縁あって「ワイルドワンズ40周年記念コンサート」に行ってきました。武道館。ホール頭上には日の丸。三階上までいっぱい。チケットはソールドアウトだという話でしたが、ほんとうに、すごいいっぱいいっぱいで。
こんな集客力があったのか、というオドロキで始まりました。
メンバー/加瀬邦彦・鳥塚しげき・植田芳暁・島英二
ゲスト/沢田研二・加山雄三
一般100人ギタリスト(その中に北原照久さんもいたり)
平均年齢60歳という彼らのコンサートはある意味爆笑で始まりました。
最初ソロで歌った後、鳥塚さんが「歌詞間違えちゃって〜」とか言うと、加瀬さんが「そんなの当然だよ(当然ですか!?・笑)ボクなんか違う曲のリードやってたし」。
………えええええ!
って、もちろん全然わかんないんですけど(笑)
知らない曲だし。
そして、「みなさんボランティアのようなキモチで聴いていただければ」とトークを(笑)
いや、もちろんプロでしたよ。みなさん。
だいたいの構成は、最初が一応ずっと出しているらしいCDの曲?
それからみんなで歌いましょうのコーナー。
それからまた最近の曲?
メンバーが一旦ステージを下りている間に女性がひとり(誰?)「桜」を手話付きで歌って。
そしてゲスト沢田さんのコーナー。
それから60年代の曲。
一度終わってカーテンコールのあと挨拶。
そして会場内から加山さん登場。
そのあと100人ギタリスト登場。
それから最後の挨拶。
そんなカンジだったでしょうか。
6時半くらいから9時半くらいまででした。
それにしても。
最初の爆笑トークの続きに、植田さんの「ここはいつも若い人がやるときにはオールスタンディングでノリノリで客席も沸くようですが、シニアはシニアなりの楽しみ方でけっこうです。みんなで歌ったり、手拍子したり、けっして、立ち上がったりしなくてけっこうですよ。血圧上がっても大変ですし、」云々かんぬん(笑)
そういうまったりした始まり方で、ほんとーにみんなで30分くらいも歌って、なごやかーで、そしてゲスト沢田さん登場。
…………。
!!!。
いや、なにかと言いますと。
あんなにまったりとしていた会場が一変!
出たとたんにザザザ〜〜〜っと波打つように会場総立ち。
へ! だって、さっき、立たないでもって言ってたじゃん!
さっきまでまったりしてたじゃん!
なーんてことは、全然どこへやら、このすごいカリスマ的な存在感はなんでしょう! ジュリーはなんにも言わないのに、みんなさああああああっと立ち上がって、それも久しく聞いたことのない、これぞ「黄色い悲鳴」ってやつですね、これが会場全体に。
あっけにとられるほど、すごいですよ………
この変わり様はぜひ見ていただくしかない。(DVDで・笑)
「君だけに愛を」の時には、指された先が悲鳴に。
すっげーーー!
なんかこの渦にほんっともうどきどきしました!
やっぱ、ジュリーすげー。
あとで加山さんが出てきて「こんなに人が来てくれて、コンサート成功して、ほんと良かった、ジュリーだけのおかげ」とか言ってたけど(笑)
あのですね、正直な話、この集客力はもしかして……とかとかとか(^-^;)
加山さんがワイルドワンズの名付け親なんですってね。
69歳…? でしたか、いや、ほんと若い……すごい。
歌うまい…!!
このコンサート。
たぶん、いろいろな芸能系TVでやったかと思うのですが(スポーツ紙とかにも出ていたそうですがどっちも見ていない)、ワイルドワンズは結成当初からいつか武道館でコンサートをやりたいと思っていたそうです。その昔ビートルズがここでやって、それでいつかこの武道館でコンサートを、そう思っていたそうです。
そうして40年後。
「多くの人たちに背中を押して貰って」
平均年齢60歳になって、武道館でコンサート。
夢をずっと追っていたら、叶えることができた、と。
だからみなさん、と。
夢は掴めますよ、と。
シニアに言っているのですが。
なぜ、ここで、このシニアという言葉を使っているかというと、加瀬さんがそう言っているからなんですが。
60代でもまだまだ、と。
客席のみなさんも、一緒に、これからのシニアを楽しみましょう、と。
まったり。
若いころというのは、ひとつ年上でも、すごく年上に思えるものだけれども、もはやシニア一緒くた(笑)
どうなんでしょうね。いま、団塊の世代がどうの、と言われてますが。
彼らはいつまでも突っ走る。
日本のすごい底力を見るような気がします。
まだまだ。
まだまだ!(笑)
わたしなんて、わかいわかい!(大笑)
そうして閉じられるひとつのコンサート。
テーマは。
夢は
願うものではなくて
掴むもの。
by 加瀬邦彦
そういうコンサートでした。
あげたよ! Fちゃん!
(読み返してません、書きっぱなし!すみませんおかしくてもスルーで!)