2003年03月10日(月)
宇部に帰る日、東京は大雨だった。 平日の朝だったので通勤ラッシュにぶつかった上 電車の床は雨で濡れていて旅行用バックが置けず 浜松町まで小一時間ずっと持ったままになった。 あげくに飛行機に乗り込んでからどういうわけか なかなか離陸せずこれも雨のせいなのかと思いつつ小一時間待った。 なんだかやたらに疲れて目を閉じていて、気づいたら雲海の上だった。 瞬間、雪景色を見た。 眼下に、夢のような、しろいしろい、一面の雪。 どこまでも続いている雪の平原。 そしてその遠い空との境界線にうっすらと淡い細いひかり。 水平線とか地平線とかいうけれども、これはいったいなんなのだろう? 真っ青な空と真っ白な雲の境目の微かなひかりは、 無神論者でも祈りたくなるだろう、そんなひかり。
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むかし、怪奇大作戦、というのがありました。 飛行機が雲の上に不時着してそこで怪物に会うのです。
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雲海の彼方を敬虔な気持ちでみながら、思い出したのは怪物のこと。 どちらを記しても、わたしはひとり(笑) どちらかひとつだけを書き出せば、それがわたしになる。
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一日のうちに雨が降り晴天になりあられが落ち晴天になり大雨になり、といった具合で過ごした宇部を発ち、羽田で夕食を取ろうとしたら、この日は丁度夕食時に着いてしまって、ガレリアは混み混み。 しかたなく浜松町まで出て迎えに来てくれたダンナと夕食を。 初めて入った「東京ブギ」は、これがまた昭和30年代のコンセプトらしく、レトロな内装になかなかなお料理。 お値段もリーズナブルでとてもお薦めです! ダンナが頼んだのが「ハイカラオムライス」 とろっとろのオムレツでくるんだ本格オムライスとあるとおり、ほんとうにとろっとろです。おいしいです。味見させていいただきましたです、ハイ。 わたしが頼んだのは「カニご飯アメリケーヌ」 ずわいがにの身がたっぷり入った伊勢エビの殻入りアメリケーヌソースをごはんにかけていただきます。 ……うまいっす……。 アメリケーヌがフランス料理の定番のソースと知ったのは今日のこと。 そのときはアメリカ系のなにかかと思っておりました。 人生、奥が深い…(のか?)・笑
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