カタルシス
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日曜の買い物で仕入れてきて その晩はサンマづくしだった本家の食卓 我が家には秋の風物詩となったそれは ときおり予期せぬタイミングで到来する
仕事を終え帰宅の途についていた私の携帯に 母からのメールが届いた 平日にメールなんて珍しいので 何かあったのだろうか?と内容をチェックしてみると
サンマ食べに来ませんか?
・・・あれ? こないだ食べ切ってなかったっけ? また買うにしちゃ変なタイミングだなぁ
「まだ残ってたの?」 と返したら
「いなかの○○さんから送られてきたの」 と返信があった
あー・・・ 来ちゃったんだ
母の実家は岩手県の海っぺり 宮古という漁港町である 毎年この時期になると 親戚・知人を問わず複数の相手から秋刀魚が届けられるのだが 皆それぞれの都合で発送するので一気に何箱も届いてしまうことがあり 氷漬けで梱包されているとはいえ紛いようのない「生魚」なので そのまま何日も放置しておくわけにいかない 一番の「口」であるハズの弟が 今ほとんど家に居つかない現状を考慮すれば 何を食べるにしても父母の2人だけではたかが知れた消費量だということが容易に想像できた
毎年の贈り物に飽きることなく育った私にしてみたら 自宅ではほとんどしない焼き魚や 関東では滅多にできない秋刀魚の刺身などが味わえるので 二つ返事で本家を目指すことにしたわけだ
地元の駅を降り 自宅へつづく道を少しそれて本家へ直行したら 妹が食事の支度に加わり立ち働いていた 彼女もメールで呼ばれたらしい(笑)
そんなこんなで 父の帰宅に合わせて食卓と整えた母は 我々に「焼き魚・刺身・つみれ汁」に仕立てた秋刀魚を振舞ってくれた 我が家の秋の贅沢
送られてきた魚は 今夜一晩では食べきれなかったけれど とりあえず刺身で堪能できる分くらいは消費したので 明日以降は焼いたり煮たり揚げたりして父母が食べてしまえるだろう 2人が平らげる前に弟が家に戻ってくれば もしかしたら彼もご相伴に預かれるかも知れないが
それは弟の動き次第のことである
『秋刀魚の味』1962年/日本
あれから丸5年経つんだね いかりや長介主演の刑事ドラマ見てたら 突然画面が切り替わったんだよ
アナウンスも何もなく ただWTCが映ってた 片方が煙を吹いてたんで「火事かな?」と思って見ていたら 録画再生が始まって 旅客機が突っ込んだ
その時点で頭に「?」マークが飛び回ったよねー だって何も言わないんだもん 音声といったらハンディの画像を撮ってる人がわめくヒステリックな英語だけでさ 映像も大して綺麗じゃないから 何か映画の撮影現場でファンの人が盗み撮りでもしてるのかと思って見てて
しばらくしたらニュースのデスクに画面が切り替わって 見たことないアナウンサーが短い文面を何度も繰り返し報じていた 何度も何度も 同じことしか言わない 原稿がまだできてなかったんだろう
その時はまだテロだって断定されてなくて とにかく「NYのWTCに旅客機が突っ込んだ」としか発表されず「速報が入り次第お知らせします」と残して 刑事ドラマに戻ってしまった ちなみにニュースが挟まった分もドラマはそのまま話が進んでた・・・
ドラマのつづきを見ながら さっきの映像がつくりものじゃなかったことの実感が徐々に湧いてきて ドラマが終わったらすぐにあちこちのチャンネルを見てまわって 最終的に「ここはやっぱ天下の国営放送だろ」ってな気分でNHKに落ち着く 案の定他のチャンネルとは違い 情報が不足していてもお構いなしの特番態勢に入ってた こんなときに頑張らなきゃ意味ないもんねこの局は
次の日も普通に仕事があったから 結局その日は1時くらいまでTVを見てみたけど進展がないみたいだったんで諦めて寝ることにして 翌朝ラジオをつけたら
テロでハイジャックされた旅客機が乗客ごとツインタワーに突っ込んで 今朝方1棟がが倒壊した と報じていたもんだから「ええッ倒壊?!」とビックリして 慌ててTVをつけたら丁度倒壊の瞬間の映像が流されてるところだった
前夜に見た映像も そのとき目にした映像も 映画以上にチャチっぽくて 淡々としてて あっと言う間の出来事に見えた
それでもあの中には何十何百って人たちがいて つい数分前まで仕事をしたりどこかへ行くところだったり 変哲のない1日をいつも通りに過ごすと思っていた人たちが確かにいたんだ 映画じゃない ドラマでもない 生身の人生がいくつもいくつもあった
生きたまま ぶつけられて 燃やされて 崩された
潰された
目で見ただけでは実感できない惨劇は 想像力という媒介を経て戦慄を伝える ありえないものを見た 起こり得ないことが起きたという自覚が ようやく芽生えた
それをどうこう語るには 話が大き過ぎて 身近でない立場でもの申すことはおこがましいように思えて憚られた
どうしたって他人事にしか感ぜられなく それが5年前に思ったことの真理だった
だから何も言えない
言わない
言うべきじゃない
5年前も 今も これからも
ただ感じて 思うだけ
あの日の人情刑事は今やもう亡く 人が 人の創ったモノで 人を消しさった日のことを
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仕事後チケセンにて『ドリームシップ エピソード1/2』の前売券を多少は安く購入 ティル・シュヴァイガーが脇役レギュラー出演しているドイツ映画なんです 毎日1回レイトショーのみでの上映です ええ お察しの通りのお馬鹿映画です 解ってます 解ってます…orz
⇒●ドリームシップ エピソード1/2
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『危険な天使たち』鑑賞 ニッキー・ウーと金城武が主演のアクションコメディ 香港・台湾映画
刑事のガーリックとギミックは、コカイン密売犯人の逮捕でやりすぎてしまった。二人は署長に叱られ、中国から香港に留学している実力者の娘を護衛することに。学生として苦労する中、コカイン密売組織の手も迫ってきて……。恋愛を絡めた、コミカルな刑事アクション映画。(allcinema ONLINEより)
一応ダブル主演の形になっていますが 割合的にはニッキーの方がメイン度が高い 舞台は香港でしたが2人とも台湾出身俳優だし言葉も台湾語喋ってそうな口の動きでした 音声は広東語に吹き替えられていましたが それが本人たちの声かどうかよくわかりません そこまでファンじゃない…(苦笑)
VHSで借りてきたせいなのか 字幕ではお互い「ニンニク」「イカサマ」と呼び合っていて「ガーリック」だの「ギミック」なんて訳し方はされていませんでした 金城君の地位が国内的に大したことなかった時期の作品だから気軽く「イカサマ」になったんだろうけど こっちのがしっくりくるキャラクターでしたゼ? 王子キャラだったニッキーが「ガーリック」になるのはまだ分かるにしても 「ギミック」って無理あると思うよー?(^^;)
問題刑事の2人は若くて腕も悪くないんだけれど 調子に乗ってことを荒立てては毎回トラブり 署長の悩みの根源になっている 見た目にも若く丁度大事な護衛の仕事もあることで学生になりすまし学校に潜入することを命じられるが 荒くれ学生の更正校として名高い名門?である「黄飛鴻高校」に編入した彼らに 学業の試練が襲いかかる!!
まずその学校の名前に大ウケしてしまった私 何その「ウォン・フェイフォン高校」って!(爆笑)
えー ご存じない方のために軽くご説明をば 黄飛鴻さん 実在の武術家で中国では有名な英雄です 昔から彼を題材にした映画が数多く製作されており 近年ではツイ・ハーク監督の映画シリーズがすっかりお馴染みになっております ちなみに李連杰(リー・リンチェイ/ジェット・リー)がこのツイ・ハークのシリーズで黄師父を演じたことにより大人気シリーズになりました 後に監督と李氏が仲違いをしてしまい 彼の降板後は趙文卓(ウィン・ツァオ/チウ・マンチェク)が黄役を引き継いでいます そしてこの黄飛鴻には昔からのテーマ曲がありまして バラエティー番組などで知らず知らずのうちに耳にされているのではないかと思うほど中華風のBGMとして使用されています 多分聴いたら「知ってる!」って思うと思うヨ
で ニッキーたちに話を戻すと この学校の前に立ったときのBGMがやっぱりこのテーマ曲でして しかも気の抜けたバカっぽ〜いアレンジになっているのですよ 2人の刑事のダメ具合を表現しているんでしょうなぁ(苦笑)
そして成績や素行が悪かったりすると 寺僧のような格好をした「体罰隊」がどこからともなく現れて 生徒に鉄槌を食らわせるという 今ではありえない設定の学校でした 2人が授業に遅刻したときなどに奇声とともに現れて「無影脚ッ」 ←黄飛鴻の必殺技(大爆笑)
いやいや そもそも「無影脚」自体があり得ない技なんで(相手に向かって飛んでいき足踏みするように蹴りを繰り出す技 空中を斜めに歩いているような格好になります)ツイ・ハークの映画をまんま再現していたのが余計に笑えました
それから2人に遅れること数日経ったある日に ようやく問題の交換留学生がやってきます 大陸からの子なので田舎っぽいというかダサい雰囲気の女の子です これが若かりし日のチャーリー・ヤン
チャーリーも台湾女優 ニッキーと共演してる古い作品を2本ほど見たことがあります どちらも監督はベトナムから香港に移住して成功したツイ・ハーク だってニッキー「ツイ・ハークの新たな申し子」だったみたいだし
「新たな」ってところに李氏との喧嘩別れ前後を伺わせますが実のところどうだったのかしら(苦笑) あ 現在は李氏と和解成立なすってます 一応フォロー
おっとっと閑話休題
このチャーリー・ヤンが本当に可愛くない!(苦笑) ダサキャラで出てきてるのは分かるけど 眼鏡とおさげでここまでブスになるのか?!ってくらい可愛くありません… そして後半髪をとき眼鏡を外して美人になるというお決まりの展開を見せるのですが それでもあんまり可愛くなってない!orz
美人に見えない! 金城くんが一目惚れする意味がわからない! ダメだこりゃ〜〜〜・。 的な容姿なんですこの人 若いときは うん
芸能活動復活後の『香港国際警察 NEW POLICE STORY』『七剣 SEVEN SWORDS』『愛と死の間で』では綺麗な大人の女性になっていて 若い頃の風貌を忘れかけていましたが やっぱりイケてなかった… 嫌いじゃないけど正直可愛くも綺麗でもないんだよなー 今更こんなこと言っても仕方ないけど
香港返還前の話なので大陸と香港では ど田舎と大都会ほどのカルチャーギャップがあります イギリス領の香港では当たり前のスキンシップや友人関係も含めた異性との付き合い方も 全く感覚が違うのでその辺のギャップもチョロッと組み込まれいました でも薄かった(『彼女はシークレット・エージェント』なんかはその辺を前面に押し出しているコメディ)
結局大陸の人は最後大陸へ戻って行ってしまうんですが そこは他で見たのと同じ感じで 中香またがって芽生えたほのかな恋は成就されぬまま別れ別れにされてしまってました 大陸側の人間がもうまず諦めてるもんね「住む世界が違うのよ」的な目で振り返って終わる これがステレオタイプな展開なんだなーと改めて思ったのでした(『彼女はシークレット・エージェント』『ターゲット・ブルー』など)
結局 女なんかいなくても相棒がいれば俺たちは楽しいんだ! な大オチで〆!
やってろやってろ(苦笑)
『9.11 あの日を忘れない』2002年/アメリカ
2006年09月10日(日) |
今でもボクは忘れていなくて |
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早朝に尋ね人あり 招き入れ枕を貸す 昼刻に出かける
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本日下北沢にてスーソロin Daisy Barの日なので 少し早めに下北入りをしてスープカリーなぞ食す 本当は噂の『マジックスパイス』に挑戦してみたかったのだが 敢えて半端な時間を選んだにも関わらず何組もの待ち客がいたので 仕方なく断念した これがもう少し涼しい季節だったら待ってみても良かったのだが 今日は残暑がぶり返していて
暑かったんだ!
暑いったら暑い!! こんな中外で並んでなんかいられるかー!! ・・・と腹の中で癇癪を起こしながら線路を渡った向こう側 別のスープカリー屋へ入店 とりあえず落ち着く
⇒●マジックスパイス ⇒●心
入った店『心』は辛さの段階が『マジックスパイス』同様1〜100まで選べて 目安のレベルには以下のようになっていた
1番〜5番 … 3番が中辛レベル(追加料金 \0) 6番〜10番 … 慣れてきたら挑戦(追加料金 \0) 11番〜30番 … 辛いのが大好きならココ(追加料金 \50) 31番〜100番 … マニア向け(追加料金 \100)
「3番が中辛レベル」と書かれていたので 3番で注文したら
全然辛くないんですが?
同席した中で 10番を注文した人がいたので味見をさせてもらったら ここいらあたりが「中辛」の間隔だった
看板に偽りあり(ちょいムカ)
辛くないカレーなんて物足りないじゃないか! カレー好きをナメるなよコンチキショー!!
と腹の中だけで癇癪を起こす
大人なので 腹の中だけで解決
ライブの時間までまだ間があったので ライブ会場近くのファミレスで適当にお茶なぞして時間をつぶし 出番時刻に合わせて会場に向かった 本日はTOPバッターなので時間にズレがなくていいよ
時間に合わせて行ったつもりが少しばかり早く着いてしまったようで 入口の前で人待ちをしていたらスタッフらしき人の出勤?があって 「デイジーのお客さんですか?」と尋ねられた そうだと答えると「まだ開場していないのでここではないところでお待ち下さい」みたいなこと言われたヨ ほんの数分だったから入れてくれるかと期待したのに 場所を変えろと 言ってくれたのか ふうん… 笑顔で中指立てたくなった瞬間
まぁ聞き分けなくその場に居座ってみたところで何の得にもなりはしないので 大人しく少し離れた場所に移動 本当にほんの数分だったので 集まり出すライブのお仲間が徐々に増えて 開場時間に階段を降りるころには6人くらいになっていた
出番を待ちつつ歓談 今日は久々の人や遠方からの人も来ていたので ゼヒゼヒ良い演奏を期待したい♪
…と思っていたのだが
まずはセットリスト ───────────── 1)青春リアル 2)キミの涙と二つの影 3)すべてはジャムのように 4)プライド 5)砂の町 6)メモリーモーテル ─────────────
1曲目『青春リアル』は出だし快調 おおこりゃイイ感じかも?!と思っていたのに弦を切り演奏中断 しかも 換えのギターどころか弦のストックもないと言ってステージを手持ち無沙汰にウロウロ… 慌てて会場を離れるマネージャーさん 言い訳なのかモソモソとMCでつなげる本人 見かねてくれたのか はたまた本人やマネさんが交渉したのか 次のバンドさんがギターを貸してくれたので アコースティックなのにエレキで1曲演奏
これが『キミの涙と二つの影』だったわけだ
これは私とスプリングベルの出会いの曲 切っても切り離せない印象深い曲
・・・聴きたかった曲なだけに凹↓
この1曲の間に外で弦を買って戻ってきたマネさんが大急ぎで張り替えたスーギターをスタンバってくれたので 次の曲からはマイギターに戻して演奏を続けていたが 本当にもう 勿体ねぇったらねぇヨ!(涙)
鈴木祐樹と弦切りは切っても切れない間柄じゃないかー! ソロのときに替えのギターを持ち歩くのは現実的じゃないと思うけど 弦の替えくらい持ち歩け! つか本人がダメでもマネージャーは持ってろ!! 下北でしかもDaisy Barだったから すぐ近くに店があったけど もっと奥地だったらどうなっていたんだ・。 頼むからそういう些細な部分で点数落とすのやめてくれないかな・・・ 見てるこっちが凹むちゅーねん
勿体無いわ いたたまれないわ 演奏そのものは悪くないどころかイイ感じだったのに せっかく演ってくれた『キミの涙〜』のお礼すら言えなかった(お前が礼を言う義理でもなかろう) いや 褒めてあげたかったのに 他のことで心がささくれててできなかった ごめんスーさん でもアンタも謝れ!
遠方からの友人がこのまますんなりお帰りになるというので 特にお茶などもせぬまま 数人の友人らとともにサクサク会場を後にしたのだった 残ってても気持ちよく話ができそうがなかったもんでね ああ何て了見の狭い俺・・・
下北沢の駅で小田急組京王組に分かれ 新宿で最後の同行者とも別になった 時間は早めだったので余裕だったし クサクサした気分を一掃すべくレンタル屋まで足を延ばす
あれば借りたかった『PRIDE』(台湾のTVドラマ)は今日も貸出中で1巻目がなく 仕方がないので『危険な天使たち』を身代わりにする ニッキー・ウーと金城武が主演のお馬鹿刑事コンビものだ 借りたまま見れてないのがまだ残っているのでこの1本のみで帰路に就いた
『キミの涙と二つの影』スプリングベル/鈴木ユウキ
本日マイ父がお誕生日であらせられたので 妹と手を組んで実家の父母をランチにお誘いしてみました ちょっと離れたところにある生蕎麦屋さんにドライブがてらどうでしょう?みたいなご提案
最悪父1人でも掴まれば良いかと思っていましたが ご用のあると言っていた母も用事は午前中でお終いとのことだったので一緒にお誘いできました 珍しく弟もいたようだったので もし来るならご馳走してやっても良いと思ってましたが 迎えの車に彼は乗って来ませんでした
「あれ ○○くんは?」 「来ないって」
ふーん… 家にいるときも来ないのか 普段さんざんお世話になってる父上であろうに どうせ誕生日ってことすら覚えてなかったんだろうアヤツ
もう好きにするがいいさ &とっとと出て行け
そんな訳で 父母妹と共に奥多摩『丹三郎』へ! ⇒●丹三郎(iタウンページ) 相変わらず本家のページはどうにもなってないナ…
店名になっている丹三郎は店がある周辺の地名だそうです 手打ち蕎麦とうどんが楽しめます どっちも美味しいです そして我が家のお気に入りが毎日限定数・要予約の「蕎麦御膳(\2000)」です この日記でも何度か紹介してる超お得で美味なコース膳 季節毎くらいに味わいたくなる逸品です 我が家から行くと車で1時間ちょっとかかりますが 予約が入れられたら歓び勇んで出かけて行きます 料理にうるさい母と 外食の好みが難しい父の 両方を満足させるお店なのです 我々姉妹も美味しいものは大好きだし 父母が喜ぶのが解っている手堅い店なので 何かのときのお誘いに重宝するんです
車で行かないと不便なのが逆に良く 車好きの父に運転してもらいながら店に着くまでの1時間半 車内でコミュニケーションが図れます ダイニングのテーブルでお互い面と向かって喋るのより距離感があるので 最近会話の足りてなさそうな弟には手頃だと思ったんですけどね 彼にしてみたら狭い空間で一緒にいなきゃならない1時間半が苦痛と言うのかも知れない
…もうヤツのことを考えるのはやめよう 馬鹿馬鹿しい
今日は父のお祝いなので 予約していた御膳の他に サイドメニューを数品追加しました 「沢蟹の唐揚げ」「山女の塩焼き」あと日本酒(銘柄忘れた!) 密やかながら父の誕生日を祝う昼の宴でした
帰りの道すがら夕飯用の買い出しに 東大和のスーパーへお立ち寄り 御膳(蕎麦と季節のお料理コース)をたらふく食べたあとだったので 夕飯なんて入るのか??と思ってましたが 取り敢えず寄るというのでついて行きました(^^;) ここは道路をはさんてDイエーとYーカドーが向かい合って建っているスゴイ場所 元々昔からあったのはDイエーの方でY−カドーは数年前 満を持して販売戦を挑んできたというタタカイの物語がそこにはあるのですが 両方覗いてみての感想は
DイエーやばいNE☆
うん 明らかに違った 客足・品物数・種類・セレクション・鮮度に至るまで全てがY−カドーに軍配を上げられてました あとは店員の接客態度とか駐車場の使い勝手とか ソフトの部分に頼るしかないって感じだ…
本当に真向かいに建ち合っているので当事者にだって嫌でも違いが解るだろうし こりゃ切ない自体になっちゃったもんだな〜… て感じ 遅かれ早かれ淘汰されてしまうんだろうと思います
別にどっちにも思い入れがあるわけでもないし 業態変わった後の新しいロゴマークはどっちも大嫌いだし どっちが消えようと残ろうと正直関係ないことなんですけれども 日本人気質とでもいいますか 判官贔屓の血がにわかに騒ぎ始めましてね 負けてる方に肩入れしたい気分になりました
まー気分になっただけですけれども
そんな訳で Dイエーの駐車場に車を停めたのでくらかの生鮮を購入したあと Yーカドーで更に食品を買い込んで帰宅の途に就いたのでした 駐車場の出入りノーチェックだし 無頓着過ぎないかなぁ?と余計な心配をしてみたよ 負けてる方
夜も本家を訪ねましたが 案の定そんなに食べれる気配じゃなかったので 買ってきたワインと家にあったチーズで乾杯 サイドにサラダを添えた程度で済ませました
弟はいなくなっていました
『父娘さかずき』三門忠司&永井みゆき
2006年09月08日(金) |
いったいコレを何回やってんだ? |
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懲りずに追加レンタルを決行
『キルミー・レイター』 『ザ・クリミナル』
半額サービスは10日(日)まで!
『猿知恵の馬鹿』グルタミン
『マスターズ・オブ・ホラー/世界の終わり』鑑賞
【あらすじ】経営難の映画館を抱えるカービー・スウィートマン(ノーマン・リーダス)は、副業で希少フィルムを発掘し、金持ちの蒐集家に売る商売をしていた。カービーが、謎めいた大富豪ベリンジャー(ウド・キア)から依頼されたのは、70年代に撮影され、たった一度だけ上映された、フランスのホラー映画『世界の終り』の幻のフィルムを持ち帰ることだった。(MoH公式サイトより抜粋)
個人的に久々のノーマン! WEBでスチールを何点か見ていたので様子は解っていましたが 実際に動いて喋っているのを見るのとはやっぱり違います! うわーいうわーい!生きたノーマンだ〜v(何か違う気が…)
今年の正月に向こうで放映されていたTVドラマシリーズの1話です 映画ではないので正味1時間でサクッと終わってしまいますが 何しろタイトルがズバリ「ホラーの巨匠たち」なもんでね… もれなくホラーです ハイ
ノーマンが主演しているのはジョン・カーペンターの『CIGARETTE BORNS(たばこの焦げ跡)』ですが そのままの解釈ではなく「パンチマーク」の意訳になります 映画のフィルムは通常1本が4〜5km程度の長さになっていて 2時間の映画を上映するには7本前後のフィルムを要するので 2台の映写機を並べて交互に映写していくのが普通らしいです その継ぎ目を知らせるための合図に「パンチマーク」と呼ばれる丸い印がフィルムの終わり近くには必ず打たれていて 映写技師はそのマークがスクリーンに映るのを確認したら 決められたタイミングでもって次のフィルムを回し出すんだとか
邦題は内容から着目点を変えて命名されたのであろう『世界の終わり』となっていますが 本来はそんな「パンチマーク」という名のつけられた作品です
あれかな 人生の分岐とかも含みにあったのかな 切り替えのマーク 物語のつづきを知らせるマークはそのフィルムの終わりを知らせるマークでもあるわけで
ノーマン演じるカービーが 金持ちのクライアントに金を積まれて捜索依頼された幻のカルト問題作『世界の終わり』 その内容のあまりの過激さに映画祭でプレ上映されたきり封印されてしまった謎多きフィルムに 自身も映画マニアであるカービーが興味を持たないわけがない クライアントの催促と自分自身の好奇心に背中を押され 徐々にフィルムへと近づいていく彼は 進みゆくにつれ奇妙な現象に見舞われるようになる
映画の繋ぎ目で見るような「パンチマーク」が目の前に現れると 目の前で惨劇が繰り広げられるのだ
ほ ホラーじゃん!(初めからそうだっつってんだろ)
いやー 普段ホラーなんて好んで見ないので ある種新境地の開拓でした しかもグロいの苦手なんで 結構キツいシーンも何ヶ所かありましたよ 取り敢えずギリギリ我慢できたけど ノーマン出てなきゃ見てなかったことでしょう よく頑張ったなアタシ!
えっと 何分詳しくないのでホラー映画の「見方」というものがわからないのですが ジョン・カーペンターのこの作品は結構評価が高いそうです 1時間という枠の中でよくまとめてある とかいう記述を見かけました そんな訳なのでホラー好きの人にはおススメなのかも知れません
ノーマンはちょっと柔らかそうなボリュームでしたが 顔とか動きとか全然若かった その何気ない表情がヤバいんだってば オッサンのクセに妙に可愛い貌しやがってー! 動くと余計だし 喋ったらトドメ刺されますよ あの声は犯罪の域だと思うのですが いや 犯罪だ!(断言)
『コノヨノシルシ』BoA
2006年09月06日(水) |
ひとりぼっちの二人だが |
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仕事を早くあがれたので帰りがけにHMVに寄ってAUDIOSLAVEの新譜『REVELATIONS』購入 彼ら的には3枚目のアルバムだが なぜだかリリース元が「epik SONY」→「UNIVERSAL」→「epik SONY」と変遷 何でだろう?と思って調べてみたら以下のような事情が判明
AUDIOSLAVE は クリス・コーネル と RAGE AGAINST THE MACHINE のメンバーがそれぞれに所属していた二つのレコード会社から交互にアルバムを発売することが契約に織り込まれているので、今回の3rdアルバムはデビューアルバムをリリースした Epic Records (RATM が所属していた方)からの発売となる。 全米No.1になった2ndアルバム『Out of Exile』は、元々クリス・コーネル が所属していた Universal Music Group からリリースされている。
人気者同士の合併は色々と面倒なことがあるんだと知った 大人の事情(苦笑)
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『幽霊刑事』鑑賞
【あらすじ】エリート警察官のフォン(アンディ・ホイ)は犯人との銃撃戦で頭に被弾、昏睡状態に陥っていた。 2年後目覚めると両親や恋人はすでになく、献身的な看護師のオスカー(ロレッタ・リー)とリハビリに励む毎日の中、病院仲間のキット(チョン・ダッミン)に不思議な事―キットは幽霊だということ、そしてフォンは幽霊と対話する能力を得ていたことを教えられる。 その後退院した彼は、看護婦ばかりを狙った猟奇的な強姦殺人事件を担当。キットや被害者の霊の助言に従い、次々と死体を発見してゆく。 そんなある日、キットはオスカーの生命オーラが弱くなっている事をフォンに伝える。次の被害者がオスカーだと踏んだフォンは、捜査を進めつつ、彼女の警護をはじめるが……(FULLMEDIA公式サイトより)
気楽に見られるだろうとタカをくくって借りてきた アンディ・ホイ主演のホラー・アクションだったんですが これが意外に面白くてビックリしました いや 基本はコメディ混じりのC級香港ホラーです そういった点での期待は裏切っていないんですが オチが意外だったというか“予想以上にまとも”でした え?あ?こう来るんだ へえぇ〜…
バカにした意味ではない「感心」をしました
キャスト的には地味すけどね 何しろ主演がアンディ・ホイ 顔はなかやまきんに君とかロンブーの淳に似てるよね 締まりが足りないというか ちょっと抜けた風貌してるけど 品がなくはない 育ちの良いお坊ちゃん役しか見たことないしな 私の中では陳小春(チャン・シュウチョン/ジョーダン・チャン)と同じラインに立っている人 要するに地味で花がない(おい!) でも嫌いじゃないんだゼ! 嫌いだったら「準新作」のうちに借りようなんて思わないしねー(そんなバロメーター…)
脇役のチョン・ダッミンが良い感じです 香港版「梶原善」(笑) カメオでラム・シューとか出てました 本当にあのオッサンはよく見かけるわ
立てつづけに『WINDS OF GOD/ウィンズ・オブ・ゴッド』鑑賞
【あらすじ】現代に暮らす売れない漫才師コンビが交通事故のショックで第二次大戦中にタイムスリップ、神風特攻隊の隊員となった二人は、やがてそれぞれ別の道を歩むことに……。(allcinema ONLINEより)
前々から見てみたかった今井雅之のライフワーク・シリーズの初回映画化版 映画は95年作品になってましたが 劇中での“現代”は93年でした 今井さんをはじめ出演者の若さに目をみはった みんな肌とかトゥルトゥル!!
見知った顔は 六平直政 別所哲也 井田州彦(現:國彦) くらいでしょうか もう1人の主演山口粧太は名前だけ知ってる感じで顔を見ても馴染みがありませんでした 何となくホリケンに似てるなと… 思ってみたり 彼よりもう少し造作が整っています 多分イケメンです 画像検索したら現在は更にナイスな風貌になっていました 正直今の姿の方が好みだ…(髭とか眼鏡が足されると更に惚れ) ⇒●
出てきた人物は実在する人の名前を使っているのだろうか? 没年月日・姓名・階級が明記されていたので 何となく気になってみたり 最後の方で特攻しちゃう少年将校の遺書文面はどこかで見たことあったよ 「お母さん お母さん お母さん お母さん お母さん…」便箋いっぱいにずっと「お母さん」て書いてあるやつ あれ 泣きそうになるから勘弁して・。 どこで見たんだっけ?靖国の遊就館辺りかな(見てるし)
⇒●靖国神社「遊就館」
まぁいずれにしても戦争モノはね 弱いくせに見ずにおれんのよね 役者が変に有名でない方が移入できていいです 「いい」というか「イタイ」のか 知ってる顔で見てても作り物感が強くて白々しく見てしまうもので(苦笑)CGとかへっぽこでも 古い映画やドラマの方がくるものがありますね そういうのの方が見てて興味深いです
今回見た『ウィンズ〜』も 割と顔ぶれが地味で良かったよ 今井さんは現代からすっ飛ばされたって設定だったから 顔に馴染みがあっても違和感なかったし 何しろみんながみんな若いから今とは別人に見えてたわいな(^^;) 六平さんとハムの人はあんまり印象変わってなかったなぁ 10年以上も前の映画なのに…
舞台での上演が人気を呼んでの映画化である所為か 冒頭がまんま舞台で これはこれで面白かったです 主人公コンビがあまりにもバカ過ぎて最初は閉口しましたが あれは「何も考えずに生きている現代人」を極端に描いた結果なんだろうなーと解釈しました しかし 広島や長崎に原爆が落ちた日くらい知って欲しかったな… 果ては終戦の日にちくらい覚えていておくれヨ〜(ノm`)・。
つか この映画から10年経っている今の「若者」たちは 大丈夫なんだろうか?!(言ってることがババくさい)
⇒●WINDS OF GOD/ウィンズ・オブ・ゴッド(プロジェクト)
『ひとりぼっちの二人だが』1962年/日本
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