カタルシス
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2006年12月13日(水)  アラン 

『トーチソング・トリロジー』(映画)鑑賞

※もはや映画の感想になっていません
 主旨は俳優マシュー・ブロデリックに特化した内容になっております
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み・・・ 見た! 個人蔵のビデオを借りて見ました!!






ブロデリッ君 激若&激カワ!!! (悶絶)





ビデオ貸してくれた友人からも mixi友さんからも「マシュー(マシュー・ブロデリック)が可愛いよ」と言われていたので心の準備はしていたハズだったんスけども
出てきた瞬間に「うひゃ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」と奇声を発する有様でした! 夜中に一人で何をしてるんだか

先日舞台で観たお話の映画版です 88年米作品
舞台がだいぶ忠実に作られていたのが解る内容でした 物語は勿論ですが 描写や雰囲気がすんごい似てた 舞台の方がよりコミカルな演出になっていたくらいでしょうか?でも映画の方も充分にジョークが効いてます(笑)

篠井さんのアーノルドは女装も綺麗だし 声も潤った良い声なので自分を「醜い」と思っている部分にリアリティを感じられませんでしたが 映画版のハーヴェイ・ファイアスタインはすごいハスキー声でまるで八百屋の兄ちゃんみたいでした 男性の格好のときはカッコ良いのに 女装時のメイクが美しく見えないようになっていたり ゴツいボディラインをワザと強調したようなドレスを着たりしていて ステージでの芸も「笑い者」にされて稼ぐような役割 そうやって敢えて「醜さ」を演出したんだろうなぁ

舞台版・映画版共に登場人物のキャラクターはほぼ一致していました 特にアーノルドの母親はイメージに全然ブレがなかった・・・ 驚異的 その次は養子のデービッドかな
唯一全然違ったキャラクターに見えたのが アーノルドの若き恋人アラン 噂のブロデリッ君です

舞台版はちょっと妖艶さと狡猾さが滲み出る「綺麗だけど小生意気な青年」という印象でしたが ブロデリックのアランは純真で無垢で 若さゆえの奔放さから時々予想外の“魔”が現れる感じに見えました 彼だけは別人だった ・・・つか、ひたすら可愛かったんスけどもブロデリッ君 一度見終わってからアランの出てるところだけもっかい見直しちゃったヨ!orz

この映画のとき彼は26歳 本家本元のブロードウェイでは81年から舞台に立って初期はデービッドを 次に映画同様アランを演じています とすると始まった頃は19歳スか・・・ 生でそのまんまアランだ(劇中では21〜27歳で登場)

私がブロデリッ君を認識したのは『グローリー』という映画 『トーチソング・トリロジー』はこの前年の作品なので 年齢的にはさして変わらなかったハズなんですが アランはズバ抜けて若々しく見えました〜 カワユスカワユスカワユス・・・
ちなみに嫁は『SATC』で人気を博したサラ・ジェシカ・パーカー

作品自体は古いものですが 一昨年にDVDでリプリントされています ちょっと買ってもいいかも な気分(浮)
 

『アラン』1934年/イギリス

 


2006年12月12日(火)  グルメ探偵 

妹がFM局に応募して当てた映画の試写会が今日18時半の開演で 一緒に行かないかと誘われていたが 時間が微妙だったので丁重にお断りした
会場は新宿の住友ビルだったから 定時に飛び出せば間に合わないこともなかったが 無事定時に出られる確証もなかったし どこかで少しでも躓けば即アウトなタイミングになる 当選葉書1枚につき2人まで入場できるが 試写会というものは往々にして時間厳守を強いられるもので 2人揃うまで場内へ入れないし 時間を過ぎたら締め出しを食らう 妹は開場時間前に現地へ着けるのだから いつ来るとも知れない私を待つより 先に入って少しでも場所の良い席を確保すべきだ

結局 妹は誰も連れずに行くようだったので 新宿だったら帰り道の途中だし 上映終了の時間に合わせて仕事を切り上げるから 合流してゴハンでも食べて帰るか!という話になった

タイムテーブルを確認した妹から「20時ちょい過ぎには解放されそうです」との連絡があったので 20時半に新宿西側の京王百貨店1F正面口で待ち合わせることにした こっちはその間仕事を適当にやりくりする 年末の忙しさも一段落し比較的作業操作がしやすい日だったのは幸いだった

⇒●フランキー・ワイルドの素晴らしき世界

予定より少し早く新宿に着いたので しばらく地下街をフラフラしていたものの 最近携帯電話の調子がすこぶる悪く… 調子が悪いというか バッテリーがもたなくなってきている 11月の初めからだましだまし使ってきたものなので 不調なのは承知の上なのだが 一晩充電しても使い始めて1時間でローバッテリーになってしまう かろうじてメールはやり取りできるが ネットに接続しようものなら数秒ももたないし 通話に至っては相手の声を確認する前に電源が落ちてしまうという状況だった
去年の12/10付けで機種変更した 私にとってのau第1号機 それまでTu-Kaだったのを サービスの縮小とポイントの消失に迫られて やむなく変えた機種だった デザインや一般的な機能はまずまず納得していたが カメラの質が悪いことと 使用開始から10ヶ月でバッテリーが不調をきたしたことで 私の中でauの評価はガクンガクンに落ちていた 前のTu-Ka機種は容量も少ないしカメラの画素数も低いものだったが 使うには便利だったし調子良く機能していたので 結構気に入っていたのだ 壊れていた等の問題があっての機種変ではないから どうにも悔やまれてならない そのままTu-Kaにしときゃ良かったかも とついつい思ってしまう私は元来優柔不断な人間だ

そんな瀕死の携帯に妹から電話がかかってきた ディスプレイの表示を見て真っ先に思ったのは
「げ!電話はヤバイ!!」 だった

しかたないので通話ボタンを押して話をしようとしたが 案の定「おねえちゃん?」の一言を聞いたのみで電源が落ちくさった orz
一度バッテリーを本体から取り外してから付け直すと ローバッテリーだったはずの表示がフルバッテリーに化けて現れる 一瞬でも電源が入るので 次の電話を着信する前に大急ぎでメールを打ち

「電話だとバッテリー落ちちゃうからメールで連絡ください!」 と送った

ほどなくしてメールが届き 少し早めだけど約束の場所に到着したとのこと ならばこちらもフラフラしてないでサッサと上に上がるとしよう 携帯が使えるうちに合流しておかないと(汗)
待ち合わせ場所へ行ったらすんなり会えたのでホッと胸をなでおろす これで取り敢えずは携帯がなくても何とかなる状況になった

先日ダニエル・パウターの帰りに寄った沖縄屋の近くに 見慣れぬ店が2軒あったことを覚えていて 次の機会にはこっちの店も試してみようとか何とか言いながら 前を通った記憶が新しかったので 妹のリクエストによりそのうちの一方の店を目指すことにした 2軒のうちの1つは台湾小吃の店 でも今日向かったのはインドカレーの店

⇒●インド定食 ターリー屋(西新宿店)

インドカレーは結構あちこちで食べているので 我々姉妹にとっては 他店との比較ができる「食べ比べメニュー」の一つだ この店が目を引いたのは何といってもその価格設定で 相場1000〜1200円辺りの内容を800〜1000円で提供している まずこのリーズナブルさに小市民はアンテナを立てた 今回足を向けなかった台湾小吃は他よりお高め設定だったので除外視した部分が強い

安くても不味くちゃダメ 美味しくても高過ぎちゃダメ
いかにリーズナブルかつ美味しいものにありつけるかが 我らの食べ比べゲームの醍醐味なのである

さてインドカレー屋に話を戻そう
入店した我々はテーブル席に腰を降ろした メニューを広げてお互いに「3色カレー定食」をセレクト☆
3種類のカレー(日替わりで4種類用意されている中から3つを選ぶ)とライス・ナン&ミニサラダと自家製ヨーグルト を合わせたプレートが980円という破格値で食べられてしまうらしい ランチはこれにドリンクやタンドリーチキンがつくようだが 今は残念ながらディナータイムだ

⇒●主なメニューはこちらを参照

程なくして皿が運ばれてきた 他にも数組の客がいたが さほど待たされた感はなく 店員の印象も悪くない(特別良くもなかったけど)

パッと見の感想は「ナン デカッ!!」って感じ 大皿を左右に大きくはみ出したナンが1つ 中央から縦に切れ目を入れられて2ツ折りの状態で乗っていた その下に隠れるようにサラダが盛られている ライスは長粒米ではなく“日本の美味しいお米”的ふっくらモチモチ系で横ちょに目玉焼きが並んでいた インドカレーには長粒米を望みたい我々としては ややマイナス要素だったが だからといって不味いわけではないので有り難く馳走に与った

カレーは洋食風やご家庭風で誤魔化したりせず ちゃんとインドカレーの味で どれも普通に美味しかった これだけのものが990円なら全然アリ!特にランチは絶対にお得だ

ナンもライスもおかわりすることなく満腹 自家製ヨーグルトで口の中を落ち着けて のんびり夜風に当たりながらの帰宅となった

何だかんだいって新宿・渋谷はやはり若者の街だ 最近出入りの機会が増えた銀座・有楽町界隈を思うと 価格帯は格段にリーズナブル その分質が落ちることも多いのだが それはそれで仕方がないと分かっている
要はコストパフォーマンスだから

価値に見合った価格設定か そのバランスに自分が納得できるのか
自分が基準とする“ものさし”で 今日も今日とて測量中〜☆

『グルメ探偵 ネロ・ウルフ』2001年/アメリカ

 


2006年12月11日(月)  不信のとき 

今日明日は社内に一人です でも遊んでいる場合ではありません
年末です・。

職場宛に落札した『ダ・ヴィンチ・コード』が届きました 何となく信用できない相手だったので自宅ではなく職場の住所を使いました こんな具合に色々と心配しましたが何とか無事取引終了で一安心です

この出品者 最初の連絡が来なくて丸三日まで待ち こちらから丁寧な確認メールを送ったら ゴメンでもなんでもなく普通に連絡メールが返ってきて こちらの連絡先等詳細に訊いているクセに自分の連絡先はメアドしか開示してなかったので少々不安になり 振込先は記してありましたがすぐに入金せずに
「そちらの連絡先をいただき次第入金します」と返事して こちらの連絡先を先に教えたら 次届いたのが連絡先だけ記したメールでした

・・・こいつ 人として無礼なヤツだな(微怒)

それでも感情抑えて入金を済ませ「入金しました」メールをしたのですが 当然と言うか それに対する返事はなく

【私が思っていたオークションでのやり取りの基本】
 1)a.落札すると出品者から連絡のメールが来る(大抵一両日中には)

 1)
b.落札したときにオークションサービスから届くメールに 出品者からのメッセージが記載されている
 2)こちらから連絡をとる(こちらの連絡先を明記)
 3)確認のメールがくる(向こうの連絡先が知らされる)
 4)入金する(ケースによって入金連絡)
 5)入金確認の連絡 or 発送の連絡
 6)商品到着(到着報告 or オークション評価)


今まで何件かやり取りして来た中で当たり前だと思っていたこれらの礼儀が 何一つ示されない相手だったので 自分がウッカリしていたと諦めるより他ないと 万一このまま商品が届かなかったら 得だと思った2000円がそのまま損害になるんだなー・・・と肩を落としていたので 手馴れた梱包状態で商品が届いたときには胸をなでおろしました

今後はちゃんと相手の評価を確認してから入札しないといけません というか 以前は異常に注意してたのにね 今まで取引相手に恵まれていたことが油断につながってしまったのかも知れないね 超勉強にナッタ!

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『ラブ・イズ・マネー』鑑賞

もちろんトニー目当て 相手役はスー・チーです トニーの親友役をラム・カートン(林家棟)『インファナル・アフェア』でラウの下にいた刑事演ってましたね 『ベルベット・レイン』ではジャッキー・チュンの右腕 『イエスタディ、ワンスモア』では保険調査員 チョイ出の割にオイシイところを押さえる役者 という認識でインプットされております 特別ハンサムでもないけど 普通ぽくて良いんではないでしょうか

【あらすじ】
ソイヤン(トニー)は億万長者の青年実業家 自社経営は波に乗り常に順風満帆といった経営状態だったが ありすぎる財産が人を信じることを忘れさせ 「金がすべて」の妄想観念にとらわれてしまっている 金以外のものに執着がなく 大金持ちのクセにお金を使うことが大嫌い 身なりもおよそ大富豪には見えない安物を着回して 買い物するときはとにかく値をたたく 妻の為に何かと金をかけた挙げ句 習わせてやった絵画の教師とかけおちされてしまった父を反面教師にしてるためか「女には金をかけない」をモットーとする筋金入りの守銭奴だ
ある日 家に住まわせていた恋人を「金がかかる」という理由で追いだしたソイヤンは 彼女の怨みをかいカードや小切手の使用を差し止められてしまう 手続きをすれば数日で元通りになるものだが 今すぐの現金がほとんどなかった彼にしてみたら一大事である 休日を目前にした銀行へ駆け込もうとしてみたものの 惜しいところで間に合わず無一文で週末を過ごさなければならない羽目になってしまうのだった…

一方 オフィスビルの一企業に勤める証券ウーマンのチョイは 故郷・台湾に住む父の差し金でやってきた幼なじみのプロポーズを交わすのに四苦八苦する日々 もういい加減こいつを追い払いたい! とうとう我慢ならなくなった彼女は その場に居合わせた“お金に困っていそう”なイケメンをひっつかまえて「お金を払うから恋人のフリをして!」と話をもちかけた 値段交渉の末 契約は成立
青年の名はリチャード 中国名は発音が「馬鹿」と似ているから滅多に自分からは名乗らないが チョイが彼のケチぶりに呆れていった一言に思わず反応


「ソイヤンッ(馬鹿ね)!」
「なんで俺の本名を知ってるんだ!」



チョイには 金で雇ったケチで貧乏な青年との“恋人のフリ”から始まる恋物語が
ソイヤンには 自分を富豪と知らずに好意を寄せてくる 勝ち気で可愛い女の子との恋物語が

微妙な認識のズレをそのままに 展開されていく


まーなんか おとぎ話チックなお話でしたよ 乞食だと思っていたら王子様だった!的なね 脚本・製作・監督すべてバリー・ウォン アイドル撮らせたら香港イチ!(笑)

スー・チーはまま可愛いんですが 同僚の美人さんと並んでいるところを品定めしているトニーとジムが「お前どっちがいい?」「可愛い方(スー・チーのこと)」と言ってるのの真意が図りかね(苦笑) この“可愛い方”は「美人系より可愛い系」という意味だったのか「より美しい方」という意味だったのか 後者であったら正直納得いきませぬ 前々からしつこく言っているようですが スー・チーは決して美形ではないと思うのですよ ファニーフェイスの部類でしょ 「可愛い」に賛同はできるけど「美人」には賛同できない

ワタシ ホンコンノ カンカク チョト ワカーラナイヨー
 

『不信のとき』1968年/日本

 


2006年12月10日(日)  真実の囁き 

毎度の如く襟足がモサモサっと跳ね上がってきたので 数日前に予約を入れておいた美容院へレッツらGO!
今回は半年経ったということで縮毛矯正もしちゃいます いくらこれからが乾燥する季節とはいえ 徐々に自毛のクセが幅をきかせてくるのです ひどくなってしまうと毎朝このクセとの戦いにエライ時間を取られてしまうので 思い立ったときにしておかねば後で泣くのは自分なのです・。
そんな訳で3時間くらい美容院にいました

その後一旦自宅へ戻り 身支度を整えてから再出発 本日は阿佐ヶ谷にてお芝居観劇です
 

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SPIRAL MOON公演『サクラソウ』観劇

【物語】
舞台は海の近くの喫茶店。店に集まる気の良い人々の何気ない日々の裏には、それぞれが抱える複雑な思いが見え隠れする。
ライターの井上はこの店の常連客だが、店のマスターともその夫人とも、隣のサーフショップの店主とも皆古い付き合い同士だ。この店からほど近い病院に入院中の妻を毎日見舞い、ついでのように店へ訪れている。事故に遭った彼の妻は一命を取りとめたものの大怪我をし、意識が戻ったときには事故の前後約10年の記憶を失っていた。
井上と彼女が出会ったのは約9年前。連れ添った年月どころか、彼女の目に映る夫は ただの見知らぬ男性でしかなかった・・・


ザムザ阿佐ヶ谷 初めて行きましたが雰囲気のある良い小屋でした 居心地も悪くないし駅からも近い でもちょっと借りるのは高そうな気がする・・・(そんな心配か)

「劇団め組」の野村貴浩さんが客演主演というので つられて観にいった小劇場作品です 主催の「SPIRAL MOON」は全くのお初劇団さんでしたが 穏やかなテンポな割りに会話が巧みなので飽きることなく最後まで観られました 物語的には特別盛り上がりもなく オチも決定的な感じにはされておらず 観る側が好きなように解釈すれば良いんだろうな という雰囲気のお芝居です 会話劇っていうのでしょうか?とにかく台詞が多かった でも無駄で無意味な言葉はほとんどなくて やり取りを聞いているうちに引き込まれていく引力はあった 押し付けな感じでもなかったし 普段観ているのとはひと味違った作風だったので新鮮でした こんなのもアリだなーと思った
小劇場だからこその内容ではありましたが(笑)

入場の際すぐ隣にめ組の酒井さん(役者さん)がいて内心「うわ!」っと思うも 今日は彼が舞台に立つわけではないので敢えて声はかけず でもソッコーで友人たちに耳打ちしたら 後ろの席に藤原さん(め組の看板役者)もいて 3人して総毛立った 劇団員が客演主演していてしかも楽日楽回なんだから 仲間が観に来ていても不思議はないのに 3人揃って全然まったくその予想をしてませんでした 私服の彼らにこっちで勝手にドギーマギー

あ 『サクラソウ』は「桜草」ではなく樹木葬の「桜葬」のことでした これってちょっとネタバレなのかな?でも内容には直接関係ないので 書いちゃえ書いちゃえ てへ☆

そしてノム様(笑)は榎本の時のお髭を剃り 眼鏡をかけて理知的ながら物腰の優しい“ライター井上”を演じておられました 前から解ってはいたけれど キラキラしてて王子様系の人だなぁ・・・ 特に今回白の太編みセーターにジーンズという出で立ちでの登場だったので 冗談抜きで 眩しい?!Σ(≧皿≦;) と思ったヨー
 

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夜 ワーキングプアについてのTV番組を見た
知人のmixi日記でエラく向上心の厚いことが書かれているのも見た
何らかの理由で今の職場にいられなくなったら自分は能力的にも年齢的にも つぶしの利かない人間だなぁ・・・なんてことに気づいてしまい 地味にヘコんだ

この年齢になってから わが身を立てるために有益な能力ってなんだろう?
今ほどの収入が得られなくても定期的で安定した収入が得られる恒久的な職ってなんだろう?

生きていくって本当は大変だ
 

『真実の囁き』1996年/アメリカ

 


2006年12月09日(土)  ラヂオは笑ふ 

演劇集団キャラメルボックス公演 『少年ラヂオ』を観劇

【物語】
大正15年12月、東京。
小林ラヂオは17歳。3年前の関東大震災で両親を亡くし、弟のコテツとともに親戚の家に引き取られたが、朝から晩まで扱き使われる暮らしに嫌気がさし、弟を残して家を出る。しかし、仕事は見つからず、今は手先の器用さを生かして、スリをして暮らしている。ある日、ラヂオは上野駅で、他のスリに財布をすられて困っていた娘と出会う。娘の名は春日美汐。有名な春日財閥の一人娘だった───(CARAMELBOX ONLINE STORE 台本案内文より)


今までキャラメルさんは幕末モノしか見ないと決めて他は誘われても何しても自主規制の対象にしていたんですが 今回のは案内が送られて来た段階で まず時代設定がツボ 舞台設定がツボ 人物設定までツボという3拍子を揃えられてしまい 已む無く手を出しました でも自粛してるから1回しか手配せなんだのですが

も・・・ もう1回くらい観たい orz

ヤッベ!大内さんが大ツボだった!油断してました 何だあの動き!スタイル!今回のようなキザっちい役で見てしまうと余計だ ダメダメ ダメダメ ハマっちゃダメだぞ!これ以上(大汗)

いろいろ都合良過ぎですが良いお話です クリスマスのための心温まるストーリィ お芝居未経験の方にもオススメな1本ですv(何宣伝してんの) ただ逆に 芝居見慣れた人にはツッコミどころが多いかも でもやっぱ個人的にはもう一回くらい観たい 大内さんが(そこかよ)
 

『ラヂオは笑ふ』1932年/アメリカ

 


2006年12月08日(金)  インナーウォーズ 

『恋するブラジャー大作戦 (仮)』鑑賞
 
【あらすじ】
女性だけで運営されてきた日本の大手下着メーカー「シス」が、新たな戦略として男性デザイナーによる《究極のブラジャー》の開発を決定した。
3ヶ月の期限で新ブランドによる中国市場の開拓を命じられた香港支社長のサマンサ(カリーナ・ラウ)は、男性社員の起用に戸惑いながらも社命に従うしかない。そして多数の応募者の中から選ばれた、プレイボーイのウェイン(ルイス・クー)と、やたら強気な小心者のジョニー(ラウ・チンワン)。
「シス」初の男性社員に対する女性スタッフの熱烈な歓迎に、ふたりはすっかり有頂天になってしまう。
しかしただひとり男性社員の起用に納得の出来ないチーフデザイナーのレナ(ジジ・リョン)だけは、仕事もしないでバカ騒ぎばかりしている彼らに次から次へと恥ずかしい試練を与える。
ウェインとジョニーは残り少ない時間の中で、ブラジャーのエキスパート(?)と成るべく集中特訓を敢行!
史上空前のフィット感、極上の着け心地の《究極のブラ》を求めての大作戦が開始される!(公式サイト「Story」より)


えーと 面子的には豪華でした 主演の4人の他にカメオで スティーブン・フォンだのカレン・モクだの樋口明日香だの 見知った顔ぶれがチラホラ 顔を知らなかったのでクレジットを見てビックリした フォトグラファーのウィン・シャ 冒頭の面接シーンでマニアックな映像監督?みたいな役で登場してました「下着を撮らせたら俺の右に出るヤツはいない!」的な台詞だったかな… 実際に撮る写真はアーティスティックでスタイリッシュなのに こういう出方を受け入れてしまう空気が 香港芸能特有の敷居の低さだよなぁ(苦笑)

コメディができてなんぼの技量
パロディに出られてなんぼの度量
カメオを受けてなんぼの器量

日本の役者の格付けとは明らかに基準が違ってる というか 同じことしかやらない(できない)芸能人は飽きられちゃうんじゃないかな だからみんなマルチに活動してるんじゃね? せっかちで欲張りなイメージのある中華気質からの推測でしかありませんが

…閑話休題

話はあらすじのまんまです 特に大きな特徴もなく スタートからゴールまでの道筋を ドタバタコメディで賑やかしく見せているのみです つか これよく国内版が出たヨネ(苦笑)
実は別の作品と間違えてレンタルしてきたものだったんですよ パッと見の印象が似ていたというか 思い違いに気づかなかったというか
何と間違えたのかというと ン・ジャンユーとダニエル・ウーの呉(ng)コンビが共演してる『豊胸秘CUP/Beauty and the Breast』って作品 これこそ国内版化されるには もそっと呉さん方に頑張ってもらわないと!な内容だと思うんだけど ダニエルくんのコメディが見たくて気になっていたのです ジャンユーも好きな俳優さんだしさ “男2人のちょいエロでおバカなコメディ”みたいな覚え方をしていたので 今回のと間違えちゃったみたいです そして本来のお目当てはやっぱりまだ国内版は出てませんでした(^^;)ゞ

日本の下着ブランドが舞台なんで 微妙な絡み方で日本人モデルや日本での会議風景なんかが出てきます 会議は日本語⇔広東語で言い合いしてて 何故か通じ合っている… プチ『王様の漢方』状態(その例えがわからんだろうよ)
おバカなノリや笑いの設定なんかは香港コメディの王道をいくベタさ加減で 失笑ながらも潔さを感じますし その阿呆な話を 手堅い演技で何本もの映画に出 評価されてきたベテラン俳優たちが演じているのだから 呆れ度合いは増すというもの(苦笑)

究極のブラと男女の恋愛をつなげるこじつけ方が かなり痛々しいことになっていましたが 一人で見る分には我慢ができます これは誰かと一緒に見る方が恥ずかしくていたたまれなくなるんではないかと! ジジ・リョン演じるレナの口癖?で ソプラノ歌手の発声練習みたいな「はーっ!」って高い声を頻繁に出すんですが あれがまぁ耳障りというか 普通そんな声出さねーよ!ワザとらし過ぎるよ!!と顔を覆いたくなるような気分にさせられました カリーナ・ラウ演じるサマンサは 下着ブランドの支社長らしくいつでも最高品質の下着を着用している美人ボス 下着のフィット感を説明するためにシャツをはだけて下着姿を披露したりする そのボディたるや細いわ白いわ とにかくお綺麗デスタ… え おいくつなんですかマダム? いいなー トニーいいな あんな彼女羨ましい〜 (←カリーナ・ラウはトニー・レオンの長年のパートナー) 若い頃より歳を経てからの方が綺麗と思う女優さんです ハイ

ルイス・クーは初めて見たのもコメディで しかもそのときは冴えない間抜けな青年役だったんですが 作品で見る前に持っていた彼のイメージは 今回みたいなプレイボーイのキャラだったので ウェインの役回りは何の抵抗もなくすんなり受け入れられました 派手な顔立ちの二枚目とでもいうんでしょうか 健康的でちょい濃ゆい感じのゲロモン系 スリムなスーツをビシッと決めて カラーシャツにタイの合わせなんかは 一歩間違えたらホストです 身長が高いのか バランスが良いのか 引きで撮られた立ち姿が特に格好良かったです ラウ・チンワンがちょっとガタイ良い人なのでルイスはシュッとして見えました シュシュッと

…ここまで書いてみても やっぱり特筆すべきは俳優のみな作品だったんだなぁ(苦笑)
好きな俳優が出ているんだったら見ても良いけれど そうでないならやめておいた方が無難な1本ですね
 

『インナーウォーズ』2002年/アメリカ

 


2006年12月07日(木)  Mind Tric 

ジェイミー・カラムのライブ行って来ました

渋谷AXで18時開場/19時開演 だったので 18時定時の自分は結構頑張って開演に滑り込んだんですが 19時から30分アクトが入り(これは事前に知らされていたので別に驚きゃしなかった)その後ただ何もなく立ったまま待たされること


45分間


20時を過ぎた辺りからジェイミーコールとブーイングが混ぜこぜの呼びかけが始まって ステージにメンバーが姿を現したのはそれから15分ほど経ってからでした

ステージは良かったんですけども
演奏やパフォーマンスには文句なかったんですけども
2時間弱のステージが終わった頃にはもう22時を回ってしまっておりまして…
ECもなく 会場からトコロテンのように押し出された 渋谷の夜の空の下

相方は大宮の先に住んでいる人だったので 木曜の夜にこの時間はハラハラさせちゃったみたいです JAZZも聴くというだけの理由から無理にお誘いした人だった上 1時間15分も真打ちの登場がないまま立ちずっぱりで待たせてしまったことに 私もハラハラしました 彼女 腰痛持ちですのよ スタンディングだっていうのは了承済みだったけど 1時間押しなんて話は勿論してませんでしたから いや 私だって想像してなかったサ!前回時間通りに始まって2時間以上たっぷり楽しませてくれたアーティストだったんだもんサ!

何かねー 本人がMCで「そこのNHKでポップジャムの収録してたんだ」って言っていたので いつの話だろう?と思って聞いてましたが どうも今日だったみたいですよ ライブの前に録ってきたんだってさ へぇ〜 ふぅ〜ん…

だ か ら 今 日 だ け ア ク ト が つ い て た ん で す か

それを聞いたらちょっとムカっときました
今日のライブは前回公演(今年6月)の時点で決まっていたスケジュールなので、明らかにPJ収録の方が後乗せです 既にチケットを買って 平日の夜に時間をつくって 彼の演奏を楽しみに待っている客を相手に そんな対応してくれるのかと

マドンナやマイケル・ジャクソンが1時間押すのとは訳が違ってるだろうとか いやいや昔のOASISと比べたらまだマシか なんてくだらない自問自答を繰り返してしまいましたよ おかげさまで終演後夕飯は食べられずに直帰でした 押すなら押すとさっさと言ってくれれば先にゴハンとかできたじゃんかよー 働いたあと駆けつけてんだからメシくらいまともに食わさんかい!

『Amazing grace』や季節柄の『Jingle Bells』もJAZZアレンジでカッチョ良かったし 今回もまた替え歌やカバー曲を演っていて ジャスティン・ティンバーレイクの『Sexy Back』やマドンナの『Hung Up』をチロッと歌ってみたり 前回にも披露していたレディヘの『High&Dry』はピアノだけでフルコーラス歌ってました オリジナル曲の『London Skies』は歌詞を「シブヤ・スカイ」にして歌ったりと愛嬌たっぷり 後半はオーディエンス数人をステージに引き上げてラテン系の賑やかしい音楽で踊り あらゆる物を叩き回って大騒ぎでした

とまぁ ジェイミー自身は色々やって楽しませてくれたんですがね


…この後味の悪さは何だかな(苦笑)
 

『Mind Tric』Jamie Cullum

 


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