謎は解いてもいけないし



先日のつづき

2018年05月25日(金)



さて、考えるに、これはもともと5月4日にちょっと書いている話のつづきになるんだね。
あとで読み直して気がついたのだった。

なにせ毎日早くすぎてしまうようになって、文章に起こさなければどんどんと忘れてしまうのに、その文章を書く、ということがけっこう大変なのだった。
1日が考えるまもなく終わってしまうのだ、信じられないことに;

ということで、結局その4日の補足にいきなりなるんだけど

あの日、わたしと一緒に数学の探偵本を探してくださっていたのはなんとあのジュンク堂の店長さんだったんだよね(^^;)
たまたまエレベーターに貼ってあった写真を見ていて、女性なんだーと思っていたところに、私服でいろいろ本を探してくださった方が白髪で、あれ? どこかで見たような……? と後で気がついて、「先ほどお写真をどこかで見たような」と言ってみたら「おはずかしい、なにかしら本が売れればと思って初めてみました」とおっしゃって、なんと写真よりもとっても素敵な店長さんでした。
この日、ほんとにジュンクで感動したんだけど
そのあとの住まいの本が欲しくて行った階の若いバイトちゃんの接客も凄く良くて、タイトルと作者は分かっていたので検索してもらったんだけど、その本自体はPCに載っていなかったらしく、「あいにく本は無いようですが、同じような本でよろしければ、わたくし、心覚えがございます」と言って、そのあたりの棚まで案内してくれたのだわ。
トシからすると大学生のバイトさんかなあ、と思うのだけれども、このトシで「心覚えが」とおっしゃったことにちょっとびっくり。
心当たり、ではないんだよね、心覚え、なんだよね。

そんなこんなで、いまさらだけど、あの日ちょっと感動した接客のあれこれでした。




つれづれ

2018年05月21日(月)



ある日のできごとつれづれ。
テロ的に長いかも(笑)

わたしは若い頃、ヘッセ・シュトルム・ゴールズワージー・おおまかにまとめた主にスペースオペラのSF・森茉莉・中村真一郎・福永武彦が好きだった。
まあ、もろもろに他にも好きな作家さんはいたけれども、おおまかにはこんなところだった。そのころの秋田書店の編集さんに「あなたの好きな作家は誰か」と聞かれ「福永武彦」と答えると「あなたも女性だったんだね」と言われたことがあって、今考えるとそれは突っ込みどころ満載なお言葉なんだけれども、その当時弱冠(?)20歳の私は、そういうものなのか、と思ったのだった。(それでも今でもこれを覚えているということは、けっこう、その当時から首をひねった言葉だったのだろうなあ)

さてある日のわたしは、ここ最近なかった、「なにか本が読みたい病」にかかって、休日の午後を本屋でだらだらすごす贅沢日を作ろう、と思い立つ。
これはほんとにここ最近なかったことで、なんとほぼ5年くらいは、本を読みたいと思ったことがなかった状態だった。
もちろんHOWTO本は読んでいたけれども、いわゆる小説、というものをほぼ読んでいなかった。
なんとなく、よその世界に自分を置く、ということができない気分が長らく続いていた。
それがほんとにひょんな拍子というのか、突然、「小説が読みたい」と思うことになった。

そもそもの発端は、雑誌を探しに職場近くの本屋に寄ったことだった。
なんとなく店内を見ているとなにやら面白いコーナーがあった。
「あるかしら文庫」
………なんじゃそりゃ。
……本を手に取る。
シリーズと言うわけではなく、いろんな人の本を、面白い部門分けをして、総じてこの「あるかしら文庫」というものにしたらしい。
ポプラ社。
その本たちをなんとなく見ていて、その中にひとつ、行間や字間書体級数がなんとなくものすごく好きな感じ、と思える一冊があった。
「活版印刷三日月堂」
書いている人はぜんぜん知らない人だった。

ほしおさなえ。

まああたりはずれはあるよねーと思いつつ
買った。

オムニバス。読みやすいかもしれない。短い時間でも休憩時間や通勤時間でも読めそう。いいかげん、いつもスマホばっかり文字読みしているのもつまらない。ここ最近、なんとなく情報を追いかけることがばかばかしい。なんだか意味がない。人の揚げ足取りばっかりの世界。わたし個人が情報ばっかり知ってていったいなんの価値があるんだろう、などなどスマホに疲れていたので、活字の文字読みもいいかもしれない、とかなんとか、まあそんなような中途半端な状態で久しぶりに小説を読んだ。


……ひとことでいえば、いいものに出会った。

ここ最近ないような、なんだろう、誰かに似ているんだけど、誰にも似ていない、村山由佳でもないし、有川浩でもないけれども、そんなような、どちらかというと、そんなタイプのような、ちょっとどこか、たとえば青く晴れた日の丘の上の遠くの樹々や森の中の木陰、音もなく流れる透き通った小川、そんなふうななにか、いろいろ静かで透明ななにか、遠いどこかを風が流れていくような、そんななにかを感じる小説だった。

この人は他になにか書いてないのかな。

そう思って、わたしはある日、おおきな本屋で時間を持って、好きな本を探してみる、という贅沢な計画を立てた。



……つづく



今日は町内会の集金の日

2018年05月12日(土)




……意外。
まさかの1日で集金終わり。
いやー、ほんとはデンジャラスだったけど、ついてた!
だいたいは何日かかかるのに、今日はタイミング良く、みんな捕まった〜。
らっきー!

しばらく歩かなかった十条銀座の枝道を歩く。
えええー、モトおでんやさんの前の電気やさんがない!
とか
えええー、ここのそば屋さん、火事だったらしいけど、今日から解体!
とか
いろいろびっくりすることに出会う。
チョコを売っているところがランチもやっていたり。
フレンチのお店が閉店したから、そういう意味では増えるのはありがたい。
そんなこんなで、ほんのちょこっと歩くだけで、いろいろ出会う。
なんか、どんどんと変わっているんだねえ………


さて、ここ最近、ちょっと好きな本に出会う。
活版印刷三日月堂。ほしおさなえ。ポプラ社。

なんか行間といい字間といい級数といい内容といい
ちょっと好き。




ジュンクに行ったことと井上堯之さんが亡くなったこととかいろいろ

2018年05月04日(金)


つい先日、月にぴったり寄り添っていた木星が
いまはかなり離れている。
でもかなり輝いている。
一番星。


今日の朝、井上堯之さんが亡くなったことをYahoo!ニュースで知った。
知っている芸能人がどんどんと鬼籍に入る年代。
oldguysrock ……言い得て妙。

それに想を得て、当選すれば冬コミに御手洗で出ようかと画策中。
「OLD GUYS MEMORIES」
御手洗70歳。


ジュリーも70歳。

そんなことを考えている今日この頃。
丸正インキのテンプレートを久しぶりにダウンロードしようと思う。
テキストは秀丸にコピ済み。
コミックもふたつ用意済み。
あと年表もいるな。
直子さんにイラスト使っていいか聞かなくちゃだな。

でも、それもこれも、冬コミに受からないとね。

今日、ひさしぶりに時間にとらわれずに本屋に行こう、と決めて
G・DEFENDも買いたかったからジュンク堂へ。
だらだら見ようと思ったけど
欲しい本はもとからあって、
「本当に必要なものしかもたない暮らし」
とか
「あるかしら文庫」の「お任せ! 数学屋さん」とか
「春を抱いていた」の新刊があれば とか
そんなふうな買いたい本をメインにだらだら見ようと思って
4F・3F・2F・B1Fとかをふらついた。

あのね。
いやいやいや。
どこの階もすっごくすっごく接客が良かったよ!

そもそもこの数学屋さんは、タイトルも作家も覚えていなくて
覚えているのは「あるかしら文庫」の中の本を買ったときに
その後ろの本のご紹介にあっただけで
覚えていたのは、算数、学生、小学生かも? 推理っぽい、くらいだったのに
探してくださった方は「あるかしら文庫はポプラ社ですね。ポプラ社のあたりを見てみましょう」と言ってそのあたりに連れて行ってくれて、すっごいアバウトな記憶をたよりにそのあるかしら文庫のいろいろなタイトルを探してくれた。
で、結局、これ、何処に行っても無かったのは、そもそもあるかしら文庫じゃなかったってことが判明した(^^;)
あるかしら文庫の後ろに載ってはいたけど、別のくくりの文庫だった(^^;)
でも、そこまで探してくれた。
そして見つけたのであった。
驚いたことに、わたしがいま一番、文字の級数とか字間とか行間とかが一番気に入っている、このあいだ初めてかった「あるかしら文庫」の本で活版印刷やさんのお話の本が、シリーズにして三巻まで出ていた!

.。ooO(゜ペ/)/ひゃ

そりゃそうよね、あれ、面白かった。
ちょっと有川浩的。
やっぱり、そういう本は売れるのね。

で、どうしたかというと、その「活版印刷三日月堂」の続きを買って
数学屋さんは買わなかった。
ゴメンナサイ;
なんとなれば、一度、この三日月堂の書体で読むと、なかなか他の書体が読みにくいのだった。
そしてちょっと思っていた内容と違っていた。

ということで、このあと2FもB1Fも寄るのだけど、そこもほんとにみなさん、ちゃんと分からなくても一緒に探してくれて……

今回のジュンク、ほんとにポイントUP!

まだ来ようという気になる。

まだまだ書きたいことはあるけど、いったん、ここでおしまい。







いろいろ微妙に考えること

2018年04月24日(火)



まず、今日はほぼ20年ぶりに
ヘバーデンを薬で治すという整形に行ってみた。
いあい整形外科。
大森にあって、ちょっと行きにくいところでタクシーで行ったら
タクシーさんが迷った(笑)
徒歩10分と書いてあったけど、タクシーで10分以上かかった。
途中でメーターを落としてくれたけど(^^;)

いいことはあった。
なんとここは暗闇坂のあるところだった。
タクシーさんが近道と行ったところは最初は合っていて、そこに暗闇坂があった。ここかあ!
やった(笑)
ただで見られて良かった(笑)
御手洗、わたしはここに行ったよー、みたいな。

さて、最近、本が読めるようになった。
時間的な問題ではなくて、なんか読む気になれなかったんだよね、なんとなくずっとここ最近。
ここ最近というのはもう5年くらいかなあ。
でも、最近また、読めるようになった。

そうすると、なにかの扉が開いたのか、なんとなく、頭の中に創作のスペースができたらしい。
なにかふとした時に、ストーリーを作れたりもする。
そして前に書いた同人本を自分で読み直して、そのテーマがまったく、自分のなかで消えてないことに気づいた。

まだまだ描くことはできるな。

そんなふうなことを感じるようになった、今日この頃。

まあ、それはね、このエンピツのおかげでもあるんだよね。

ちょっと捜し物をしていて、ここをあちこち読んでいたら、いろんなSSも出てきて、ここに書いてたんだなあ、としみじみ読んだ。

読んだら、自分なりに面白かった(笑)

まだまだ自分で創作を消化してないこともわかった。

あと1年半。
お仕事が終わったら、また、戻ろうと思う。

ということで、ここに記録。


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sachi [MAIL]