カタルシス
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この連休が弟の通う美大の学祭だと聞き、たまたま休みだった父を誘って遊びに行くことにしました。実はワタクシ学祭だの産業祭だのをひっくるめての「祭」好きでございまして。でも一人で行くのは寂しいので無理矢理道連れを作ったという訳ですよ。 当の弟は当番の日ではなかったため行きたがりませんでしたが 私と父が行くのに本人が家にいるというのはいかがなものか、といういきさつで弟は仕方なさそうに案内を引き受けてくれたのでした。 そんな訳で父・弟・私の3人で多摩の奥地を目指すことになりました。
自宅から車で多摩モノレールの乗り場へ行き、多摩センター駅で京王線に乗り換え 橋本駅から今度はバスにのって山道を上る旅です。この道のりを毎日往復するのはすごい労力だな…と感心することになるのですが、その前に私がまんまと引っかかってしまった場所がありました。そこは
多摩センター
汗ばむくらいの陽気、今日は連休の初日です。この日駅前に真っ直ぐ伸びる通りでは連休を使って市の産業祭とフリーマーケットが催されいてなかなかの賑わいでした。『パルテノン多摩』という公会堂?みたいな施設と駅を結ぶ 煉瓦ばりのストリートにはデパートやスーパーマーケット、カフェやファーストフード店が並び、途中サンリオピューロランドに続く横道があったりもするので家族連れやカップルが似たような比率でのんびり歩いている感じです。 そしてこの産業祭では路上ミュージシャンを対象にしたイベントがあり、会場内の各所で時間を決めて複数のミュージシャンが路上演奏しているところを一般客に紛れた審査員が評点していき、最終日にグランプリを決めるというものでした。 実はこのイベントにN.U.さんがエントリーしているのを知っていたので、会場で案内図をもらってみたところ 3回中1回は丁度良い時間と場所で演奏するらしいことが解りました。
おお?ラッキー!
時間が合わなさそうであれば諦めて通り過ぎるつもりでしたが、本当にたまたまタイミングの良い時間の演奏が これまた都合の良いことに京王線の駅の真ん前で行われることになっていたのです。 早速 父弟に交渉し、1時間程この場に留まらせてもらうことを許してもらいました。
路上ライブは30分あるかないか程度の時間で、道行く人の足をいかに留めるかが目的なので 得意の曲・ウケの良い曲を入れ替わり何度も歌っていました。横浜が活動の拠点である彼らのファンは やはり横浜近辺に在住の人が多いようで、この多摩の奥で行われるイベントに対して「遠くて行けません」「時間が間に合いません」等の書き込みがHPの掲示板に連なっていましたが、午前11時のこの回の演奏を見に来ている常連客がちゃんと数人集まっているのが驚きです。 私は何となくその情熱的なオーラに馴染むことができず、通りの向かいにあった花壇に腰掛けて 道行く人々越しに演奏を眺めていました。
私が彼らの演奏を見ている間、父弟の2人は出店で食べ物を買って食べたり フリーマーケットを巡ったりして時間をつぶしてくれ、待ち合わせた時間に集まった時にはそれぞれ手に荷物をぶら下げていました。弟などはフリマで値切ったという寝袋2つを両脇に抱えていて 「お前(これから学祭行くのに)それどうするんだ?」と父に呆れられているというね。いやはや、良い家族を持ったことだわ(笑) 演奏の後片づけを始めたN.U.さん達をしり目に我々は京王線の改札へ向かいます。
15分ほど電車に揺られ、着いた先は京王橋本駅。 普段弟は八王子からバスで通学しているので、このルートはいつもの通学経路とは違う道なのですが、一番時間がかからないコースということで橋本駅から出ている大学行きのバスに乗ることにした訳です。しかし「一番時間がかからないコース」にも関わらず、所要時間は ばっちり2時間… 私も学区外の学校に通っていて地元の学校に通う人よりは通学時間が長い学生時代でしたが、それでも1時間ちょっとで済んでいましたし、何より向かう先は都心の方角だった訳で。ところがここときたら車窓を横切る風景は実にのどかで自然の色彩は目にやさしく… なんて言えば聞こえは良いですが、仮にもデザインなんて時勢のものを教える学舎が こうまで刺激の少ない土地にドンと構えていて良いものなのかどうか。(^^;) 非常に非常に疑問を感じる部分です。 が、 まぁ私が通っている訳ではありませんし、弟が選んだ場所をけなすのもナンですし「毎日の道のりご苦労さんだねぇ…(苦笑)」とだけコメントしたら、遅刻の常習犯である弟は微妙な笑顔をつくって「でしょ?」と応えました。
「すご〜い 眺めだね〜…」 バスは目的地に着きました。
校門をくぐり坂を上がると、大きな校舎が荘厳にそびえ立っています。空は青く、たゆたう雲の輪郭がクリアに見えました。そして視線を下げれば足下に広がる街並み… おそらくこの学校がここいらで一番の高台にあるのでしょう。街どころか普段はまず見ることのない「地平線」なんてものまで見渡せる絶景がそこにありました。当然ながら敷地内には教室、実習室の他 体育館や講堂、食堂に売店と一通りの施設が揃っています。その小さな街を思わせるような周到さが 極近辺を囲む空き地や整備中の道路と相対していて、天空にポッカリと浮かんだ須彌山のような 不思議な違和感を漂わせていました。
「僕ちょっとこれ(寝袋×2)置いてくるから。ついでに出店の様子も見てくるね。」 弟は学校に着くなりそう言って私と父を置いて行ってしまいました。おいおい、案内してくれるんじゃなのかよ。(^^;) 無理を言ってついて来てもらった手前 そうそう文句も言えず、父と二人 美大の学園祭を巡ることになりました。
弟たち1年生は特に作品展示があるわけではないそうで、共同製作の発表だとかクラスで企画する出し物・出店等の当番のために 夜遅くまで“学祭の準備”をしていたらしいのです。なので展示を見るにもイマイチ目的が定まらず「何見る?」といった状態。取りあえず緊急会議の結果、弟が所属する漫画研究部の部展示と 父が興味を示した写真の展示、私が見たかったグラフィック展示の3点にターゲットを絞りました。
『漫画研究部』 どこの学校にもあるであろうこの俗っぽい活動集団も 美大生で構成されているとなればレベルは高くて当たり前な訳で。絵の上手さはやはり半端ではありませんでした。が、ただ絵が上手けりゃ良いってもんでもないんだなぁ… と感じる部分も見えたりして、「魅力的な」「個性的な」と冠が乗せられる人となると そこらじゅうにいるという訳ではないのだというのが解りました。 本当、上手いは上手いんだよ相当。でもねぇ…(黙)
それから父リクエストの写真を見て回って、最後にグラフィック専攻の作品を見に行きました。 展示物を見て「グラフはうちの(美大の)花形なんだ」という弟の言葉の意味が解った。一発で解った。 他の部屋とはオーラが違って。パワーが違って。見ていてワクワクするものばかりが並んでいました。それは私が立体よりも平面に興味があるとか ディフォルメされたイラストが好きだとかいうのも 反応してしまう要因ではあったと思うけれど、例えばさっき見た漫研とは全然違うものであったのは確かでした。 ここは「魅力」と「個性」が満載で、上手い・下手を感じるよりも先に好き・嫌いでの判断をしてしまう、技術はもちろんだけれど それ以上に惹き込む力を発しているモノ達が 威風堂々たる様相で並んでいるのです。
まさに圧巻。
大学生ってことは、ストレートで入っていれば20歳前後の若者のハズで。 留年・浪人していても 自分よりは若い人がほとんどだろうと、そう思ったら「世の中にはすごい人達が沢山いるんだなぁ…」と 間抜けな口を開けてみせるしかなかったのでした。
気が付いたらグラフィックのブースで展示即売していたカレンダーやポストカードの類を数点買ってしまっていて、気に入った作家(敢えてこう呼ぼう!)を見つけては「あとでHPを覗いてみよう!」と置いてある名刺に手を伸ばします。やたらめったら歩みの遅い私に父は半ば呆れ顔。ときどき小走りで距離を縮めて付いて行き、はぐれぬようにと視線だけはこまめに父を捕らえていましたが 気になるブースに来るとやっぱり足を止めてしまうのでした。これはもう性分です…(苦笑) 父も二十んー年 近くで見ていた娘のことをそれなりに理解してくれているようで、急かすような言葉も投げず気長に付き合ってくれていました。
うおー、こりゃ勉強になるわい。
さんざん歩き回ってお腹が減ったので、飲食の出店が集まる中庭に出て食べ物を物色。弟のクラスの店でケバブを買って歩き食べ、茶屋に入りモツ煮とビールを注文して父一服。その間にクラスの出店にいなかった弟の携帯にコールをかけるも電波が悪くつながりません。
……。確かにここ山ん中だけどさ(--;)
取りあえずダメ元でメールを送っておいたら しばらくして返信が届きました。 「部の出店を手伝うことになったので先に帰って下さい」 あらま、今日は当番じゃないハズなのに。付き合わせて悪かったなぁ… と苦笑しつつ、一休みした後 父と二人でまた長い道のりを逆戻りしたのでありました。
モノレールを降りて車に乗る前に駐車場を拝借していたスーパーで夕飯の買い出しをして帰宅、そのご本家へ行って外出している母に代わってボチボチ夕飯の支度をば致します。皆の帰りを待って一家団欒… のはずが、母や妹が帰ってきているのに一向に戻りの連絡がない弟。何となく漂う予感。
RRRR…
本家の電話が機械音を発し、いち早く受話器を取った母の顔が 苦い笑みを浮かべました。 「今夜は友達と学校に泊まるそうよ」 何となく思っていたことだったので“やっぱり?”という顔を その場の全員がしていたようです。
「それにしても11月だっていうのに寒くないのかしら」 という母の問いに、私と父は顔を見合わせて
「万全の対策で臨んだようですよ」
と、昼間の彼の戦利品を ニヤリと思い出したのでした。
新宿武蔵野館のレイトショーでチェコの人形アニメーションが上映されるので観に行った。 短編を数本まとめて1時間〜1時間半くらいの時間にまとめて 3プログラムを週交代で2周り、つまり上映期間は6週間。 第1週にAプログラム、第2週にBプログラム、第3週にCプログラム、4週目に再びA… という具合。
レイトショーは一日に1回、通常の上映が終わった夜の遅い時間に上映するだけのもので開始は9時だから普通に働いていても まぁ間に合う時間なのだが、一緒に行きたがっていた妹は残業が多く間に合う時間に職場を出られない日が続き、私も私でライブが入ってしまったりすると映画を放っぽって行ってしまうので なかなか2人の時間が合わせられないまま第4週の金曜日になってしまった。 それはつまりAプログラムを観る最後のチャンスってこと。
その日は一人ででも行ってやる!と覚悟を決めて 一足先に新宿に到着していた私の元に妹からのメールが届く。「行けそうです!会場で会いましょう!」 よっしゃ!
日に1度しか上映がないのにキャパ100席ほどの小さな場所を使っていて、その上全席が埋まる様子がない。あはは、何か閑散としとるなぁ… 席を吟味しているところに妹が到着し、適当に選んだ場所に2人並んで腰を降ろす。
小さなスクリーンで一編が15〜20分くらいの作品を4本観た。 こ、これは予想以上に…
ツボッ!
見事に自分の好みにクリティカルヒットな作品だった。 作品はチェコのアニメ作家ポヤルの『ぼくらと遊ぼう』というシリーズで、2匹の子ぐまが主人公。吹替はおっさんの裏声、微妙にデッサンの狂った人形の顔、現実離れした場面展開、有り得ない設定(笑) “シュールでキュート”というのが一番しっくりくる形容詞だと思う。
こでは残り2プログラムも 制覇しなくては!と心に誓うのであった。
※ビデオやDVDになります レンタル開始は2003年の6月!
| 2002年10月31日(木) |
10月のカタルシス 〜Katharsis〜 |
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いつものように仕事をしていると いつものように花緯さんからメールが来た いつものように携帯を操作して いつものように笑うはずだった
ブルーム活動休止だってね 号外が届き始めているそうだよ
え…
何ですと?
仕事の隙をついてネットに接続。 ブルームの公式サイトを覗いてみたが まだそんなニュースはUPされていない。 少しだけホッと息をついてみたものの、すぐに気を取り直して掲示板を開いてみる。 するとそこにはパニクったファンの書き込みが既に何連も続いている状態だった。 念のため2ちゃんねる(苦笑)の掲示板もチェックしてみたが…
ああ、本当みたいだな。
それだけ確認すると 思い当たる節の友人数人にメールを送る。 「詳しいことは届き始めているという号外を見なければ何とも言えないけどブルームさん今年いっぱいで活動休止らしいよ」
ひとしきりの送信を済ますと オフィスのキッチンで紅茶を入れてデスクに戻り しばらくゆるゆると一人ティータイムにひたった。特に何を考えるでもなく ぼーっとして紅茶を飲み干した後、やおら仕事に取りかかる。 時計が正午を回る前の段階で携帯はひきりなしにメールを受信していたが、私はデスクに向かって黙々と作業を続けた。立て続けに鳴る着信音を耳にしながら
存外冷静なもんだな〜自分… と他人事のように思った。
午後になって届いたメールに順々返信をする。形ばかりになっている自営ブルームファンサイトの掲示板にも書き込みしてみた。時々公式サイトを確認してみるが やはりまだ重大発表はUPされていない。 うーん、これは早く家に帰って号外とやらを見た方が良さそうだな… 別段仕事が立て込んでいる訳でもないし とっとと帰っちまうかー。
いつもと同じ帰り道 いつもと同じ混み合った電車 いつもと同じ夜の冴え いつもと同じ自宅のポスト
無用な広告の束に埋もれた 一通の封書
…来てる 来てる。
普段の会報は遅配が目立っていた割に こんな知らせの時ばかりきっちり届くんだな。 いや、こんな知らせだからきっちり届けたのか。 いざって時ちゃんとできるんだったら普段でもできるだろ。しろっつの。
号外なので通常の会報とは違った形態の小さなリーフレット。 何の感慨も残さぬような簡素で事務的な印刷物が封筒の中から出てきた。 目を通すと メンバーそれぞれのメッセージが 細かい文字でびっしりと綴られている。
本音と建前で言ったら どう見ても大半以上が建前で埋まっている文字の羅列を 機械的に追いながら 終わりなんて呆気ないもんだ、と鼻が笑った。 こんな区切りの付け方をするくらいなら ここ2年くらいのダメダメ状態から切り捨てるべきだったんじゃないの?ガタが来てるのは目に見えていたけれど 持ち直したくて足掻いてるんだと思ってたよ… つまんねーなー。
ホント つまんない。
メンバー2人のメッセージを読み終えて 一息ついたら 号外を持つ手が小刻みに震えてるのに気が付いた。 あらら、何これ 止まんない… 肘から先だけが感傷にひたっているのか、痙攣しているみたい。
おー… 結構キてるって ことなのかな。
気持ちがついてこないまま 頭だけで自覚する。 それから号外を机に放り、寒い時にそうするように 両手で各々の腕をさすって振るえが止まるまで 続けた。
封筒の中には号外の他にも同封されているものがあった。 何故か厚みのある立派な紙に色のある印刷で 号外本体よりも目立っている。よく見ればクリスマスディナーショーの申込書だ。
あの事務所 本当に馬鹿なのかな。
このタイミングで同封するかよ普通。 少しでも感傷的になった自分が阿呆らしくなるじゃないか。 さっき震えた手の純情を返せ。
しかも3万7千円? …また高くなってるし。 デリカシーとか 心証とかを気にする前に「金」な訳? サイテー。 「今年いっぱいで活動休止ですよ!これが最後かもしれませんよ!多少高くても行くのがファンってもんでしょ?」 って言われているみたいでムカムカきた。 馬鹿にすんのも大概にせいよ。 誰がそんな手に乗ってやるもんか。 そもそも今の彼らにそれだけの価値を感じない
残念ながら 感じない。
もう一度号外のメッセージに目を落とす。 何度見たって書いてあることが変わるわけはないけれど この文字の向こうに見える彼らは お互いに顔を背けているようで 二人が自然に笑い合っていた頃を思い出すと さすがにしんみりしてしまう。 見てるこっちまで笑いたくなるような そんな二人だったのに。
向こう1年間はとりあえずソロ活動なんて 解ってないな。 二人一緒だから光ってたんじゃん。
別所悠二も 松ヶ下宏之も 一人でそんな大層な光を放てる人じゃないって、そんなことは絶頂期にだって解ってたよ。 でも二人が揃うと 1+1=2の単純な加算じゃない 1+1≦∞の光が出せるって思ってた。 どこまで光れるか解らないところが 面白かった。 それなのに バラけるなんて
馬鹿だなぁ… お互いが一番光り合える相手だったはずなのに。
馬鹿だなぁ… “とりあえず”なんて 有り得ないのに。
馬鹿だなぁ… あんた達。
馬鹿だなぁ…
あたし。
仕事の空き時間に昨日のN.U.のアンケートを書いて、帰りがけに封書で投函する。FAXで…とも考えたのだけれどアンケートには事務所の宛先しか書いてなくて番号が解らなかったのと、こまこま書き込み過ぎて裏面まで埋まってしまったので こりゃFAXって感じじゃねーわ(苦笑)みたいな。
帰りの時間が合ったので新宿に勤めている妹と合流し お互い新調したがっていた靴を物色して歩く。JRの新宿を降りて西武新宿まで歩いて移動すると、途中途中に靴屋は何軒も廻ることができるんだよね。二人して試し履きしながら あーでもないこーでもないって言ってたら結局何も買えないまま駅に着いちゃって、靴の新調は後日に改めることになったのでした。
家に着いてメールをチェックするとN.U.の庭瀬くんからメールが来ていて 「昨日来てへんかった?アンケートなかったけど。見間違いやったのかなぁ?」って。
うぇ!あの人混みの中で私を見つけたっちゅーのか?!Σ(°°;) 服装・場所・行動 どれをとっても目立つようなことはしていなかったんですけど…
実は六本木でライブがあるとお知らせメールが来たとき、「六本木なんだー苦手なんだよなあそこ。頑張ってねー(苦笑)」みたいなヘタれた返信をしていたので、それを覚えていたとしたら彼の頭には「来ない」という認識があったはずなんだ。でも、そのヘタれメールの返信が今回の「来てへんかった?」な訳で。 ビビったけど 見つけてもらえたのが嬉しくて、即行でメールを返すのでありました。
「確かに行きました よく見つけたね 客席ってそんなに見えてるもんなの?〜云々」 「アンケート郵送したけど FAXでは受け付けてないんですか?〜云々」 「N.U.の次の子たちも訳ありで微妙に内情詳しいんだけどさ あの程度でデビューできちゃうなんて世の中間違ってると思うわ本当 そんな業界は腐れてるに違いない(この辺はオフレコでお願いします/苦笑)」
後日返ってきた返信 「歌ってるときはあんま見えないんやけど セッティングの時にたまたま姿が見えたんよ」 「FAXでもOKでっせー 番号は***-***-****」 「その辺は俺も同感(笑) 音楽業界色々あるでーほんま」
最後の部分は流されると思ってたんで「同感」という言葉が頂けるとは夢にも思わず… かーなーり ウケました(爆)
| 2002年10月29日(火) |
チケットに色々… の巻 |
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午前10時、一人で留守番なのをいいことに会社の電話でチケットぴあにコールする。 劇団め組という小さな演劇集団の公演『坂本龍馬』のチケット発売が今日の10時からだったんだけど、 難無くつながり難無くGET。ああ、最近つながらないチケ予約ばかりだったので この容易さは新鮮だ〜(感動) ちなみに一昨日は 劇団☆新感線のチケットをキャンセル待ちでGET。もちろん発売日にも電話はしたけれど敢え無く撃沈だったのであーる… 取れたと言ってもキャンセルチケらしく後ろの方で席番が1・2! つまり最端!(爆) まぁ、観られるんだからこれ以上の贅沢は言いますまい…
今夜は六本木でN.U.がライブの日。都内だから待ってました!と言いたいところなんだけど、ワタクシ夜の六本木が大嫌い。むかし むかし嫌な思いをしたので ここ10年くらい足を踏み入れていなかった場所なんだな。(昼間は年一で行ってるけど)なのでお知らせメールが来ても予約には至らず、しばらく悶々と考えあぐねいちゃっていた。
仕事といえば特に忙しい訳でもなく、こんな時に限って定時に余裕で出られてしまう。うーん、どうしようか… “大江戸線六本木駅●●出口目の前”という会場の案内図を見ながら とうとう重い腰を上げた。
「…本当に目の前だわ」 職場のある信濃町から六本木へは思いの外時間を要さないもんで、しかも会場の六本木Y2Kは駅の出口を出て横断歩道を渡るだけの場所。一人で苦笑いを浮かべながらサクサクと足を進め 地下に続く階段を降りていく。
今日の出演者にはN.U.の他にも知っている顔ぶれが2組ありまして。 まずは“ふれあい”。 彼らは既にメジャーデビューをしているのできっとトリだろうな、と予測してみる。その昔ブルームと、その後SBとも対バンで聞いたことがあるフォーク系のユニットなんスよ。歌は確かに上手いんだけど、ちょいと楽曲が単調で、初めて聴いたときは演奏中 眠ってしまったという…(苦笑)MCも苦手と言ってほとんど喋らず持ち時間いっぱい歌っていた記憶があったのだけど、SBと一緒だったときはMCもこなれていたし、曲調にも寒暖ついてきていて「あれ、雰囲気変わった?」と思った人達。もし聴いて行けそうだったら聴いて帰っても良いな〜と思ってた。
そしてもうひと組は“Slope”。 実は会場が六本木であるのと同じくらい 来ることを躊躇した原因になっていた子らなのだ…
何者かというと、ブルームの後輩。事務所もスタッフもまるっきり同じ面子で活動している。ブルームのライブの前座で歌ったこともあり、「これを聞くのに金なんか払いたくねー!」と思った若く拙い兄弟ギターユニットなんです。一応ストリート上がりということになっているけど、兄の方がブルーム・松ヶ下氏のギターに惚れて弟子入り志願したという変わり種で、Slopeの活動を始めるまでは事務所スタッフとしてブルームのローディーなんかしてた。自分たちの活動を始めてからもしばらくはスタッフと所属アーティストを兼任していて、彼らのライブには時々松ヶ下氏やサポートベースの山口くんが応援に現れたりする。そんな理由からSlopeのファンにはブルームのファンが多いんだな。本当にSlopeが好きなのか、ただ松ヶ下氏や山口くん目当てなのかは判断しかねるけれども 私にとってウザったい印象を受ける連中に他ならないのだよ。 弟はまだ高校生で見るからに若造オーラを放出してるし、ブルームが低迷してるこの時期にデビューするとか言ってて事務所は露骨に力の入れ加減をシフトしちゃってるし、本人達に咎はないのだけれど癪にに障って仕方がない。…あー、でもあのレベルでデビューっていうのはちょっと罪かも知れないな。前回聴いたのが2月だから8ヶ月経ってるのか?一体どのくらい成長しているのか見せてもらおうじゃないの。
なーんて気分で臨んだ六本木Y2K。予約をしていなかったんで当日券を買おうとした目の前の壁に“Slopeデビュー!”のポスターが。 「………。(にっこり笑顔)」
場内に入るとN.U.がセッティングしている最中で なかなかのタイミングで到着したみたいだった。結構な入り具合で程良く埋まった会場を 入口から反対側に横断して壁まで移動、ステージを前に左端の一角に居を構えると背中を壁に預けてセッティングの様子を眺めていた。 初めて来た会場だけど綺麗だし、最近できた所なんだろうな…などと思っているところに ポロ〜ンと試し弾きのギターが鳴る。 あ、音も良さそうだ。ステージは1mくらいの高さがあって会場は前後に割った真ん中辺りに仕切のバーが生えていた。若干段差もあるのかな? ふむふむ、こぢんまりとはしているけれど良さそうな会場じゃん。照明なんか明るすぎるくらいのシャープさだし(笑)
N.U.さんの演奏はいつも通りのテンションで、関西出身の2人は六本木デビューだったなんて話をしてた。しきりに「ギロッポン!ギロッポン!」と曰うN氏に 「言わねーだろ今時…」と内心ツッコミを入れつつも、テンポの良いMCはやはり気持ちが良いもので(笑)大嫌いな夜の六本木にいるってことを忘れらたみたいだった。
「このライブハウスでは出演アーティストの曲のイメージでカクテルを作ってくれるんです」 そう言ってN.U.は『セピア』という曲を歌った。別れた彼女を思い出してしんみりしてる内容の歌なんだけどね。f(^^;) 手元に配られたフライヤーには確かに“オリジナルカクテル”の案内があって、ほへぇ〜 そんな洒落たことしてんのかこの店って感じ。そんでもってN.U.のカクテルは“セピア”ということに。普段ドリンクをノンアルコールで消化している私だけれど、せっかくなのでそのカクテルを頼む事にした。 N.U.の演奏後にドリンクカウンターで「セピアを」と注文したら、一見無愛想そうな兄さんが人なつこい笑顔を見せて「セピア!」と注文を繰り返す。何やら素敵な兄さんだ(笑) カクテルを作る彼の手元を見ていたのだけれど…
オレンジジュースにフランボワーズ入れてるよ… あ、甘そうダナー(苦笑)
オレンジと赤が二層になってじんわりと混ざり合うグラデ−ションは 暮れなずんだ印象のある曲“セピア”を思わせた。飲むために混ぜちゃったら セピア色っちゅーか茶色になっちゃったけどね。そして予想に反せず 無茶無茶甘いカクテルでした…
甘いカクテルと格闘しながら会場の後ろに移動をすると、物販デスクに見慣れた人物。ブルームの元マネF木女子が声張り上げてSlopeのライブチケット売ってるところだ(苦笑)そしてその後ろには事務所のM川社長が上階のPAスペースに続く階段にどっかりと腰を降ろしている。おお、社長自らお出ましですか。以前のブルームさんのようですな。 カクテルをすすりながら そ知らぬ顔で隣に立っているアタクシ。ブルームのライブ通って長いけどマネさんに顔を覚えられてないからね、全然大丈夫。何度も喋ってるけど覚えられてないからね、笑っちゃうけど大丈夫。大所帯では目立ったことさえしなきゃ そんなもん。ロシア以前のマネさんだったら覚えててくれてたかも知れないけどねー(笑) 今じゃそのF木さんでもない人がマネージャーしてるからブルーム班には毛の先ほども認識されていないだろうね。 ヘッ。
程なくして次なるステージの幕が上がる。見れば噂のSlopeくん達だ。ほほう、お手並み拝見といきま…
〜演奏開始〜
ど
ど ど ど
ど う し よ う ・ ・ ・
1曲目が始まったところで 急に汗が出てきた。時間からしてこの次が“ふれあい”だと思うけど、思うけど…
この子らの演奏 最後まで我慢できそうにない!
それまでゆるゆる飲んでいたカクテルを一気にあおって そそくさと会場を出てきてしまった。少し待ってりゃN.U.もメンバーが物販に立っただろうけど… もういい、帰る。 いつも必ず書くアンケートも書いてないけど… もういい、帰る。
横断歩道を渡るだけの六本木。大江戸線のホームを目指し 延々と地下に潜っていく間 「…あれに金を払ったのかと思うと腹立つな〜…」と ぶつぶつ独りごちていた。
やっぱり夜の六本木は 嫌いだ。
晴れた!
ここ何日も連日で芳しくなかったお天気が、今日を狙ったように青空を見せた。 10月も後半を過ぎ、吹く風には秋の深まりを感じつつあるこの頃に 久しくなかった暑いくらいの陽気が、のんびりした気持ちに高揚を与えてくれるようだ。
何を隠そう本日は『R展』襲撃の日なのであ〜る♪
お友達の陶芸家Rさんが年に一時期自宅の庭を開放して陶芸作品の即売をする。その陶芸展を友達の間で勝手に『R展』と呼んでいたに過ぎない呼称だが、昨年 別件が重なり来訪を諦めたという苦い記憶があったので “『R展』に行く”は私にとって この秋の合い言葉のようなものだった。
事前にもらっていた案内図を手に、最寄りとされているJRの駅で3人の友人と待ち合わせをしたのが14時のこと。指定の時間にさほど遅れることなく全員が集まったので、交通手段をバスに切り替えて目的の停留所を目指す。
揺られること十数分、停留所を降り更に数分徒歩で進むとRさんの家が見えてきた。R展はご両親がお住まいの家の庭で催されているが Rさん本人はそのすぐ隣の別宅におばあさまと一緒に住んでいるのだそうだ。見ればそちらの家にも庭があり、生まれてこのかた住まいと言ったら集合住宅のみの私の目には 雲の上の様な情景に映っていた…
※写真付きのレポート?を別のHPにUPしているので続きはそちらをご覧下さい。 ■ワソトウワソ倶樂部website■ → OFF TIME → コンサルタントトーク (U:873957 P:zabt581) → Back Number (プルダウン選択) → 「友達はポッター」
なんでもいいけどこのサイト全然更新されてないんですよね〜… 更新作業は私の担当なんですけどね〜… 皆さんお忙し過ぎて原稿もらえないんですよね〜…
| 2002年10月26日(土) |
たかが映画一本の話が… |
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特に何の用事もなかったので、録画したまま見ていなかったビデオの累々を消化することにする。
私の部屋には「借用棚」なるものが存在し、友人知人から借りているものは全てこの一角に収容されている。しかし、借り物と銘打ちながら 今ここにある物の大半は長期借用中の代物ばかりで長らくこの場を動いておらず、ほぼ私物化してしまっている状態だ。この棚に置いてあるという事実だけが「借用中」であると判断する唯一の確認法なのである。
中でも某友人からは ひときわ大量のビデオを借りており、なかなか見ることができないでいるのを申し訳なく思っているのだが、この友人ときたらそんなことはお構いなしに次から次とビデオを持ってくる。黙っているとどんどんたまっていく一方なので、 「今あるのを見てからでいい」と言って断ろうとするものの、 「返すのはいつでもいいよ うちも置く場所がなくて(笑)」と 半ば強制的に渡されてしまうことの繰り返し。借用棚の9割はこの友人からの借り物だ。
それほどまでに一体何を借りているのかというと、ほぼ香港電影。 香港産の映画である。 この友人は、時々この日記に書いている私の“香港師匠”であり“歴史仲間”であり 一時期は“ゲーセン特攻隊長”だったりもした多趣味の精鋭。この人の他にも私の友人にはこんな「多趣味」さんが何人かいるが、どの人もそれぞれのジャンルに大した深さで関わっているのだからまた 驚愕せずにはおれない。
そして今日のような何もない日、どこにも出掛けない日は 録りだめしたまま飽和状態になっている「雑録テープ」(見たいだけで録って見終わったら重ね録り を繰り返すテープ)を消化するか、借りたまま減らないテープの山を 崩しにかかるのが専らだった。
そんな訳で時間のあった今日、棚から1本のビデオを選んでデッキに飲み込ませた。 タイトルは『決戦・紫禁城』 …ご存知の方がおいでだろうか?(^^;)
イーキン・チェン主演、その好敵手役にアンディ・ラウという贅沢な面子の 武侠(アクション)古装片(時代物)である。 今やすっかりブームは去ったと言われている武侠古装片の 割と新し目の作品で、既述の2人は勿論のこと相手役の女優や脇を固める個性派俳優達も それなりに名を馳せた面々が揃えられていた。解りやすいところを挙げれば『少林サッカー』で太極拳を駆使して饅頭をつくるヒロインを演じたヴィッキー・チャオが お転婆なお姫様に扮してアンディの相手役をこなしている。
見始めてみたら日本語吹替な上企業CMまで入っていたので どうやらTVの録画らしかった。日本語の字幕がなくても原語のままで見たがる(役者本人の声が聞きたいだけで広東語が解る訳ではない/苦笑)友人にしては珍しいな、と思ったものの アンディ・ラウの吹替声を聞いて納得。 「…池田さんだ。」 昔から友人がひいきにしてる声優が声をあてていた。
池田さん=池田秀一氏 彼の代表キャラと言ったらやっぱりガンダムシリーズのシャアだろう。何と言っても赤い彗星(笑) ちなみにジェット・リーのビデオ吹替も彼が担当しているので友人にしてみたら二重喜喜である。が、TV放送では違う人が吹き替えることが多いので地団駄踏むことも多々あり(苦笑)
---鑑賞終了--- 見終わってまず一番に思ったことは 「…どのくらいカットされてんだ?これ」 だった。
何しろ話が半端で半端で(苦笑) TV放送の録画なら何割かカットされているのかも知れないしな…と思いながら、もしかしたらこれでもノーカットかも!とも考えてしまうのは これが香港電影だからだろう。 好きだから言うが、香港モノは驚くようなブツ切り降幕や 何かを放ったらかしのままの劇終や 理由や根拠の解らない展開を繰り広げることが しばしばある。特に今回のような武侠古装片だと、物語は伝説化しているし 演出は大げさだし 時代も違うから舞台や世界観が現代の常識では計れない部分が多くなり、中国四千年の摩訶不思議を痛感すること この上ない。
ウォン・カーワイ監督に代表される最近の香港作品には 映像美であったり、現代的なストーリーであったりと スタイリッシュな雰囲気を漂わせるものが多く、それ故のファンも大勢いるようだが、私が香港電影に求めているものは そのスタイリッシュさや秀逸なストーリー展開にはない。むしろ「はぁ?」っと首を捻ってしまうようなトンチキな話や まとまりがつかぬまま放置されたような脚本に 大層な手間をかけ、人気の役者を登用し、とにかく大真面目に作っているその 微妙にズレたピントが見せる世界に魅せられているのだと自己分析したことがあった。 狙わずして生まれるB級やC級の作品に心の琴線が触れてしまうのである。
他人はこれを“酔狂” もしくは“病気”と判断するが、そんな他人の目などどうだって良い。好きなものは好きなんだ 放っておいてくれ…
*余談*『香港芸能事情』
香港の芸能人は誰もが歌だ芝居だと手広くこなすので、歌手とか俳優とかのくくりがしきれません。なのでそれらの芸能活動を総括してする人“明星”、つまり“スター”と呼ばれています。日本で言うならマルチタレントに近い感じですが、芸人のようなヨゴレな雰囲気はなくて いわゆる“高嶺の花”という一目おかれた煌びやかな存在です。
レスリー・チャンやアンディ・ラウを筆頭に年季の入ったベテラン明星の人気は年齢など無関係に揺るぎないもので、日本にも熱狂的なファンが大勢います。最近の若手明星などには見目麗しい人の他に個性派を売りにする人も現れて、益々芸能界を盛り立てているようです。
しかし、その裏ではゴシップやスキャンダルが日本では考えられないくらいの量で流出していて 真偽の確証なく叩かれ罵られることが日常茶飯事。例えば『少林サッカー』のチャウ・シンチーなんかは恋愛沙汰だー 資産運用だー 人付き合いだー としょっちゅう騒がれてて可哀相なくらい。絶大な人気を誇っているにも関わらずオーストラリアのグリーンカード取得を強く希望しているというのだから、よっぽどあの魔都に住まうのが しんどいんだと思われます(苦笑)
その他、肖像権や著作権の取り締りがゆるく 写真や発言は垂れ流し状態です。インターネットでも容易に画像のダウンロードができますし、ちょっと足を伸ばせばプライベートなショットまで見ることができるという有様です。更には二次利用にもあまりうるさくないのでファンには嬉しいことかも知れません。が、プライバシーもへったくれもなくなってしまう明星たちにとっては たまったものではないでしょう。
町中を歩いてるところ、コンサート中、イベント会場、等々 いくら写真を撮っても基本的には罪にはなりません。撮られる方も承知の上なので 身なりや表情には気を付けていることと思いますが、時々やり過ぎて我慢の限界を越えさせてしまうと ゲンコや蹴りをもらうことがあったりなかったり。(もちろんその場合危害を加えた側が傷害罪で訴えられますが…) まー、相手も一人の感情ある人間だって思ってあげないとね。(^^;)
ネットの普及により益々個人情報の流出が危ぶまれる昨今、さすがに規制が敷かれるようになってきたようで以前ほど野放しではなくなってきました。しかし、今までが今までだったので 閲覧する側に規制の観念がイマイチ浸透しておらず、以前の状態が黙認されているのが現状に思えます。
人気者は大変です。
ついでの話ですが、ファンのことは“迷”と書きます。アンディ・ラウ(劉徳華)のファンなら徳華迷とか華仔迷となる訳。 「アンディに迷っている人」 「アンディに惑わされている人」
漢字の国の共通点を感じたりして(笑)
※仔=「〜くん」「〜ちゃん」等の愛称で、他に 哥(兄貴・お兄様)、爺(師匠)みたいな呼び方もあります。呼び方は人それぞれですが往々にして アンディやトニー・レオンは仔、レスリーは哥、シンチーは爺で呼ばれることが多いみたい。
ああ、何てどうでもいい知識だ…
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