ちょいと必要があって探していたのは「近況報告」のほうだった。
けれどもだいたいにおいて、これを探すときは先に「御手洗潔の志」のほうを開いてしまうことになる。
この不思議な確率。
そして今日、意外なことに気が付いた。
もしかしてわたしはこれ、読んでなかったんじゃないかしら???(笑)
それともきれいさっぱり忘れたのか。
とにかく、P331(講談社文庫)のあたりからを読んで、あれ、彼は医師としてという基本姿勢は初めからもっていたのかしら、石岡君を会ったときも、と不思議に思ったのだった。
どう考えても、綱島の時代の彼は、なにかに挫折していたように思えたのだけれど。
それは、やはりわたしが、ホレ、島田御大の思うところの日本人だから、彼の姿勢を読みとれなかっただけなのか。
まあ、そんなわけで、ひさしぶりに、妙な感想を持ったよ。
でも、コピー本は単なるエロだ。
すまん、御大。