毒茄子
レガお君



 何かと目立つ日

今日は蓮池方面へ。

ゲレンデに出たらスキー学校の嵐。
ゼッケンつけた子達がうようよいる。
という事で強烈なリフト待ち。
それでもゆうべちょっと雪が降ったから
頑張って滑りたいと空いてる上級コースへ。

で、一発目で転んで左足をひねる。
痛くてしばらく動けず。
コース真中だし魚が下で待ってるから
何とか起き上がって滑り出す。
バックはかかとで普通に踏めるけど
フロントはつま先に荷重かけた瞬間激痛。
で、転ぶ。もう一回チャレンジしたけどダメで
横滑りで下りる。

もっと辛かったのはリフト。
痛いほうの左足でボードをぶら下げるから
冷や汗レベルに痛い。
一の瀬から東館山経由で移動するのに
直滑降かバックしか使えずこけまくる。
魚は不審に思ったらしく
「今日はやたらコケるなぁ」とか言う。
足が痛いと言ったけど
痛いのレベルは伝わるわけなく。

何とか移動が終わったら休憩しようと
心に決めてついて行ってついたのはブナ平。
しばらくこの辺で自由行動と言う事で
解散したら私はボード外してひとり
喫茶店に逃げ込むべくゲレンデを歩く。
・・・歩いたほうが痛い。

たどり着いてブーツ脱ぐのに一苦労。
痛すぎる。で、裸足になったら
足首がプックリ腫れてる。呆然。
何となくは思ってたけど
これでは今日も明日も滑れない。
たぶん15日の岐阜ツアーも行けない。
28日のバスツアーも怪しい。
というか、宿に帰るのも一苦労。

悲しいのと痛いのとで涙が出て来る。
休憩室の窓際でひとり裸足で泣く。
メル友からメールが来てて
今の状況を説明したら
すぐに「大丈夫か?俺がなでてあげようか?」
って返信が来て
普段なら「けっ」と思うようなメールに
琴線をバシバシに刺激されてしまった。

いつまでも泣いててもしょうがないので
パトロールに連絡して迎えを待ってたら
別働隊の魚から電話。
状況を報告しながらまた泣き出す。
ひーひー泣いてしまって話しにならず。
私が連れて行かれる予定の救護室に
来てくれる事になった。

お迎えにきたのはおじいちゃん。
ブーツを履けと言うけど痛くて履けない。
履かないとスノーモービルには乗れないので
休憩所の人と迎えのじいちゃんと私と
3人がかりでブーツに足を押し込む。
痛すぎて声は出るし、また泣く。

で、何とか乗ったスノーモービルは
サイレンとパトランプで目立ちまくる。
しかも日曜のブナ平。
へたくそがいっぱいゲレンデの周りに坐って
ぶざまな私を見送ってる。カッコ悪すぎ。

救護室でまた恐怖のブーツ脱ぎ。
大騒ぎしてたら魚が来た。
医者とは名乗らず一緒に足を診てる。
腫れてるなぁってびっくりしてた。
結局骨折はないだろうけど
帰ったらちゃんと写真撮るようにいわれて
シップ1枚と固定に包帯巻いておしまい。
4000円也。ビックリして一瞬痛みを忘れる。
締めくくりにまたブーツ履き。
「履けません」って開き直ってたけど
固定になるからと説得され
「いぃ〜たぁ〜いぃ〜」と叫びながら
涙ボロボロこぼしてブーツを履く。

救護室から出るのに歩くのも不自由で
見かねた魚がおんぶしてやると言いだした。
びっくりしたけど嬉しい。
おんぶされてみんながいる休憩所まで行く。
昼時の休憩所でおんぶの2人はまたまた目立つ。
結局お昼ごはんの配膳とか
細かい事を全部やって迎えの車も手配してくれた。
普段甘えがいのない魚だけに新鮮。

イザとなると頼りになる。惚れ直す。

2003年01月12日(日)



 観察

志賀高原はいい天気。

初日は一の瀬、焼額方面で遊ぶ。
思ったより人が少なくておまけに快晴。
かなり気分よく飛ばし放題。
志賀はニセコと違ってリフトが早い。
リフト待ちを一番恐れてた私にとっては
結構嬉しい誤算だった。

一番楽しみだったのは焼額。
オリンピックのスラロームコースは
すごく気持ちよかった。
魚はショートスキーだったけど
一緒に遊んでくれた。

魚は雪山写真を撮るといって
お気に入りの一眼レフのカメラを
背負って恐る恐る滑ってる。
焼額からちょうど周りの山がきれいに見える。
おまけにコース途中にちゃんと
「撮影ポイント」なるものがあって
そこをはしごしてまわる。

一緒に行ってる人達は
確かに皆さんレベル高め。
結構いいペースで移動できるから
あちこち足を伸ばせそう。
が、お酒も結構飲む人達で
昼にビール飲み出してからは
とたんにペースが鈍る。

魚は飲み過ぎたのか回りが良かったのか
気分悪いレベルに達してしまったらしく
やたらトイレへ行く。
ゲレンデで吐かないだけましだけど
なんだかかわいそうだった。
自業自得といえばそれまで。
ゲレンデの真中でお好み焼きは見たくない。

昼からは休憩の回数が増えて
みんなでまったりお茶・・・のつもりが
やっぱり飲んでる人達。
魚と魚の先輩たちのやり取りを観察。
友達といる時とあんまり変わらず
全然ものおじせずに喋る魚。
まわりもそれを許してると言う事は
それなりに認められてると言う事なんやろうか?
普段と違う状況の魚を見るのは楽しい。

私は年齢は魚と一緒だけど
臨床キャリアは先輩たちと一緒。
先輩たちがこの先の事とかを
魚に色々アドバイスをしてるのを聞いて
結構同じこと考えてるなぁと思ったのは
なかなか面白かった。
それに答えて魚がしゃべる内容も
魚が何考えててどうしたいのか
大まかでもつかめて面白かった。
普段なかなかそういう話しないし。

昨日からの寝不足がたまってて
今日はもうぐったり。
だれも宴会しようとも言わない。
という事で20時就寝。

みんな年だから無理は利かない。

2003年01月11日(土)
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