六本木ミニだより
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2002年03月25日(月) 創作の現場から

 なーんていうカッコいいタイトルで、続きを書くつもりでいたのですが……。
 金曜日みたいな長文を書いてしまいますと、それだけでスケジュールが押せ押せになってしまって、火曜日まで何も書けない、なんてことになってしまうのですね。昔は日記だろうが掲示板だろうが、何倍もの長文を書いてたんだけどなあ。しょうがないので、はしょって書きます。

「今、小説を書いてます。長編は大変です。体力と根気と勇気がいります。でも、私にもっとも必要なのは、リラックスだったのかもしれません。リラックスできないと、集中はできないのかもしれません。ニヤニヤしながら1年ぐらいかけてやっていきます」

 なんだ、ちゃんとまとめられるじゃん。

 前にもちょっと書きましたが、バンバン買い物するようになっちゃったのと、小説を書き始めたのとは関係があります。
「小説売れたら大金持ちなんだから、買っちゃえ〜」と思っているからではありません(一冊の小説で執筆者が手にする金額は、サラリーマンの年収より低いのが相場)。そうじゃなくて、これでダメなら、すっきりと次の人生に行けるので、〜ライター仕事増やすなり再就職するなり〜、腹が据わったからなんです。書くことができなくて、動きがとれずに苦しんでいる状態というのは、現実的にも精神的にもいちばんキビシイ。みんなが働いていて、自分ひとり、空を眺めていると白い雲が流れていくというのはね。

 「買い物手帖」をつけるようになってよかったのは、書いたときに、「これは本当に自分の欲しかったものか」確認できるということ。本当に欲しかったのか、必要なのに買えずにいたものか、それともヤケで買い物しちゃったのか、自己確認できるのです。
 で、明日、この「買い物手帖」に書き加えても絶対に後悔しないと思える、「すごい買い物」をしに行きます。
 何を買うか公表しようかどうしようか……、あ、もう出かける時間だ。決断しなきゃ。オーダーのスーツなの。
(一応、『ニヤニヤ生きる』シリーズはここで終わり)


2002年03月22日(金) やっとシリーズの続きです

(この稿は以前からの続きです。初めての人はindexから「ニヤニヤ生きる」をクリックしてね)

 さて、「ニヤニヤ生きる方式」を取り入れようと思い立った私は、さっそくあれこれの生活シーンの中で試してみました。
 まずしょっぱなは、かなりくだらないんですが、「階段を下りる」です。私は地下鉄の階段を下りるのが遅くて、彼の家から一緒に出勤したときなど、「早く下りてよ〜」と、かなりイライラされます。なんとなく脚がこわばって、もつれてしまうんですね。
 で、ニヤニヤしながら下りてみました。 すると!「タタタタター」、まるでレレレのおじさんのごとく、脚がスムーズに動くではありませんか。
 次は、もっとくだらないんですが、「歩く」ことです。私は歩くのも遅いです。ところが、ニヤニヤしながら歩くと、足取りが軽やかになるのです。

 先日、ボウリングに行ったときも、もちろん、ニヤニヤしながら投げました。うむ、スペア取ったぞ。ガーターも出したけど。
 ちなみにこの日、連れ合いは、3連続ストライク、いわゆる「ターキー」というものを初めて出しました。
(私はそれを「ターキー」ということもそのとき知ったんですけど)。私は興奮して、
「ね、ニヤニヤして投げた? ニヤニヤして投げた?」と聞いたら、彼はちょっと考えて、
「うーん、きりっとした顔で投げた」
 やっぱり、すべてがセオリー通りにはいかないようです。

 そうこうしているうちに、この「ニヤニヤ生きる方式」が、自分の基本的な「生きる姿勢」みたいなものに染みこんできたことに気づきました。
 mplの型紙に手を入れよう、と決断したのも、その延長なのです。うまくいえないんですけど、その作業をしたとき、「迷い」がなかったの。そして、自分が納得できるときは、「正解を出したとき」じゃなくて、この「迷い」が感じられなくなったときなんだ、ってことがわかりました。

 さらに、この「ニヤニヤ生きる方式」は、私の生活に、ついに大きな変革をもたらし始めました。
 それは、長編小説を書き出した、ということなのです。
(この稿さらに続く)
 

+GS式music+
oops!...I did it again/Britney Spears


2002年03月21日(木) 恋をするならワンルーム(by爆風スランプ)

 昨日の夕方、連れ合いから「かぜでそうたい」のメールが入ってきました。
 今年の風邪は、どうも、フルコースで全部の症状が出るみたいですね。電話してみると熱がある模様で、声もぐったりしちゃってる。うちのかれは、ふだんはわりと飄々としている方なんですが、「さくらもちたべたい」などと甘えたメールが入ってくるぐらいひどかったらしく、差し入れ物資もって向こうのアパートに行きました。

 ウンウン唸っている連れ合いには悪いんですが、私としては、カレがカゼひいて、しかも早退なんてことしてくれたのは、ちょっと嬉しかった。なぜなら、最近、かなり仕事がハードで、スケジュールも不規則で、その不規則さに私まで振り回される結果になっていたからです。
 「土曜日に行く」ということになっていたのに、突如土曜日は出勤になってしまい、そのまま徹夜。なんてことが多いんですよ。こちらとしては、「いつかなあいつかなあ」と思いながら、時間が過ぎていく。私は、ひとりでいるのはそんなに嫌いではありませんが、うららかに晴れた日曜の昼間、いつのまにかテレビで『アッコにおまかせ』が始まってしまうというのは、あまり気分のいいものではありません。

 翌朝、カレの家にて、「そうだ、このままお墓参りに行っちゃえ」と考えつく。祖母は今年はもうお墓参りどころじゃないので、名代で行って来てといわれていて、本当は24日に行く予定だったのです。
 でも、彼のアパートからそのお寺までは、すごく近い距離なんですね。こりゃいいや、行ってしまえ、ってんで、花を4つも抱えてお寺に行きました。
 そして、帰りに、お寺のそばにある、「くずもち」が有名な「船橋屋」というお店で、おみやげにくずもちを買いました。
 これが、病人食として大当たり。病人じゃない私にも大当たり。おいしかったー。
 祖父母に連れられて食べに行った子どもの頃は、「もっと蜜が多けりゃいいのに〜」と密かに思っていたのですが、おとなになってみるとまあ、餅の方のもちもち感がうまいのなんの。ふたりで夕方までにぺろぺろとたいらげました。
 デパ地下なんかでときどき見かける「銘菓」なんですが、そのわりには、2〜3人分入って650円と、お値段もお手頃です。

 彼の住居は、軽量鉄骨の1kです。そして、彼は、性格的に、ぜーんぜん、インテリアに凝る方ではなく、要するに、「単身男の素っ気ないアパート」という感じです。そんな彼の家に行くと、ミョーに若返った気がするというか、人生やり直している気になって楽しいです。胃が悪いというので、ツボ押してあげちゃったりなんかして、しっぽりとすごしました。

+GS式買物手帖+
無印良品/カーペット用コロコロクリーナー




2002年03月19日(火) 石ともがかわいく化けた話

 works更新しました、なんて話は、今日はどうでもいいんです(オイオイ)。今日ですね、前からずっと行きたい行きたいと思っていたところに行ってきまして。それもすごい楽しいところでして。

 それは、「王様のブランチ」の姫様のコーナーで紹介されていた、15分でメイキャップをしてくれるお店なんです。ケサランパサランがやってるやつ。以前は青山にしかなかったんですけど、日比谷にできたのを知っていたので、ぜひ一度行ってみたいものだと、機会を狙っていました。
 お化粧って、自分がうまいのか、ヘタなのか、自分で判断できます? 「自分ももっとキレイになれるかもしれない!」って思ったり、「いや、もともとの素材を考えると、これが限界なのでは?」って思ったり、することありません?

 なーんて、お化粧の話を書いてきましたが、実は、私、仕事で出かけるときは、まず9割方、メイクしないのです。完全に「すっぴん」。銀座だろうが青山だろうが。
 それは、メイク道具はそれなりに持っているのに、全然使いこなせていないからなんですね。たまにすると、「したわりにちっともかわいくならないなあ」と思ってウツになるの。だったら、いっぺんプロにちゃんとやってもらった方が、コツもわかるし、一度試してみて気に入ったらここぞというときは今後も頼んじゃった方がいいかなと思ったんですよね。

 で、ですね。うまいんですよ。かわいくなったんですよ。すごい気に入っちゃった。若いメークさんなのに。薄暗くなった日比谷を、ひとりでニコニコ歩いてしまいました。神様、許してください(笑)。
 しかし、最近、お金の使い方に人生観の変化が出ているなあ、と我ながら思うんですけど。実はこの話、先日から続きが止まっている「ニヤニヤ生きる」って話とつながっていく話なので、もうちょっと待っていてくださいね。

+GS式買物手帖+
ユニクロ/ジーンズ、クラシックフィット
無印良品/段ボール箱スピーカ
同/アルミフレキシブルライト(ベッドの読書灯用)


2002年03月18日(月) たぶん明日更新します

 シャツの写真、できているのにファイルが作れない。
 こんなこと、初めてだなあ。なーんかこまこまこまこま忙しい。週末は映画評論のクラスに出てたし。あ、そのわりに今日、ラ・ドログリー行っちゃったし。
 今週は夜も忙しいので、ここで終わりにします。世界フィギュア見るんで。


2002年03月15日(金) 今週は原稿が書けなくてキツかったです。

 アディクションと家族と映画、更新しました。
 今週は、原稿にかかりきりになってしまったおかげで映画を1本も見られなかった。すごく気になる映画の試写があったのに、忘れてしまった。
 今、大好きなデヴィッド・フィンチャー監督の『ゲーム』を見ているんだけど、明日の課題に備えて『サイダーハウス・ルール』も途中で止まっている。

 見終わって、余裕があったら、昨日の続きを書きます。


2002年03月14日(木) 笑って走る

(昨日からの続き)
 昨日の「スガシカオばなし」を聞く数日前、NHKの『課外授業・ようこそ先輩』で、メジャーリーガーの長谷川滋利投手の回を見ました。
 そのなかで、長谷川選手が子どもたちと一緒に実験をしていたことは、

・50mを、「怒った顔」をして、全力疾走する。
・そのあと、同じ距離を「笑った顔」をして、全力疾走する。

 すると、ほとんどの子どもが、「怒った顔」をしたときより、「笑った顔」をして走ったときの方が、いい結果が出たのです。
 彼がいうことには、「笑った顔をすると、体全体の筋肉がゆるみ、リラックスした状態になる。だから、いい結果が出るんです」
(この項続く)


2002年03月13日(水) ニヤニヤ生きる

 我が家で、スピッツの草野マサムネ氏は「スケベ」と呼ばれていますが、スガシカオ氏は、「ヘンタイ」と呼ばれています。

 で、その「ヘンタイ」ことスガシカオ氏は、「音楽をやっていきたい」と決めた後、27歳で会社をやめ、無職で曲を作りながら、それでも、その間、すごい自信をもっていたらしい、ってことを、最近、カレが話してくれました。
「『このオレの才能を、音楽業界がほっとくわけないじゃん!』って信じて疑いもしなかったらしいよ。
だから、お金がなくて、困窮してたときも、白いゴハンにふりかけ代わりの胃薬かけて食べながら、『そのうち、ステーキ食べられるんだからさー』って、ニヤニヤしてたんだって」
「そ、それだよ!」
 それを聞いた、私は、つい声を大にしてしまったのであります。
「私がさー、いつまでたっても小説家デビューできない理由って、それかもしれない。だって、私、『この私の才能を、文学界がほっとくわけないじゃん』なんて、今まで一度たりとも思ったことないもん」
(この項続く)


2002年03月09日(土) **家**

 原稿はまだ書き上がっていないのですが、納得いくものが思い浮かばないので、いったんうっちゃって、家の中のことをごちゃごちゃやってました。
 で、ここ数日の買い物手帖なんですが……

+GS式買物手帖+
無印良品/洋服かけラック2本
同/ブリ材長方形バスケット
同/ラグの下に敷くすべりどめマット



 これで、やっと家の中が片づけやすくなってきました。
 このマンション、住んで早や6年目になるんですが、今までつくづく住みにくかったんですよ。今まで、生活スタイルだの住む人数だのがあまりにコロコロ変わったんで(ついでに住む相手まで)、収納の場所とか量が全然決まらなかったんですね。
 それがだいぶ落ち着いてきたんで、衣類用引き出しの位置を動かして使いやすくしたり、あと、結婚前にやっていた最大のゼイタクな収納方法を再び復活させました。
 それは何かというと――、洗面所内に作った棚に 買ってきたバスケットをセットして、洗濯し終わった下着をそこにしまえるようにしたんです。これ、生活動線的に考えると、ものすごーくラクなんですよ。でも、住む人数が多いとだんだん難しくなっていくんですね。

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 さらに、先日お払い箱にした古いパジャマなんかを使って、生理用布ナプキンを4枚縫いました。アップしようかなと思ったけど、とりあえずやめておきます。もとがパジャマだから、結構かわいいんだけどね。綿ヴィエラ(ネルのうすいやつ)だから、肌触り良さそうで、使うの楽しみ。
 ちなみに、このパジャマ、 西武が広岡監督だった時代の優勝記念セールで買ったやつです。洗いざらしの感覚が気持いいなあ、って、もう一回、もう一回とずるずる着続けていたら、いつのまにか今になっていた……年数計算して、驚いたよ、サスガに。


2002年03月08日(金) 心・苦悩

 先日のミスのおかげですべてがズレズレになり、テンパっていたここ数日。
 今日は「日本アカデミー賞」見ながら原稿うなりまくり。

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 もうお気づきの方も多いと思いますが、この日記の下の方には「投票ボタン」を設置してあります。
 今までこういうランキングみたいなものに参加するのはちょ〜苦手だったので、やったことなかったのですが、今回、思い切って取り付けてみました。
 そして、早くもいつも投票してくださっている方がいるみたいで、ありがとうございます。
 で、この「エンピツ」には、「日常生活」とか「衣食住」とか、「趣味」とか、いろいろなジャンルがあって、そのジャンル別にランキングが集計されるようになっています。そのなかでもこの「活動記録」は、迷わず「心・苦悩」のジャンルにしました。
 だって、ねえ、いつも苦悩してるっていったら、この私に決まってるじゃありませんか。もう、こんなピッタリのはない、と思って、即決定。というより、このジャンルの存在を知ったからこそ、登録を決めたといってもいい(笑)。
 ……え? そのわりに今まで、あまり苦悩した日記がない? それはねえ、苦悩日記書き始めたら、毎日どんどん深みにはまっていきそうでコワイの(笑)。でも、そのうち、スゴイの書いていきそうな気もするので、そのときは「そういうものだ」と思って受け止めてやってください。
 


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