毒茄子
レガお君



 やなやつ

肌荒れがしつこい。

昼ご飯買いに階段へ。魚に会う。
調子どう?って言うから
来週滑りに行こうかと計画中と答える。
「えー大丈夫かぁ?
大人しくしといたほうがええんちゃうの?」
カチンと来たから
「前と全然言う事ちゃうやん。
はよギブス切ろ切ろってうるさかったのに」
って言ってやったら一瞬言葉に詰まって
「うー、ボードはやめとき。
スキーの練習したら?」とおっしゃる。
いちいち真に受けるのはやめよう。

こないだタケと三宮で遊んでる時に
魚とニアミスして魚がそのとき
私に気づいてたのかは不明。
魚は何も言ってこないけど
気づいてたところで
多分知らない振りをすると思う。
私も敢えてニアミスを
匂わせるような事は言わない。
何だか探りあいの気分。

夕方仕事が終わってから古巣へ。
詰所の本棚の所で本を物色してたら
同期が現われる。
私は本棚に向かっていたので
同期は私だと気づかず。
さらにその後、魚登場。
あまりにあっさりと私だと気づいて
「おう、どないしたん」と声がかかる。
その声で同期が私がいると気づく。
目ざといところもあるのね。
と、またニアミスの事を思い出す。

明日は2ヶ月ぶりの深夜入り。
最近詰所はバタバタしてて残業続きだし
貴重な仮眠を削ってまで
タケと電話する気はないので
今日のうちに電話をしておく。
タケはもうすぐバイトが始まるのに
自分の休みを私に合わせたいらしく
私の勤務シフトを聞いてくる。

もともと三月は予定が多い上に
休みを全部タケと過ごすつもりは毛頭ない。
途中までしかシフトが出てないと
適当な事を言っておく。
「3日が休みやけどそこは予定あり。
その次は8日やけどそこでイカナゴを炊く。」
本当は次も休みだけどそれは黙っておく。
要は、会えないという事。

ちょっと不満げなタケ。
わかった、適当に休み入れるわ〜って。
イカナゴを炊くのに時間がかかるのかと
しつこく聞いてくる。
本当にイカナゴを炊く日は
朝から買い物に行って昼間に炊いて
夕方までに発送するから一日仕事。
元々タケとあんまり会いたくないという
後ろめたさがあるぶん
何か尋ねられても疑われてるような気分。

オープン戦を見に行くのに
待ち合わせ時間を決める。
もともと私が仕事終わったらすぐに出かけて
いい場所をとって
球場で昼寝をする予定だった。
でも、当日は天気が悪そうだし
深夜は忙しそうだし私が昼寝しようとしても
じっとしていられないタケが
ちょっかいかけてこない保証はない。

ただでさえうっとおしいモードのタケに
深夜明けの昼寝を邪魔されたら
絶対ケンカになる。
だから待ち合わせを遅らせる。
野球終わったらすぐ帰るのかと聞かれて
あっさりそうだと答える。
タケは私の様子が変だとは思ってるみたいで
「最近機嫌悪いなぁ。
俺、怒られてばっかや」という。
「じっと坐ってる人に噛み付いたりはしないよ」
と答えたら「それが難しいねんなぁ」と。
自分でもわかってるやん。

というか、私が挙げ足取ってるだけ。

2003年02月27日(木)



 デニスカ調査員

単発のお休み。

事故の示談が全然進展しないので
うちの保険会社が事故状況の調査を
調査専門の会社外注した。
で、その調査会社の人と会って
事故の現地で状況説明をする。

相手も含めた関係者勢揃いかと
一矢報いるべくテンションを上げた所で
実際は私の言い分を説明するだけとわかる。
電話で話した調査員は
物静かな中年の女の人というイメージ。
「これぞキャリアウーマン!」
という感じの人が来るのかなとか
勝手に想像を膨らませていた。

何を着て行くか迷う。
あんまり普通の格好で行くのも躊躇われる。
キメキメもヘンだけどジーンズもまずい。
あんまり可愛くして子供に見られても困る。
結局はコーデュロイのパンツ。

で、現われた調査員の人は
どこにもいそうなおばさんで
今から幼稚園のお迎えに行きそうな
デニムのスカートにブルゾンという格好。
イプサムに乗って登場。
で、かっこよく名刺を下さる。

調査会社用のフォームがあって
それに沿って質問項目を埋めていく。
事故の状況に加えて
そこはよく訪れる場所なのかとか
背景も結構聞かれて新鮮だった。
前に担当してたケースも少し話してくれて
失礼ながら見かけ以上に
頼れそうな感じもしてくる。
調査専門って、警察OBか何かやろうか
世の中にはいろんな職業がある。

ひととおり状況の説明をして
調査員さんは現場の道幅とかを
測ってから帰りますと言われて
私に「お買い物されますか?」と
何だか笑える質問をしてくれた。
もう、そのまま何も買わずに帰る。

帰って、久し振りにボードにワックス。
3月3日に友達と滑りに行く予定だから
ベースからやり直し。本当なら
もう使い果たしてそうなワックスも
しっかり塊で残ってる。

今日は久し振りに時間があるから
こないだ買った林檎様の新譜を
歌詞カードと照らし合わせてじっくり拝聴。
今回は歌詞が口語調なので
するっと聞いただけでは
全然歌詞が入ってこないんだけど
歌詞カード見ながらだと
いちいち意味や雰囲気を噛み砕ける。

聴けば聴くほど解ってくる感じ。
今までとはがらっと変わった作風に
一瞬驚いたけど
本当は昔も今も
林檎様の言ってる事は変わってない。
一回目に聴いた時に
第1印象だけで「いいな」と思った曲と
何度か聴いて歌詞もちゃんと把握した
今の時点で「いいな」という曲が違う。
もっと聴けばもっと何か出るかも。

スルメ。

2003年02月26日(水)
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