電話」にはビビったらしく、それだけは勘弁して下さい!と頭を垂れた。それでもまだ「…1銭も、ですか?どうしても無理ですか?」と、弱った声を漏らした。
うーむ、この状況でよく言えたなぁ… もしかして恐いもの知らずなのかな。一見一方的に気の毒そうに見えるけれど、冷静に考えれば被害者は私らの方だし。冷静に考えるほどに 悪いのは運転手さんなんだよなぁ…
さすがに助け船も出せません。

結局、なんとか国立駅まで辿り着き そこから社員さんの指図で彼の家まで行ってタクシーを降りた。無論お金は1銭たりとも払っていない。
「時々いるんだよね、ああいう人。昔は半額とか払ってやってたんだけど、本当は良くないんだよねそれって。可哀相だけどあの人のためだよ。」
なんてことを社員さんは言った。そんなものなのかなぁ… と感心しながら、ふと気付く。

私はどうやって帰るのでしょーか!

「大丈夫、大丈夫。俺が送っていくから。ちょっと家来て。」
大丈夫じゃねーだろー!さっきまであんなにデロンデロンだったくせに!!彼の家には同棲している彼女さんがいると知っている。彼女とも面識があったので、もしかしたら運転は彼女がしてくれるのではないか?という淡い期待を胸に、仕方なくご挨拶に向かうことになった。

ちなみに時刻は 夜中の2時です。 普通の人だったら寝てるっちゅーの(^^;) プログラマーをしているキャリアウーマンの彼女さんだから仕事しながら起きて待っててくれるんだろぉ!本当にもう。

「ああーん、これちゃん久しぶり〜v」
夜中にそぐわぬ明るい声。社員さんはとって返して「送ってくるから」と言った。 …やっぱりアンタが運転すんのかい(--;)
「私も行くー♪」
部屋着の上にワンピースを被って 彼女がついてきた。手には何やら山ほどのジュースが…
「これMさんの実家から送ってくるの。たくさんあるからお裾分け〜」
ビン入りの『ゆずジュース』だった。
見たことない商品だった。
ガチャガチャと8本 袋に入っている。
「ちょっとマズイかも知れないんだけど〜」
「マズイとかいうな!」
「えへへ〜」
はいはい、ご馳走様。私もいい加減 早く家に帰りたいです…

すっかり酔いの醒めた(自称)社員さんの運転で、駅近くの自転車置き場まで送ってもらい そこから自転車に乗って えっちら おっちら 自宅に到着。
もう何もする気になれなかったけれど、それでも汗かきの私は根性でシャワーを浴びてから布団の上に転がった。時刻は3時を過ぎた頃。

明日も平日なのに…


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