カタルシス
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2006年01月25日(水)  今夜は最高! 

待ってましたのジェイソン・ムラーズ 2年振りの来日です わーいわーい♪

前回聴いたときに「これは絶対 次があったら妹を巻き込んでやる!!」と思っていたので 今回の来日が決定した瞬間からそのつもり満々で動いてました 彼女なら英語が解るからMCの通訳してもらえるかも知れないし(そっちが目的か)

仕事を1時間早退 の予定が若干押し 結局定時の40分前にダッシュで退社 予定の時間にちょっとだけ遅れて恵比寿で妹と合流 新宿から恵比寿に移転したリキッドルームの場所を知らなかった私は 何度か行ったことのある妹の後ろについて道を教えてもらいました 明日は私が案内しなきゃならんのでしょうから ちゃんと覚えて帰らねば

駅から近いの?と尋ねると すぐすぐ と答える妹 そうこうしているうちに建物が見えてきました 確かに駅から数分で到着 簡単だ簡単だ!

入口を抜け階段を上がるともう大勢の人たちがライブに備え身支度の真っ最中でした 洋楽アーティストのライブだからか 普段出入りしているライブにはない 外人率で

冬物のコートはかさばるので コインロッカーにお互いの上着と不要な手荷物を突っ込んでから番号が呼ばれるのを待っていたら ついっと横を通り抜けた人が高らかに上げた片手に 寿司桶をかかげて いました 思わず見送る私たち
きっとジェイソンの控え室に運ばれていったのでしょう 彼の寿司好きはファンの間では有名ですから(笑) ほどなくして番号が来たので いざ場内へ

妹から聞かされていた通り 入口とステージの配置が微妙な感じです 入るとすぐ右手にステージがあるので これだとこの場に人が溜まってしまいそう そんな状況の中 勝手知ったる妹がその微妙な配置を逆手にとって どんどん奥に進んで行くと 奥は存外すいていて 高台になった場所にも誰もまだ踏み込んでいませんでした ちょっと距離は離れますが 高い位置からステージが望めるので非常に眺めが良い場所です 前の人の身長が3mを越さない限り 視界を遮るものは皆無です

後ろを見るとカウンター式のテーブルに椅子が並んでいて その一つひとつに「RESERVED SEAT」と書かれた紙が貼られていました 関係者席ってことですな

開場までの約1時間の間に ドリンクを交換して 場所を確保したままダラっとした会話を妹と続けていたら ふと後ろを見た妹が「後ろの人コブクロの片方に似てるね」と言うので 後ろを見たら黒田くんっぽい人が見えて「ああ大きい方…」と答えつつその隣に目をやったら小渕くんがいた
「え 小さい方だよ」
「似てるんじゃなくて ホ ン モ ノ だ よ !」

真後ろです 数歩下がれば手が届く位置にコブクロが2人揃って腰をかけたところでした あわわ ホンモノがこんなに近いのは握手会のときくらいなもんだよ(汗)
これからジェイソン・ムラーズのライブなのに後ろが気になって仕方ない どうして今このタイミングで気づいてしまったのか…orz

そんな私の心境を知る由もなく ジェイソンくん登場 パーカッション&コーラスのトカ・リヴェラとキーボードを連れ 出て来たと思ったら
「ミナサン コンバンハ ボクハ オタクデス」
(今回のツアータイトルが「ジェイソンのオタク祭り」なんです・・・)
そんな挨拶で場内爆笑と拍手の中 アコギとジャンベとキーボードのみの編成で1曲

そっから先はドラム ギター ベースが加わったフルバンドの形式で進行 時々Par & Acoになったりはしてましたが 主はフルバンドです
1曲歌い終わる毎に「アリガトゥ」と上手に発音していました(笑)
前回はやたらとペラペラ喋っていたので 今回通訳(妹)導入で臨んだのに 今日はあんまり喋ってなかった… これが普通なのかな?

カウンターテナーみたいな綺麗なファルセットで歌い上げてみたり 1stシングルの『The Remedy(I Won't Worry) 』を歌う際OASISの『Wonder wall』とリンクさせてみたり 早口でまくし立てる中に「なまむぎ なまごめ なまたまご」を混ぜてみたり
スキャットなのかラップなのか 饒舌過ぎて判断しかねるボイスパフォーマンスや 楽器を手放した状態でのマイクパフォーマンスに メンバーや前の方のオーディエンスを構ったりする様子には手慣れた感がありました そして相変わらず歌の上手いこと! 

見惚れますよ 聴き惚れますよ 生で見て聴く価値ありますよ!

妹なんか私より洋楽ライブに足を運んでいるのに「こんなに歌上手なのは初めてだ」とか「ごめん今までめっちゃナメてた」と感心してたくらいです いや〜 嬉しい感想ありがとう してやったり!

だからってCDを聴いていたくなるかといったら それはそれ これはこれ とか言うんだと思いますが それで充分なんだ! だってぶっちゃけ私も1stとか聴いてると飽きちゃうんだもの(笑)
何がそうさせるのかといいますと 曲調というかアレンジというか パターンが2通りくらいしかなかったんだよね アップテンポとスローテンポ くらいの違い 歌詞の入れ込み方とかメロディラインが 既にマンネリ化して聞こえたのです なのでアルバムを聴き終わってまず思ったことは

「芸風増やさないと残れないぞ…(苦笑)」

でした なのでCDだけ聴いていたらもしか 今日この場にはいなかったかも知れません 前回のライブに行って 生歌や生声を聴いたから「こいつスゲェ!!」って印象が強く残ったのだろうし 残っていたからこそ来日のないときにも 黙って新譜買い続けられたのだと思います

前回はバンドを下げて 1人ステージに残りアコギ1本 もしくはトカのPar&Coだけの編成で 数曲歌ってくれたと思いましたが あれが強烈でした クリアで艶のある伸びやかな声 本当ただただポカーン〜…としてしまうくらい 綺麗で上手だったのですヨ あれを今回も期待していたんですがやってくれませんでしたね 妹に聴かせたかった!CDじゃ伝わらないよあの感覚は 鳥肌くらいカンタンに立っちゃうもんね

そんなこんなで 今年もまたムラーズ節にしてやられたライブでした

アンコールに戻って来る際 トカが振り上げていたノーム(小人)人形が台に置かれたままになっていたので あれ何だろう?とオペラグラスで覗いていたら 人形のすぐうしろに「Jason Mrazさん江 congratulations! コブクロ」と書かれたプレートが置いてあるのに気付き「おや!」っと思い 後ろを見たらまだ席にコブクロの2人が残っていたので これはチャンスと話かけに行ってみました

正直 終演したらサッサと帰っちゃうと思ってたのよ ヘタしたらアンコールにはもういなくなってるかも って思ってたのに なんでまだのんびりそんなところに座ってんのキミたち(笑)
おかげさまでまんまと声かけられちゃいましたよ のんびり万歳!2人組

↓以下会話(ト書き入り)
(一段低い位置から2人を見上げて)
私:ジェイソンに何かあげたんですか?
小:え?(前のめりになって耳を寄せる)
私:あそこの台にプレート置いてありますよ(ステージ上の台を指さす)
(2人揃って目を凝らす)
小:おあー!ホンマや!
黒:何?何?(どうやらよく見えないらしい)
小:ほらあそこに俺らの送った花のプレートが置かってる!
黒:…あ!ホンマや!!俺らの名前やん!(見えたらしい)
(再び身を乗り出し)
小:初めて気づいたわー ありがとう!(ご機嫌そう)

私:今日はご招待ですか? ←コブクロとジェイソンは配給が同じワーナー
黒:ん?まま ご招待席やしね
私:いや そういう意味じゃなくて どっちかでもジェイソンのこと好きなのかなー?って…
黒:いやいや!ご招待ちゃうで!! 席は招待やけど 俺らが来させろって頼んだんやて! 楽屋入れろて頼んだんよ! な!
小:うんうん(コクコクと何度もうなずく)
私:ホント?!何か嬉しい〜

黒:それよか あっこにラウル・ミドン!見た?(数席先の隣を指さす)
私:誰?(言われた方を見たもののどこ見ていいのかわからない)
黒:ラウル・ミドンおんで!ラウル・ミドン!!
私:ああ…(←名前が聞き取れた) !ッホントだ!!(←ミドン氏の姿を見つけた)
黒:天才やで!
私:いやいや ここ(2人を交互に指さし)も天才だから
小黒:! いやいや いやいや…(ニヤニヤ笑ってご謙遜)

私:聞いて聞いて!私2人が渋公でOPアクトしたときからライブ行ってんだよ
小:え!ホンマですか?! わ〜 ありがとうございます(ちゃんと気をつけしてからお辞儀)
私:来月のイベントも5月の武道館も確保してるから 楽しみにしてます
小:ありがとうー 頑張ります!

で バイバイして退場して来ました
大体言いたいことは言えたかな うん 自分にしては頑張った方だ そして急に声かけたにも関わらず 予想以上に普通に対応してくれた2人に感謝! つか プレート見つけたときの反応とか ラウル・ミドンに対する物言いとか キミたち素人じゃないんだから(^^;) な様子でヒジョーに和んでしまいました

ジェイソンも満喫した上 コブクロまで堪能できて まさに今夜はサイコーだったネ!笑

『クラブ・ラインストーン/今夜は最高!』1984年/アメリカ

 


2006年01月24日(火)  青い海原 

今日も今日とてライブ通い

昨日と同じ場所で今日はグルタミンです
昨日よりちょっと早めに着けたので 寂しかった財布の中身を潤したり 寒さに耐えかねてマックで時間を潰したり 21時までの15分ほどを駅前でウロウロしていました 程なくして友人が到着したので合流してライブハウスへ

入場したらレスギャンのタロウさんが3月にある企画イベントのチラシを手渡しながら「来てくださいね!」と笑いかけてくれたので「行きます行きます♪」と反射的に答えてしまった後で日にちを見て「あ゛・・・」と汗をかく

3/12って旅行に出ようとしてた日だ・・・

黙って友人の顔を見たら「でしょ?」って その彼女も旅行計画のメンバーなので私の内心が読めたらしいです ちぇー 残念だけどライブより旅行優先だな 何てったって国外脱出ですもの

まま そんな話はさておいて

土曜日のDasiyBarを新年会で蹴ったので 今日が私の今年初グルタミンです オス! なにやら耳に覚えのない曲が混じっている気がしましたが 前に聴いているハズだそうです アレ?(^^;)ゞ ちゃんと聴いてろってアタシ
そして前回から豪さんのギターが新調されたそうで ニューギターの音を初めて聴いたわけですが 若干右耳にイタイ・・・

ジリジリと後ろに下がり アンプと自分の間に柱が来る位置まで移動して落ち着きました 耳をふさぐほどではありませんでしたが 苦手目な音出してました 何か耳弱ったのかなぁ自分・。

終わってから「カッコイかっただろニューギター!」と豪さんに言われて「カッコイかったけどちょっと耳痛かった」と答えたら「これちゃんいつも高めの音苦手がるね」と鋭いことを言われました
ささ さすがです豪先生! 私の普段の戯言にまで耳を貸してくださっておいでだったとは!!

自分の耳がある一定の高さの音に過敏になるという事実に 自分自身気づいたのが割と最近のことだったので こんな風にサラっとそのことを言われたのには正直驚きました やはり音楽をやっている人はそういうの敏感なのかな?

私は明日も明後日もライブが控えていたので あまり長居しないようにとすぐ上に上がってきたのですが 上にはドラムの高橋さんがいて ついついそこで話し込んでしまいました(意味ねーじゃん!)

去年の5月に生まれた高橋Jr.の話題で盛り上がる3人 ライブの話はほとんどしてません 携帯で写真見せてもらったり 保育士の資格を持っている友人から子育てアドバイスが出たりと すっかりパパのお顔です(笑)
一般的なイメージだと男親って子育てから距離を取ってそうに思いますが 彼は前々から子どもが好きって言ってたし 今も実際に結構面倒を見てるみたいで 知らぬ間に気持ちが和んできます こういうパパに構ってもらえる赤ちゃんは幸せだな〜と思うのでした

後ろ髪を引かれる思いで高橋さんとも別れ 友人と2人南口商店街を駅に向かって進みます 自然昨日の火事話になって あれってどこが現場だったんだろうねー なんて囃し立てている間に改札到着

別れ際「私は今日までだけどこれちゃんは明日・明後日も頑張ってね〜」と言われました
友人は21日(土)から今日まで4夜連続のライブ 私は22日(日)から26日(木)まで5夜連続でライブなのです 怒涛週間の正体はコレなのさ!

特に明日・明後日は来日アーティストの2Daysを両日取ってしまったの!
2日連続で早退すんの!(気合入ってるな)
しかも2日目の方はmixiで知り合った初対面の人と2人で参戦なの!!

怒涛もここまでくると 大海原!

『青い海原』1957年/日本

 


2006年01月23日(月)  月曜日のユカ 

怒涛週間は始まったばかり
土日のツメツメスケジュールにつづき 本日は下北沢BASEMENTA BAR にてBahahaライブです

今夜は出番が21:05と遅めの予定だったにも関わらず 仕事のキリが悪くギリギリ到着で嫌な汗をかきました 外寒いのに汗だくってどうなのよ
BASEMENTA BARって下北の主要なライブハウスの中じゃ一番駅から遠いと思うんだよね 時間がないとあの距離がなかなかに厳しい!

私よりも更に遅れて到着だった友人も なんとか演奏開始には間に合ったので御の字とす しかし 何をボケたのかワタシクシめ 録音セットを丸ごと忘れて参りましたorz ををを ミスった アタシの馬鹿

そんなときに限って『大航海時代』とか『抱きしめたい(いつもと違うVer.)』とか演ってくださって素敵です もう愛し過ぎて涙がでそうよ兄さん方・・・

髪をザックリ刈った春山さん 痩せたように見えたけど「絶賛増量中」だそうです え そんな風に見えませんでしたが・・・ まぁカッコイイ人は何してもカッコイイってことで(どうせそんなオチ)
「髪触ってもいい?」と言ってみたら帽子を脱いで頭下げてくれました こういうのって嫌ではないのかなぁ?割といつも簡単に触らせてくれるけど まぁラッキーなので手を出したら
「最近フケがすごくてさ〜」と曰われまして
「?! 触ってから言わないでくださいよ!!(`´;)」

嫌だったの? やっぱ嫌だったんデスカ?! orz

ライブハウスの階段を上がったところで立ち話をしているときに 消防車が1台2台・・・ 4台5台とサイレン鳴らして通り過ぎ 間に救急車なんかもはさまって駅方面へ走り抜けて行ったので その場にいた皆して「火事?!どこが火事?!駅は困る!!」と微パニック

解散後も駅までの道すがら 狭い商店街の道路を完全に堰き止めている消防車の脇をすり抜けるようにして進み 何とか駅までたどり着いたものの 結局火の出所は分からず終いでした 駅前はむしろ静かなくらいだったので その近辺ではないんだと思いましたが それにしても消防車の数が尋常じゃなかったよ きっと下北の軒並びからして 火が出たら一気に回っちゃうという危惧があっての出動だったんだろうけれども 一方通行だらけの細道を戻るために 図体のデカい消防車は微々たる速度でバック退場を試みていました あれ 時間かかるだろうなあ〜(苦笑)

そうそう そういやライブハウス出るとき 私全然気づかなかったんですが 俳優の岡田義徳が階段を降りてきたそうです 人が来たのは見てたんだけども 道譲るために背中向けちゃったんで相手の顔見なかったんですよね そうしたら皆が口を揃えて

「木更津キャッツアイの岡田なんとかがいた!」というので 一瞬オカダ−(准一)のことかと思ってビビリました ジャニが一人でこんなところ歩いてはアブナイ

しまったよ 義徳くんだったら『カバチタレ!』の時から結構好きだったから 声くらいかけても良かったよね ああ気づかずすれ違ってしまったのは残念でした

『月曜日のユカ』1964年/日本

 


2006年01月22日(日)  不安と不満を壊す武器がなくても 

午後1で所沢に済む友人夫妻宅を訪ねました
集合の名目は『兼定お披露目会』です

兼定というのは幕末好きの中では「土方歳三の佩刀」として有名な『和泉守兼定』のことであり 刀を打った刀匠の名前をそのまま用いた呼び名です つまり私は今日 日本刀を見に友人宅を訪ねたということです

当然のことながら 土方本人が愛用していたとされる刀はご子孫の方々が管理する資料館で厳重に保管されているので 友人が手に入れたという刀はそのものズバリではありません が その土方が使っていた刀を打った十一代兼定の作ということで銘も刻まれ きちんとした鑑定士の認定証も付随した“本物”の兼定であり コレクターの間では価値の高いものであるのは間違いありません

友人の口上を聞いたところによると 土方たちが活躍した時代の少し後 既に廃刀令が敷かれた以降に打ち出されたもののようで 実用されたことはない美術品としての刀だそうです

目録に記された内容を書き出してみると以下の通りです
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刀銘 表:和泉守兼定/裏:明治二十八年三月十九日
長さ 二尺一寸八分(約66.1cm)

華表反り浅く、鍛えは板目肌物風となり、よくつむ。刃文は互いの目乱れ、沸深く足よく入り、刃中砂流し頻りにかかる。十一代兼定五十九才の作で、日清戦役講和の頃の作刀である。
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刀身のみの状態で蘊蓄を聞いたあと 白木の拵えに組み収めたものを握らせてもらいましたが 思っていたほど重くはありませんでした もしかしたら実用するものより短かったのかも知れませんが 詳しくないので一般的な長さが解らず(苦笑) とはいえ とても片手で振り回せるような代物ではなく 手を放して落としただけで何でも斬れてしまいそうな刃・切っ先でした

ちなみに 無粋を承知で買値をうかがったところ 金・百八十萬とのことでした 180万円… うわ〜〜(色んな意味で驚愕)

お披露目終了後は ご主人が腕によりをかけて用意してくださったご馳走を肴に 昼から宴会です
おでん(牛スジの巾着とか入ってた!)鴨肉の薫製 自家製タレに漬け込んでから上げた鶏 牡蛎フライ エビフライ 山芋とオクラとトロの醤油和え 揚げジャコを振りまいたサラダ刺身 ローストビーフ…

ソー デリシャス! ブラヴォー マスター!
お料理が得意な男性って素晴らしい!!(その腕に惚れ)

正月に放映された大河ドラマの続編や本編を上映しっぱなしにして 食べたまま見たり見なかったり 喋ったり騒いだり とにかく賑やかしく時は経ちました

夕5時を目安に今日も私は途中退場

このあと表参道でライブなのです これはお披露目会よりも先に決まっていたスケジュールだったので蹴らずに行くことにしていました
友人宅→バス停→駅(所沢〜原宿)→徒歩で表参道 というコースで移動したら 予め聞いていた出番時刻の19時20分には少し余裕の18時40分にライブハウスの前に着けたので すぐ近くのカフェでお茶などしながら少々時間調整 同じ店にライブで顔見知りの人がいたのでお互い軽く会釈でご挨拶(でも席は別)

19時を回ったので店を出て ライブハウスに入ろうとしたところで哲平さんとすれ違い「おや」と思うも 向こうは携帯でお話中だったのでそれ以上は構わず入場
今日はこの哲平さんをボーカルとするamberlifeの企画イベントで POWDERがお呼ばれしているのです ついでにPOWDERとトリのamberの間に挟まった1組はスロウロリス(元Slow Loris)ってバンドさんで 以前N.U.がノミネートされたFM局主催のコンテストに やっぱりノミネートされて来ていて 演奏を聴いたことのあるバンドです その後1度VESSEとも対バンになったことがあったので ロリスまで聴いてから帰ったのが確か2年前くらいのことだったかな? amnberの母体にあたるAnalog Machine も何度か対バンになているので きっとその時の縁で哲平さんが彼らに声をかけたのだろうと思います

つまり私的にはこのPOWDER〜スロウロリス〜amberlife というつづき3組は 思いがけず美味しい面子なわけですよ

本日は主催のamberに義理立てをしてチケットはamberで予約しています POWDERが主催だったらPOWDERで取るだろうけど ただの対バンだったらamberで取るかな(笑)

少し余裕を残して中へ入ったので まずはお手洗いへ直行 用を足して出てきたところでヒロミさん(スー姉)とハチ合わせたので笑顔で会釈… と思ったら横から誰かに声をかけられたようで私はスルーされてしまいました あららんタイミング悪かったな〜(^^;)と思ってそのまますり抜けようとしたら「さなやんは元気?」というヒロミさんの声に 思わず振り返り… そこにいた予想通りの人物の姿にやや失笑 私あの人とも以前は友達だったハズなんですけどねぇ 最近丸無視されてるんで何だかもういいや的な
先月メルアド変更したときも 彼女に宛ててお知らせするかどうか迷った結果 彼女と一緒に知り合った子の方にだけ送りました 意外にもその子は愛想の良い返事をくれましたが やっぱり送らなかった子には送らないで良かったな とか また思ってしまったよ 何なのかなあの態度 顔を合わせる度に気分が良くない ぶっちゃけ会いたくない人だな

と埋もれるように愚痴をこぼしてみる

会場にあがって前のバンドを2・3曲聴きました 後ろの空きスペースで聴いていたら さっきトイレで会ったヒロミさんがやってきて 「あ!コンニチワ」的ジェスチャーで笑いかけてくれました さっきのスルーはたまたまタイミングが悪かっただけだったんだな と思えて少しホッとしつつ脇によけ 彼女に場所を空けたらば すぐ横にお友達さんがいなすったので 私が立っていた場所にもともとヒロミさんがいたんでしょう ライブハウスだから居場所が固定で決まっているわけでもないのですが 何となくスペースの所持権利を主張された形になりました 別にいいんですが どうせ終わったら前に移動しちゃうし

そんな訳でPOWDERのセッティング中 前方へ移動 前のバンドも縁の人がいると言って先入りしていた友人を見つけたので合流しました 今日は我々の他に来ている面々が少ないねぇとか話していたら 後ろから声をかけてきたのが愛知在住の友人で2人してビックリ 今日は来ると聞いていなかったので思いがけず会えて大喜びでした 今年初顔合わせになったので新年?のご挨拶など交わし合い お年賀まで頂いてしまいました わーい♪愛用させていただきまっす〜v

POWDER演奏開始 久しぶりにスーさんの真ん前で聴いていたら肩を叩かれ 振り向いたら久しぶりの顔がありました BAMBI時代のスーさんたちを応援していた筆頭の友人 BAMBI解散後は潔過ぎるほどパッタリとライブで会えなくなりました それだけBAMBIを愛していた人です POWDERに来るのは珍しいな?と思いましたが そういえば前回amberlifeのライブに行ったと言っていたから 今日もきっと彼らの案内で来たのでしょう そう声かけしたら当たっていたようで「対バンだからついでにPOWDERも」的な感覚でいるようでした 「鈴木さんの声久しぶりに聴いたー」と言ってました

そしてこんな日に限って『チャム』だの『スパイからの手紙』だのBAMBI時代から歌っていた曲をつづけて演るものだから「なんだBAMBIの曲じゃん」って 微妙な反応を見せている友人 つか 実際私も同じこと思っていたので苦笑いしか出来ず(苦笑)
せっかくアルバム出してるんだから 売りに持って来てるんだから もっとアルバムからの曲を歌えばいいのに せめてタイトル曲を歌いなさいよ『青春・リアル』はどこへいったのか 『スパイからの手紙』なんて歌詞の誤魔化しがウニョウニョ…ってさ!いつだかそれやってダメ出しくらってるでしょうが兄さん・。
なーんか曲構成の気になる日でしたな

そんな微妙なセットリストはこちら
1)砂の町
2)チャム
3)スパイからの手紙
4)プライド
5)キミの部屋で見た夢
6)灰みたいな花

歌自体はどれも好きです 時期的にも気候的にも『砂の町』とかサイコーにハマってるしね 単純にPOWDERのファンとして聴いてるだけなら別段文句も言いますまいが 対バンなんだからさ 他のお客さんもいるんだし 手作りとはいえPVを収めたDVDやレーベルから出してるCDを持ってきてるわけじゃない もっと戦略考えてもいいんでないのかと つか メンバーがそこまで気を回せないんだったらマネージャーさんでも事務所スタッフでも 何か助言してあげてよ 売り込み次第でもっとPOWDERは受け入れてもらえると思ってるんだからさ!orz(悔)

次! スロウロリス!!

3人とも眼鏡くん 昔っから貫かれたキャラ設定です 以前見たときはMCの度に髪に櫛通してましたが 今回は1回しかやってくれませんでした(笑) 音ももっと激しい重低音だった記憶があるんですが ハコが違う所為か今日はそうでもなく聴こえたなぁ…(初回は原宿アストロホール 2回目は渋谷La.mamaで聴いた)
ロリスだけじゃなく さっきのPOWDERもボーカルの声がこもって聞こえるというか 言葉が不明瞭でスッキリしない 音がクリアなのが売りだったハズのFABが一体どうした?

ロリスのボーカルTAKIさんは 劇団☆新感線の演奏隊に加わったこともある実力派 歌上手いしギタープレイもカッコイイ …ハズだったんですが音がそんなだったもんで 歌の上手さがイマイチ伝わって来なかった なんか残念ー!

でトリのamberlifeだった訳ですが

ごめん 不本意なことに 全然頭に入ってきませんでした…
原因は解っております 僕の耳がギターの音に堪えられなかったのが敗因です 他の人が大丈夫そうにしているのが不思議なくらいでした 耳壊れるかと思った なんかどうも苦手な音色ってのがあるみたいで私 音が大きいとかじゃなくて 周波数みたいなものが耳とケンカすることが時々あります 周囲の人が私と同じように感じているかは全く解りません 私が大丈夫なとき不快がっている人もいるし その逆もあるしで これは個人差がある現象なんだと思います

その「苦手な周波数」をamberのギターが発してくれちゃってたのです しかも最初から最後までずっと ずっとだよ?!orz
正直泣きたくなりました 哲平さんの歌聴くの楽しみにしてたのに 残ってない 耳を通り抜けて落ちていっちゃった… 初めて聴く曲の歌詞なんか全然聞き取れませんでした 聞こえてはいるけど言語として認識するための頭が働いてない感じ ただその場で「音」を聞いてる状態でした 私は「音楽」を聴きに行ったんだよ 「歌」が聴きたかったんだよ〜!

目の前で歌う哲平さんの姿を見ながら すり抜けていく声を聴きながら 非常に無念な思いに浸ってしまいました…
そんな気分で聴いていた所為か 哲平さんちょっと鼻声?というかノド傷めてませんか?? 汗は前からかく人だったけど 何だか変なかき方しているような… 目の下辺りが腫れぼったい気がするのも目の錯覚かい?

… さ て は 風 邪 ひ い て る ね ?

最前でしかもど真ん中で 絶対見えてただろうけど ずっと右の耳を塞いで聴いていました ギターが鳴る度に顔も歪んでいたと思います ホントごめん 真ん前で申し訳ありませんでした・。
見てても聴いても痛々しいことになってしまった orz 最前で見ていたのが仇になっちゃったかなぁ(-_-;)ゞ

終演後 あんまり悔しかったのでamberのアンケートを書いていたら POWDERの物販が撤収を始めたので アンケートを中断して慌てて駆けつけ「PV集2」を購入 昨年最後のライブの日にも会場で売っていたらしいのですが 何もアナウンスしていなかったのでまんまと買い損ねていたのでした 作ったとか売ってますとか言ってよ! ジャケットも1とクリソツだしライブハウスみたいな暗がりで売ってるんだから 商品札出すとかして! 本当にCDのことといい 売る気あるのか?!と 声を大にして問いたい

アンケートを書き終えて 帰る前にトイレに行って来ようとしたら途中でamberのメンバーがたむろしているところを抜けたので「アンバーさんは物販ないそうですけどアンケートはどこで回収してるんですか?」とドラムのBAKUさんに声かけたら「あ!何も考えてなかった!今受け取ります ありがとうございました」と手を出されたので つい渡して来てしまいましたが 数歩歩いてから「はっ!」っと思い当たり

ヤベェ ダメ出ししか書いてない…

あっちゃー きっとあの場で広げて見られてるよなぁ… ギターの人もいたし 何よりBAKUさんが見てヘコみそうだ(黙)悪いことした 1コくらい褒めておくんだった… 今更だけども

トイレを済ませて会場で待つ友人の元へ戻る途中 今度は哲平さんに遭遇 一緒にいた友人が「哲平さんに渡したい」とアンケートを持ったままでいたので すかさず両手を振ってアンケートを渡そうとしたら 「おおーう今日はありがとう!」と上げた両手をひっ掴まれました どうやら友人のことだけでなく私のことも覚えていてくれているようです 何だかんだ思っていても こういう気さくなところが彼の愛すべきところ
そばで見てもちょっと熱っぽい目をしてるようだったので「風邪ひいてる?」と訊いてみたら「あ バレちゃった?」と苦笑い どうやらインフルエンザだったようです もうほぼ治りかけらしいですが そういや最初入口で見かけたときマスクしたまま携帯電話かけてたっけ…
ステージ上でそのことに一切触れなかったのは 病気を言い訳にしたくなかったんだねと言ったら「うん」って 素直で真っ直ぐな人なんです そいういうところがカッコイイ でも早く体調万全に戻してください 雪国生まれの柔道家だったりするのに意外と体弱いだよね(苦笑)

哲平さんと別れて場内に戻ったら 壁に背を床に腰をペッタリくっつけた状態でスーさんが足をなげだし座っていて 隣にしゃがみ込んだ友人と話をしていたので 反対側にしゃがみ込んで会話に参加 ソロの時の感想を伝えている最中の様子だったので「スーさん自分で良い歌たくさん持ってるのに何でカバーとか歌っちゃうの?たまにならいいけど毎度じゃ勿体ないよ」と詰ってみたら「じゃあ何かリクエストしてよ」とおっしゃるので間髪入れず

「影ヲ下サイ!」 と言ったら

スー氏「SBの曲は難しいから練習しないとできないんだよー」
私&友人「「練習してよ!!」」
スー氏「…わかった」

本当にわかってるんでしょうか どれだけアナタの曲に歌に 皆が惚れ込んでいるのかとか 伝わっているんでしょうか いや いまい(反語)

それでも「リクエスト」をとったのだから責任取れよ くらいの勢いで頼み倒してきました 次のスーソロで『影ヲ下サイ』が聴けたら トテモウレシイ

帰りはBAMBIの彼女と一緒に原宿まで歩いて新宿まで同じ電車に乗りました 久しぶりにお話ができて嬉しかった♪ 今年で3年目に突入するという英会話のこととか色々教えてもらいました こんな私でも語学には人並みの興味があるのです 英語喋れたらいいじゃん 喋れなくても聞いて理解できたらいいじゃん 英語だけじゃなくて広東語やドイツ語やロシア語や どっか他の国の言葉が操れたらとても素敵 憧れるよ でもねー どっから手をつけていいのやら解らないというのが正直なとこでありまして そこまでいくと面倒くさくなって調べなくなるんですよね(お前がナマケ者なだけじゃ)

ってな訳で 本日の冒険は これでおしまい

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家に着いてメールチェックしたら『コクーン歌舞伎・東海道四谷怪談《北番》』のプレオーダーが当選してました

ぃやたッ!\(≧▽≦)/

念願だった勘三郎の四谷怪談が取れた!きゃーきゃー!!
南番は落選しちゃってたけども 片方1回でも押さえられれば充分です 何しろ高額公演なので フトコロ具合がね・・・ ゴフリ

『プライド』POWDER

 


2006年01月21日(土)  雪に願うこと 

朝から予報がドンピシャリ 雪降ってます雪!
東京で降る雪なんてたかが知れたものですが そのほんの数センチの積雪でも交通機関はあちこちでトラブル続出です

あああ 弱すぎるよ東京…

そんな中 兼ねてよりの約束で銀座まで映画を見に出かけました 寒いです 銀座着いたら吹雪いてるしさー 何かもう面倒くさいわ! 
昼に待ち合わせて午後からの回の指定券を確保して 事前に友人が調べておいてくれたレストランを訪ねたものの 結婚式で貸し切りになっていたので 次点にしていた店に切り替え入店 新装されたMIKIMOTOビルの上階にある『WAZA』というところでしたが 小洒落てて接客の良いお店でした

1500〜1800円でメインを選んで 副菜とスープ・お茶類はセルフでビュッフェ式 食後には可愛らしいデザート付き
お料理は美味しかったんですが お茶(紅茶・コーヒー)がイマイチで惜しい感じ あと一声!

映画の時間までダラダラ居座って 再び雪の中へ


『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』鑑賞

前情報いろいろ入れてましたが これはやっぱり大画面で見ておいた方がいいだろう的な感覚で劇場鑑賞しました

CGは相変わらずスゴイです 本当に魔法の世界がある気になります 物語は原作のボリュームを思うだに散漫で大味な感が否めません でもそれは2〜3時間の映画枠に収めようとするなら仕方のないことだとも思います どのエピソードも軽く触れる程度なので移入する間がなく“感動”はできませんでした 無理
とはいえ テンポとスケールは見応えあります 単純に楽しむには余韻が少々ダークですけれども(苦笑)

俳優陣的にはロン&ハーマイオニーが可愛かったです ハリーとドラコはもういい加減世代交代してあげて欲しいです… 14歳にはとうてい見えません ジョージ&フレッドの双子もちょい薹が経ち過ぎではないかと… キャラとしては好きな2人なんですが俳優のフェルプス兄弟に関しては 正直自分的に1作目から首を捻る配役であったり もそっと若い双子使うべきではなかったのかね? チョウ・チャンはもっと可愛い子希望 セドリックももそっと顔の造りが繊細な人が良かった フラーはいいと思う ネビル育ったね…
今回のヒットはスネイプ先生でした 授業中舞踏会のことで私語をやめないロンとハリーに鉄拳を食らわすシーンとか 終盤に魔法で敵を押さえ込むところなんかはカッコ可愛い過ぎて 1作目の重厚でミステリアスなキャラが吹き飛んで見えました あれではスネイプ先生ではなくてアラン・リックマン本人なのでは?(笑)

という感じで ネタバレにならないうちにやめておきます

まー 一応シリーズは最初から劇場で見ているので完結するまで続けようと思いますが 私的には1回見ればいいぁな って感じ 巷で騒ぎになっているほどは入れ込めません

映画後は友人と別れて単独行動 今年初のグルタミンライブを蹴って板橋連との新年会に参加しました
 
雪のためダイヤが乱れていて 指定場所の「板橋」へ向かうつもりが 何故か「赤羽」まで一気に連れて行かれてしまいました。…雪めorz

ようやく指定の店にたどり着いたのは集合時刻の1時間後 元々30分遅刻の予定で幹事に連絡していたのに倍の遅れでした チクショウ
今まで常店にしていた『養老の瀧』は 帰りに前を通ったら別の店に変わっていました 何やら郷愁漂います そのまま近藤の墓所を参って 本日は解散 雪も止み寒さも一段落

明日は友人宅へ兼定を見学しに行きます ほぼ今日の面子なので一部はその足でお泊まりの体勢でしたが 私は帰りました 所沢なら家近いしね
 

『雪に願うこと』2005年/日本

 


2006年01月20日(金)  血涙の志士 

そして『贋作・罪と罰』の日

意地と根性と地下道を駆使して 何とか開演数分前に座席に到着 友人は先に来ていて既にパンフレットも購入済み 最後列だったので後ろのポールに上着をひっかけて タイムトライヤル・トゥ・ザ・レストルーム
休憩ないというので慌ててトイレ行っておきました

席に戻って一段落 シアターコクーンは初めてではありませんでしたが 普段舞台になっているところにも席が並べられていて 普段はアリーナ席?になっている勾配の少ない一面に 特設の舞台が設えてありました 中央に位置するその舞台にむかって客席が回りを取り囲んでいる状態です 円形劇場みたいな感じ

開演時刻になっても特に動きがなかったので フライヤーの束に目を通していたら いつの間にか舞台に人影が蠢いていて「わ!」と慌ててそちらに集中しました 席が後ろの方だっていうのは分かっていたのに まんまとオペラグラスを忘れたよ… 全体が見渡せていいんだけども やっぱり遠いなぁ〜〜

この『贋作・罪と罰』はドストエフスキーの『罪と罰』をベースに独自のアレンジ脚色を加えたお芝居です 脚本・演出:野田秀樹 世に言う「野田地図(ノダマップ)」の舞台です

不読書家の私は大元の『罪と罰』を読んでもいないし ぶっちゃけあらすじも調べずに来てしまいました 隣に座る読書家の友人にこっそり尋ねたところ 彼女も大まかな筋しか知らないとのこと
まぁ 知っていた方がアレンジ具合が分かって面白いでしょうけれども 知らなくても大丈夫なように作ってくれてるでしょ野田センセ

主演は松たか子 お芝居上手いと思ったこと1度もありませんが 別に嫌いでもない 頑張ってるなーと思う人
でも我々がメインで見たかったのは 準主演の古田新太 あともう一人新感線から右近健一が出演していたので何となく気にしい というか 新太さんも右近さんも顔が大きいから目立っていいわよ つくづく舞台向き(笑) 個人的には段田安則も好きな俳優さんだったので おしなべて広く見応えのある面々でした

友人のパンフレットを少しのぞかせてもらったら 新太さんの役名が「才谷梅太郎」となっていたので すぐに「坂本龍馬」のことだなぁと思い 他にも「志士ヤマガタ」「志士イトウ」「志士クロダ」がいて「甘井聞太左衛門」まで見たら 背景設定が幕末なんだということが解りました 元ネタ知らないけど この設定は楽しめそうです♪
※それぞれ山県狂介(有朋)・伊藤俊輔(博文)・黒田了介(清隆)・井上聞多(馨)がモデルでしょ?

そんなこんなで初めての野田地図だった訳ですが 正面が固定されていない所為か声が通らない人がいて 台詞が聞き取りづらい場面が多々ありました 中でも主演の松たかが早口気味で一番解読困難でした そういや『有頂天ホテル』のときも早口過ぎて音声さんからNG取られたって聞いたから 基本的に早口な人なのかも知れない… ハキハキは喋ってたんですけども 解らなきゃ意味がないので もう少しスピード調節できるようになると舞台映えするんではないかと思いました
新太さんもちょっと早口な部分があって落ちつかなかった その点右近さんの台詞通りの良さはピカイチで笑えてくるくらいでした あと智役の美波さんも台詞解りやすかったです

裏も表も取り仕切っていた野田秀樹 老婆と主人公の母親役で大立ち回りを見せていました すげぇテンション… 通らない質の掠れ声でまくし立てているので やっぱり聞き取れないところが多々あったのですが なんだか勢いで聞こえた気になったりもしました あの勢いで毎回演ってるのなら大したもんです ある意味一番舞台向き(というかTVで見せる芝居じゃない)大河ドラマのときの勝海舟カッコよかったのにね まるで別人でした(^^;)

小道具は柱や戸板に見立てたポールと その他の色々なものに見立てるための形状さまざまな椅子のみで 場面転換を天井から吊した綺羅布の幕を横切らせることで表現したり 出番のない役者が舞台の裾に置かれた椅子に座っていたり 今まで見たことのない手法をいくつも見せてくれました
この舞台演出は素晴らしかった!ちょっと鳥肌立ちました 若干紙一重的な気もしましたが 私はあれはアリだと思う ブラヴォー

最後のシーンが雪景色なのも台詞で想像させる前に 視覚的に解ったし 主人公が不自然なくらい目に鮮やかな赤い衣装をまとっているのも この雪との対比を狙ったんだろうと思えました

松たかの役は男装の麗人 女だてらに学問をし政治を論じる塾生という設定で ずっと詰襟に袴という出で立ちなんですが 冒頭のシーンが終わると地味だった布地の色合いが 上下とも真っ赤になります 物語の内容を考えるとあれは「血」にも見立てられるんでしょう

体にまとわりつく血の鎖

大儀のための殺人は
その偉業を成し遂げる天才にのみ
許される行為である

罪と罰のメインテーマ?
読んでないんで解らんのですけどもね

ずっと一人で強がって 男装という鎧を纏っていた主人公・英(はなぶさ)が 最後のシーンで見せるか弱い女性の姿が ちょっと切なかったです
長いこと男のように振る舞っていた彼女が 女の子らしい心情を言葉に乗せるときも どこかぎこちない感じがするんだよね 松たかの棒読みな台詞がいい具合にマッチしてました




「覆された宝石のような朝、それは神の生誕の日・・・」




チケットが高額だったんで自粛しておいた舞台でしたが 思いがけず観ることができて ものすごいラッキーでした
『罪と罰』の原作と幕末の背景が両方解っていたら 相当面白い話だったと思います 興味のある方は是非!っつってもチケット完売してるから今更無理なんだけど
DVD化はされるでしょうがレンタルはしないだろうしなぁ…

芝居のDVDってどうしてこう 高いんでしょうね(苦笑)

『血涙の志士』1928年/アメリカ

 


2006年01月19日(木)  恋と花火と観覧車 

今日はN.U.が久々に都内のライブハウスに出演するというので 事前に出番時間を問い合わせて 仕事後でも大丈夫なのを確認してからチケット予約しておきました

メールするのも久しぶりだったので 最近地方遠征やイベントやTV・ラジオに出演が多くなった彼らのこと きっとこんな雑事はスタッフに作業をシフトしてるだとう思って 当たり障りのない文面でメールをしておいたら

メ ン バ ー 本 人 か ら 返 信 が 来 ま し た

え・・・ まだこんなメールの返事を自分で書いてるんか?(汗)
嬉しい反面 大丈夫かよ って正直思った 寝る時間なくなるぞ兄さん

出番時間を教えてくれて チケット受付も大丈夫だよと言ってくれてて 追伸で「イブイブ来てくれてたんやね アンケートに懐かしい名前 嬉しかったです」と記されてました

うーむ 相変わらずの人心戦術・・・

ここまでされてライブ行かないわけにはいかないので 単身O-WESTへ乗り込みました
今日のイベントはアコ系のデュオばっか?だったのかな 彼らと前後の3組しか聴いてないけど そんな感じの面々でした

前回都内でライブしたのはイベント以外では2年前のWESTだと MCで言っていて それだったら自分その日も聴きに行ってるな〜と思い起こしました そのときもやっぱり1人だった(苦笑)N.U.は1人率高い でも聴きに行こうって思うんだから やっぱり引力のある人たちなんだと思います

イブイブの時にバンドで演奏していた『観覧車』が1曲目でした 今回アコで聴けて 「この曲はバンドよりアコだな」と再認識 バンドで映える曲とアコで完成されてる曲ってあると思うのよね
この『観覧車』はカラオケに入っていることがあるんですが カラオケのアレンジあんまり好きじゃなかったです つか 一人で歌えないからあれ デュオ形式に歌詞直してよ(苦笑)

全部で5曲くらいだったかな?
MCでは2人の仲良い加減をまんべんなく披露していて相変わらず笑えたし 歌を歌えばしっかり聴かせる いいメリハリだよ本当

ちなみに私はWESTが彼らとの出会いの場なので 結構感慨深いものがありましたよ また2年・3年経った頃にでも 再来してくれると嬉しいね 徐々に大きくなっている彼らのこれからが楽しみです

終演後はアンケートを書いてサクっと退散




帰宅後 レンタルしていた『苺とチョコレート』を鑑賞

〜感想は後ほど〜

同時並行で明日返却のCDを慌ててアレしてから寝ました 慌しい夜

『恋と花火と観覧車』1997年/日本

 


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