以下、毒吐き。
最近のとても多い問い合わせ方。
客からTELがあって係に替わる時に最初に言われるのが最近はこの言葉。
「XXのようなもの……」
問題はふたつ。
〜のようなものってのはね、たくさんあるんだよな。
「XXはありますか」
と、はっきり言えない人がすごく増えました。
気持ちは解る。とにかくはっきりものを言わなくなった。
はっきりいうとなんとなく自分が不利になりそうだから。
でもさ、自分の欲しいものくらいはっきり言おうよ。
探しているのは自分で、欲しいのは自分だろう。
なにが欲しいかわかってないんかい!
判ってるだろう!
〜のようなもの、だと、まずナニに使うか、どんなものか、ナニがしたいのか、いちいち全員に訊かなくちゃならんわけだよな。
そりゃ、仕事だからにっこり笑って訊きますよ。
でも、なんか情けないんだよな……こんなんばっかりだと。
前は
「はかりありますか」
「なににつかうためのはかりでしょう」
「あ、XXXXXです」
くらいでいけましたが。
つまり、キッチンのはかりとか体重計とか計測器のはかりとか封筒を計るはかりとか場所が分かれるからでしたが。
「はかりのようなもの……」
「ようなものというと、なににお使いになりますか」
同じですがこのあとはもっと優柔不断です。
「ものをはかる…」
「どんなものを計りますか」
「重くないもの…」
「たとえばキッチンで使うものとか」
「いや…」
「なにを計りますか、たとえば薬とか」
「いや…なんでも」
いいかげんにしろ、このやろう!
まだまだ続きますよ。
すんません、うちの交換台、着台ひとりです(笑)
ということで、他の電話には出られません、あしからず。
でも、今ほんとこんな感じなんですよ。
どんな商品でもこんなの多いですよ。
ほんとにはっきり言わないんですよ。
そしてふたつめの問題。
語尾がありません。
「……」なので、このあとどうして欲しいのか言いません。
まあ、だいたいは「ありますか」ということなんでしょうが、「係に繋いでください」とも言わないし、「調べてください」とも言わない。
だからなんなんだよ!
という人多し。
夏休みには急増です、このタイプ。
そしてじーちゃんばーちゃんおばちゃんは、たとえばはかりにたどり着くまでに「孫が帰ってきて…」のように大変遠いところから始めることが多いです。
電話というコミュニケーションはもはや日常に埋もれているので、そこにマナーはありません。
あの、黒電話のころは、かしこまっていたよね……(笑)
交換台が有紐のころも、かしこまっていたよね……(笑)
そして。
交換手の言葉も決まっていました。
ごめん、そういや今はそんなものどこにもないわ……(大笑)